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第2章 竜王の憂鬱
8 薄明
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シユリーは目の高さにある把手を握ると、音をたてぬよう慎重にひねった。そのままゆっくりと引けば、生じた扉の隙間からごく淡い灯りと男女の戯れる声が、暗い廊下へと漏れ出てきた。
「あっ、ナーガ……そんなに強くしたら……っ」
「強くしたら、なに? 言わないのなら、このまま続けるよ」
「や、んんっ……いじわる。いつもはそんなこと……ひゃぁんっ」
悲鳴にも似た女の嬌声の後に、男が小さく笑う声が続く。それらの合間にかすかな水音と木材が軋む音が混じるのを聞き、シユリーはやや緊張した心地で唇を湿した。そうっと扉の細い隙間に顔を寄せ、把手をひねったとき以上の慎重さで室内を覗いた。
室内の光源は、卓に置かれた燭台一つだけだった。その向こう、壁際に据えられたベッドの上に、うごめく白い影がある。
燭台の頼りない灯りにぬらりと光って見えるそれは、湿った肌を重ねて絡み合う、男女の裸体だった。上に重なる男が身じろぎするたび、ベッドが軋む音をたて、女が乞うように甘く鳴く。
濃い影の縁取りが淫靡に揺らめく光景に、シユリーは心動かされないまま、ただじっと見入った。
灯りの限られた室内は暗いはずなのに、官能をくすぐる指の動きや膨れた乳頭の赤み、深く繋がる茂みまで、やけに鮮明に見えるようだった。交わった舌先から垂れ下がった銀糸の艶やかさに、無意識に目を吸い寄せられる。
女の声がわずかに高くなった。よく聞き知っている男の声が、シユリーには決して向けられることのない色を帯びて女の痴態を攻め立てる。
「ほら今、すごく締まった」
「やだ、言わないで……っ、ふぅっ、んん――っ」
男の腰のうねりに揺すぶられながら、女が喉を反らせて体を大きく震わせた。しなる女の背中を強く抱き締め、男も同じように強く身を震わせた。
そのまま男女は、呼吸以外の動きを止めた。荒い呼吸音だけが、夜闇の静寂に余韻のように響く。息が落ち着くのを待つ間を置いて、男は自分の下で脱力している女に口づけを落とした。
眠たげに目を閉じている女に淡いキスをしながら、男がふと横目に部屋の出入り口の方を見た。情欲の残滓を孕んだ翡翠色の瞳と、扉から覗く少女の黄色い眼差しが真っ直ぐにぶつかった。
シユリーは動揺することなく、ただ静かに彼の目を見詰め返した。そもそもこの距離で、彼がシユリーの存在に気づかないはずがない。そしてこの程度で、彼が行動を変えることもありえなかった。
すぐに興味を失ったように男の方から視線ははずされた。組み敷いた女の口元をついばんでいた彼の唇が、麦穂色の髪が貼りつく首筋まで滑り降りる。指先は官能のくすぶりを熾し直すように、再び敏感な蕾を転がし始めた。
「ああ、ん……ナーガ、もう……っ」
これまでよりもややかすれた喘ぎが、女の喉から漏れた。シユリーはそれより先を見届ける気にはなれず、音をたてないようそっと目の前の扉を閉じた。
途端に、視界は完全な闇に包まれた。室内から扉の隙間が目立たぬよう、シユリーが廊下の灯りを消していたからだ。
疲労感を覚えて扉の横の壁に背を当て、そのままずるずると床に座り込む。自身のつま先も見えぬほどの暗闇の中で、シユリーは小柄な体をさらに縮めて膝を抱えた。
ほどなくして、真横の扉が音をたてた。顔を向けると、身なりを隙なく整えたナーガが部屋から出てきたところだった。
彼が扉を閉めると同時に、廊下の壁の燭台が息を吹き返すように灯る。わずかな光にも照り映える白髪をシユリーが見詰めていると、ナーガがちらと横目に見下ろしてきた。
「覗きはいい趣味とは言えないよ」
特に咎める響きでなくナーガが言い、なにを今さらとシユリーは笑い飛ばしたくなった。
これまでにもナーガは、シユリーの目がある環境で繰り返し情事に及んでいる。毎回のことだと言い切ってもいいかもしれない。彼が最初にエフィミアと体を繋げたときとて、シユリーはあの林檎の群生林にいたのだ。
「そう言うのなら、鍵くらいかけたら」
立ち上がりながら、シユリーはやや荒い声色でつんと返した。ナーガは少し笑っただけで、ろくに返事もせず扉から離れて歩き出す。改める気がまるでない彼に軽くため息をついて、シユリーはその背中を追った。
よどみない足どりで廊下を進んだナーガは、辿り着いた突き当たりの扉を躊躇なく開いた。その先は木々の影が薄青い朝靄に映る屋外だ。一歩扉から出れば凍える風が押し寄せ、目を細めてわずかに身を強張らせる。
「今朝はずいぶんと冷える」
「もう秋も深まったもの。あとは冬が来るのを待つだけよ」
「そうだな」
扉を閉めたシユリーが、ナーガの隣まで歩み寄る。ナーガは自分の腰までしか背丈のない彼女を見下ろして、ほほ笑みを向けた。初夏の緑を思わせる少女の髪が、朝露に触れてしっとりと艶めく。
「それじゃあ、わたしのいない間、エフィを頼んだよ」
「分かってる」
シユリーがほのかに笑んで答えると、ナーガは彼女の頭をひと撫でしてから地面を蹴った。
青年の輪郭がぼやけ、煙るように白く膨らみ、広がった。それはまばたきを一度する間に再び輪郭を得て、空を覆う白い翼となる。稀なる白竜へと姿を変じた青年は、白む空に舞い上がり、雲の色と溶け合うように彼方へと飛び去った。
白竜の姿が見えなくなっても、シユリーはその場に立ち尽くしていた。堪えるように手をにぎりしめ、唇をかみしめる。
離れたくないとどんなに願っても、今の彼女に彼を繋ぎとめる力はない。自由を好む彼を、縛りたいとも思わない。けれど願わくば、共にあり続けたいと思うのは、シユリーの幼いわがままなのだろうか。
しっかり視界にとらえていなければ、彼は簡単にどこかへ行ってしまう。だからこそ、ずっと彼の背中ばかり追いかけて来た。いつか、彼の隣に寄り添う自分を夢見て。
日の出前の白い空が、届かない思いを抱えた彼女には切なく映った。
やがて金の光を降らせる太陽が完全にその姿を明らかにした頃、背後で扉の開かれる気配がした。若々しい娘の声が、シユリーにかけられる。
「シユリー、こんなところにいたのね。起きたら誰もいないからどうしたのかと思った。ナーガは一緒じゃあないの?」
シユリーは無言のままに振り返った。そこには、もう見慣れた十八歳の娘が、開いた扉に手をかけたままこちらを見ていた。シユリーがなかなか答えないでいると、彼女は不審そうに首を傾けた。
麦の穂を思わせるおさげの髪が揺れるのをながめてから、シユリーはひとつ息をついた。
「ナッちゃんは出かけたわ。食事にしましょう。支度するわ」
室内に戻ろうと、シユリーは体の向きを変えた。
「ねえシユリー」
すれ違う位置で声をかけられ、シユリーは足を止めて横目にエフィミアを見上げた。
「先に食事の準備だけして待っていてくれない? あたし少し出かけてくる」
シユリーは怪訝に眉をひそめた。
「出かけるって、どこに行く気?」
「ちょっとそこまでよ。すぐに戻るわ」
言うなりエフィミアは岩屋の奥とは反対側に駆け出し、シユリーは焦った。
このまま行かせてよいものだろうか。もし行かせて、エフィミアの身になにかありでもしたら、頼むと言って留守にしたナーガの言葉に逆らうことになりかねない。
シユリーは一瞬迷い、それから慌ててエフィミアを呼び止めようと振り向いた。しかし、求める姿はすでに森の影へと消えていた。
シユリーは後を追おうかと思ったが、まあいいかと諦めた。エフィミアが向かったであろう場所は分かっている。本人が言っていた通り、食事の準備ができる頃には戻るだろう。居候の勝手に振り回されるのも癪だ。
つかの間立ち尽くしたあと、シユリーは岩屋の中には向かわず一番近い木立に入った。そして岩屋の扉が見えないあたりまでくると、半ば打ちつけるように手近な木の幹に額を当てた。
このところずっと苛立っている自分を、シユリーは自覚していた。原因は分かっている。突然ナーガが連れてきた人間の娘。それ以外にありえなかった。
(ナッちゃんが悪いのよ。ナッちゃんが、エフィミアにばっかり構うから……)
これがナーガのいつもの火遊びならば、こんなに心乱されはしない。目に留まった女性に安易に手を出しては、重くなればあっさり放り出して行方をくらます彼をいくらでも見てきた。
寄りかかられると途端に逃げ出す、彼はそういう男なのだ。シユリーが長く傍にいられているのは、男女の関係になりようがないからだ。
けれど、エフィミアはまるで事情が違う。
ナーガはエフィミアを重視する。現状においてそれは当然であり、仕方のないことだ。それが弱っている彼に必要で、生死にさえ関わりえるのだから。
それでも、シユリーにはナーガの態度は度が過ぎている気がしてならなかった。いくら人間相手なら妊娠はありえないとはいえど限度というものがある。
利用するだけなら、キスだけでもこと足りるはずだ。
荒れ狂う感情を抑え込もうと、シユリーは音がするほど奥歯を噛みしめた。
エフィミアを抱くときのナーガの瞳が、シユリーの知らない色をしている――それがただ、悔しかった。
「あっ、ナーガ……そんなに強くしたら……っ」
「強くしたら、なに? 言わないのなら、このまま続けるよ」
「や、んんっ……いじわる。いつもはそんなこと……ひゃぁんっ」
悲鳴にも似た女の嬌声の後に、男が小さく笑う声が続く。それらの合間にかすかな水音と木材が軋む音が混じるのを聞き、シユリーはやや緊張した心地で唇を湿した。そうっと扉の細い隙間に顔を寄せ、把手をひねったとき以上の慎重さで室内を覗いた。
室内の光源は、卓に置かれた燭台一つだけだった。その向こう、壁際に据えられたベッドの上に、うごめく白い影がある。
燭台の頼りない灯りにぬらりと光って見えるそれは、湿った肌を重ねて絡み合う、男女の裸体だった。上に重なる男が身じろぎするたび、ベッドが軋む音をたて、女が乞うように甘く鳴く。
濃い影の縁取りが淫靡に揺らめく光景に、シユリーは心動かされないまま、ただじっと見入った。
灯りの限られた室内は暗いはずなのに、官能をくすぐる指の動きや膨れた乳頭の赤み、深く繋がる茂みまで、やけに鮮明に見えるようだった。交わった舌先から垂れ下がった銀糸の艶やかさに、無意識に目を吸い寄せられる。
女の声がわずかに高くなった。よく聞き知っている男の声が、シユリーには決して向けられることのない色を帯びて女の痴態を攻め立てる。
「ほら今、すごく締まった」
「やだ、言わないで……っ、ふぅっ、んん――っ」
男の腰のうねりに揺すぶられながら、女が喉を反らせて体を大きく震わせた。しなる女の背中を強く抱き締め、男も同じように強く身を震わせた。
そのまま男女は、呼吸以外の動きを止めた。荒い呼吸音だけが、夜闇の静寂に余韻のように響く。息が落ち着くのを待つ間を置いて、男は自分の下で脱力している女に口づけを落とした。
眠たげに目を閉じている女に淡いキスをしながら、男がふと横目に部屋の出入り口の方を見た。情欲の残滓を孕んだ翡翠色の瞳と、扉から覗く少女の黄色い眼差しが真っ直ぐにぶつかった。
シユリーは動揺することなく、ただ静かに彼の目を見詰め返した。そもそもこの距離で、彼がシユリーの存在に気づかないはずがない。そしてこの程度で、彼が行動を変えることもありえなかった。
すぐに興味を失ったように男の方から視線ははずされた。組み敷いた女の口元をついばんでいた彼の唇が、麦穂色の髪が貼りつく首筋まで滑り降りる。指先は官能のくすぶりを熾し直すように、再び敏感な蕾を転がし始めた。
「ああ、ん……ナーガ、もう……っ」
これまでよりもややかすれた喘ぎが、女の喉から漏れた。シユリーはそれより先を見届ける気にはなれず、音をたてないようそっと目の前の扉を閉じた。
途端に、視界は完全な闇に包まれた。室内から扉の隙間が目立たぬよう、シユリーが廊下の灯りを消していたからだ。
疲労感を覚えて扉の横の壁に背を当て、そのままずるずると床に座り込む。自身のつま先も見えぬほどの暗闇の中で、シユリーは小柄な体をさらに縮めて膝を抱えた。
ほどなくして、真横の扉が音をたてた。顔を向けると、身なりを隙なく整えたナーガが部屋から出てきたところだった。
彼が扉を閉めると同時に、廊下の壁の燭台が息を吹き返すように灯る。わずかな光にも照り映える白髪をシユリーが見詰めていると、ナーガがちらと横目に見下ろしてきた。
「覗きはいい趣味とは言えないよ」
特に咎める響きでなくナーガが言い、なにを今さらとシユリーは笑い飛ばしたくなった。
これまでにもナーガは、シユリーの目がある環境で繰り返し情事に及んでいる。毎回のことだと言い切ってもいいかもしれない。彼が最初にエフィミアと体を繋げたときとて、シユリーはあの林檎の群生林にいたのだ。
「そう言うのなら、鍵くらいかけたら」
立ち上がりながら、シユリーはやや荒い声色でつんと返した。ナーガは少し笑っただけで、ろくに返事もせず扉から離れて歩き出す。改める気がまるでない彼に軽くため息をついて、シユリーはその背中を追った。
よどみない足どりで廊下を進んだナーガは、辿り着いた突き当たりの扉を躊躇なく開いた。その先は木々の影が薄青い朝靄に映る屋外だ。一歩扉から出れば凍える風が押し寄せ、目を細めてわずかに身を強張らせる。
「今朝はずいぶんと冷える」
「もう秋も深まったもの。あとは冬が来るのを待つだけよ」
「そうだな」
扉を閉めたシユリーが、ナーガの隣まで歩み寄る。ナーガは自分の腰までしか背丈のない彼女を見下ろして、ほほ笑みを向けた。初夏の緑を思わせる少女の髪が、朝露に触れてしっとりと艶めく。
「それじゃあ、わたしのいない間、エフィを頼んだよ」
「分かってる」
シユリーがほのかに笑んで答えると、ナーガは彼女の頭をひと撫でしてから地面を蹴った。
青年の輪郭がぼやけ、煙るように白く膨らみ、広がった。それはまばたきを一度する間に再び輪郭を得て、空を覆う白い翼となる。稀なる白竜へと姿を変じた青年は、白む空に舞い上がり、雲の色と溶け合うように彼方へと飛び去った。
白竜の姿が見えなくなっても、シユリーはその場に立ち尽くしていた。堪えるように手をにぎりしめ、唇をかみしめる。
離れたくないとどんなに願っても、今の彼女に彼を繋ぎとめる力はない。自由を好む彼を、縛りたいとも思わない。けれど願わくば、共にあり続けたいと思うのは、シユリーの幼いわがままなのだろうか。
しっかり視界にとらえていなければ、彼は簡単にどこかへ行ってしまう。だからこそ、ずっと彼の背中ばかり追いかけて来た。いつか、彼の隣に寄り添う自分を夢見て。
日の出前の白い空が、届かない思いを抱えた彼女には切なく映った。
やがて金の光を降らせる太陽が完全にその姿を明らかにした頃、背後で扉の開かれる気配がした。若々しい娘の声が、シユリーにかけられる。
「シユリー、こんなところにいたのね。起きたら誰もいないからどうしたのかと思った。ナーガは一緒じゃあないの?」
シユリーは無言のままに振り返った。そこには、もう見慣れた十八歳の娘が、開いた扉に手をかけたままこちらを見ていた。シユリーがなかなか答えないでいると、彼女は不審そうに首を傾けた。
麦の穂を思わせるおさげの髪が揺れるのをながめてから、シユリーはひとつ息をついた。
「ナッちゃんは出かけたわ。食事にしましょう。支度するわ」
室内に戻ろうと、シユリーは体の向きを変えた。
「ねえシユリー」
すれ違う位置で声をかけられ、シユリーは足を止めて横目にエフィミアを見上げた。
「先に食事の準備だけして待っていてくれない? あたし少し出かけてくる」
シユリーは怪訝に眉をひそめた。
「出かけるって、どこに行く気?」
「ちょっとそこまでよ。すぐに戻るわ」
言うなりエフィミアは岩屋の奥とは反対側に駆け出し、シユリーは焦った。
このまま行かせてよいものだろうか。もし行かせて、エフィミアの身になにかありでもしたら、頼むと言って留守にしたナーガの言葉に逆らうことになりかねない。
シユリーは一瞬迷い、それから慌ててエフィミアを呼び止めようと振り向いた。しかし、求める姿はすでに森の影へと消えていた。
シユリーは後を追おうかと思ったが、まあいいかと諦めた。エフィミアが向かったであろう場所は分かっている。本人が言っていた通り、食事の準備ができる頃には戻るだろう。居候の勝手に振り回されるのも癪だ。
つかの間立ち尽くしたあと、シユリーは岩屋の中には向かわず一番近い木立に入った。そして岩屋の扉が見えないあたりまでくると、半ば打ちつけるように手近な木の幹に額を当てた。
このところずっと苛立っている自分を、シユリーは自覚していた。原因は分かっている。突然ナーガが連れてきた人間の娘。それ以外にありえなかった。
(ナッちゃんが悪いのよ。ナッちゃんが、エフィミアにばっかり構うから……)
これがナーガのいつもの火遊びならば、こんなに心乱されはしない。目に留まった女性に安易に手を出しては、重くなればあっさり放り出して行方をくらます彼をいくらでも見てきた。
寄りかかられると途端に逃げ出す、彼はそういう男なのだ。シユリーが長く傍にいられているのは、男女の関係になりようがないからだ。
けれど、エフィミアはまるで事情が違う。
ナーガはエフィミアを重視する。現状においてそれは当然であり、仕方のないことだ。それが弱っている彼に必要で、生死にさえ関わりえるのだから。
それでも、シユリーにはナーガの態度は度が過ぎている気がしてならなかった。いくら人間相手なら妊娠はありえないとはいえど限度というものがある。
利用するだけなら、キスだけでもこと足りるはずだ。
荒れ狂う感情を抑え込もうと、シユリーは音がするほど奥歯を噛みしめた。
エフィミアを抱くときのナーガの瞳が、シユリーの知らない色をしている――それがただ、悔しかった。
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