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93話目 クエスト物色心得?
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このゲームにおいて、クエストには2種類存在する。
1つ目は、1層に1つあるクエスト看板に張り出されているクエストで、採取やモンスターの討伐、人助けなど多岐にわたっている。
2つ目は、クエスト看板にはないクエストで、マップにいるNPCから直接クエストを受ける。
町や村にいる人だったり、フィールドにいるNPCだったりするのだが、すべてのNPCがクエストを持っているとは限らないので、結構レアだったりする。
後者のクエストは、以前私が2層で強風の問題を解決したときのクエストがそれにあたる。
実は、私はまだ、クエスト看板のクエストをやったことがない。
「ええ!?やったことないんですか!?」
「ユウヒ!それは損だよもったいない!」
そのことを言ったら、私は相当2人から驚かれてしまった。
どうやら、特殊なスキルが手に入れられるものや、報酬がもらえたりするために、ほぼすべてのプレイヤーがクエストをメインにやっているのだとか。
クエストの中にも良い悪いがあって、それらを見極めるための『クエスト物色心得』というものがあるとか……。
「ということは、クエストをやったことない人は結構珍しい?」
「そうだよ!ていうかクエストやらないでここまで来たって!メアリー何も言わなかったの!?」
「え、うん。」
私たちは、ひとまず3層にあるクエスト看板へとやって来た。
3層になってくると、現段階ではそこそこ上位のプレイヤーが多いため、あまり声をかけられない。
しかし、少しだが声をかけてくる人がいるので、基本的にはフードをかぶっている。
クエスト看板は、メアリー武具店と広場をはさんで反対側にあって、結構な人がクエストを物色していた。
「ていうか、クエスト看板って聞いてたから、1つだけ大きな看板があるのかと思っていたよ。」
どうやら、クエスト看板とは、普段私もアイテムの買取とかをしてもらっているギルドの中にあったようで、買取窓口の反対側にあった。
「来ていたのに気が付かなかったんですね……。」
「これは場所が悪いよね!買取窓口の横につけてくれればいいんだよ!」
「「……。」」
私がそういうと、2人はあきれたような目をしながら私のことを見ていた。
「ああ!わかったよ!私がダメだったんだね!」
私が自身の罪を認めたところで、早速看板へと向かった。
「ちょ、このクエストどうよ!」
「いいですね!でもこのモンスターは――――――」
わからない。
2人の会話が全く分からないのである。
2人もクエスト物色心得をしっかりわかっていて、それをもとに探しているらしいのだが、私はそれを全く知らないので、どれがいいクエストなのかがわからない。
ていうか、クエスト物色心得ってマジでなんやねん。
モンスターを倒してお金をもらうとか、アイテム集めてお金もらうとか、これに良い悪いあるわけ?
報酬がいい奴、とか、普段私報酬なしでやっていたわけだし、もらえるだけいいのでは?とか思ったり。
2人が楽しそうに物色しているのに、私がその輪に入れないのがすこし残念だったが、まあ別にいいかなって感じもした。
まあ、私は見ていてもわからないので、ここは2人に任せるべきだろう。
「あの、私分からないから、クエスト探しは2人に任せてもいい?」
「いいよ。じゃあ見つけたら連絡するから。」
何もわからなくて、足手まといになる可能性があったので、私はクエスト物色から離脱した。
ギルドを出て、私は広場をそのまま縦断、メアリー武具店へと向かった。
1つ目は、1層に1つあるクエスト看板に張り出されているクエストで、採取やモンスターの討伐、人助けなど多岐にわたっている。
2つ目は、クエスト看板にはないクエストで、マップにいるNPCから直接クエストを受ける。
町や村にいる人だったり、フィールドにいるNPCだったりするのだが、すべてのNPCがクエストを持っているとは限らないので、結構レアだったりする。
後者のクエストは、以前私が2層で強風の問題を解決したときのクエストがそれにあたる。
実は、私はまだ、クエスト看板のクエストをやったことがない。
「ええ!?やったことないんですか!?」
「ユウヒ!それは損だよもったいない!」
そのことを言ったら、私は相当2人から驚かれてしまった。
どうやら、特殊なスキルが手に入れられるものや、報酬がもらえたりするために、ほぼすべてのプレイヤーがクエストをメインにやっているのだとか。
クエストの中にも良い悪いがあって、それらを見極めるための『クエスト物色心得』というものがあるとか……。
「ということは、クエストをやったことない人は結構珍しい?」
「そうだよ!ていうかクエストやらないでここまで来たって!メアリー何も言わなかったの!?」
「え、うん。」
私たちは、ひとまず3層にあるクエスト看板へとやって来た。
3層になってくると、現段階ではそこそこ上位のプレイヤーが多いため、あまり声をかけられない。
しかし、少しだが声をかけてくる人がいるので、基本的にはフードをかぶっている。
クエスト看板は、メアリー武具店と広場をはさんで反対側にあって、結構な人がクエストを物色していた。
「ていうか、クエスト看板って聞いてたから、1つだけ大きな看板があるのかと思っていたよ。」
どうやら、クエスト看板とは、普段私もアイテムの買取とかをしてもらっているギルドの中にあったようで、買取窓口の反対側にあった。
「来ていたのに気が付かなかったんですね……。」
「これは場所が悪いよね!買取窓口の横につけてくれればいいんだよ!」
「「……。」」
私がそういうと、2人はあきれたような目をしながら私のことを見ていた。
「ああ!わかったよ!私がダメだったんだね!」
私が自身の罪を認めたところで、早速看板へと向かった。
「ちょ、このクエストどうよ!」
「いいですね!でもこのモンスターは――――――」
わからない。
2人の会話が全く分からないのである。
2人もクエスト物色心得をしっかりわかっていて、それをもとに探しているらしいのだが、私はそれを全く知らないので、どれがいいクエストなのかがわからない。
ていうか、クエスト物色心得ってマジでなんやねん。
モンスターを倒してお金をもらうとか、アイテム集めてお金もらうとか、これに良い悪いあるわけ?
報酬がいい奴、とか、普段私報酬なしでやっていたわけだし、もらえるだけいいのでは?とか思ったり。
2人が楽しそうに物色しているのに、私がその輪に入れないのがすこし残念だったが、まあ別にいいかなって感じもした。
まあ、私は見ていてもわからないので、ここは2人に任せるべきだろう。
「あの、私分からないから、クエスト探しは2人に任せてもいい?」
「いいよ。じゃあ見つけたら連絡するから。」
何もわからなくて、足手まといになる可能性があったので、私はクエスト物色から離脱した。
ギルドを出て、私は広場をそのまま縦断、メアリー武具店へと向かった。
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