つゆだく高速腰ふり巨乳挟み免許皆伝・お摩耶のレッスン

石女(うまずめ)

子授け講・妻

「ということですのよ」
　参二郎が帰った後、隣室から障子を開けて入ってきたのは、参二郎の妻の三根みねであった。

　退屈な閨に嫌気がさしてからというものの、夫婦生活が遠ざかってしまい、このままでは跡継ぎができずに親戚に店を取られてしまうと、悩み抜いた上での相談であった。
「いない間男まででっち上げなくても、少し工夫を致せば良いのですよ」
　三根を手招きしたお摩耶は、木でできた魔羅の張型を二つ手文庫から出し、寛げたままの胸の谷間にヌチュッと差し込んだ。それを上下に至極様子を見ているだけで、三根は股の辺りがムズムズするような気になっていた。
「そして、ね……」
　胸に挟んだままの張り方の先を、お摩耶はチロリチロリと舌で擽って見せたのだ。
「ああ……お師匠さん、何ていやらしい……」
　お摩耶はニヤリと笑って、もう一つの張型を三根の口元に近寄せた。
「おしゃぶりあそばせ」
　恐る恐る、飴玉を舐るように張型を口いっぱいに頬張る三根は、まだ初々しい。

　街場の良家の女は早熟な割に、閨については受け身なことが多く、男に全てを委ねすぎてしまっていることが多い。

「舌をお使い遊ばせ」
「あい……んぐ……んぐ」
「そうして一生懸命舐っている姿に、殿方は色めくのです……どれ」
　腰をもぞもぞし始めた三根の足首を、お摩耶は指先で擽った。
　閉じていた膝が開かれ、徐々に大胆に、中の茂みを見せつけるほどに大開脚をした三根の太ももを焦らすように行きつ戻りつし、漸く女陰にたどり着いた頃には、そこはもう大洪水であった。
「まぁ、お三根様……お可愛らしい」
　指先で縁を弄ると、三根がたまらずに腰を震わせて悶える。
　ねちゃねちゃと、わざと音を立てるようにして指で掻き回すと、三根が張型を咥えたまま溜まらずに喘いだ。
「ふぐぅ……ううんん……」
「可愛いわ、なんて色っぽい……ほら、こんなグチョグチョと上手に歌われて」
　ポロリと、三根が口から張型を放り出して喘ぎ始めた。
「いや、いやん……あーんっ」
　頃合いと見て、お摩耶は人が変わったように乱暴に両膝の裏をで押すようにして足を浮かせ、きゃっと言う間も無く、ズブリと張型を差し込み、ぐるりぐるりと掻き回した。
「ひゃぁぁ……ああ……!! 」
「腰を、お腰をくねらせませ」
　すると、三根が腰を浮かせてねちねちと音を立てながらぎこちなく腰を揺らした。
「そうです、子種を余すことなく飲み込むつもりで、女陰をお締め遊ばせ」
　ぎゅぅっっと、張型が押さえつけられて動かなくなる。
「いいわ……名器ですわ」
　お摩耶が三根の前合わせを開いてお乳を優しく舐めてやると、また張型が動くようになった。
「ひ、ひいぃぃ……いいっいん!」
「ここね……見つけましたわ。三根様のお好きなところ」
「だ、だめぇぇ、おかしくなってしまいますぅぅ」
　ぎゅっと、三根は声を耐えるように唇を噛み締めてしまった。
「口を閉じないで、好きに声をお上げなされ」
　ズブッズブッと、泡立つほどに洪水する女陰の締り具合を確かめつつ、絶妙な柔らかさで豆を指で摩ると、三根が白目を剥いて喘いで暴れた。
「あ、あん、ああん、お師匠さん、いくっ、いいっ……」
「いいのよ、思うがままに、気をおやりなされ」
「ひぁああっ、ああんっ、はあっあん、ああんっ!! 」
　だいたいこの辺りかと見当をつけた場所めがけて、お摩耶がヌプヌプと出し入れをすると、三根は身体中をバネ仕掛けのように弾ませて、悲鳴を上げて気をやった。

「あんな……はしたない姿……見せて良いのでしょうか」
「はしたないなどと思われますな。夫婦でございましょ、どこをどうして欲しいか、女もきちんと言葉にすれば宜しいのです。感じるままに、お身体を動かせば宜しいのです」
「はい。お師匠さんの御指南の通りに致します」
「次は、ご夫婦二人にて、目合まぐあいの具体的な体位など、御指南致しましょう」
「はい、有難う存じます」
　三根は袱紗の中から25両入りの切り餅一つ、お摩耶の前に置いた。
「はい。三味の指南料とは別に、夫婦の指南料、確かに頂戴いたします」
「子ができましたなら、後金として更に25両お包み申し上げます」
　
　婚家もしくじり、実家にも帰れず、頼るべきは己の才覚のみ。

　離縁後、食べるために町医者の看護の奉公をして得た知識と、その医者に仕込まれた技術とで、お摩耶は今日も閨に悩む夫婦の相談に乗るのだった。