洞窟ダンジョン体験ツアー案内人役のイケメン冒険者に、ラッキースケベを連発してしまった私が患う恋の病。

待鳥園子

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09 初めて

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 固くなり切った肉棒に何回か擦りつけるように動くと、この先のことを何も知らない私も、だんだんと変な気持ちになって来た。体の奥がうずうずと埋めてほしくて、たまらない。

 機嫌良く長い間私が好きに動いたりを繰り返していたんだけど、動けないシリルさんは我慢できなくなったのか息を荒げて抗議した。

「このままだと、ずっといれられない……グウェン、手を外して」

「あっ……ごめん。すぐ外すね」

 私だけ自分勝手に気持ち良くなっていたようで恥ずかしくなり、慌てて立ち上がった。体液で濡れてしまった屹立は改めて見ると、すごく凶悪な形をしている。

 私はシュルッと音をさせて、彼の手首にあった戒めを解いた。

 と、思ったらふわふわの絨毯の上へ押し倒された。

「……グウェン好き。いれたいいれたいいれたい」

「私も好き……シリルさん。大好き……」

 見上げた彼の整った顔は、真っ赤になっていたけど真顔で真剣だった。一旦私の体から離れると両手を上げさせてワンピースを抜き取り、そして下着を取り払った。

「かわいいし、綺麗だし……グウェン、好き」

 この後の覚悟を決めたのかシリルさんは、自分の服も脱ぎ始めた。

「うっ……嬉しい……私も好き」

 もう一度キスをして、シリルさんは私の体中を舐め回した。足の先まで、彼の舌が触れてないところはないんじゃないかと思うほど。胸の先はいやらしく尖り、蜜口は準備万端でとろけ切っているようだった。

 けど、何故かなかなかいれてくれない。

「シリルっ……いれないのぉっ!?」

 甘えてねだるような口調になってしまったけど、それは仕方ないと思う。もう、本当に我慢出来ないから。

「待って……グウェンは初めてだから、痛くないようにしてるんだ」

 あの薬自体少量だからすぐに自分を取り戻すだろうと言っていたから、シリルさんは完全に自分を取り戻している様子だった。

 口調もしっかりしてるけど、やっぱり顔は赤い。シリルさんは、恥ずかしいのかな? 待って。私なんて、こんな格好だよ!

「もうっ……痛くても、良いからっ……早くいれてえ」

 もう何度も達せられて、いい加減どこまでも続く快感に苦しくなっていた私は限界を感じていた。

「……わかった。待って」

 そして、彼は私の両足を押して持つと、泥濘んだ蜜口へと侵入していた。グッと押されて入ってきたと思ったら、一気に奥まで通り抜けて快感が突き抜けた。

「ふわっ……はあっ……シリル。動いてぇ」

 なかなか動いてくれないシリルに悶えて、私は訴えた。早く早く。この体中のしびれとうずきを、どうにかしてほしくて。

「待って……やっば……持ってかれそう……ああ」

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