分岐ルート(仮)

魂の暇つぶし

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暗黒のない未来へと継ぐ。

後に変わるまで...

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手には黒変した槍。
禍々しい力が見るだけでわかってしまう。
「何をしているんだ!天城!」
目は充血し血管が浮き立っている。
の記憶が少し頭に残っているが、顔を覚えてはいない。
「正気になれ天城!」
誰だコイツ?持っているものは刀か?
遅い、それにしても遅い。
「邪魔だ。」
少し攻撃をすると声は無くなった。
アイツはどこだ?

「天城...?、莉子は...莉子は、どうしたのよ!」
りこ?あぁ、あのときの
「アイツなら、殺した。」
そんな最悪があった。
狂ってしまった。














時は、3ヶ月前に遡る。
















「天城行くわよ!」
「まって、パンぐらい食わせろ。」
ここは、天城の実家である。
家が壊れて、ナイスタイミング。
母親の天城麻也から、帰ってこいと連絡があった。
その理由は、会社の手伝いらしい。
転入先の学校は3人分キッチリ、張華や莉子の分まで、手続きを済ましてくれた。
「遅れる遅れる!」
「転入初日から遅刻なんて嫌よ!」
「天城さんもお嬢様も起きるのが遅いですよ。」
張華の女執事でありながら、天城の幼馴染である莉子がため息をつきながら、張華の髪を整えていた。
玄関で、ぶっ飛びマザーの天城麻也が
「ヘリで行けば?」
などと言っていたが、断固拒否した。
ヘリで来た転入生なんて呼ばれたくない。
最初の授業まで、あと10分。
事前に学校までの距離を確認していたが、とても、走っていけるようなものではなかった。
「しょうがねぇ!ヘリよりましだ!」
天城の木の能力が一つのものを形作っていく。
「バイクですね!天城さん。」
莉子が沢山の免許が入った(その中にしっかりバイクの免許あり)財布を上着に入れながら、答えた。
「あぁ、頼んだぜ!」
バイク(サイドカー)は、3人を乗せて、学校まで、猛スピードで向かう。














「そろそろかな?」
懐中時計を持った女が一人、狭い歩道を歩いていた。
その時計の針は、不規則に動いており、時間を測ることはできない。
「矢中 やどと言ったか?」
口にした名前を聞いて、電柱の影から、顔を出した少年はこう言う。
「残念、刃じゃなくてはどだ。」
その手には一本の刀が握られていた。
「突然だが、死んでもらう。」
「物騒ですね」
矢中が空気を切る。すると何もない空間に切れ目ができる。
だが、巻き込まれたものは...いや、巻き込もとしたものはいない。
「私に挑むのか?
いつのまにか移動したのか、2~3メートル先にソレはいた。
構わず、相手に近づき、連続して攻撃をする。
だが、当たらない。
単純なスピードでは、避けれない場所にいても、関係ない。
放った直後には、違う場所で疲れている様子もなく、立っている。
「なんだ?どうなってやがる。」
わからない、避けていられる理由がわからない。
だが、矢中はそこで諦めない人間である。
(無理矢理にでも、見つけてやる!)
「喰らえ!」
次の攻撃は、フェイントだった。
刀で見えない死角を見るためにした攻撃だった。

女の手には一つの時計が握られていた。
懐中時計のようだが、針が動いていない。
「⁉︎まさか!」
矢中がさっきまで自分がいていた場所を見る。
「影が動いていない...」
確信した。
矢中は小さな一振りを放つ、
「なに⁉︎」
女の持っていた懐中時計が真っ二つに分かれる。
「お前の負けだ!」
だけど...
そんな勝利...
目の前に、攻撃手段を無くしたはずの女。
手には、何も握られていない。
「いいえ、勝ったのは私です。」
矢中の額に嫌な汗が湧き出る。
「なんだよそりゃ、勝てるわけねぇだろ」
最初から、道具なんて必要なかった。
か?」
その弱った声に、女は笑い。
「止めるだけの力と思わないでね?」
殺される恐怖か、物凄い力を見たからか、矢中の口は、自然と想いもしない言葉を、無意識に出していた。
それは、ちょうど...
美しき白髪の少女ホワイトモンスターか、醜いな」
本来、走馬灯とは生命が終わる直前、まるで、頭の中で映画が起こったかのように、生きていた時の記憶が上映され、人生をダイジェストで観ることだ。その中には、忘れていた記憶も上映される。
ならば、生きていた記憶ということになるだろう。
女は苦痛に満ちた表情になり、
「...やめろ」
そう、口にし一人の男を消失させた。














「おい聞いたか?今日新しい転入生がくるって。」
「聞いた聞いた!なんかめっちゃ可愛い二人の女の子が来るらしいぜ?」
「マジかよ!たのしみだな!」
「男子ってば、さっきから品がないわね~?」
「そうねぇ、でも男の子の転入生もくるらしいわ!」
「イケメンだったら良いのになぁ。」
その時扉の向こう側から声が聞こえた。
「えぇと...ここで良いんだよな?」
「2年2組よ、合ってるわ。」
「うぅ、緊張します...」
情報通り男1女2の3人組だ。
「よしいくか!」
ピシャリと扉が開く。
一時的だが、新しい高校生活が始まった!


「はじめまして、棚橋張華です。趣味はパン屋巡りです。よろしくお願いします。」
「蒲谷 莉子です。趣味は掃除です!よろしくお願いします!」
「天城禅です。趣味は、特に無いです。よろしくです。」
三人の一通りの紹介が終わった。
すると、観ていたクラスメイトたちが騒ぐ。
ある一つの男子グループでは「可愛いい!なんだあの棚橋って女の子!」
「莉子ってこもなかなか可愛いぞ!」
また、こちらの女子グループでは
「天城ねぇ、なんかぱっとしないわねぇ、顔は悪くないんだけど。」
「確かに...」
そんな声があった。
(((全部聞こえてる)))
「そんなわけで!よろしくね?天城さん、蒲谷さん、棚橋さん!」
女の人の声が、ざわつきを落ち着かせるように響いた。
「ん?あぁ、担任の先生ですか?」
女の人の声が、困ったように...
「あ、あぁ...私、副担任なのよ...」
「え?じゃあ担任の先生は...」
すると、廊下の方から、勢いの良い足音が響いてきたと思ったら、荒々しく扉が開いた。
「すまん遅れた!」
額に汗をつけながら、男は入ってきた。
「また遅刻かよ!先生w」
「おっせーぞ!w」
「しょうがねぇだろ?あいつが...」
「また、ノロケかよ!先生w」
「だから、アイツはそんなんじゃ...って」
どうやら、天城達に気付いたようだ。
「きみ達が転入生だね?僕の名前は、本元舞鬼(ほんもとまいき)だ。」
笑いながらそう言って握手をしてきた。
「よろしくお願いします。先生」
笑いながら、天城は握手を返した。
「って、君はあのスーパーにいた子じゃないか!」
「え、あ!あぁぁ!?あの時の!」
天城が謎の女に、過去を見せられた直前に肩にぶつかったすごい量の荷物を持っていた人だ。
「あの時はすいません!」
天城は本元に頭を下げる。
「謝る必要はないよ、僕も大荷物であまり前が見えてなかったからね。」
そんな彼に、笑いながら本元はそう言った。
「さぁ、ホームルームを始めようか」
新しい高校生活が始まる。














「天城の心の中にある隙間を見つけて、自分で埋めろ。」
矢中の細くなった声が女に語りかける。
見れば、服には血が滴りついている。
身体はボロボロで、今にも崩れてしまいそうだ。
「本当にそれで先に進むの?」
女は、卑下するような目で矢中ソレ
見ながら言った。
「あぁ、だからもう瀬奈を返してくれ。」
矢中は目に涙をうかばせながら、奥に倒れている瀬奈に手を伸ばす。
たが、その手を女の足が踏み潰す。
「!ギャァァァアァァァ!?」
「いや、この子は利用させてもらうよ。良い餌になるからね。」
女は笑いながらそう言った。
悔しそうな矢中の顔を見ながら...


















































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