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第2章 竜王の憂鬱
12 竜王
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アレクスは姿勢を正し、ゆっくりと語った。
「竜は霊獣だという。この星の誕生から現代まで、なん億年も生き抜いてきた種族であり、どんな生き物の言葉でも理解するそうだ。ときには植物の言葉でさえも。そしてまれに、その力が異常に強いものが生まれることがある。千年以上もの寿命を持ち、他の物の言葉を理解するだけでなく、使いこなし、自然界のものをあやつり、人を幻惑する。その竜は、竜王と呼ばれる」
記憶を辿るように目を細めて言うアレクスの言葉を、エフィミアはぽかんとして聞いた。到底信じられることではない。酔狂だと一笑に臥してしまえばそれまでだ。
確かに竜は体が大きく、ときに神聖視されることもあり、息の長い種族ではあるだろう。だが実際に近づいてみれば、蛇やとかげと変わらない。ただ大きいだけの動物だ。
「そんな話本当に信じているの? 千年も生きる竜がいるなんて」
「わたしとて始めは信じていなかった。だが君も見ただろう。白竜が消えるところを。すべてあの占い師の言う通りだった」
アレクスが、わずかに声を大きくした。
「あいつは白竜を探せと言った。だが白竜はずいぶん昔、鱗や革をとるために乱獲され、絶滅した。そう私が言ったら、やつは一頭だけ残っていると言った――その通りだった」
「それだけで……」
「ほかにもある」
反論を遮られ、エフィミアは仕方なく口をつぐんだ。
「竜王の力の源は心臓だ。心臓が無傷なら、首や胴を断つなどしない限り、よほど死ぬことはないそうだ。そしてその心臓を他の生き物に移すことで、そのものと命を分かつことができる。命を分けられたものは、竜王と同じ時を生きる。つまり竜王の死は、そのまま心臓の宿主の死を意味する。逆もしかりだ。そして竜王の心臓を身に宿すものの体には、心臓の位置に印が刻まれる」
エフィミアは息を呑み、寝具の中でそっと自分の胸に触れた。アレクスが、目を合わせるようにエフィミアを見た。
「その印が、君の胸にある」
エフィミアは目を見開いて硬直した。アレクスの話は続く。
「今回の君の居場所を言い当てたのも――東の森を探せというひどく漠然としたものだったが――その占い師だ。我々は王陛下の命令で君を心臓の宿主として連れてきた。陛下は竜王の心臓を欲しておられる」
全身の力が抜けていくのを、エフィミアは感じた。驚きと戸惑いの中で、エフィミアは考えることを放棄した。すると今度は、体の芯が熱くなってきた。それは強い、怒りだった。
「それならあたしは、本当はなんの関わりもなかったの? ただ、巻き込まれただけ?」
アレクスは、長く沈黙したあとで言った。
「恨むのなら竜王を恨むんだな。君に心臓を移したのは、あの白竜だ」
意識せず熱い涙がぼろぼろとこぼれて、シーツにしみをつくった。エフィミアは顔を伏せると、掛布の端をにぎり、唇をかみしめて、必死に嗚咽を堪えた。
泣いてはいけないと思った。しかし、どうしてもあふれる涙を止められない。
「……帰して。あたしを、うちに帰して……うちに、帰りたい」
これまで押し込めていたものが、一気に噴き出すようだった。
為すべきことを成して必ず帰ると告げた、幼馴染みの少年を思い出す。
その思いは今でも変わらないのに、エフィミアの力で為せることが閉ざされてしまった。先の見えなくなった暗闇の中、明瞭な感情として形をあらわしたのは、帰りたい、という思いだった。
止めどなく泣きじゃくるエフィミアの髪を、そっと撫でる者がいた。それがアレクスであることに、エフィミアはすぐに思い至らなかった。
「泣くな。君はなにも悪くはない――もう行くぞ」
椅子にかけてあった上着と帽子をとり、アレクスがベッドから離れた。
「待って」
ドアノブを回す音を聞いて、エフィミアはアレクスを呼び止めた。彼は扉に手をかけたまま振り返った。エフィミアは涙でぐしゃぐしゃになっているのにも構わず顔をあげ、背の高い立ち姿をを見詰めた。
「まだなにか?」
問うた彼の声音には、不思議と棘はなかった。
「……なんで、ここにいたの」
「質問の意味が分からない」
「なんで、あなたがここにいたの?」
エフィミアは両腕をついて、ゆっくり体を起こし、アレクスと真正面から向きあった。
「ここはローリア城で、あなたは偉いんでしょう? あたしを看る人なんてほかにいくらでもいるのに、どうしてあなたが?」
「…………」
アレクスは沈黙し、ややあってからついと視線をそらして部屋を出た。
「君には関係ない」
言い終わるか否かの内に、後ろ手に扉が閉められた。
☫
(どうして……)
客室をあとにしたアレクスは、西日の差し込む廊下を大股に歩きながら自問した。
(なぜわたしは、彼女の部屋にいたんだ……?)
まったくその必要はないというのに。エフィミアに指摘されるまで、アレクスはそのことに思い至らなかった。
王には任せるとは言われたが、それはエフィミアの処遇を任されたのであり、彼女の世話自体は女官に任せてしまえばいい。アレクスは彼女の状態把握と、使用人への指示をしていればいいのだ。直接関わる必要性はどこにもない。
再び、なぜ、という思いが胸を去来した。今回の件での一番の被害者である彼女への同情か、あるいは罪悪感か。
(……まさか)
アレクスは自嘲ぎみにそれらを否定した。
☫
薄暗い部屋の中、ルーファンスは窓辺に立ち、沈みゆく太陽の残照を見つめていた。橙色の光が彼の白い顔に濃い影を落とし、淡い金糸の髪を鮮やかに彩っている。
眼下には、光を散らしてたゆたうローラ川の流れと、家路につく人々で賑わうローリアの町並みが一望できた。
小さくため息を吐き出すと、ルーファンスは窓に重たく垂れ下がる濃い色のカーテンを閉めた。さあっという軽い音とともに、灯の消された部屋は闇に閉ざされた。
ルーファンスは再びため息をつき、部屋の隅で闇に溶け込んでいる黒い人影に目を向けた。
「わたしは、なにをしたらいい」
人影は微動だにせず、ただ声だけが返ってきた。
「陛下は、どうなさりたいのですか」
ルーファンスはわずかな間を置いてから呟いた。
「早く、竜王の力が欲しい」
影は静かに答える。
「でしたら、心臓が手元にある今なら、得ることができなくもありません」
「本当?」
「はい。ただ、本来の竜王の力から考えれば、微量なものでしかありませんが……」
「構わない。教えて」
影はその場から動くことなく方法をゆっくりと語り、闇の中でルーファンスは薄く笑んだ。
「竜は霊獣だという。この星の誕生から現代まで、なん億年も生き抜いてきた種族であり、どんな生き物の言葉でも理解するそうだ。ときには植物の言葉でさえも。そしてまれに、その力が異常に強いものが生まれることがある。千年以上もの寿命を持ち、他の物の言葉を理解するだけでなく、使いこなし、自然界のものをあやつり、人を幻惑する。その竜は、竜王と呼ばれる」
記憶を辿るように目を細めて言うアレクスの言葉を、エフィミアはぽかんとして聞いた。到底信じられることではない。酔狂だと一笑に臥してしまえばそれまでだ。
確かに竜は体が大きく、ときに神聖視されることもあり、息の長い種族ではあるだろう。だが実際に近づいてみれば、蛇やとかげと変わらない。ただ大きいだけの動物だ。
「そんな話本当に信じているの? 千年も生きる竜がいるなんて」
「わたしとて始めは信じていなかった。だが君も見ただろう。白竜が消えるところを。すべてあの占い師の言う通りだった」
アレクスが、わずかに声を大きくした。
「あいつは白竜を探せと言った。だが白竜はずいぶん昔、鱗や革をとるために乱獲され、絶滅した。そう私が言ったら、やつは一頭だけ残っていると言った――その通りだった」
「それだけで……」
「ほかにもある」
反論を遮られ、エフィミアは仕方なく口をつぐんだ。
「竜王の力の源は心臓だ。心臓が無傷なら、首や胴を断つなどしない限り、よほど死ぬことはないそうだ。そしてその心臓を他の生き物に移すことで、そのものと命を分かつことができる。命を分けられたものは、竜王と同じ時を生きる。つまり竜王の死は、そのまま心臓の宿主の死を意味する。逆もしかりだ。そして竜王の心臓を身に宿すものの体には、心臓の位置に印が刻まれる」
エフィミアは息を呑み、寝具の中でそっと自分の胸に触れた。アレクスが、目を合わせるようにエフィミアを見た。
「その印が、君の胸にある」
エフィミアは目を見開いて硬直した。アレクスの話は続く。
「今回の君の居場所を言い当てたのも――東の森を探せというひどく漠然としたものだったが――その占い師だ。我々は王陛下の命令で君を心臓の宿主として連れてきた。陛下は竜王の心臓を欲しておられる」
全身の力が抜けていくのを、エフィミアは感じた。驚きと戸惑いの中で、エフィミアは考えることを放棄した。すると今度は、体の芯が熱くなってきた。それは強い、怒りだった。
「それならあたしは、本当はなんの関わりもなかったの? ただ、巻き込まれただけ?」
アレクスは、長く沈黙したあとで言った。
「恨むのなら竜王を恨むんだな。君に心臓を移したのは、あの白竜だ」
意識せず熱い涙がぼろぼろとこぼれて、シーツにしみをつくった。エフィミアは顔を伏せると、掛布の端をにぎり、唇をかみしめて、必死に嗚咽を堪えた。
泣いてはいけないと思った。しかし、どうしてもあふれる涙を止められない。
「……帰して。あたしを、うちに帰して……うちに、帰りたい」
これまで押し込めていたものが、一気に噴き出すようだった。
為すべきことを成して必ず帰ると告げた、幼馴染みの少年を思い出す。
その思いは今でも変わらないのに、エフィミアの力で為せることが閉ざされてしまった。先の見えなくなった暗闇の中、明瞭な感情として形をあらわしたのは、帰りたい、という思いだった。
止めどなく泣きじゃくるエフィミアの髪を、そっと撫でる者がいた。それがアレクスであることに、エフィミアはすぐに思い至らなかった。
「泣くな。君はなにも悪くはない――もう行くぞ」
椅子にかけてあった上着と帽子をとり、アレクスがベッドから離れた。
「待って」
ドアノブを回す音を聞いて、エフィミアはアレクスを呼び止めた。彼は扉に手をかけたまま振り返った。エフィミアは涙でぐしゃぐしゃになっているのにも構わず顔をあげ、背の高い立ち姿をを見詰めた。
「まだなにか?」
問うた彼の声音には、不思議と棘はなかった。
「……なんで、ここにいたの」
「質問の意味が分からない」
「なんで、あなたがここにいたの?」
エフィミアは両腕をついて、ゆっくり体を起こし、アレクスと真正面から向きあった。
「ここはローリア城で、あなたは偉いんでしょう? あたしを看る人なんてほかにいくらでもいるのに、どうしてあなたが?」
「…………」
アレクスは沈黙し、ややあってからついと視線をそらして部屋を出た。
「君には関係ない」
言い終わるか否かの内に、後ろ手に扉が閉められた。
☫
(どうして……)
客室をあとにしたアレクスは、西日の差し込む廊下を大股に歩きながら自問した。
(なぜわたしは、彼女の部屋にいたんだ……?)
まったくその必要はないというのに。エフィミアに指摘されるまで、アレクスはそのことに思い至らなかった。
王には任せるとは言われたが、それはエフィミアの処遇を任されたのであり、彼女の世話自体は女官に任せてしまえばいい。アレクスは彼女の状態把握と、使用人への指示をしていればいいのだ。直接関わる必要性はどこにもない。
再び、なぜ、という思いが胸を去来した。今回の件での一番の被害者である彼女への同情か、あるいは罪悪感か。
(……まさか)
アレクスは自嘲ぎみにそれらを否定した。
☫
薄暗い部屋の中、ルーファンスは窓辺に立ち、沈みゆく太陽の残照を見つめていた。橙色の光が彼の白い顔に濃い影を落とし、淡い金糸の髪を鮮やかに彩っている。
眼下には、光を散らしてたゆたうローラ川の流れと、家路につく人々で賑わうローリアの町並みが一望できた。
小さくため息を吐き出すと、ルーファンスは窓に重たく垂れ下がる濃い色のカーテンを閉めた。さあっという軽い音とともに、灯の消された部屋は闇に閉ざされた。
ルーファンスは再びため息をつき、部屋の隅で闇に溶け込んでいる黒い人影に目を向けた。
「わたしは、なにをしたらいい」
人影は微動だにせず、ただ声だけが返ってきた。
「陛下は、どうなさりたいのですか」
ルーファンスはわずかな間を置いてから呟いた。
「早く、竜王の力が欲しい」
影は静かに答える。
「でしたら、心臓が手元にある今なら、得ることができなくもありません」
「本当?」
「はい。ただ、本来の竜王の力から考えれば、微量なものでしかありませんが……」
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