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第1章 いざないの風
3 抵抗
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エフィミアは息をのんで目を見開くと、わずかに体を引いた。
「……ここで、ですか」
「本来なら女性兵に調べさせるところだが、今日は連れていない。しかし事態は急を要する」
淡々とした物言いが、彼の言うことが冗談でないことを物語っている。体の芯が冷えるのを、エフィミアは感じた。
彼の後ろへと、エフィミアは視線を向けた。そこに控える者たちの中に、確かに女性の姿はない。つまり、今ここにいる女性はエフィミアひとりなのだ。
エフィミアの口から反射的に出たのは、拒絶だった。
「いやです」
エフィミアはさらに体を引いた。彼の眉がぴくりと動く。
「これは命令だ」
軍人が一歩距離をつめ、エフィミアは二歩下がった。
「いやです。いくら軍の方の命令でも聞けません」
男の眉間のしわが、いっそう深くなった。
「こんなやりとりをしている猶予はない。全部とは言わない、上だけ脱げばことたりる」
「……いやです」
彼の表情からは、彼の考えをまったく読めなかった。少なくとも色めいた気配は感じられず、下心があるようには見えない。だからといって、はいと素直に従えることではなかった。
軍人がさらに距離を詰めてきたため、エフィミアはきびすを返してこの場から逃げ出そうとした。だが、すばやく反応した彼が腕をつかんだ。
「いや、放してっ」
エフィミアは咄嗟にあらがったが、男性の力にかなおうはずもなく、振り切ることはできなかった。
「放して、放してったら」
「聞け」
男は苛立ったように強く言い、エフィミアをつかむ手に力を込めた。
エフィミアは彼を鋭く睨みつけた。
「聞けないって言ったはずよ」
「いいから黙って聞け。ことは深刻だ、すぐに確かめなくてはならない。調べてなにもなければいいが、あった場合には君のこれからに関わる」
エフィミアは瞳を怒らせた。
「なにがあるっていうのよ。あたし十八よ。説明もなしにそんなこと聞けるわけないじゃない。命令するなら、そういうことちゃんとくわしく言ってからにして」
「今この場で、詳細を知らされているのはわたしだけだ。ここで説明することはできない。素直に従えばできるだけの配慮はしよう」
「交渉決裂ね」
エフィミアは短く言って、つかまれていない方の手で彼の手を引きはがそうとした。日が傾き始めている。さっさとこの場を去らなければ。
ところが、なんとか逃れようとするエフィミアのもう一方の腕も、彼は逃がさないとばかりにつかんだ。
「ちょっと、放してってば」
エフィミアはもがいたが、彼の眉間のしわが増えただけだった。
「聞き分けのない」
彼は不機嫌な低音で言うと、間近で向かい合う形になったエフィミアをい睨むように目を細めた。
「わたしとて、こんなことはしたくはない。だからといって、君をこのまま帰らせたら、わたしも君もおもしろくない目にあうことになる」
エフィミアはなおもがいた。
「そんなの知らないわよ。なんでもいいから放して」
髪を振り乱してひたすら暴れるエフィミアに、彼は苛立ちをつのらせ表情をいっそう険しいものにした。
突然、エフィミアの足が男の足にすくい上げられた。短く悲鳴をあげて均整を失ったエフィミアの体を彼はそのまま組み伏せ、即座に後ろに向かって鋭く呼ばわった。
「ウィル」
彼らの中では年若い方らしい男が、気後れしていたところから慌てて返事をした。
「はい」
ウィルと呼ばれた男は小走りに、地面でもみ合う二人のもとまできた。指揮官はエフィミアを組み伏せたまま、部下に素早く命じた。
「彼女を押さえていろ」
「しかし」
「早くしろ」
「はい」
ウィルは上官の手からさっとエフィミアの腕をさらうと、確かな手つきで彼女の両腕を固めた。
エフィミアは叫んで抵抗したが、たくみに押さえつけられた腕はまったく動かず、むやみに足をばたつかせればスカートがめくり上がってしまう。年ごろの乙女としては、緊急事態とはいえ複数の男性の前でスカートの中をさらすことなど、できようはずもない。
脇に膝をついた男の鈍色の瞳を見上げる。やはり感情の読めないその色に、エフィミアは怯えた。
手袋をはずした男の手が、エフィミアの喉元へと伸ばされた。
助けを求めるように辺りに視線を走らせたが、まわりにいる兵たちは誰ひとりとして動くようすもなく、声をあげるようすもなかった。
それは、エフィミアを押さえている者もしかりだった。軍人としての教育が彼らの中で根強いのか、はたまた臆病なだけなのか。とにかく、エフィミアは彼らがうらめしく思えた。
襟元の釦が、ひとつはずされた。
「いや……」
エフィミアは声をあげたが、釦をはずす手にためらいはない。
「やめて。いや、いやだったら」
いくらエフィミアがいやがっても、彼が動じるようすはなかった。腕をおさえている男はというと、しっかりとエフィミアを押さえながらも、見まいとするように顔をそむけている。
襟が開かれ、質素な下着に包まれた膨らみがあらわされた。するりと音をたてて紐が解かれ、膨らみを覆う布に男の指がかけられる。その様を幾対もの目に見られている羞恥に、エフィミアは目元が熱くなった。身をよじってなけなしの抵抗を試みるも、ゆるんだ下着はたやすく引き下ろされる。
本来ならば決して日にさらされることのない白い双丘が震えるようにまろび出て、自重で柔くつぶれた。枯れ葉の香りを含んだ秋風が素肌を舐め、その冷たさに背筋が凍える。ぷくりと膨れた乳輪のある頂の中心は寒さで縮こまるように硬く凝り、つんと立ち上がって薔薇色を濃くした。
初めての屈辱に声帯が強張ってもはや声さえ出ず、エフィミアはきつく目をつむった。
引き下ろした下着にそえられた、男の指がかすかに肌に触れている。次に起こりえることに備えて、エフィミアは耐えるようにじっと身を凍らせるしかできなかった。
どれだけの時間そうしていたか。ふとエフィミアは、男にまるで動きがないことに気づいた。不審に思って恐る恐る目を開き、下着に手をかけている男へ視線を向ける。
彼の鈍色の目がこれ以上ないほどに見開かれ、乙女のあらわな胸元に釘づけられていた。その眼差しにあるのは欲でも熱でもなく、瞳が揺らぐほどの強い動揺だった。
「……この痣は、元々あったものか?」
恐々と声を発した男の唇は、青ざめてさえいた。
「痣?」
覚えのないエフィミアはわずかに首を起こして、白日に照らされる自身の胸元を見た。そして、彼と同じように目を瞠った。
双丘の谷間の、ちょうど真ん中辺り。親指と人差し指でつくった輪ほどの大きさの痣が、赤く浮かび上がっていた。
それは一見、三日月のような形をしていた。しかし、細くとがった両端のうち片方が、釣り針の返しのようになっている。エフィミアにはそれが、ひどく簡略化された竜のように見えた。根拠はない。単純に、つい先ごろまで竜の話をしていたからかもしれない。
「あたし知らない、こんな痣……」
男の若く端正な顔が強張った。
「つまり、元からあったものではないんだな」
「だからそう言ってるじゃない。それがなんだっていうのよ」
彼はエフィミアの顔を見て今度は全身を強張らせたが、すぐにふっと息を吐いて脱力した。エフィミアの下着から手を放し、手袋をはめ直しながら立ち上がる。彼は苦々しげに細めた目でエフィミアを見下ろすと、冷静に、それでもどこか気が進まなそうに言った。
「王宮へ連れていく」
「ちょっと待って」
エフィミアは慌てて声をあげた。
「まさかそれ、あたしのこと?」
「君のことだ」
彼はうるさいとでも言うように答えると、ゴーグルごと帽子を脱いで、銅色の髪を掻いた。
「竜を狩るだけでいいかと思っていたが面倒なことになった。わたしには君を連れていくほかに対処のしようがない」
あまりにも無責任な発言に、エフィミアの頭に一気に血がのぼった。辱めをうけているのはこちらであるのに、それを強いている側が不愉快そうな顔をしているのが余計に腹立たしかった。
「なによそれ、ふざけるのもいい加減にして。あなたたちは竜を探してたんでしょう? だったら、あたしにはなんの関わりもないわ。こんな痣がなんだって言うのよ。あたしが気づかないうちに、どこかにぶつけただけかもしれないじゃない。痣があるってだけで、王宮になんか連れてかれてたまるもんですか。こんな痣がある人なんて探せばいくらでもいるわよ」
エフィミアが早口にまくし立てると、帽子をかぶり直した男の眉間に再び深いしわが刻まれた。彼はこめかみをおさえながらため息を吐き出したあと、部下へと指示をだした。
「ウィル、その女を連れてこい」
「はい。さあ、立て」
ウィルはエフィミアの腕をつかんだまま彼女の正面にまわり、立たせるために腕を引っ張った。
「ちょっと、痛いったら」
エフィミアが抵抗するために声をあげた、そのときだった。
「軍の方々がこんなところで、なにをしているのかな」
「……ここで、ですか」
「本来なら女性兵に調べさせるところだが、今日は連れていない。しかし事態は急を要する」
淡々とした物言いが、彼の言うことが冗談でないことを物語っている。体の芯が冷えるのを、エフィミアは感じた。
彼の後ろへと、エフィミアは視線を向けた。そこに控える者たちの中に、確かに女性の姿はない。つまり、今ここにいる女性はエフィミアひとりなのだ。
エフィミアの口から反射的に出たのは、拒絶だった。
「いやです」
エフィミアはさらに体を引いた。彼の眉がぴくりと動く。
「これは命令だ」
軍人が一歩距離をつめ、エフィミアは二歩下がった。
「いやです。いくら軍の方の命令でも聞けません」
男の眉間のしわが、いっそう深くなった。
「こんなやりとりをしている猶予はない。全部とは言わない、上だけ脱げばことたりる」
「……いやです」
彼の表情からは、彼の考えをまったく読めなかった。少なくとも色めいた気配は感じられず、下心があるようには見えない。だからといって、はいと素直に従えることではなかった。
軍人がさらに距離を詰めてきたため、エフィミアはきびすを返してこの場から逃げ出そうとした。だが、すばやく反応した彼が腕をつかんだ。
「いや、放してっ」
エフィミアは咄嗟にあらがったが、男性の力にかなおうはずもなく、振り切ることはできなかった。
「放して、放してったら」
「聞け」
男は苛立ったように強く言い、エフィミアをつかむ手に力を込めた。
エフィミアは彼を鋭く睨みつけた。
「聞けないって言ったはずよ」
「いいから黙って聞け。ことは深刻だ、すぐに確かめなくてはならない。調べてなにもなければいいが、あった場合には君のこれからに関わる」
エフィミアは瞳を怒らせた。
「なにがあるっていうのよ。あたし十八よ。説明もなしにそんなこと聞けるわけないじゃない。命令するなら、そういうことちゃんとくわしく言ってからにして」
「今この場で、詳細を知らされているのはわたしだけだ。ここで説明することはできない。素直に従えばできるだけの配慮はしよう」
「交渉決裂ね」
エフィミアは短く言って、つかまれていない方の手で彼の手を引きはがそうとした。日が傾き始めている。さっさとこの場を去らなければ。
ところが、なんとか逃れようとするエフィミアのもう一方の腕も、彼は逃がさないとばかりにつかんだ。
「ちょっと、放してってば」
エフィミアはもがいたが、彼の眉間のしわが増えただけだった。
「聞き分けのない」
彼は不機嫌な低音で言うと、間近で向かい合う形になったエフィミアをい睨むように目を細めた。
「わたしとて、こんなことはしたくはない。だからといって、君をこのまま帰らせたら、わたしも君もおもしろくない目にあうことになる」
エフィミアはなおもがいた。
「そんなの知らないわよ。なんでもいいから放して」
髪を振り乱してひたすら暴れるエフィミアに、彼は苛立ちをつのらせ表情をいっそう険しいものにした。
突然、エフィミアの足が男の足にすくい上げられた。短く悲鳴をあげて均整を失ったエフィミアの体を彼はそのまま組み伏せ、即座に後ろに向かって鋭く呼ばわった。
「ウィル」
彼らの中では年若い方らしい男が、気後れしていたところから慌てて返事をした。
「はい」
ウィルと呼ばれた男は小走りに、地面でもみ合う二人のもとまできた。指揮官はエフィミアを組み伏せたまま、部下に素早く命じた。
「彼女を押さえていろ」
「しかし」
「早くしろ」
「はい」
ウィルは上官の手からさっとエフィミアの腕をさらうと、確かな手つきで彼女の両腕を固めた。
エフィミアは叫んで抵抗したが、たくみに押さえつけられた腕はまったく動かず、むやみに足をばたつかせればスカートがめくり上がってしまう。年ごろの乙女としては、緊急事態とはいえ複数の男性の前でスカートの中をさらすことなど、できようはずもない。
脇に膝をついた男の鈍色の瞳を見上げる。やはり感情の読めないその色に、エフィミアは怯えた。
手袋をはずした男の手が、エフィミアの喉元へと伸ばされた。
助けを求めるように辺りに視線を走らせたが、まわりにいる兵たちは誰ひとりとして動くようすもなく、声をあげるようすもなかった。
それは、エフィミアを押さえている者もしかりだった。軍人としての教育が彼らの中で根強いのか、はたまた臆病なだけなのか。とにかく、エフィミアは彼らがうらめしく思えた。
襟元の釦が、ひとつはずされた。
「いや……」
エフィミアは声をあげたが、釦をはずす手にためらいはない。
「やめて。いや、いやだったら」
いくらエフィミアがいやがっても、彼が動じるようすはなかった。腕をおさえている男はというと、しっかりとエフィミアを押さえながらも、見まいとするように顔をそむけている。
襟が開かれ、質素な下着に包まれた膨らみがあらわされた。するりと音をたてて紐が解かれ、膨らみを覆う布に男の指がかけられる。その様を幾対もの目に見られている羞恥に、エフィミアは目元が熱くなった。身をよじってなけなしの抵抗を試みるも、ゆるんだ下着はたやすく引き下ろされる。
本来ならば決して日にさらされることのない白い双丘が震えるようにまろび出て、自重で柔くつぶれた。枯れ葉の香りを含んだ秋風が素肌を舐め、その冷たさに背筋が凍える。ぷくりと膨れた乳輪のある頂の中心は寒さで縮こまるように硬く凝り、つんと立ち上がって薔薇色を濃くした。
初めての屈辱に声帯が強張ってもはや声さえ出ず、エフィミアはきつく目をつむった。
引き下ろした下着にそえられた、男の指がかすかに肌に触れている。次に起こりえることに備えて、エフィミアは耐えるようにじっと身を凍らせるしかできなかった。
どれだけの時間そうしていたか。ふとエフィミアは、男にまるで動きがないことに気づいた。不審に思って恐る恐る目を開き、下着に手をかけている男へ視線を向ける。
彼の鈍色の目がこれ以上ないほどに見開かれ、乙女のあらわな胸元に釘づけられていた。その眼差しにあるのは欲でも熱でもなく、瞳が揺らぐほどの強い動揺だった。
「……この痣は、元々あったものか?」
恐々と声を発した男の唇は、青ざめてさえいた。
「痣?」
覚えのないエフィミアはわずかに首を起こして、白日に照らされる自身の胸元を見た。そして、彼と同じように目を瞠った。
双丘の谷間の、ちょうど真ん中辺り。親指と人差し指でつくった輪ほどの大きさの痣が、赤く浮かび上がっていた。
それは一見、三日月のような形をしていた。しかし、細くとがった両端のうち片方が、釣り針の返しのようになっている。エフィミアにはそれが、ひどく簡略化された竜のように見えた。根拠はない。単純に、つい先ごろまで竜の話をしていたからかもしれない。
「あたし知らない、こんな痣……」
男の若く端正な顔が強張った。
「つまり、元からあったものではないんだな」
「だからそう言ってるじゃない。それがなんだっていうのよ」
彼はエフィミアの顔を見て今度は全身を強張らせたが、すぐにふっと息を吐いて脱力した。エフィミアの下着から手を放し、手袋をはめ直しながら立ち上がる。彼は苦々しげに細めた目でエフィミアを見下ろすと、冷静に、それでもどこか気が進まなそうに言った。
「王宮へ連れていく」
「ちょっと待って」
エフィミアは慌てて声をあげた。
「まさかそれ、あたしのこと?」
「君のことだ」
彼はうるさいとでも言うように答えると、ゴーグルごと帽子を脱いで、銅色の髪を掻いた。
「竜を狩るだけでいいかと思っていたが面倒なことになった。わたしには君を連れていくほかに対処のしようがない」
あまりにも無責任な発言に、エフィミアの頭に一気に血がのぼった。辱めをうけているのはこちらであるのに、それを強いている側が不愉快そうな顔をしているのが余計に腹立たしかった。
「なによそれ、ふざけるのもいい加減にして。あなたたちは竜を探してたんでしょう? だったら、あたしにはなんの関わりもないわ。こんな痣がなんだって言うのよ。あたしが気づかないうちに、どこかにぶつけただけかもしれないじゃない。痣があるってだけで、王宮になんか連れてかれてたまるもんですか。こんな痣がある人なんて探せばいくらでもいるわよ」
エフィミアが早口にまくし立てると、帽子をかぶり直した男の眉間に再び深いしわが刻まれた。彼はこめかみをおさえながらため息を吐き出したあと、部下へと指示をだした。
「ウィル、その女を連れてこい」
「はい。さあ、立て」
ウィルはエフィミアの腕をつかんだまま彼女の正面にまわり、立たせるために腕を引っ張った。
「ちょっと、痛いったら」
エフィミアが抵抗するために声をあげた、そのときだった。
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