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本編
有言
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「危なくなかったの?ミッキー君」
「ええ。敵地に乗り込むことを考えたら。…ヴィンセントさんが入る手筈から服まで整えてくれてましたから、いつもの仕事を考えたら、簡単でしたね」
シャワー浴びて乾かしたばかりのふわふわ茶色い髪は指通りが気持ち良い。
「何事もなくて良かった。心配してたから」
ふっと可愛い顔で微笑むと頬にキスをしてくれる。
「僕のことを心配してくれてありがとうございます。でも大抵のことでは死にませんので安心してください」
「ほんとに?」
「そうですね。僕はすこし狡いところがあるので…ガードルートさんには見せませんけど」
人差し指を立てると、私の唇を押した。固い皮膚の感触が彼の仕事を思い起こさせる。
「ミッキー君が?」
「ええ。何があってもあなたのために生き残るって決めたので。僕にはノアさん程の強さもヴィンセントさん程の賢さもない。だから、狡く生き残ることにしたんです」
真摯な茶色い目には私への愛しさが溢れていて、真面目な彼が狡いことをすると決めたその思いがすごく嬉しかった。
「…ミッキー君、好きだよ」
「僕もです。愛しています。ガードルートさん」
「辛くないですか?」
「ん、っへいきっ」
はぁはぁと息をつきながら足をつくと膝立ちになってミッキー君のをつぷりと呑み込む。もう始めてから何度目かになるから、すごく濡れていてぜんぜん抵抗がない。
「ああ、ガードルートさん。気持ち良いですっ」
「私も気持ち良い…すごく良いよ、ミッキー君」
硬い筋肉に包まれた上半身に抱きつきながら言うとミッキー君も体を起こしてつよく抱き返してきた。
「僕、本当に幸せです。あなたをすこしでも幸せに出来ているんだったら良いんですけど」
「私、すごい幸せだよ、…言わなくてもこの気持ち伝わったら良いのに」
「…ガードルートさんの気持ち、がですか?」
汗に濡れた額の髪をかき上げて笑った。
「うん、ミッキー君が大好きで、幸せなんだよって気持ち。伝わったら良いのにと思ったの」
「…すこし怖いです」
「ん、ああっ…何が…?」
「あなたにすこしでも嫌がられていたら死にたくなります」
ちゅっとピンク色の唇にキスを落とす。まじまじ見るとミッキー君の顔ほんとに可愛いよね。
「そんな訳ないわ」
「ずっと、ずっと一緒にいてください。ガードルートさんっ」
「ずっと居るわ。あなたが望む限り」
「約束してくださいね」
ふふっと笑って額にキスをした。
「ええ。敵地に乗り込むことを考えたら。…ヴィンセントさんが入る手筈から服まで整えてくれてましたから、いつもの仕事を考えたら、簡単でしたね」
シャワー浴びて乾かしたばかりのふわふわ茶色い髪は指通りが気持ち良い。
「何事もなくて良かった。心配してたから」
ふっと可愛い顔で微笑むと頬にキスをしてくれる。
「僕のことを心配してくれてありがとうございます。でも大抵のことでは死にませんので安心してください」
「ほんとに?」
「そうですね。僕はすこし狡いところがあるので…ガードルートさんには見せませんけど」
人差し指を立てると、私の唇を押した。固い皮膚の感触が彼の仕事を思い起こさせる。
「ミッキー君が?」
「ええ。何があってもあなたのために生き残るって決めたので。僕にはノアさん程の強さもヴィンセントさん程の賢さもない。だから、狡く生き残ることにしたんです」
真摯な茶色い目には私への愛しさが溢れていて、真面目な彼が狡いことをすると決めたその思いがすごく嬉しかった。
「…ミッキー君、好きだよ」
「僕もです。愛しています。ガードルートさん」
「辛くないですか?」
「ん、っへいきっ」
はぁはぁと息をつきながら足をつくと膝立ちになってミッキー君のをつぷりと呑み込む。もう始めてから何度目かになるから、すごく濡れていてぜんぜん抵抗がない。
「ああ、ガードルートさん。気持ち良いですっ」
「私も気持ち良い…すごく良いよ、ミッキー君」
硬い筋肉に包まれた上半身に抱きつきながら言うとミッキー君も体を起こしてつよく抱き返してきた。
「僕、本当に幸せです。あなたをすこしでも幸せに出来ているんだったら良いんですけど」
「私、すごい幸せだよ、…言わなくてもこの気持ち伝わったら良いのに」
「…ガードルートさんの気持ち、がですか?」
汗に濡れた額の髪をかき上げて笑った。
「うん、ミッキー君が大好きで、幸せなんだよって気持ち。伝わったら良いのにと思ったの」
「…すこし怖いです」
「ん、ああっ…何が…?」
「あなたにすこしでも嫌がられていたら死にたくなります」
ちゅっとピンク色の唇にキスを落とす。まじまじ見るとミッキー君の顔ほんとに可愛いよね。
「そんな訳ないわ」
「ずっと、ずっと一緒にいてください。ガードルートさんっ」
「ずっと居るわ。あなたが望む限り」
「約束してくださいね」
ふふっと笑って額にキスをした。
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