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第4章 騎士の忠義
5 少年②
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セスの赤い体に跨がるとアレクスは、すこし離れたところに立つ騎竜隊長とルーファンスの方を見た。
「ルー、見てろ」
「うん」
ルーファンスは瞳を輝かせて、ぴんと背筋を伸ばしたアレクスの姿に見入った。アレクスはまだ十二歳だったが、歳のわりにすらりと背が高く、すでにそつない若者の気配をその身に纏い始めていた。
子竜セスも順調に成長して、今ではほかの同年の少年たちより長身なアレクスが乗っても問題がないくらいの大きさにまでなっている。今は自由時間で、ルーファンスたちは宮殿裏の広場にいた。
アレクスが、ルーファンスの隣に立つ壮年の騎竜隊長と目を合わせた。黒い制服を着た騎竜隊長が腕を組んで鷹揚に頷き、アレクスも頷き返す。ゴーグルをつけ、緊張した面持ちでアレクスはセスにつけられた手綱を握った。
「いくぞ、セス」
応えるようにセスはうなると、たたんでいた翼を大きく広げた。
ばさっ、と音をたてて翼が大きく上下した。飛膜が空気をつかみ、風が巻き起こる。地面の細かな砂が散って、ルーファンスの癖のない金髪がなびいた。調子を確認するように、ゆっくりと何度か翼を羽ばたかせる。そのたびに、周囲に空気の波が広がった。
アレクスがわずかに身じろぎした。勢いをつけるようにセスが身を沈め、地面を蹴って力強く飛び立つ。ルーファンスは、わあっと歓声をあげた。
「飛んだぁっ」
小柄な体でぴょんぴょんと飛び跳ね、ルーファンスは上空のアレクスに向かって大きく手を振った。
「アレクスー!」
大声で呼びかけると、体勢を整えたアレクスがこちらに向かって笑いかけてきたのが遠目にも分かった。だがその姿は、まだいまいち余裕がない感じだ。
手綱を操り損なったのか、ルーファンスと騎竜隊長が見守る前で、赤い竜の体が一瞬不安定に揺れた。瞬間ひやりとしたものの、彼はすぐに竜の体を安定させた。
青空に映える赤い騎竜の姿に、ルーファンスは見惚れた。日の光を浴びて、アレクスの髪が銅色に輝いている。近い将来、さぞ立派な若者へと成長するだろう予感を誰もに抱かせる、凛々しく美しい少年の姿。そんなアレクスが、ルーファンスは自分のことのように誇らしく思い、同時にとてもうらやましくもあった。
ルーファンスの知っているかぎり、アレクスはなんでもできる少年だった。不器用なルーファンスと違って、勘のいい彼はどんなことでもそつなくこなす。剣や乗馬もルーファンスよりずっと上手だし、盤上ゲームでも彼から勝ちを取るのは易しいことではない。
そんなアレクスがついには、大人でも乗りこなすのが困難な竜にまで乗れるようになった。ルーファンスはなんとなく、置いてけぼりにされた気分だった。
以前、ルーファンスの方が年下なのだからアレクスに勝てないのは仕方がない、と言われたことがあった。しかしそれだけではないことを、ルーファンスは幼いながらすでに悟っていた。
才知に恵まれた少年が、風を切り、空を駆けている。はるかな高みへと、向かっていく。彼はどこまでいくのだろうと、ルーファンスは思った。
すっかり通いなれた廊下を、ルーファンスは言いつけも忘れて走っていた。今ルーファンスはひとりだったけれど、その表情は晴れやかだ。
今朝早くもたらされた嬉しい知らせに、ルーファンスの胸は躍っていた。早くこの喜びを彼と分かち合いたくて、ルーファンスは走った。
早くと気持ちは急くものの、宮殿は広大でなかなか目的地に辿り着かず、ルーファンスはだんだんじれったくなってきた。顔をしかめる者がいようとお構いなしに、使用人用の通路さえも使った。
ようやく目的地の扉に辿り着いた。勢いよく扉を開けば、一気に視界が開ける。宮殿裏の広場。その向こうの、灰色の建造物の前に人影がひとつあった。
ルーファンスは全力疾走で広場を駆け抜け、その人影に走り寄った。それは案の定、赤毛の幼馴染みだった。彼は真新しい黒の上下と帽子を身につけていた。
「アレクス!」
呼びかけると、アレクスは少し驚いたようすで振り向いた。年齢的には少年でも、彼はすっかり涼しい若者の顔になっていた。身長もそこらの大人たちに負けないくらいに高い。黒服に艶やか赤毛が映えていて、彼の見た目のよさが引き立たっている。
アレクスは駆け寄るルーファンスの姿を見て、わずかに口を開いた。
「――ルーファンス殿下」
アレクスに飛びつく寸前で、ルーファンスはぴたりと足を止めた。耳に慣れたの声で発せられた言葉の違和感に戸惑い、自分の耳を疑う。
固まるルーファンスに向かってアレクスは、深々と頭を下げた。
「おはようございます、殿下」
ルーファンスはわけが分からず、呆然とした。
「……アレクス?」
怯えたような表情で、ルーファンスはアレクスを見た。
「どうしたの、アレクス。いつもと違う」
アレクスがわずかに顔を上げて、一瞬だけルーファンスを見た。彼は感情のこもらない無表情をしていた。
「――なんのことでしょうか」
雷に打たれたような衝撃が、ルーファンスの中を駆け抜けた。そしてその瞬間、ああそうか、とルーファンスは思った――彼は、臣になった。否、始めから臣だったのだ。
彼は王室に仕える従僕の家の生まれで、今まで王の命令でルーファンスの遊び相手という仕事をしていただけ。
そのことを知らなかったわけではない。ただ、考えないようにしていただけだ。彼がルーファンスに一度も逆らったことがないことにも気づいていない……つもりになって。
うそを重ねて、自分を騙し続けて。彼はたったひとりの友なのだと、自分を信じ込ませてきた。
しかし彼に、王が新たな仕事を与えた。彼がルーファンスの友である必要はなくなった――ここでルーファンスが、これからもずっと今までのようにルーファンスの遊び相手を続けろと命じたら、彼は困るだろうか。
「アレクス」
もう一度呼びかけてみても、アレクスは相変わらず下を向いていた。ルーファンスは複雑な微笑を浮かべた。
「騎竜隊入隊、おめでとう」
王家に仕えるものの制服を着たアレクスが、また深く頭を下げた。
「ありがとうございます。殿下直々のお言葉、光栄に存じます」
「うん……がんばってね。それじゃあぼく、もう行くね」
アレクスが顔を上げる前に背を向けると、ルーファンスは全力で駆け出した。さっきとは逆の、空虚な気持ちで。
世界が急速に輝きを失い、色褪せ崩れ始めた。本当は前から分かっていたのに――痛い。こんなにも胸が痛い。痛くて、我慢ができない。十二歳の少年の小さな胸の中で、心が血の涙を流している。
嘘で塗り固めたたった一本の柱を失って、すべてが崩壊していく音が聞こえた。不安も恐怖も、走るルーファンスに追いつかなくて、崩れ落ちた瓦礫に押しつぶされた。だからルーファンスの目からあふれなかった。
いくつも亀裂が走り、世界がくだける。実体のない日常が、いとも簡単に崩れ去る。やがて、痛みも消える。
心が、壊れる。
☫
いつの間にか、ルーファンスは宮殿裏の広場にきていた。どこをどう歩いてここまできたのか、それすら覚えていない。ただ昨夜から心が乱れて落ち着かず、気づいたらここにいた。
ルーファンスはゆっくり足を踏み出した。向かう先にあるのは、初めて見たときよりも少し規模の増した灰色の建造物。周りに人の気配はなかった。風と木々のざわめきの音が支配する静寂の中、ルーファンスの靴音だけが妙に耳につく。
黒い大扉についている通用扉をくぐって、ルーファンスは堅牢な建物の中へと入った。
相変わらず薄暗い建物の中には、石壁に囲われた小部屋がいくつも並び、そのひとつひとつに赤く大きな竜が居座っている。しかしルーファンスはそれらに関心を向けることはもせず、真っ直ぐと、その内のひとつの小部屋に歩み寄った。
十二歳からこちら、もうずっとこの建物にも竜にも近づいていなかった。それがどうして今さらここにきたのか、ルーファンスには分からなかった。それでもただ、誘われるように足を踏み出し建物の奥へと向かう。
ルーファンスが目的の小部屋の前に立つと、そこにいる若い赤竜が餌桶に突っ込んでいた顔を上げた。赤竜はルーファンスを見るなり、歓迎するようにぐるぐると鳴いた。
「久しぶりだね。わたしのこと、覚えてるんだ」
応えるように赤竜がうなった。ルーファンスは目を細めて竜を見た。目の前の竜の体は、ほかの部屋にいるものよりも鱗一枚一枚が鮮やかな色をしていて、健康的な艶を放っていた。
「アレクスは君をとても大事にしているんだね……ずるいな」
無意識に服の隠しへと手を入れて、指先に触れたものをとりだした。小さく折りたたまれた白い紙。それを慎重に開けば、さらに白い粉が入っていた。体が動くままに、その粉を残らず餌桶の中身に振りかけた。
自身がなにをしているかの自覚を、ルーファンスはしていなかった。頭の中心がぼんやりとしていて、すべての思考が停止している。感情なく、心の奥底の声にただ従っていた。
若い竜はルーファンスのすることを不思議そうに見ていた。ルーファンスは意識せず薄く笑んだ。
「さようなら」
囁くように言って、ルーファンスは建物をあとにした。
「ルー、見てろ」
「うん」
ルーファンスは瞳を輝かせて、ぴんと背筋を伸ばしたアレクスの姿に見入った。アレクスはまだ十二歳だったが、歳のわりにすらりと背が高く、すでにそつない若者の気配をその身に纏い始めていた。
子竜セスも順調に成長して、今ではほかの同年の少年たちより長身なアレクスが乗っても問題がないくらいの大きさにまでなっている。今は自由時間で、ルーファンスたちは宮殿裏の広場にいた。
アレクスが、ルーファンスの隣に立つ壮年の騎竜隊長と目を合わせた。黒い制服を着た騎竜隊長が腕を組んで鷹揚に頷き、アレクスも頷き返す。ゴーグルをつけ、緊張した面持ちでアレクスはセスにつけられた手綱を握った。
「いくぞ、セス」
応えるようにセスはうなると、たたんでいた翼を大きく広げた。
ばさっ、と音をたてて翼が大きく上下した。飛膜が空気をつかみ、風が巻き起こる。地面の細かな砂が散って、ルーファンスの癖のない金髪がなびいた。調子を確認するように、ゆっくりと何度か翼を羽ばたかせる。そのたびに、周囲に空気の波が広がった。
アレクスがわずかに身じろぎした。勢いをつけるようにセスが身を沈め、地面を蹴って力強く飛び立つ。ルーファンスは、わあっと歓声をあげた。
「飛んだぁっ」
小柄な体でぴょんぴょんと飛び跳ね、ルーファンスは上空のアレクスに向かって大きく手を振った。
「アレクスー!」
大声で呼びかけると、体勢を整えたアレクスがこちらに向かって笑いかけてきたのが遠目にも分かった。だがその姿は、まだいまいち余裕がない感じだ。
手綱を操り損なったのか、ルーファンスと騎竜隊長が見守る前で、赤い竜の体が一瞬不安定に揺れた。瞬間ひやりとしたものの、彼はすぐに竜の体を安定させた。
青空に映える赤い騎竜の姿に、ルーファンスは見惚れた。日の光を浴びて、アレクスの髪が銅色に輝いている。近い将来、さぞ立派な若者へと成長するだろう予感を誰もに抱かせる、凛々しく美しい少年の姿。そんなアレクスが、ルーファンスは自分のことのように誇らしく思い、同時にとてもうらやましくもあった。
ルーファンスの知っているかぎり、アレクスはなんでもできる少年だった。不器用なルーファンスと違って、勘のいい彼はどんなことでもそつなくこなす。剣や乗馬もルーファンスよりずっと上手だし、盤上ゲームでも彼から勝ちを取るのは易しいことではない。
そんなアレクスがついには、大人でも乗りこなすのが困難な竜にまで乗れるようになった。ルーファンスはなんとなく、置いてけぼりにされた気分だった。
以前、ルーファンスの方が年下なのだからアレクスに勝てないのは仕方がない、と言われたことがあった。しかしそれだけではないことを、ルーファンスは幼いながらすでに悟っていた。
才知に恵まれた少年が、風を切り、空を駆けている。はるかな高みへと、向かっていく。彼はどこまでいくのだろうと、ルーファンスは思った。
すっかり通いなれた廊下を、ルーファンスは言いつけも忘れて走っていた。今ルーファンスはひとりだったけれど、その表情は晴れやかだ。
今朝早くもたらされた嬉しい知らせに、ルーファンスの胸は躍っていた。早くこの喜びを彼と分かち合いたくて、ルーファンスは走った。
早くと気持ちは急くものの、宮殿は広大でなかなか目的地に辿り着かず、ルーファンスはだんだんじれったくなってきた。顔をしかめる者がいようとお構いなしに、使用人用の通路さえも使った。
ようやく目的地の扉に辿り着いた。勢いよく扉を開けば、一気に視界が開ける。宮殿裏の広場。その向こうの、灰色の建造物の前に人影がひとつあった。
ルーファンスは全力疾走で広場を駆け抜け、その人影に走り寄った。それは案の定、赤毛の幼馴染みだった。彼は真新しい黒の上下と帽子を身につけていた。
「アレクス!」
呼びかけると、アレクスは少し驚いたようすで振り向いた。年齢的には少年でも、彼はすっかり涼しい若者の顔になっていた。身長もそこらの大人たちに負けないくらいに高い。黒服に艶やか赤毛が映えていて、彼の見た目のよさが引き立たっている。
アレクスは駆け寄るルーファンスの姿を見て、わずかに口を開いた。
「――ルーファンス殿下」
アレクスに飛びつく寸前で、ルーファンスはぴたりと足を止めた。耳に慣れたの声で発せられた言葉の違和感に戸惑い、自分の耳を疑う。
固まるルーファンスに向かってアレクスは、深々と頭を下げた。
「おはようございます、殿下」
ルーファンスはわけが分からず、呆然とした。
「……アレクス?」
怯えたような表情で、ルーファンスはアレクスを見た。
「どうしたの、アレクス。いつもと違う」
アレクスがわずかに顔を上げて、一瞬だけルーファンスを見た。彼は感情のこもらない無表情をしていた。
「――なんのことでしょうか」
雷に打たれたような衝撃が、ルーファンスの中を駆け抜けた。そしてその瞬間、ああそうか、とルーファンスは思った――彼は、臣になった。否、始めから臣だったのだ。
彼は王室に仕える従僕の家の生まれで、今まで王の命令でルーファンスの遊び相手という仕事をしていただけ。
そのことを知らなかったわけではない。ただ、考えないようにしていただけだ。彼がルーファンスに一度も逆らったことがないことにも気づいていない……つもりになって。
うそを重ねて、自分を騙し続けて。彼はたったひとりの友なのだと、自分を信じ込ませてきた。
しかし彼に、王が新たな仕事を与えた。彼がルーファンスの友である必要はなくなった――ここでルーファンスが、これからもずっと今までのようにルーファンスの遊び相手を続けろと命じたら、彼は困るだろうか。
「アレクス」
もう一度呼びかけてみても、アレクスは相変わらず下を向いていた。ルーファンスは複雑な微笑を浮かべた。
「騎竜隊入隊、おめでとう」
王家に仕えるものの制服を着たアレクスが、また深く頭を下げた。
「ありがとうございます。殿下直々のお言葉、光栄に存じます」
「うん……がんばってね。それじゃあぼく、もう行くね」
アレクスが顔を上げる前に背を向けると、ルーファンスは全力で駆け出した。さっきとは逆の、空虚な気持ちで。
世界が急速に輝きを失い、色褪せ崩れ始めた。本当は前から分かっていたのに――痛い。こんなにも胸が痛い。痛くて、我慢ができない。十二歳の少年の小さな胸の中で、心が血の涙を流している。
嘘で塗り固めたたった一本の柱を失って、すべてが崩壊していく音が聞こえた。不安も恐怖も、走るルーファンスに追いつかなくて、崩れ落ちた瓦礫に押しつぶされた。だからルーファンスの目からあふれなかった。
いくつも亀裂が走り、世界がくだける。実体のない日常が、いとも簡単に崩れ去る。やがて、痛みも消える。
心が、壊れる。
☫
いつの間にか、ルーファンスは宮殿裏の広場にきていた。どこをどう歩いてここまできたのか、それすら覚えていない。ただ昨夜から心が乱れて落ち着かず、気づいたらここにいた。
ルーファンスはゆっくり足を踏み出した。向かう先にあるのは、初めて見たときよりも少し規模の増した灰色の建造物。周りに人の気配はなかった。風と木々のざわめきの音が支配する静寂の中、ルーファンスの靴音だけが妙に耳につく。
黒い大扉についている通用扉をくぐって、ルーファンスは堅牢な建物の中へと入った。
相変わらず薄暗い建物の中には、石壁に囲われた小部屋がいくつも並び、そのひとつひとつに赤く大きな竜が居座っている。しかしルーファンスはそれらに関心を向けることはもせず、真っ直ぐと、その内のひとつの小部屋に歩み寄った。
十二歳からこちら、もうずっとこの建物にも竜にも近づいていなかった。それがどうして今さらここにきたのか、ルーファンスには分からなかった。それでもただ、誘われるように足を踏み出し建物の奥へと向かう。
ルーファンスが目的の小部屋の前に立つと、そこにいる若い赤竜が餌桶に突っ込んでいた顔を上げた。赤竜はルーファンスを見るなり、歓迎するようにぐるぐると鳴いた。
「久しぶりだね。わたしのこと、覚えてるんだ」
応えるように赤竜がうなった。ルーファンスは目を細めて竜を見た。目の前の竜の体は、ほかの部屋にいるものよりも鱗一枚一枚が鮮やかな色をしていて、健康的な艶を放っていた。
「アレクスは君をとても大事にしているんだね……ずるいな」
無意識に服の隠しへと手を入れて、指先に触れたものをとりだした。小さく折りたたまれた白い紙。それを慎重に開けば、さらに白い粉が入っていた。体が動くままに、その粉を残らず餌桶の中身に振りかけた。
自身がなにをしているかの自覚を、ルーファンスはしていなかった。頭の中心がぼんやりとしていて、すべての思考が停止している。感情なく、心の奥底の声にただ従っていた。
若い竜はルーファンスのすることを不思議そうに見ていた。ルーファンスは意識せず薄く笑んだ。
「さようなら」
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