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本編
黒竜騎士団
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「ジョッシュ隊長なら、その辺に居ると思うんだけど」
フィースが辺りを見回しながら言う。私も見回しながら思う。この世の楽園がここにあった。
とにかく種類は違えど皆、すごい美形だ。え?ここにこんなに集まってて狙い撃ちに合わない?ってくらい美形しかいない。ちょっと興奮しすぎて訳が分からなくなってきた。
「ジョッシュ隊長」
フィースの声に赤毛のワイルド系の美男がこちらを向いた。うん。これこそが美男という言葉に相応しいと思う。
「え?…ガードルート…さんも?フィース、どうしたんだ?」
かなり戸惑っている様子だ。
私は書類の入った袋を手渡した。
「リプリ団長から頼まれました。どうぞ」
手渡した時にすこし手が触れて真っ赤になってる。可愛い。
「ああ、助かったよ。ありがとう」
にこり、と微笑んでくれるので私も笑い返す。また赤くなった。髪の毛の赤毛より赤くなって行くんじゃないだろうか。
「こんなところにまで、すみません。フィースとイアンに送らせますので、すぐにお帰りください」
「え、見学したかったんですけど」
「え?」
「ダメですか?」
「け、見学?」
「はい」
私は力強く頷いた。美男と美男のぶつかり合いとか、ご馳走でしかない。
「フィース」
「言ったでしょう、ガードルートは変わっているんですよ」
戸惑い気味のジョッシュ隊長と呆れ顔のフィース。そして無表情のイアン。
「ええっと、それでは、こちらにお座りください」
ジョッシュ隊長が壁際のベンチを指差す。私は頷いてベンチに座った。
「フィース、どうなっているんだ」
「知りませんよ。ご自分で聞かれたらどうですか?」
「俺なんかに声をかけられても嫌だろう」
そんなことないですよ。大歓迎です。
「とにかくまたそろそろ訓練の時間だ」
バラバラに休憩していた黒竜騎士団の人達が集まりだして整列をした。こちらを伺っているようだ。ボソボソと囁き合っている人も居る。列の前にいる上官の人達も困り顔だ。
「この前からお世話になってるガードルートです。どうぞよろしくお願いします」
立ち上がってにこっと微笑むとどよめきが走る。
うわあ、ほんとお世話係になれて良かった。
フィースが辺りを見回しながら言う。私も見回しながら思う。この世の楽園がここにあった。
とにかく種類は違えど皆、すごい美形だ。え?ここにこんなに集まってて狙い撃ちに合わない?ってくらい美形しかいない。ちょっと興奮しすぎて訳が分からなくなってきた。
「ジョッシュ隊長」
フィースの声に赤毛のワイルド系の美男がこちらを向いた。うん。これこそが美男という言葉に相応しいと思う。
「え?…ガードルート…さんも?フィース、どうしたんだ?」
かなり戸惑っている様子だ。
私は書類の入った袋を手渡した。
「リプリ団長から頼まれました。どうぞ」
手渡した時にすこし手が触れて真っ赤になってる。可愛い。
「ああ、助かったよ。ありがとう」
にこり、と微笑んでくれるので私も笑い返す。また赤くなった。髪の毛の赤毛より赤くなって行くんじゃないだろうか。
「こんなところにまで、すみません。フィースとイアンに送らせますので、すぐにお帰りください」
「え、見学したかったんですけど」
「え?」
「ダメですか?」
「け、見学?」
「はい」
私は力強く頷いた。美男と美男のぶつかり合いとか、ご馳走でしかない。
「フィース」
「言ったでしょう、ガードルートは変わっているんですよ」
戸惑い気味のジョッシュ隊長と呆れ顔のフィース。そして無表情のイアン。
「ええっと、それでは、こちらにお座りください」
ジョッシュ隊長が壁際のベンチを指差す。私は頷いてベンチに座った。
「フィース、どうなっているんだ」
「知りませんよ。ご自分で聞かれたらどうですか?」
「俺なんかに声をかけられても嫌だろう」
そんなことないですよ。大歓迎です。
「とにかくまたそろそろ訓練の時間だ」
バラバラに休憩していた黒竜騎士団の人達が集まりだして整列をした。こちらを伺っているようだ。ボソボソと囁き合っている人も居る。列の前にいる上官の人達も困り顔だ。
「この前からお世話になってるガードルートです。どうぞよろしくお願いします」
立ち上がってにこっと微笑むとどよめきが走る。
うわあ、ほんとお世話係になれて良かった。
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