37 / 49
第2章 的ななんかそいう感じの章
第37話 ほげほげどうー
しおりを挟む
「さぁ、今日はまたAランク魔獣を狩るぞぉぉ!!!」
「マユ姉、朝っぱらから元気だな」
「あと3匹狩れば段位がもらえるんだもの。そりゃ張り切るわよ」
この学校では1級が最上級だが、1級を取ってから「Aランク以上の魔物」を10体以上退治すること。それが卒業要件となっている。
達成した者は有段者扱いとなり、ようやく冒険者の入り口である初段と認定される。いわば魔獣狩りのプロである。
段位を取れば、どの国に行っても入国料も入国審査も不要。国から年俸も支給され国民の敬意と尊敬を集める、そんな冒険者として認められるのだ。
さらにA級以上の魔物退治をすることで、段位は上がって行く。この国での最高位は9段だが、それとは別に年間のタイトルというものが存在する。それぞれ多額の報酬と様々な利権が得られる。
それは毎年更新される資格であり、怠けていたり力が落ちれば否応なしに剥奪される。だからタイトル保持者といえども(というよりだからこそ)必死になるのである。タイトルには例えばこんなものがある。
・名人(その年にA級以上の魔物を最も多く退治した者)
・ドラゴンキング(ドラゴン族を退治した数が最も多い者)
・王位(国王が特別に1名のみ指定できる)
・叡位(とあるケーキ会社の社長が1名のみ指定できる)
「待て待て待って待って。それ、どこかで聞いたことがある称号ばかりなんだけど」
「藤井君、8冠制覇おめでとう」
「知らないわよ!!」
ちなみに、女性での段位持ちはいままでひとりもいない。マユ姉はその最初のひとりになると目されている。入学からたった11ヶ月で段位目前となったことで、本人はもちろんグリーンランド市を上げての期待の星なのである。
ところでいまだに3級の俺はといえば。
「ぼけー」
と日々を過ごしているのである。3級では魔物狩りに行くことはできない(危険なので運営側が許可しない)。しかし、食べるものには困らず、バイトで小銭は貯まり(現在約200万ドルが口座に入っている)、かったるい座学は終了しており(マスターしたとは言ってない)、日々のトレーニングと週1の魔物狩り練習(教師が捕まえた弱い魔物を狩る訓練)だけやっていれば良いのだ。
そして仕事といえば、ちょちょっと結界魔法をかけてそれを眷属どもに運ばせるだけというぬるい作業である。それで1日が終わる。
これぞ俺の望んだスローなライフというものであろう。あのお団子頭には感謝であるほげほげどうー。
「まったく。ほげほげじゃないモん」
「まさかほんとに『スローなライフにしてくれ』るとは思わなかったなわっはっは」
「またタイトルの宣伝をしているでござる」
「ほとんどなにもしないで、月収18万ドルはずるい」
「ふぁぁ!? ムックしゃん、あいつそんなに稼いでるのか?!」
「うちが払ってるんだから間違いないわよ、マユ姉」
「ほげほげどぅー」
「いつも以上にむかつくわね」
「私なんか一生懸命運んで建てて交渉して営業して、それでどうにか生計立てている状態なのに」
「お、オツでござる」
「コイチブロックで結構儲けたのでは?」
「マユ姉、そこは内緒で」
「ほげほげどぅー」
「「「もうあんたは黙ってなさい!」」」
「安穏な生活ができて幸せだ、というのを表現しているのだよ」
「でも1年で卒業できないと、奴隷職だけどな」
「ほげほ……ほがっ!?」
「ちょっと文字が変わったわね?」
「ちょちょちょ、ちょっと待て。そんなこと聞いてないぞ?!」
「授業で何度も聞いたはずでしょうが!」
「大事なことは俺が起きているときに言えよ定期」
たった1年であれを卒業……って、そうだ73ヶ月あるんだった。じゃあ、まだまだ大丈夫か、ほげほげどぅーー。
「まだまだ先だと思っているうちに来ちゃうのが〆切りってやつだけどな」
「なんの話?」
「と、ともかくだ。お前といるとなんか調子が狂う。私はさっさと初段を取ってここから卒業するからな」
「元気でなー。ほげほげどぅーー」
その月の魔獣狩りで、ちょっとした異変が起こった。
参加者が足りないのである。校長(むさいドワーフの男)が言った。
「みなさん。今月の魔獣狩りイベントの件ですが、生徒の都合で4名もの欠席者が出ております」
「ってことは参加者は3名しかいないのか?!」
「家庭の事情が1名、病欠が2名、持病のシャクが1名か。欠席者がこれだけ重なるのは珍しい」
「ひとりどうでもいいのがいるような気もしますが、困ったことになりましたな校長。これでは最小興業人数を満たしません」
この月1のイベントには、冒険者養成のためという名目で、チュウノウ国から補助金が出ている。それが学校の運営資金にもなり、教師たちの給与にもなっているのである。だが、生徒は最低でも5名と定められている。
「興業とか言わないように。これは訓練です。しかし、これがなくなったら今月の収入ががた落ちになるので、皆の給料は3割引きでぇぇぇぇぇ」
「興業やないかい」
「校長!! そ、そ、そ、それだけはそれだけはそれだけは校長それだけは」
「ぐぅわぁぁくるくるち……くてっ」
「こ、こら!! スギタ先生!! 校長先生を落としちゃいけまんせんって!!」
(スギタ先生:国語の先生である。知的美人で生徒にも教師仲間にも人気があるのだが ときどきやり過ぎて回りに被害を与えるのでスギタ先生と呼ばれている。本名・年齢は不明。オールドミスとか言ったやつはぶっ飛ばす)
「あら、またやってしまったわ」
「スギタ先生、やってしまったわ、ではありませんよ。重大事件になりかねません、呆れてないで介抱してください!」
「私の給料が減ることより大事なことなんてありませんわ」
「校長の命のほうが大事です!! しっかり!!」
「アサノ先生にお任せしますわ。私より介抱は上手ですよね」
「いつもそう言って他人任せにするんだからもう……あ、目が覚めましたか」
「あ? ああ、また私は気を失ってたのか。それで、興業はどうしましょう」
「興業と言うなと言ったのはあんたでしょうが」
「偽善なら最後まで貫きましょう」
「もう1級の生徒はいませんから、2級のカズ君を特別に参加させましょうか」
「ああ、魔法使いのカズか。それは良いと思う。彼はもうじき1級になるだろうし、魔法の腕はもう一流と言っていい」
「それでもあとひとり足りませんわね」
「しかし未熟な者を出して重症にでもなったら」
「興業……イベントが中止にされかねません」
「せめて自分で自分を守れるぐらいのことができる必要がありますね」
「そう、戦力にならなくてもいいから自分で自分を守れ……」
ここで皆の脳裏に浮かんだひとりの生徒の名前があった。
校長、スギタ、アサノ。3名は同時にその名前を思い出して顔を見合わせる。全員が暗澹たる気分になっていた。
「マユ姉、朝っぱらから元気だな」
「あと3匹狩れば段位がもらえるんだもの。そりゃ張り切るわよ」
この学校では1級が最上級だが、1級を取ってから「Aランク以上の魔物」を10体以上退治すること。それが卒業要件となっている。
達成した者は有段者扱いとなり、ようやく冒険者の入り口である初段と認定される。いわば魔獣狩りのプロである。
段位を取れば、どの国に行っても入国料も入国審査も不要。国から年俸も支給され国民の敬意と尊敬を集める、そんな冒険者として認められるのだ。
さらにA級以上の魔物退治をすることで、段位は上がって行く。この国での最高位は9段だが、それとは別に年間のタイトルというものが存在する。それぞれ多額の報酬と様々な利権が得られる。
それは毎年更新される資格であり、怠けていたり力が落ちれば否応なしに剥奪される。だからタイトル保持者といえども(というよりだからこそ)必死になるのである。タイトルには例えばこんなものがある。
・名人(その年にA級以上の魔物を最も多く退治した者)
・ドラゴンキング(ドラゴン族を退治した数が最も多い者)
・王位(国王が特別に1名のみ指定できる)
・叡位(とあるケーキ会社の社長が1名のみ指定できる)
「待て待て待って待って。それ、どこかで聞いたことがある称号ばかりなんだけど」
「藤井君、8冠制覇おめでとう」
「知らないわよ!!」
ちなみに、女性での段位持ちはいままでひとりもいない。マユ姉はその最初のひとりになると目されている。入学からたった11ヶ月で段位目前となったことで、本人はもちろんグリーンランド市を上げての期待の星なのである。
ところでいまだに3級の俺はといえば。
「ぼけー」
と日々を過ごしているのである。3級では魔物狩りに行くことはできない(危険なので運営側が許可しない)。しかし、食べるものには困らず、バイトで小銭は貯まり(現在約200万ドルが口座に入っている)、かったるい座学は終了しており(マスターしたとは言ってない)、日々のトレーニングと週1の魔物狩り練習(教師が捕まえた弱い魔物を狩る訓練)だけやっていれば良いのだ。
そして仕事といえば、ちょちょっと結界魔法をかけてそれを眷属どもに運ばせるだけというぬるい作業である。それで1日が終わる。
これぞ俺の望んだスローなライフというものであろう。あのお団子頭には感謝であるほげほげどうー。
「まったく。ほげほげじゃないモん」
「まさかほんとに『スローなライフにしてくれ』るとは思わなかったなわっはっは」
「またタイトルの宣伝をしているでござる」
「ほとんどなにもしないで、月収18万ドルはずるい」
「ふぁぁ!? ムックしゃん、あいつそんなに稼いでるのか?!」
「うちが払ってるんだから間違いないわよ、マユ姉」
「ほげほげどぅー」
「いつも以上にむかつくわね」
「私なんか一生懸命運んで建てて交渉して営業して、それでどうにか生計立てている状態なのに」
「お、オツでござる」
「コイチブロックで結構儲けたのでは?」
「マユ姉、そこは内緒で」
「ほげほげどぅー」
「「「もうあんたは黙ってなさい!」」」
「安穏な生活ができて幸せだ、というのを表現しているのだよ」
「でも1年で卒業できないと、奴隷職だけどな」
「ほげほ……ほがっ!?」
「ちょっと文字が変わったわね?」
「ちょちょちょ、ちょっと待て。そんなこと聞いてないぞ?!」
「授業で何度も聞いたはずでしょうが!」
「大事なことは俺が起きているときに言えよ定期」
たった1年であれを卒業……って、そうだ73ヶ月あるんだった。じゃあ、まだまだ大丈夫か、ほげほげどぅーー。
「まだまだ先だと思っているうちに来ちゃうのが〆切りってやつだけどな」
「なんの話?」
「と、ともかくだ。お前といるとなんか調子が狂う。私はさっさと初段を取ってここから卒業するからな」
「元気でなー。ほげほげどぅーー」
その月の魔獣狩りで、ちょっとした異変が起こった。
参加者が足りないのである。校長(むさいドワーフの男)が言った。
「みなさん。今月の魔獣狩りイベントの件ですが、生徒の都合で4名もの欠席者が出ております」
「ってことは参加者は3名しかいないのか?!」
「家庭の事情が1名、病欠が2名、持病のシャクが1名か。欠席者がこれだけ重なるのは珍しい」
「ひとりどうでもいいのがいるような気もしますが、困ったことになりましたな校長。これでは最小興業人数を満たしません」
この月1のイベントには、冒険者養成のためという名目で、チュウノウ国から補助金が出ている。それが学校の運営資金にもなり、教師たちの給与にもなっているのである。だが、生徒は最低でも5名と定められている。
「興業とか言わないように。これは訓練です。しかし、これがなくなったら今月の収入ががた落ちになるので、皆の給料は3割引きでぇぇぇぇぇ」
「興業やないかい」
「校長!! そ、そ、そ、それだけはそれだけはそれだけは校長それだけは」
「ぐぅわぁぁくるくるち……くてっ」
「こ、こら!! スギタ先生!! 校長先生を落としちゃいけまんせんって!!」
(スギタ先生:国語の先生である。知的美人で生徒にも教師仲間にも人気があるのだが ときどきやり過ぎて回りに被害を与えるのでスギタ先生と呼ばれている。本名・年齢は不明。オールドミスとか言ったやつはぶっ飛ばす)
「あら、またやってしまったわ」
「スギタ先生、やってしまったわ、ではありませんよ。重大事件になりかねません、呆れてないで介抱してください!」
「私の給料が減ることより大事なことなんてありませんわ」
「校長の命のほうが大事です!! しっかり!!」
「アサノ先生にお任せしますわ。私より介抱は上手ですよね」
「いつもそう言って他人任せにするんだからもう……あ、目が覚めましたか」
「あ? ああ、また私は気を失ってたのか。それで、興業はどうしましょう」
「興業と言うなと言ったのはあんたでしょうが」
「偽善なら最後まで貫きましょう」
「もう1級の生徒はいませんから、2級のカズ君を特別に参加させましょうか」
「ああ、魔法使いのカズか。それは良いと思う。彼はもうじき1級になるだろうし、魔法の腕はもう一流と言っていい」
「それでもあとひとり足りませんわね」
「しかし未熟な者を出して重症にでもなったら」
「興業……イベントが中止にされかねません」
「せめて自分で自分を守れるぐらいのことができる必要がありますね」
「そう、戦力にならなくてもいいから自分で自分を守れ……」
ここで皆の脳裏に浮かんだひとりの生徒の名前があった。
校長、スギタ、アサノ。3名は同時にその名前を思い出して顔を見合わせる。全員が暗澹たる気分になっていた。
0
あなたにおすすめの小説
落ちこぼれの貴族、現地の人達を味方に付けて頑張ります!
ユーリ
ファンタジー
気がつくと、見知らぬ部屋のベッドの上で、状況が理解できず混乱していた僕は、鏡の前に立って、あることを思い出した。
ここはリュカとして生きてきた異世界で、僕は“落ちこぼれ貴族の息子”だった。しかも最悪なことに、さっき行われた絶対失敗出来ない召喚の儀で、僕だけが失敗した。
そのせいで、貴族としての評価は確実に地に落ちる。けれど、両親は超が付くほど過保護だから、家から追い出される心配は……たぶん無い。
問題は一つ。
兄様との関係が、どうしようもなく悪い。
僕は両親に甘やかされ、勉強もサボり放題。その積み重ねのせいで、兄様との距離は遠く、話しかけるだけで気まずい空気に。
このまま兄様が家督を継いだら、屋敷から追い出されるかもしれない!
追い出されないように兄様との関係を改善し、いざ追い出されても生きていけるように勉強して強くなる!……のはずが、勉強をサボっていたせいで、一般常識すら分からないところからのスタートだった。
それでも、兄様との距離を縮めようと努力しているのに、なかなか縮まらない! むしろ避けられてる気さえする!!
それでもめげずに、今日も兄様との関係修復、頑張ります!
5/9から小説になろうでも掲載中
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件
こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。
氷河期世代のおじさん異世界に降り立つ!
本条蒼依
ファンタジー
氷河期世代の大野将臣(おおのまさおみ)は昭和から令和の時代を細々と生きていた。しかし、工場でいつも一人残業を頑張っていたがとうとう過労死でこの世を去る。
死んだ大野将臣は、真っ白な空間を彷徨い神様と会い、その神様の世界に誘われ色々なチート能力を貰い異世界に降り立つ。
大野将臣は異世界シンアースで将臣の将の字を取りショウと名乗る。そして、その能力の錬金術を使い今度の人生は組織や権力者の言いなりにならず、ある時は権力者に立ち向かい、又ある時は闇ギルド五竜(ウーロン)に立ち向かい、そして、神様が護衛としてつけてくれたホムンクルスを最強の戦士に成長させ、昭和の堅物オジサンが自分の人生を楽しむ物語。
アラフォーおっさんの週末ダンジョン探検記
ぽっちゃりおっさん
ファンタジー
ある日、全世界の至る所にダンジョンと呼ばれる異空間が出現した。
そこには人外異形の生命体【魔物】が存在していた。
【魔物】を倒すと魔石を落とす。
魔石には膨大なエネルギーが秘められており、第五次産業革命が起こるほどの衝撃であった。
世は埋蔵金ならぬ、魔石を求めて日々各地のダンジョンを開発していった。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる