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休日ってさ、休む日って書いて休日だよね?
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しおりを挟むそして今、私達(ちなみに、雪嘩と桃嘩はお留守番です)はロイくんご希望のAランク依頼を受けて嘆きの森ってとこに皆で来てるんだけどね?
一刻も早くここから去りたい心境に陥ってます。
ここの依頼を受けようって言ったロイは後で絶対〆てやる……もう〆ないと気がすまないよ!
最初こそ名前は不気味だけど、ちっさい魔物ちゃんがちょこちょこ居たり珍しい薬草とか花が生えてるっていう結構ファンタジーな雰囲気の森で、Gによる精神ダメージも癒されるぅ~とか思ってたのにさ!
遡ること10分前……
意気揚々と森の奥に進んでいくロイをエリックとレオが嗜め、リサ、ミア、私の3人は周囲の警戒をしつつも楽しくおしゃべりしてます!
テーマは3週間後にある親睦パーティーについてでございます(笑)
ミ「 リサちゃんとレイカちゃんはドレスどうするの?
私はリーファさんがお花のドレスを仕立ててくれる予定なの!」
リ「ドライアドのお手製ドレスって素敵じゃない!
……私はお兄様から新学期のお祝いで白いドレスをプレゼントされたわ。
お兄様の趣味全開でちょっと嫌だけど……」
ゲンナリ顔のリサに笑いつつリサのお兄さんについて聞くと、答えてくれたのはミアだった。
ミ「リサちゃんのお兄さんってね、リサちゃんのことすーっごく溺愛してて大変なんだよ~
私も可愛がってもらってるけどそれでさえ重たいのに、リサちゃんなんてそれの更に上をいく重たさだもん……リサちゃんドンマイって感じなんだよね~」
リ「ドンマイじゃ済まないわよ……お兄様のことは嫌いではないけど、そろそろ妹離れして欲しいわ」
さっきより更にゲンナリした顔で言ったリサに思わず笑ったら睨まれた(笑)
他人事だから笑えるけど、当事者からしてみれば笑い事じゃないもんね~
まさかリサのお兄さんが重度のシスコンとはww
麗「ってかリサ達ホーラスシオンだったの?
私初めて聞いたよ?」
ミ・リ「「言ってなかったっけ(かしら)?」」
聞き流しそうになった新事実を聞くと、2人共キョトンッって顔してそう言った。
麗「いやいやいや、聞いてないよ?
そもそもホーラスシオンのこととか一昨日桃嘩に教えられて知ったばっかだもん!」
リ「そうだったの?
私ったらてっきりホーラスシオンのことを言わなくても知ってるかと思ってたわ」
ミ「私もホーラスシオンって色んな意味で有名だから、レイカちゃんも知ってると思ってたよ~」
なんか、知らなかったの私だけっぽいww
リ「レイカって勉強は出来るのに常識が欠けてる時が多々あるわよね。
あ、ちなみに学園では私とミア、ロイ、エリック、後ハーベスト先生がホーラスシオンよ?」
麗「マジか!イツメン全員だし、ハーベスト先生も……そっか!エリックと名字同じじゃん!
うわぁ~全然気付かなかった……」
言われて気付く不思議(笑)
名字もさることながら、髪と瞳の色まで同じなのに気付かない私ってww
その後は、ミアから来月の四季祭りはロイのお家が担当すること、それぞれの家が司る季節(ミアの家が春、エリックの家が秋、リサの家が冬)について教えてもらったり、四季祭りの衣装とかで結構盛り上がってたんだけど、事件が起きた。
応援ありがとうございます!
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