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覚めた夢*side川野絵莉*
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派遣社員の川野絵莉を印象を言い表わすと【真面目】という言葉がピッタリと当てはまる。仕事は無駄口をたたかず、淡々とこなす。
総務部での仕事内容はデータの作成や整理が主で、他にはコピーや資料の片付けの雑用などもしている。契約期間は半年間。
艶のあるストレートの黒髪だけは唯一褒められるが、職場では飾りの無い黒いゴムで結ばれている。
化粧は最低限のマナーとして施され、素顔とあまり差異はない。清潔感はあるが全体的に垢抜けてないというか…地味だ。
私生活も飲み会はおろか、食事に行くような恋人や仲の良い友人もいなかった。
学生時代からも含めて恋愛経験はない。
週末は近所の図書館で過ごすことが多い。
子供のころから図書館は身近なもので、絵莉にとって本さえあれば良かったー。
読み始めると夢中になって何も気にならなくなるから。
両親が亡くなった中学三年生の時や、祖母が亡くなった時も本の存在に助けて貰った。
そんな絵莉に彼氏が出来た。
王子様みたいな人。
それが彼の第一印象だった。
派遣先の会社での彼は企画部のエース。
端正な顔立ちで長身な体に仕事まで出来るとなれば、社内での人気はもちろん高く、フロアも部署も違うのに1日に数回は名前を耳にする程で、本人を見る前に先に名前を覚えてしまった。
その成瀬瑛一という男性は接点も無く遠い存在で、地味な私とは決して交わることもない人だとーーーそう思っていたのに。
初めて会話したのはいつも通う図書館だった。
偶然にも同じ路線で、その後も頻繁に図書館で会ううちに会話が増え、図書館内だが一緒に過ごす時間が増えていった。
王子様のように素敵で優しくて。
カッコいいだけじゃなくて可愛い一面も持ち合わせていて、想像していた以上に魅力的な人。
彼のことを好きになるのは時間の問題だった。
この想いを彼に告げる気はなくて、ただ、ただ今の関係が少しでも長く続く事を願っていた。
だけど、その彼は私なんかを好きだと言ってくれて、私と付き合えるのが嬉しいとーー泣いてくれた。
家族が居なくなってから、空っぽだった私の心を優しく暖かく埋めてくれる。
「いつも髪を結んでいるから、解いた姿を見たかったんだ。やっぱり綺麗だね。」
そんな本に出てくるような甘い台詞を私が言われるなんて思ってもみなかった。
なんでこんな素敵な人が私の側に居てくれるの?
今でも現実の事なのか信じられない。
瑛一さんは会うたびに私のことを「可愛い、好きだ」と気持ちを伝えてくれる。私が不安を感じない様にと気を使ってくれているのだと思う。
本当に夢を見てるだけかもしれない……。
瑛一さんが非の打ち所がない素敵な男性なのも、自分が地味でつまらない女なのも理解している。
いつこの素敵な夢から覚めてしまうのかと甘い言葉を言われるたびに、優しいキスをしてもらうたびに、毎週のように彼の家で抱かれるたびに不安になるのだ。そして願う。
どうか夢でもいいから
覚めないで欲しいーーと。
入力済みのデータをミスが無いか確認し終えて、定時である17時に身の回りの片付けをして、会社を後にする。
そういえば今日は好きな作家の新刊が出るんだったと思い出し、会社近くのカフェも併設された本屋に寄り道をする。
人気作家という事もあり、お目当ての本は派手なポップと共に一番目立つ場所に平積みされていた。
週末までに読み終えて、面白かったら瑛一さんにもオススメしよう。そう思うだけで、自然と顔が緩む。
購入した本を鞄に入れ、カフェを横切る時にふと斜め先のソファに座る女性が目についた。
美人としかいいようのない女性は決して知り合いではないのに、何処かで会った気がするのは気のせいかな…ううん、あんな美人一度でも会えば忘れるわけない、でも…
もうすぐでソファを横切る瞬間、その彼女が席を立ち、絵莉と同じく店の出口へと歩き、外へ出た途端にスマホに向かって話し出した。
「瑛一、あんた今どこに住んでるのよ?ヒルズ行ったら住んでる気配はないし、家具や荷物はそのままなのに何故か本棚の中身だけははごっそりないし……。」
瑛一
その名前に思わず足を止めてしまうけど、女性は後ろを向いている為か気づかない。
そうだ……瑛一さんに似ているんだ。
「はぁ?何が何処に住もうが俺の勝手だろ。よ!何の用かって?いい年した弟が仕事ばっかで浮いた話もないから母さん達が心配してお見合いをセッティングしたのに、あんたが素気無く帰ったからでしょ。あの後相手側に断るの大変だったのよ。何?結婚する気は無い?しばらくヒルズにも実家にも帰らないからって?ちょ、待ちな…もう!相変わらずなんだから。」
通話を一方的に切られたのか、会話からして瑛一さんのお姉さんらしい女性はため息をつきながら、私とは逆方向へと歩いて行った。
ヒルズーーー
お見合いーーー
結婚する気はないーーー
私の知らない瑛一さんの情報が次々に舞い込んできて、頭の中はパニックをおこす。
紛れも無い瑛一さんの口から出てくるのだから、疑いようの無い真実なんだろう。
私は一体、何に一番傷ついてる?
やっぱりヒルズに住んでいたこと?
それともその事について嘘をつかれた事?
お見合いをした事?
……瑛一さんが結婚する気はない事?
多分、この言葉に一番傷ついてる。
別に結婚願望があるわけではないし、そもそもそんな夢みたいな事を想像した事もない。
ただ、結婚する気はないということは、瑛一さんの未来に私と過ごすプランはなくて。
それはいつかくる別れが決まっているとの事だ。
馬鹿な私。
理解してるふりしてたくせに、実際に別れを意識した途端に傷つくなんて。
いつも与えられるのを受け取るだけで、何も瑛一さんに返せてないのに…
覚めない夢なんてないのに…
現実は甘くないって知ってるはずなのに…
幸せすぎて。
彼と過ごす時間がとても幸せすぎたからー。
もう、これ以上彼の側にいられない。
一緒にいる時間が長くなれば、その分だけ離れた時に辛くなる。今ならまだ…大丈夫。
きっと辛いけど、悲しいけど、これ以上傷つく事はない。
また1人に戻るだけ。
幸せな夢が覚める時がきただけ。
大丈夫、私には本がある、だから大丈夫。
私は今週末、瑛一さんを家に招待するメールを送った。
総務部での仕事内容はデータの作成や整理が主で、他にはコピーや資料の片付けの雑用などもしている。契約期間は半年間。
艶のあるストレートの黒髪だけは唯一褒められるが、職場では飾りの無い黒いゴムで結ばれている。
化粧は最低限のマナーとして施され、素顔とあまり差異はない。清潔感はあるが全体的に垢抜けてないというか…地味だ。
私生活も飲み会はおろか、食事に行くような恋人や仲の良い友人もいなかった。
学生時代からも含めて恋愛経験はない。
週末は近所の図書館で過ごすことが多い。
子供のころから図書館は身近なもので、絵莉にとって本さえあれば良かったー。
読み始めると夢中になって何も気にならなくなるから。
両親が亡くなった中学三年生の時や、祖母が亡くなった時も本の存在に助けて貰った。
そんな絵莉に彼氏が出来た。
王子様みたいな人。
それが彼の第一印象だった。
派遣先の会社での彼は企画部のエース。
端正な顔立ちで長身な体に仕事まで出来るとなれば、社内での人気はもちろん高く、フロアも部署も違うのに1日に数回は名前を耳にする程で、本人を見る前に先に名前を覚えてしまった。
その成瀬瑛一という男性は接点も無く遠い存在で、地味な私とは決して交わることもない人だとーーーそう思っていたのに。
初めて会話したのはいつも通う図書館だった。
偶然にも同じ路線で、その後も頻繁に図書館で会ううちに会話が増え、図書館内だが一緒に過ごす時間が増えていった。
王子様のように素敵で優しくて。
カッコいいだけじゃなくて可愛い一面も持ち合わせていて、想像していた以上に魅力的な人。
彼のことを好きになるのは時間の問題だった。
この想いを彼に告げる気はなくて、ただ、ただ今の関係が少しでも長く続く事を願っていた。
だけど、その彼は私なんかを好きだと言ってくれて、私と付き合えるのが嬉しいとーー泣いてくれた。
家族が居なくなってから、空っぽだった私の心を優しく暖かく埋めてくれる。
「いつも髪を結んでいるから、解いた姿を見たかったんだ。やっぱり綺麗だね。」
そんな本に出てくるような甘い台詞を私が言われるなんて思ってもみなかった。
なんでこんな素敵な人が私の側に居てくれるの?
今でも現実の事なのか信じられない。
瑛一さんは会うたびに私のことを「可愛い、好きだ」と気持ちを伝えてくれる。私が不安を感じない様にと気を使ってくれているのだと思う。
本当に夢を見てるだけかもしれない……。
瑛一さんが非の打ち所がない素敵な男性なのも、自分が地味でつまらない女なのも理解している。
いつこの素敵な夢から覚めてしまうのかと甘い言葉を言われるたびに、優しいキスをしてもらうたびに、毎週のように彼の家で抱かれるたびに不安になるのだ。そして願う。
どうか夢でもいいから
覚めないで欲しいーーと。
入力済みのデータをミスが無いか確認し終えて、定時である17時に身の回りの片付けをして、会社を後にする。
そういえば今日は好きな作家の新刊が出るんだったと思い出し、会社近くのカフェも併設された本屋に寄り道をする。
人気作家という事もあり、お目当ての本は派手なポップと共に一番目立つ場所に平積みされていた。
週末までに読み終えて、面白かったら瑛一さんにもオススメしよう。そう思うだけで、自然と顔が緩む。
購入した本を鞄に入れ、カフェを横切る時にふと斜め先のソファに座る女性が目についた。
美人としかいいようのない女性は決して知り合いではないのに、何処かで会った気がするのは気のせいかな…ううん、あんな美人一度でも会えば忘れるわけない、でも…
もうすぐでソファを横切る瞬間、その彼女が席を立ち、絵莉と同じく店の出口へと歩き、外へ出た途端にスマホに向かって話し出した。
「瑛一、あんた今どこに住んでるのよ?ヒルズ行ったら住んでる気配はないし、家具や荷物はそのままなのに何故か本棚の中身だけははごっそりないし……。」
瑛一
その名前に思わず足を止めてしまうけど、女性は後ろを向いている為か気づかない。
そうだ……瑛一さんに似ているんだ。
「はぁ?何が何処に住もうが俺の勝手だろ。よ!何の用かって?いい年した弟が仕事ばっかで浮いた話もないから母さん達が心配してお見合いをセッティングしたのに、あんたが素気無く帰ったからでしょ。あの後相手側に断るの大変だったのよ。何?結婚する気は無い?しばらくヒルズにも実家にも帰らないからって?ちょ、待ちな…もう!相変わらずなんだから。」
通話を一方的に切られたのか、会話からして瑛一さんのお姉さんらしい女性はため息をつきながら、私とは逆方向へと歩いて行った。
ヒルズーーー
お見合いーーー
結婚する気はないーーー
私の知らない瑛一さんの情報が次々に舞い込んできて、頭の中はパニックをおこす。
紛れも無い瑛一さんの口から出てくるのだから、疑いようの無い真実なんだろう。
私は一体、何に一番傷ついてる?
やっぱりヒルズに住んでいたこと?
それともその事について嘘をつかれた事?
お見合いをした事?
……瑛一さんが結婚する気はない事?
多分、この言葉に一番傷ついてる。
別に結婚願望があるわけではないし、そもそもそんな夢みたいな事を想像した事もない。
ただ、結婚する気はないということは、瑛一さんの未来に私と過ごすプランはなくて。
それはいつかくる別れが決まっているとの事だ。
馬鹿な私。
理解してるふりしてたくせに、実際に別れを意識した途端に傷つくなんて。
いつも与えられるのを受け取るだけで、何も瑛一さんに返せてないのに…
覚めない夢なんてないのに…
現実は甘くないって知ってるはずなのに…
幸せすぎて。
彼と過ごす時間がとても幸せすぎたからー。
もう、これ以上彼の側にいられない。
一緒にいる時間が長くなれば、その分だけ離れた時に辛くなる。今ならまだ…大丈夫。
きっと辛いけど、悲しいけど、これ以上傷つく事はない。
また1人に戻るだけ。
幸せな夢が覚める時がきただけ。
大丈夫、私には本がある、だから大丈夫。
私は今週末、瑛一さんを家に招待するメールを送った。
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