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メリバ系
たったひとつ決められたもの
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「どうせ誰も理解してくれない」
ずっとそう思っていた。
だから、こんなふうに分かりあえる相手がいると分かったときは本当に嬉しかったんだ。
『じゃあさ、ここの駅のコインロッカーの中見てよ』
その言葉に従うと、細かい粒子のようになっている白い粉が入っていた。
『これ、何?』
『安らかな眠りをくれる薬』
チャット相手の本心なんて知らない。
だが、今手にしているものが心から望んだものだということは理解した。
『使い方は?』
『普通に飲めばいい』
『ありがとう』
痛くも苦しくもなく眠るように逝ける薬…なんて素晴らしいんだ。
昔から秀でたものもなく健康な体すらなかった俺には、生き方さえ決められなかった。
だからせめて、終わらせ方くらいは決めたかった。
「……おやすみ」
人々から心の余裕が消え、誰もが自分以外を考えられなくなった世界で、俺みたいな存在は大変生きづらい。
もらった薬を飲みながら静かに涙を流す。
苦痛からの解放…たったこれだけを望んできたから。
ずっとそう思っていた。
だから、こんなふうに分かりあえる相手がいると分かったときは本当に嬉しかったんだ。
『じゃあさ、ここの駅のコインロッカーの中見てよ』
その言葉に従うと、細かい粒子のようになっている白い粉が入っていた。
『これ、何?』
『安らかな眠りをくれる薬』
チャット相手の本心なんて知らない。
だが、今手にしているものが心から望んだものだということは理解した。
『使い方は?』
『普通に飲めばいい』
『ありがとう』
痛くも苦しくもなく眠るように逝ける薬…なんて素晴らしいんだ。
昔から秀でたものもなく健康な体すらなかった俺には、生き方さえ決められなかった。
だからせめて、終わらせ方くらいは決めたかった。
「……おやすみ」
人々から心の余裕が消え、誰もが自分以外を考えられなくなった世界で、俺みたいな存在は大変生きづらい。
もらった薬を飲みながら静かに涙を流す。
苦痛からの解放…たったこれだけを望んできたから。
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