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第2章 竜王の憂鬱
1 衰弱
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かすかな水の音を聞いた気がして、エフィミアはゆるゆると目蓋を開いた。
目に入ったのは、滑らかな灰褐色の天井だった。そこに橙色の光が濃淡の円を描き出し、ゆらめいている。瞳だけを動かして周囲を見れば、たたずむ影のように並ぶ調度が視界に入り、ここが灰色の壁に囲われた部屋であることが窺えた。
少しずつ意識がはっきりしてくるのに合わせて、ここはどこだろうという疑問が、エフィミアの中でゆるやかに浮かんだときだった。突如、視界が見知らぬ少女が顔で占領された。驚いたエフィミアの意識が一気に浮上する。
年齢は十を少し過ぎているだろうか。少女はエフィミアの顔の脇に両手をつき、大きな黄色い瞳でエフィミアの表情を覗き込んでいた。
エフィミアが呆然と見返していると、少女は深緑の前髪をゆらして、幼く不機嫌な声を出した。
「やーっと起きた。いつまで経っても起きないから、どっかにほっぽってきてやろうかと思ったわよ。ちょっとそのまま待っていて。今ナッちゃんに知らせてくるから」
少女は責めるような早口で言い、現れたときと同じ速さで視界から消えた。エフィミアが反応する間もなく、とことこという足音が離れていく。
扉を開閉する音でエフィミアはやっと我に返って、よく動かない体をゆっくりと起こした。たったそれだけの動きなのに、節々が痛み、思いのほか体力を使った。
体を起こして初めて、エフィミアは自分がベッドに寝かされていたことに気づいた。広いベッドに敷かれた寝具は肌触りのよい木綿で、綿が厚く詰められている。見れば、服までもが白い寝衣に着替えさせられていた。
部屋は広さのわりに、あまりものが置かれていなかった。今いるベッド、大き過ぎない箪笥、一組の椅子と卓、その上に置かれた燭台。床にはくすんだ赤の絨毯が敷かれている。
どれも高級感はあるが実用本位のものばかりで、装飾的なものは見当たらない。窓がなかったが、壁にいくつも並べられた灯が室内を十分に照らし、暗い印象は受けなかった。
ここがどこかの答えを求めてエフィミアが視線を巡らせていると、部屋の扉ががちゃりと開かれた。翡翠色の瞳と目が合い、白髪の男が明るくほほ笑えんだ。
「よかった、目を覚ましてくれて」
彼が部屋に足を踏み入れると、彼の後ろから少女の怒鳴り声が響いた。
「ちょっとナッちゃん! ノックもなしに勝手に女の子の部屋に入るなんて、どういう神経してるのよ」
ナーガは立ち止まり、うんざり顔になって、後ろで仁王立ちする少女を振り向いた。
「彼女は仮とはいえ半身だ、そんなこと関係ないだろう」
「大ありよ。まったく、デリカシーがないんだから。簡単に異性の部屋に入らない。黙って他人の部屋に入らない。この程度の人間のエチケットくらい知ってなさいよ」
少女がまくし立てると、ナーガは髪に片手を差し入れてため息をついた。
「ああ、もう分かったから。今度から気をつけるから、今はエフィと話をさせてくれ」
「本当に分かったの?」
「そう言っているだろう」
言いながらナーガは進行方向に向き直ると、真っ直ぐエフィミアのいるベッドへと歩み寄ってきた。
その間、エフィミアは近づいてくるナーガを頭から足先までじっくりと見つめた。
雪色の髪、翡翠の瞳、柔和な面差しに、すらりと長い手足。自然と耳につく優しいテノールは、固くなっていた心をほぐさせる。
記憶と寸分も違わぬ姿にエフィミアは安堵し、また彼に助けられたのだということを実感した。
「見苦しいところを見せてすまない。いつもこうなんだ」
気にしなくていいと言う代わりに、エフィミアはゆるく首を振った。
ナーガはベッドのところまで来て、その縁に腰を下ろした。すると、急に手を伸ばした彼に額を触られ、驚いたエフィミアは思わず身を引いた。
手をかざしたままナーガが苦笑した。
「なにもしない。熱をみるだけだ」
エフィミアが見つめると、彼は大丈夫だからとほほ笑んで、再びエフィミアの額に触れた。
「大分下がってきてはいるが、まだ熱いな。気分はどうだい? 何か欲しいものとかは?」
エフィミアはわずかに考えて、喉がからからに乾いていることに気づいた。
「……水がほしい」
声がひどくかすれてしまったが、相手はしっかりと聞きとってくれたようだった。
「水か。分かった、今とってこよう。シュリ、水だそうだ」
ナーガの横に座ろうとしていた少女が、ぴたりと動きを止めた。
「あたしが行くのぉ?」
ナーガは悪びれるようすもなく、にこりと笑った。
「傷が癒えるまでは、わたしの望みを聞いてくれるのだろう?」
「それはナッちゃんの望みのことで、その子の望みを聞くなんて言ってない」
「水がほしいとエフィが言った。だからわたしはエフィに水をあげたい。これなら問題ないだろう」
少女はなにか言い返そうと口を開け閉めしたが、結局諦めたらしく脱力した。
「分かったわよ。行けばいいんでしょ。まったく、ひとをなんだと思ってるのよ」
緑の髪をひるがえして、少女はとことこと部屋の出口へ向かった。
「シュリ」
「まだなにかあるの?」
ナーガに呼ばれて、少女は扉の把手をつかみながら振り向いた。
「今、一ヶ所表現が間違っていた」
「ご親切にどうも」
ばたんと扉を大きく鳴らせて、少女は苛立たしげに部屋を出ていった。それをほほ笑ましそうに、ナーガは見つめる。気づくと、エフィミアもつられて一緒にほほ笑んでいた。
「かわいい子ね」
ナーガは微笑を浮かべたままエフィミアを見た。
「そう思うかい?」
「うん。妹さん?」
ナーガは一瞬きょとんとすると、くすくすと笑い声を立てた。
「妹じゃあない。どこも似ていないだろう? 彼女はシユリー。なんというか、なりゆきで一緒にいる。彼女のことは――呼びにくいだろうが――そのままシユリーと呼んであげてくれ。わたし以外の者がシュリと呼ぶと怒るんだ。いい子ではあるんだが少し気の強すぎるきらいがあって、よく困らされる」
「それ、あたしもよく言われるわ」
エフィミアとナーガは顔を見合わせると、なんだかおかしくて互いに笑った。ついさっきまで荒んでいた気持ちが、彼といるだけでゆるやかにぬくもっていく。それがエフィミアは不思議でならなかったけれど、まったく悪い感じはしなかった。むしろ、今の自分には必要なことにさえ思える。
ふと、ナーガが目を細めてじっとエフィミアを見つめていることに気づいた。顔がかすかに熱くなるのを感じて、エフィミアは戸惑った。
「あたし、なにか変?」
不安になって訊くと、彼は首を横に振った。
「君が無事でよかった。自然に笑えるのなら、もう大丈夫だろう。ずっと眠ったままだったから、心配していたんだ」
彼の言葉で、気を失う直前の記憶が急激に思い出され、エフィミアは息をのんだ。震えをもよおす冷えた感情と雨の感触までが蘇る気がして、押さえつけるように肩を抱いた。
「……あたし、また助けられたのね」
沈み込むエフィミアをいたわるように、ナーガは麦穂色の髪を指ですいた。
「君が気にすることじゃあない。わたしはわたしのすべきことをしたまでだ。安心していい。エフィはわたしが守る」
エフィミアは驚いてナーガを見た。
彼は相変わらず、柔和な美貌に穏やかなほほ笑みを浮かべている。そこに彼とは似ても似つかないはずの少年の顔が重なり、エフィミアは不意に涙ぐんでしまった。
泣き顔を見られまいと、エフィミアは慌てて顔をふせた。
「エフィ?」
困惑したようにナーガが呼んだが、エフィミアは顔を上げられなかった。
「ごめんなさい。なんか、急に……」
嗚咽で喉がつまり、言葉は続かなかった。せめて涙を堪えようとエフィミアが目元を押さえると、ベッドがきしんで、温かなものに頭から包み込まれた。白銀の髪が頬に触れ、ナーガに抱き締められたことに一瞬遅れて気づく。
エフィミアが戸惑うよりも先に、心地よいテノールが耳に直接滑り込んできた。
「がまんしなくていい。泣きたいときに泣かなければ、本当に泣けなくなってしまうよ。大丈夫、すべてが終われば、また元の生活に戻れる。それまでは、わたしが必ず君を守っていく。だから、今だけの辛抱だ」
エフィミアはナーガの服を強くつかんだ。
やはりナーガはなにかを知っている。しかし今のエフィミアには、それに気づく余裕も気力もなかった。
声を震わせて、エフィミアは言った。
「村を出るときに、同じことを言われたの。あたしのこと、守るって……でもあたし、こんなあたしのことを好きだって言ってくれた彼のこと、巻き込みたくなくて……」
「彼というのは、この間の君の幼馴染みのことだね」
エフィミアはもうがまんし切れずにむせび泣いた。不安と、恐怖と、寂しさと、苦しさと、全部がぐちゃぐちゃに混ざって涙となり声となりあふれだす。
ナーガはなにも言わなかった。服が汚れるのも構わず、エフィミアの気が済むまで抱き締め、髪を撫でててくれていた。その優しさがさらにエフィミアの箍をはずし、涙はなかなか止まらなかった。
泣いて泣いて、やがて泣き疲れた彼女が気を失うように眠るまで、ナーガはただじっと服を濡らした。
目に入ったのは、滑らかな灰褐色の天井だった。そこに橙色の光が濃淡の円を描き出し、ゆらめいている。瞳だけを動かして周囲を見れば、たたずむ影のように並ぶ調度が視界に入り、ここが灰色の壁に囲われた部屋であることが窺えた。
少しずつ意識がはっきりしてくるのに合わせて、ここはどこだろうという疑問が、エフィミアの中でゆるやかに浮かんだときだった。突如、視界が見知らぬ少女が顔で占領された。驚いたエフィミアの意識が一気に浮上する。
年齢は十を少し過ぎているだろうか。少女はエフィミアの顔の脇に両手をつき、大きな黄色い瞳でエフィミアの表情を覗き込んでいた。
エフィミアが呆然と見返していると、少女は深緑の前髪をゆらして、幼く不機嫌な声を出した。
「やーっと起きた。いつまで経っても起きないから、どっかにほっぽってきてやろうかと思ったわよ。ちょっとそのまま待っていて。今ナッちゃんに知らせてくるから」
少女は責めるような早口で言い、現れたときと同じ速さで視界から消えた。エフィミアが反応する間もなく、とことこという足音が離れていく。
扉を開閉する音でエフィミアはやっと我に返って、よく動かない体をゆっくりと起こした。たったそれだけの動きなのに、節々が痛み、思いのほか体力を使った。
体を起こして初めて、エフィミアは自分がベッドに寝かされていたことに気づいた。広いベッドに敷かれた寝具は肌触りのよい木綿で、綿が厚く詰められている。見れば、服までもが白い寝衣に着替えさせられていた。
部屋は広さのわりに、あまりものが置かれていなかった。今いるベッド、大き過ぎない箪笥、一組の椅子と卓、その上に置かれた燭台。床にはくすんだ赤の絨毯が敷かれている。
どれも高級感はあるが実用本位のものばかりで、装飾的なものは見当たらない。窓がなかったが、壁にいくつも並べられた灯が室内を十分に照らし、暗い印象は受けなかった。
ここがどこかの答えを求めてエフィミアが視線を巡らせていると、部屋の扉ががちゃりと開かれた。翡翠色の瞳と目が合い、白髪の男が明るくほほ笑えんだ。
「よかった、目を覚ましてくれて」
彼が部屋に足を踏み入れると、彼の後ろから少女の怒鳴り声が響いた。
「ちょっとナッちゃん! ノックもなしに勝手に女の子の部屋に入るなんて、どういう神経してるのよ」
ナーガは立ち止まり、うんざり顔になって、後ろで仁王立ちする少女を振り向いた。
「彼女は仮とはいえ半身だ、そんなこと関係ないだろう」
「大ありよ。まったく、デリカシーがないんだから。簡単に異性の部屋に入らない。黙って他人の部屋に入らない。この程度の人間のエチケットくらい知ってなさいよ」
少女がまくし立てると、ナーガは髪に片手を差し入れてため息をついた。
「ああ、もう分かったから。今度から気をつけるから、今はエフィと話をさせてくれ」
「本当に分かったの?」
「そう言っているだろう」
言いながらナーガは進行方向に向き直ると、真っ直ぐエフィミアのいるベッドへと歩み寄ってきた。
その間、エフィミアは近づいてくるナーガを頭から足先までじっくりと見つめた。
雪色の髪、翡翠の瞳、柔和な面差しに、すらりと長い手足。自然と耳につく優しいテノールは、固くなっていた心をほぐさせる。
記憶と寸分も違わぬ姿にエフィミアは安堵し、また彼に助けられたのだということを実感した。
「見苦しいところを見せてすまない。いつもこうなんだ」
気にしなくていいと言う代わりに、エフィミアはゆるく首を振った。
ナーガはベッドのところまで来て、その縁に腰を下ろした。すると、急に手を伸ばした彼に額を触られ、驚いたエフィミアは思わず身を引いた。
手をかざしたままナーガが苦笑した。
「なにもしない。熱をみるだけだ」
エフィミアが見つめると、彼は大丈夫だからとほほ笑んで、再びエフィミアの額に触れた。
「大分下がってきてはいるが、まだ熱いな。気分はどうだい? 何か欲しいものとかは?」
エフィミアはわずかに考えて、喉がからからに乾いていることに気づいた。
「……水がほしい」
声がひどくかすれてしまったが、相手はしっかりと聞きとってくれたようだった。
「水か。分かった、今とってこよう。シュリ、水だそうだ」
ナーガの横に座ろうとしていた少女が、ぴたりと動きを止めた。
「あたしが行くのぉ?」
ナーガは悪びれるようすもなく、にこりと笑った。
「傷が癒えるまでは、わたしの望みを聞いてくれるのだろう?」
「それはナッちゃんの望みのことで、その子の望みを聞くなんて言ってない」
「水がほしいとエフィが言った。だからわたしはエフィに水をあげたい。これなら問題ないだろう」
少女はなにか言い返そうと口を開け閉めしたが、結局諦めたらしく脱力した。
「分かったわよ。行けばいいんでしょ。まったく、ひとをなんだと思ってるのよ」
緑の髪をひるがえして、少女はとことこと部屋の出口へ向かった。
「シュリ」
「まだなにかあるの?」
ナーガに呼ばれて、少女は扉の把手をつかみながら振り向いた。
「今、一ヶ所表現が間違っていた」
「ご親切にどうも」
ばたんと扉を大きく鳴らせて、少女は苛立たしげに部屋を出ていった。それをほほ笑ましそうに、ナーガは見つめる。気づくと、エフィミアもつられて一緒にほほ笑んでいた。
「かわいい子ね」
ナーガは微笑を浮かべたままエフィミアを見た。
「そう思うかい?」
「うん。妹さん?」
ナーガは一瞬きょとんとすると、くすくすと笑い声を立てた。
「妹じゃあない。どこも似ていないだろう? 彼女はシユリー。なんというか、なりゆきで一緒にいる。彼女のことは――呼びにくいだろうが――そのままシユリーと呼んであげてくれ。わたし以外の者がシュリと呼ぶと怒るんだ。いい子ではあるんだが少し気の強すぎるきらいがあって、よく困らされる」
「それ、あたしもよく言われるわ」
エフィミアとナーガは顔を見合わせると、なんだかおかしくて互いに笑った。ついさっきまで荒んでいた気持ちが、彼といるだけでゆるやかにぬくもっていく。それがエフィミアは不思議でならなかったけれど、まったく悪い感じはしなかった。むしろ、今の自分には必要なことにさえ思える。
ふと、ナーガが目を細めてじっとエフィミアを見つめていることに気づいた。顔がかすかに熱くなるのを感じて、エフィミアは戸惑った。
「あたし、なにか変?」
不安になって訊くと、彼は首を横に振った。
「君が無事でよかった。自然に笑えるのなら、もう大丈夫だろう。ずっと眠ったままだったから、心配していたんだ」
彼の言葉で、気を失う直前の記憶が急激に思い出され、エフィミアは息をのんだ。震えをもよおす冷えた感情と雨の感触までが蘇る気がして、押さえつけるように肩を抱いた。
「……あたし、また助けられたのね」
沈み込むエフィミアをいたわるように、ナーガは麦穂色の髪を指ですいた。
「君が気にすることじゃあない。わたしはわたしのすべきことをしたまでだ。安心していい。エフィはわたしが守る」
エフィミアは驚いてナーガを見た。
彼は相変わらず、柔和な美貌に穏やかなほほ笑みを浮かべている。そこに彼とは似ても似つかないはずの少年の顔が重なり、エフィミアは不意に涙ぐんでしまった。
泣き顔を見られまいと、エフィミアは慌てて顔をふせた。
「エフィ?」
困惑したようにナーガが呼んだが、エフィミアは顔を上げられなかった。
「ごめんなさい。なんか、急に……」
嗚咽で喉がつまり、言葉は続かなかった。せめて涙を堪えようとエフィミアが目元を押さえると、ベッドがきしんで、温かなものに頭から包み込まれた。白銀の髪が頬に触れ、ナーガに抱き締められたことに一瞬遅れて気づく。
エフィミアが戸惑うよりも先に、心地よいテノールが耳に直接滑り込んできた。
「がまんしなくていい。泣きたいときに泣かなければ、本当に泣けなくなってしまうよ。大丈夫、すべてが終われば、また元の生活に戻れる。それまでは、わたしが必ず君を守っていく。だから、今だけの辛抱だ」
エフィミアはナーガの服を強くつかんだ。
やはりナーガはなにかを知っている。しかし今のエフィミアには、それに気づく余裕も気力もなかった。
声を震わせて、エフィミアは言った。
「村を出るときに、同じことを言われたの。あたしのこと、守るって……でもあたし、こんなあたしのことを好きだって言ってくれた彼のこと、巻き込みたくなくて……」
「彼というのは、この間の君の幼馴染みのことだね」
エフィミアはもうがまんし切れずにむせび泣いた。不安と、恐怖と、寂しさと、苦しさと、全部がぐちゃぐちゃに混ざって涙となり声となりあふれだす。
ナーガはなにも言わなかった。服が汚れるのも構わず、エフィミアの気が済むまで抱き締め、髪を撫でててくれていた。その優しさがさらにエフィミアの箍をはずし、涙はなかなか止まらなかった。
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