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43.満ちる、そして(下)
しおりを挟む「あぁんっ……!」
彼の指が中を強く擦るのと同時に、摘まんだ先も指で弾いたり擦ったりと弄られて、堪らない快感にアリシアの頭の中がぐちゃぐちゃに掻き混ぜられた。
「あ! い……イィっ」
気持ち良くて、呼吸も小刻みに乱れて、何も考えられなくて、夢中で腰を振った。
「イク……っイクぅ! イク……うぅ!」
意識が飛びそうな快感が襲い掛かると、ビクリと腰が大きく跳ねて、脚がガクガク震えた。
ギルバートの指を咥えたままビクビクと痙攣するそこが、まだ快感に喘いでアリシアの口から漏れる甘い声が止まらなくて、目に溜まった涙が零れた。
その姿を眺めながら、抜いた指に絡みつく蜜を舐めてから、今にも破裂しそうな欲望を取り出したギルバートは、アリシアの脚を持ち上げて広げると、蜜を吐き出して止まらないそこに押し当てた。
「ひあ……!」
指で解されたはずのそこが、きつく閉じているのではないかと勘違いしてしまうくらい、抉じ開けて入ってくる感覚がアリシアを襲った。
蜜を絡めながら、押し込まれる。指よりも太くて硬い――欲しくて堪らなかった、彼の欲望。
「あ……あぁっ」
絶頂してから休む暇もなく与えられる快感に、視界にチカチカと火花が散っていた。
「……くぅっ」
押し込んだ欲望を咥えるアリシアの中が、思っていたよりも締め付けてきてギルバートは苦しみに藻掻いていた。痛みではなくて、気持ち良すぎて。
アリシアの体を抱く度に、想像した。この中を自分の欲望で突いたなら、どれだけの快感に襲われるのだろうかと。指に伝わる感触を残したまま、一人で想像して、慰めた。
けれど、想像はあくまでも想像だったと思い知らされている。
欲望を咥えると、絡みついてくる感覚が舌で舐められているようで、吸い付いてくる感覚がしゃぶられているようで――この快感に理性を保てる者などこの世にいるのだろうかと、僅かな理性で考えを巡らせながら、奥まで入りたくて少しずつアリシアの中を解していた。
「あっ……あ……! あぁ……!」
小刻みにゆっくりと擦って、奥まで迫る彼の欲望が、アリシアの理性を奪おうとしていた。
いや、だめと襲い掛かる快感に抗いたい気持ちと、もっと、早く、と快感に溺れたい欲がアリシアの頭をおかしくしようとしていた。
「うぅ……っ」
ギルバートの声が漏れるとアリシアの欲を煽って、彼の息遣いが淫らで、それを聞いているだけで脳が蕩けそうだった。
「お、く……きて」
喘ぎながら無意識に強請った。それがギルバートの僅かに残った理性を取り払ってしまうとも知らずに。
ギルバートが腰を引いて、半分ほど咥えさせていた欲望を引かせると「やぁ……っ」と離れるのを拒んだアリシアが鳴いた。だけどギルバートは、頼まれても抜いてあげる気なんてなかった。
引いた腰をアリシアに向けて振ると、欲望が一気に押し込まれた。
「あぁぁ――っ!」
「――っ!」
アリシアは、頭の先まで貫かれたような感覚に襲われて、ギルバートは強く締め付けられる感覚に襲われると、欲望が刺激されて、今にも吐き出しそうにビクビクと痙攣した。
奥歯を噛み締めて耐えると、熱くなった息を吐いて、腰を動かした。
「やあ……っ動か、ない、で……ぇ」
アリシアに嫌だと言われると、理性がなくとも従ってしまう。
動かないでといいながら、アリシアの中はぎゅうぎゅうと締め付けて咥えたそれを刺激してくれるから、ギルバートは我慢するための息を吐いてアリシアの様子を見た。
アリシアは、交差させた腕で自分の顔を覆い隠して、口元だけギルバートに見せた。
「おかしく、なっちゃう……」
濡れた唇から、そんな甘い言葉が吐かれて、ギルバートは堪らずにアリシアの顔を隠す腕を掴んで、アリシアの頭の上で拘束した。
「……だめだよ。おかしくなる顔、見せてくれないと……」
言いながら、腰を振って突くと、アリシアの目に涙が浮かんだ。
「ふあ……! や……あっ」
もうずっと、アリシアの頭には霞がかかっていて、刺激する電気が止まらなくて体が勝手に悦んで反応するから、自分ではないような感覚に襲われて頭の中がぐちゃぐちゃだった。
嫌だと言いながら、淫らに腰を振って、彼の欲望を咥えてしゃぶった。
奥を突かれる刺激がアリシアの思考を奪って、快楽に飲まれる。
「あ! あぁん……! いっ……気持ち……いぃっ」
いやいやと首を振って喘いでいたアリシアが、菫色の瞳を涙で濡らしながら、今度は悦びを口に出した。
二人から溢れ出る蜜が混ざり合う音と、肉がぶつかる音に、アリシアの鳴き声が合わさると、ギルバートの思考を奪っていった。
自分の下で揺れるアリシアの姿が妖艶で、甘い香りが鼻をくすぐるから、口の中で唾液が溢れてギルバートの唇を濡らした。
それを飲み込む余裕がないまま歯を食いしばると、漏れ出た唾液が顎に伝った。
「ああ……! い、く……イクぅ!」
ギルバートの腰が小刻みに激しく動くと、鳴き声が一層激しくなったアリシアが絶頂を伝えた。
ギルバートも吐き出したい衝動に我慢が出来なくなっていて、追い打ちを掛けるようにアリシアを突いた。
「シ、ア……!」
「アァッギ、ル……ギルぅ……!」
「う……っくうぅ!」
ビクビクと痙攣する腰をアリシアに押し付けて、奥に吐き出した。
シーツを握りしめる手に血管を浮かせて、肩が震える。
アリシアは、飛びそうな意識の中で、腹の中に温かいものが広がる感覚に体が悦んでビクビクと痙攣して、甘い声を漏らしていた。
吐き出されたものを味わうように締め付けてくる感覚にまた刺激されて、ギルバートの口からも吐息と共に声が漏れた。
ギルバートは、まだ快感で体を震わせるアリシアの唇を濡らす唾液を舐め取ってから、そのまま彼女の舌を舐めた。その行為を受け入れたアリシアも、彼の舌を舐めて、互いに果てた快楽に酔いしれたまま舌を絡ませた。
繋がったままの下半身も余韻が治まらなくて、ギルバートが腰を振り出すと、また襲い掛かる快感にアリシアが悶えた。
「んふぅ……! んんっ……」
唇を重ねながら、ギルバートは吐き出したものを掻き混ぜながらアリシアの奥を突いて刺激した。一度だけでは、物足りなかった。
「まっ……あ! やぁ……あっ、ひあぁ!」
ギルバートは満足するまで突いた。アリシアの頭を撫でながら、言い訳をするように「愛してる」と甘い言葉を囁いて、止められない欲情の許しを乞うた。
そうやって、アリシアの腹を満たした欲望を掻き出してから、また吐いて満たすと、やっと体を離してくれた。
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