生きる事が罪ならば

しょまう

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私の心

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私は、生きていて楽しそうな人を見ると、羨ましく思う。私は生きていても何も出来ない。むしろ、誰かを傷つけてしまう。人は生きていれば、誰かを傷つけるものだと言う人がいる。私は、人も傷つけたくないし、自分も傷つきたくない。私は弱い人間なのだ。
だから、ぶりっ子やナルシストやおかまやオネェの人たちを見ると、強く生きているなと感じる。私も自己を主張して生きてみたい。
私は、怒られたり、自分が何も出来ないと感じると、毎回のように、私は生きる事が罪なのだから、罰を受けるのは仕方がないと思う。そう想いはじめたのは、ある人との出会いだった。その人との出会いが、後に私の心に闇を住まわせるのだ。


私は、生きてて楽しいと、生きててよかったと感じることはある。しかし、1年に数回あればいい方だ。生きたいと思うことより、死にたいと思う方が多いのではないだろうか。
私は、天国と地獄とは、今生きているこの世界なのだと思う。死んだ後は天国も地獄もなく、またすぐに生まれ変わり、それを永遠に繰り返す。そう思っている。結論を言うと、私には、何をしても、何もかえることはできないし、この本を読んでも、何かを伝えることは、難しいと思う。死んでもまた生まれ変わってしまうのなら、私はどうすればいいのだろう。そんなことを毎日想い生きていくしかないのだろう。
私は、親とよく喧嘩をする。その時いつも、「ああ、なんで生まれてきてしまったのだろう。別の人格が宿ればよかったのに。」と思う。
人はよく言う。社会は理不尽なものだと。何故ひとはそれで納得してしまうのだろうか。
会社で、先輩に飲みに誘われたとしよう。自分もお金を払うのに、接待接待接待接待、自分が落ち着いたと思ったときには次に行ってしまう。会社の中だけではなく、仕事の外でも、自分でお金を出してまで、人に気を使わなければならない。それが普通。みんなそうしてきた。そんな生き方が普通なら、それが社会だというのなら、私は生きていたくない。この文だけを読んでまて、生きていて楽しそう!と思うだろうか。そんな会社が、社会が、人が、国があるこの世界で生きていたいと思うだろうか。私は、理不尽な事に対して、それは違うとはっきり言ってしまう。しかし、いまの社会ではそれが通らないらしい。何故?この社会は違うことを違うと言えないのだろう。私は、この社会に絶望している。

私は、この世界での自分の役割とはなんだろうかと考えることがある。当然、私は主役ではなく、かなりの脇役だ。
人は皆、一度は自分がこの世界の主人公だと考えた事はあるのではないだろうか。私もこれを書く少し前まではそう考えていた。しかし、それは少し違う。たしかに、自分の人生の主人公ではあるが、この世界からしたら、ただの脇役に過ぎない。私は、誰かの役に立ちたい、世界のヒーローになりたいと思った事がある。しかし、私にはなんの力もない。私は誰かのヒーローにもなれないし、誰かを助けようと思うのもやめた。自分は特別な存在だと思っても、それを証明できなければ、ただの人だ。私は誰かのそれを証明できるものがないことに気がついたのだ。証明するための努力もしようと思わない。
私は何も出来ないのだ。何をしようとしても失敗する。生きていることが罪だという証明はできそうだ。私は、これをやりたいと思ったら、すぐに行動をする。しかし、計画の内容のうすさからか、99%失敗する。たまに上手くいくこともあるが、大したことではない。私は何故こんなにも、やろうとしたこと、やりたいことができないのだろうか。
私は、何故こんなにも醜いのだろうか。
私の心はどこに行ってしまったのだろうか。

少し、高校の頃の話を書こうと思う。
私は、高校生の頃好きな人がいた。その人とは、最初は友人の友人という形で知り合い、仲良くなった。次第に一緒に帰る回数が増え、お互いに悩みごとの相談などをするようになった。私は、彼女のことが好きになった。彼女は彼氏と別れたばかりだった。私は彼女のことが好きで、何回も告白をした。しかし、その度に、他の人の方がいいんじゃない?、私なんかじゃダメだよと振られていた。そんなことをしているうちに、季節が二つ変わった。私は彼女に最後の告白をしようと思った。そんなある日、私の事をずっと支えてくれていた人がいた。最後の告白が振られたときも一緒にいてくれた。しかし、そのこには、彼氏がいた。私は、1人になった。
そのこは、彼氏より私が好きだと言って、付き合うことになった。あのときに私が振っておけば、こんなことには………
付き合ったときは、当たり前だが、味方などいなかった。そして、元々好きだった彼女にもその情報が入った。その日から口をきいてくれなくなってしまった。そこから全てが始まってしまったのだ。私が全て悪いのだ。私さえ彼女のことを好きにならなければ、彼女を傷つけることも、苦しませてしまうこともなかったのに…

                                                                  続く
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