75 / 841
Chapter2:Jealous lover
こんな奴に好かれちゃあ大変だろうに【R18】
しおりを挟む薄暗い衣装部屋で二人でずっと抱きしめ合っている...
「...もう時間が...」
「本当は離したくない...ティナに色目を向けてくる男と2週間も同じ屋根の下にいるなんて耐えられない...」
ゴロン!とディビッドは抱きしめながら床に倒れるように寝そべる。
自然とディビッドの上に乗るような格好になってしまったわ...厚い胸板は服の上でも分かる...すごく鍛えているのに服を着ている分には細身に見えるディビッド...
その胸元に耳を当てる...どくどくと心臓の音が聞こえるわ。
「ああ...やっぱり耐えられない!今日はこれで最後にするから...もう一回...」
「え?」
ディビッドが着ていた上着を敷いて私をそこに仰向けに寝かせると上に覆い被さってくる!
「え!もう誰かが来ちゃう!」
「ごめん!」
そう言って足裏を掴んで開かせそのままズン!と貫かれる!
「ああっ!」
一気に奥を貫かれてしまう!さっきまでゆっくりしたエッチの為か滑りがいいようで容易に挿入されちゃう!
ぱちゅんぱちゅんといやらしい音が再度響く。
さっきまでゆっくり挿入していたエッチと違って激しく腰を動かされると強い快楽に飲み込まれそうになっちゃうわ!
「あん!やぁん!激しっ!」
結合部分から愛液と精液の混ざったモノが溢れ出してポタポタと床に落ちる。
「トロトロなティナのナカが気持ち良いっ!はは...さっき出したエッチな液まで溢れ出してていやらしいね!」
「そんな事言わないでぇ...やんっ!」
奥をグリグリとしている間に手をお腹に当てて撫で始める。
薄いお腹のせいかディビッドのソレが大きいせいか膨らんでいてその部分よりやや上に手を添える。
「ここに子種が沢山注がれて赤ちゃんができるんだもの...神秘的だよねっ!」
「やぁん!」
「早くティナの赤ちゃんみたいなぁ...」
ディビッド...貴方本気で???
「そうすれば嫌でもティナが私だけのモノになるのにっ!」
とズン!と奥を貫かれる!お腹に手を押さえられてるからか刺激が更に強い!
「やっ!刺激がっ!ああっ!」
腰を動かす速度を早めだす!さっきより強い!ディビッドのソレがナカを擦って奥に打ち続ける刺激が強すぎて気持ちがいいけど辛いっ!
ディビッドも必死なのか途中からエアヴァルド語で何かを言いながら、ぱちゅんぱちゅんと激しい挿入を繰り返す、絶頂を迎えたのかドクドクと精がナカに放たれる。
熱いソレが放たれるのが気持ちがいいけど...身体中が甘い痺れで動けないわ...ああ...こんなに注がれたら赤ちゃんができちゃうかも...
精を全て放ち終えたのか、ゆっくりと抜くとどろりと漏れ出るのが分かる...それをさっき咥えていたハンカチで拭き取り、回復と浄化をかけて貰ってから身を整えられて抱きしめられる。
「ティナ...好きだから...誰よりも好きだから...愛しているから...絶対に他の男に靡かないで...」
ぎゅうっとディビッドが更に強く抱きしめる...そんな事言わなくてもディビッド...貴方だけよ...私が好きなのは...
ダリオみたいな男になんて嫉妬しなくてもいいのに...
「お嬢様!お嬢様、若旦那様がお呼びですよ!」
ピエトロの声が聞こえるわ!
「ピエトロ、今私衣装部屋で着替えてるから、ちょっと待ってって伝えて!」
「衣装部屋?着替えならメイドを呼びましょうか?」
「私一人で大丈夫だから」
そんな会話をしているとディビッドが首筋にキスをしてくる、痛っ!
「分かりました、そのようにお伝えしますね」
そう言ってピエトロは去っていったと思うわ。
「もう準備していかなきゃ...」
そう言ってまず先に部屋に戻って誰もいない事を確認してからディビッドがバルコニーへ足を運ぶ。
「...じゃあ明日待ってますので」
にこやかな顔でバルコニーの扉を開いていつものように飛び降りていくわ...
「...もう...エッチなんだから...はぁ」
結局2回されちゃったわ...あ!パンツ!
衣装部屋に戻って見回すもさっきのハンカチは落ちてたけどパンツが無いわ!
「間違って持っていっちゃった???」
ハンカチを拾う...浄化されて綺麗になってはいるけど洗わなきゃ...さっきまで色々なエッチな液まみれだった訳だし...あと別のパンツ履かなきゃ...
ふと姿見の鏡を見てびっくりする!
「やだ!こんな所に...」
さっきキスされた首筋の場所がくっきりと赤い...これ隠す服に着替えなきゃ!
───
ディビッドはフィオーレ・ビアンコの2階の自室に戻ると椅子に座って不貞腐れた顔のジョナサンがいる。
『どこ行ってたんだよ、飯ねぇの?』
『自分で作って食べるって発想はないんですか?』
『今日やっとこここに辿り着いた俺にそれ言う???お前がどっか行く前に大急ぎで術式無効の鍵作らされた俺に?』
『全く...まぁ今から作りますので待ってて下さい』
まぁ自分の分も作るしいいかと思いながら上着を脱ぐとポケットから何か白い物が落ちる。
『ん?なんか落ちたぞって!お前コレ!!!!』
ジョナサンは真っ赤になる、おっとこれは...
『ティナのパンツ...ですねぇ...間違って持って帰ってしまったみたいですね』
ディビッドはそれを拾うとヒョイとズボンのポケットに仕舞い込む。
『はぁ?まさかお前らマジで出来てんのかよ!』
『そりゃあ婚姻の契り印を結んだ仲ですし、夫婦ですから』
と笑顔で左の薬指に表れている印を見せる。
『うわぁ...』
まぁきっとコイツなら相手に知らせずに印を結んだだろうな...絶対とジョナサンは確信する、昔からそうだったからだ、しかもさっきのパンツだってそうは言ってるが実際の所分からないぞ、と思う。
あーあ、ディビッドの嫁可哀想にこんな奴に好かれちゃあ大変だろうに...とジョナサンは心底そう思った。
───
※奴は最近ヤりながらエアヴァルド語で
『孕めっ!孕めっ!絶対に逃がさない!ティナは全部私のモノなんだからっ!』とヤンデレ発言してるのだけど、ややスラング混じりのため貴族で外国語は綺麗な言葉しか知らないティナさんそう言われている事に気がついてないのである...
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
343
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる