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第2話「主従契約と秘密の特訓」
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「それで、具体的にはどうするんですか?」
図書館の閉館時間を過ぎ、すっかり静まり返った書庫でユキナリは目の前に浮かぶカイに尋ねた。
カイは腕を組んでふむと考え込んでいる。
『まず現状把握だ。お前の魔力は例えるならダムに溜まった膨大な水だな。でもその放水口がぶっ壊れててただ漏れ出てるだけ。だからいくら魔力を込めても魔法という形にならない』
「それは……僕もわかっています」
何度も教師に指摘されたことだ。魔力の出力が不安定すぎる、と。
『普通の奴らは呪文や魔法陣で放水口の形を整えて決まった量の水を流す。だがお前はそれが苦手なんだろ?』
ユキナリはこくりと頷く。呪文を唱えれば唱えるほど魔力の流れは荒れ狂い、魔法陣を描こうとすれば線が歪んで霧散してしまう。
『だったら発想を変えるんだ。放水口を無理やり作るんじゃなく水そのものの性質を変えちまえばいい』
「水の性質を……変える?」
意味が分からずユキナリは首を傾げた。
カイはニヤリと笑う。
『そう。俺のいた世界の言葉で言うなら、イメージの具体化、物理法則の応用だ。例えばお前が火の魔法を使いたいとする。普通はどうする?』
「えっと……呪文を唱えて、魔力を火の属性に変換して……」
『だろ? でも火ってのはそもそも何だ?』
「え?」
予想外の質問にユキナリは言葉に詰まる。火は火だ。それ以上でもそれ以下でもない。
カイは呆れたようにため息をついた。
『いいか? 火っていうのは激しい酸化反応だ。物が燃える時に熱と光を出す現象。つまり空気中の酸素と物質が高速で結びついてる状態なんだよ』
「さんそ……? さんかはんのう……?」
聞いたこともない単語が並びユキナリは混乱する。
『まあ今は分からなくていい。要するにお前がやるべきことはこうだ。呪文で「火よ出ろ」と願うんじゃない。「ここにある空気の分子を激しく振動させ、熱エネルギーを発生させろ」と具体的に命令するんだ』
カイはユキナリの目の前に指を突きつけた。
『お前の有り余る魔力は、その命令を強制的に実行させるためのエネルギーだと思え。魔力をぶつけて世界の理を無理やり捻じ曲げる。それがお前だけの魔法の作り方だ』
世界の理を捻じ曲げる。
その言葉のスケールの大きさにユキナリはごくりと唾を飲んだ。今まで教わってきた魔法の理論とは何もかもが違う。だが不思議と胸が躍った。
『まずは簡単なことからだ。そこに落ちてる紙切れあるだろ。それを燃やしてみろ』
カイが指さしたのは誰かが書き損じて丸めた羊皮紙の切れ端だった。
ユキナリは深呼吸をして教わった通りに集中する。呪文は唱えない。ただ目の前の紙切れとその周りの空気に意識を向ける。
(空気の分子を……激しく、振動させる……)
カイの言葉を頭の中で反芻する。理屈は分からない。けれどイメージするだけならできる。
掌に魔力を集中させる。いつもならこの時点で魔力は暴走し、ただ光の粒子となって霧散してしまう。だが今日は違った。
(振動させろ、熱くなれ、燃えろ……!)
強く念じると、ユキナリの掌から放たれた魔力がまっすぐ紙切れに吸い込まれていく。
次の瞬間、ぽっと小さな音を立てて紙切れの端から赤い炎が上がった。
「……燃えた」
呆然とつぶやくユキナリの前で紙切れはあっという間に燃え広がり黒い灰になっていく。
それは教科書に載っているような派手な火球の魔法ではない。けれど紛れもなくユキナリが、自分自身の意志で生み出した初めての「魔法」だった。
じわりと視界が滲む。
「……できた。僕にも、魔法が使えた……!」
カイは満足そうに頷いた。
『当たり前だろ。俺がついてるんだからな。まあ初日にしちゃ上出来だ。だがこれはほんの始まりに過ぎない』
「はい!」
ユキナリは力強く返事をした。胸の奥から熱いものがこみ上げてくる。今まで感じたことのない高揚感と希望。
『いいか、ユキナリ。俺とお前の関係は主従だ。主であるお前がへなちょこじゃ従者である俺の沽券に関わる。だからビシバシ鍛えるから覚悟しとけよ』
「はい、カイ先生!」
『……先生はやめろ。気色悪い』
ぶっきらぼうに言うカイだが、その声はどこか楽しそうだった。
その日から二人の秘密の特訓が始まった。
昼間は試験に向けた予備の授業を受ける。もちろんそこでは今まで通り「出来損ない」のままだ。魔法実技の授業では目立たぬようわざと失敗して見せた。
まだこの力は誰にも知られるわけにはいかない。カイとの約束だった。
『切り札ってのは隠しとくから価値があるんだぜ』
そう言って笑うカイをユキナリは全面的に信頼していた。
そして放課後になると、あの古い図書館や人の寄りつかない森の奥で、カイの指導のもと新しい魔法理論の特訓に明け暮れた。
カイが教えるのはこの世界の常識から外れたものばかりだった。
『水の魔法を使いたいなら空気中の水蒸気を集めて凝結させろ。氷にしたいなら分子の運動を限りなく停止させろ』
『風の魔法は気圧の差を生み出すことだ。高気圧と低気圧を作り出せばそこに突風が生まれる』
最初は意味が分からなかった専門用語も、カイが根気強く説明してくれるうちに少しずつ理解できるようになった。それは魔法を現象として捉え、その根本原理に直接アクセスするという革命的な考え方だった。
ユキナリの膨大な魔力はこの「理不尽な命令」を実行するのに最適だった。彼は魔力の制御が苦手なだけでその総量と純度は学園の誰よりも高かったのだ。
特訓を始めて一週間が経つ頃には、ユキナリは指先から小さな氷の粒を作り出せるようになり、二週間後には掌の上で小さなつむじ風を発生させられるようになっていた。
一つ一つの魔法はまだとても小さく実戦で使えるレベルではない。だがユキナリにとっては大きな進歩だった。
「カイ、見てください! 水が……水が手に集まってきます!」
森の中の開けた場所でユキナリは興奮気味に叫んだ。彼の掌の上にはキラキラと輝く水の球が浮かんでいる。
カイは魔導書の姿で彼の隣にふわりと浮かんでいた。魂である彼はユキナリの魔力を借りることでこうして魔導書の外に出られるのだ。
『上達したな、ユキナリ。だが、まだだ。もっとイメージを強く持て。お前は主で世界は従者だ。お前が命じれば世界はそれに従う』
「はい!」
ユキナリがさらに魔力を込めると、水の球はみるみる大きくなりバレーボールほどの大きさになった。しかしその瞬間。
「うわっ!」
制御を失った水の球が弾け、ユキナリは頭から水をかぶってびしょ濡れになった。
「あはは……また失敗です」
ばつが悪そうに笑うユキナリに、カイは呆れたようにため息をつく。
『まだまだ集中力が足りねえな。まあ今日はこのくらいにしといてやる』
「ありがとうございます」
濡れた銀髪をかき上げながらユキナリは魔導書に目を向けた。
「カイはどうして僕を選んでくれたんですか? 僕なんかより、もっと才能のある魔法使いはたくさんいたはずなのに」
それはずっと聞きたかったことだった。
カイは少し黙った後、ぶっきらぼうに答えた。
『……別に。たまたまお前がこの本を手に取った。それだけだ』
「でも……」
『しつこいぞ。それより腹減った。なんか美味いもん食わせろ。主には従者に食事を提供する義務があるんだ』
「えっ、カイも食事ができるんですか?」
『魔力があれば味覚を疑似的に再現できるんだよ。ほら、さっさと街に行くぞ』
そう言ってカイはユキナリの頭をぽんと叩いた。半透明の彼の手に触れられた感触はない。けれどユキナリの心には確かな温かさが伝わってきた。
このぶっきらぼうで口の悪い魂は、きっと優しい。
夕日に照らされた帰り道、ユキナリは隣に浮かぶカイを見上げてそっと微笑んだ。
主従契約から始まった奇妙な関係。だがそれはユキナリにとって生まれて初めてできた「相棒」とのかけがえのない時間だった。
来るべき学園の試験に向けて二人の秘密の時間は続いていく。
図書館の閉館時間を過ぎ、すっかり静まり返った書庫でユキナリは目の前に浮かぶカイに尋ねた。
カイは腕を組んでふむと考え込んでいる。
『まず現状把握だ。お前の魔力は例えるならダムに溜まった膨大な水だな。でもその放水口がぶっ壊れててただ漏れ出てるだけ。だからいくら魔力を込めても魔法という形にならない』
「それは……僕もわかっています」
何度も教師に指摘されたことだ。魔力の出力が不安定すぎる、と。
『普通の奴らは呪文や魔法陣で放水口の形を整えて決まった量の水を流す。だがお前はそれが苦手なんだろ?』
ユキナリはこくりと頷く。呪文を唱えれば唱えるほど魔力の流れは荒れ狂い、魔法陣を描こうとすれば線が歪んで霧散してしまう。
『だったら発想を変えるんだ。放水口を無理やり作るんじゃなく水そのものの性質を変えちまえばいい』
「水の性質を……変える?」
意味が分からずユキナリは首を傾げた。
カイはニヤリと笑う。
『そう。俺のいた世界の言葉で言うなら、イメージの具体化、物理法則の応用だ。例えばお前が火の魔法を使いたいとする。普通はどうする?』
「えっと……呪文を唱えて、魔力を火の属性に変換して……」
『だろ? でも火ってのはそもそも何だ?』
「え?」
予想外の質問にユキナリは言葉に詰まる。火は火だ。それ以上でもそれ以下でもない。
カイは呆れたようにため息をついた。
『いいか? 火っていうのは激しい酸化反応だ。物が燃える時に熱と光を出す現象。つまり空気中の酸素と物質が高速で結びついてる状態なんだよ』
「さんそ……? さんかはんのう……?」
聞いたこともない単語が並びユキナリは混乱する。
『まあ今は分からなくていい。要するにお前がやるべきことはこうだ。呪文で「火よ出ろ」と願うんじゃない。「ここにある空気の分子を激しく振動させ、熱エネルギーを発生させろ」と具体的に命令するんだ』
カイはユキナリの目の前に指を突きつけた。
『お前の有り余る魔力は、その命令を強制的に実行させるためのエネルギーだと思え。魔力をぶつけて世界の理を無理やり捻じ曲げる。それがお前だけの魔法の作り方だ』
世界の理を捻じ曲げる。
その言葉のスケールの大きさにユキナリはごくりと唾を飲んだ。今まで教わってきた魔法の理論とは何もかもが違う。だが不思議と胸が躍った。
『まずは簡単なことからだ。そこに落ちてる紙切れあるだろ。それを燃やしてみろ』
カイが指さしたのは誰かが書き損じて丸めた羊皮紙の切れ端だった。
ユキナリは深呼吸をして教わった通りに集中する。呪文は唱えない。ただ目の前の紙切れとその周りの空気に意識を向ける。
(空気の分子を……激しく、振動させる……)
カイの言葉を頭の中で反芻する。理屈は分からない。けれどイメージするだけならできる。
掌に魔力を集中させる。いつもならこの時点で魔力は暴走し、ただ光の粒子となって霧散してしまう。だが今日は違った。
(振動させろ、熱くなれ、燃えろ……!)
強く念じると、ユキナリの掌から放たれた魔力がまっすぐ紙切れに吸い込まれていく。
次の瞬間、ぽっと小さな音を立てて紙切れの端から赤い炎が上がった。
「……燃えた」
呆然とつぶやくユキナリの前で紙切れはあっという間に燃え広がり黒い灰になっていく。
それは教科書に載っているような派手な火球の魔法ではない。けれど紛れもなくユキナリが、自分自身の意志で生み出した初めての「魔法」だった。
じわりと視界が滲む。
「……できた。僕にも、魔法が使えた……!」
カイは満足そうに頷いた。
『当たり前だろ。俺がついてるんだからな。まあ初日にしちゃ上出来だ。だがこれはほんの始まりに過ぎない』
「はい!」
ユキナリは力強く返事をした。胸の奥から熱いものがこみ上げてくる。今まで感じたことのない高揚感と希望。
『いいか、ユキナリ。俺とお前の関係は主従だ。主であるお前がへなちょこじゃ従者である俺の沽券に関わる。だからビシバシ鍛えるから覚悟しとけよ』
「はい、カイ先生!」
『……先生はやめろ。気色悪い』
ぶっきらぼうに言うカイだが、その声はどこか楽しそうだった。
その日から二人の秘密の特訓が始まった。
昼間は試験に向けた予備の授業を受ける。もちろんそこでは今まで通り「出来損ない」のままだ。魔法実技の授業では目立たぬようわざと失敗して見せた。
まだこの力は誰にも知られるわけにはいかない。カイとの約束だった。
『切り札ってのは隠しとくから価値があるんだぜ』
そう言って笑うカイをユキナリは全面的に信頼していた。
そして放課後になると、あの古い図書館や人の寄りつかない森の奥で、カイの指導のもと新しい魔法理論の特訓に明け暮れた。
カイが教えるのはこの世界の常識から外れたものばかりだった。
『水の魔法を使いたいなら空気中の水蒸気を集めて凝結させろ。氷にしたいなら分子の運動を限りなく停止させろ』
『風の魔法は気圧の差を生み出すことだ。高気圧と低気圧を作り出せばそこに突風が生まれる』
最初は意味が分からなかった専門用語も、カイが根気強く説明してくれるうちに少しずつ理解できるようになった。それは魔法を現象として捉え、その根本原理に直接アクセスするという革命的な考え方だった。
ユキナリの膨大な魔力はこの「理不尽な命令」を実行するのに最適だった。彼は魔力の制御が苦手なだけでその総量と純度は学園の誰よりも高かったのだ。
特訓を始めて一週間が経つ頃には、ユキナリは指先から小さな氷の粒を作り出せるようになり、二週間後には掌の上で小さなつむじ風を発生させられるようになっていた。
一つ一つの魔法はまだとても小さく実戦で使えるレベルではない。だがユキナリにとっては大きな進歩だった。
「カイ、見てください! 水が……水が手に集まってきます!」
森の中の開けた場所でユキナリは興奮気味に叫んだ。彼の掌の上にはキラキラと輝く水の球が浮かんでいる。
カイは魔導書の姿で彼の隣にふわりと浮かんでいた。魂である彼はユキナリの魔力を借りることでこうして魔導書の外に出られるのだ。
『上達したな、ユキナリ。だが、まだだ。もっとイメージを強く持て。お前は主で世界は従者だ。お前が命じれば世界はそれに従う』
「はい!」
ユキナリがさらに魔力を込めると、水の球はみるみる大きくなりバレーボールほどの大きさになった。しかしその瞬間。
「うわっ!」
制御を失った水の球が弾け、ユキナリは頭から水をかぶってびしょ濡れになった。
「あはは……また失敗です」
ばつが悪そうに笑うユキナリに、カイは呆れたようにため息をつく。
『まだまだ集中力が足りねえな。まあ今日はこのくらいにしといてやる』
「ありがとうございます」
濡れた銀髪をかき上げながらユキナリは魔導書に目を向けた。
「カイはどうして僕を選んでくれたんですか? 僕なんかより、もっと才能のある魔法使いはたくさんいたはずなのに」
それはずっと聞きたかったことだった。
カイは少し黙った後、ぶっきらぼうに答えた。
『……別に。たまたまお前がこの本を手に取った。それだけだ』
「でも……」
『しつこいぞ。それより腹減った。なんか美味いもん食わせろ。主には従者に食事を提供する義務があるんだ』
「えっ、カイも食事ができるんですか?」
『魔力があれば味覚を疑似的に再現できるんだよ。ほら、さっさと街に行くぞ』
そう言ってカイはユキナリの頭をぽんと叩いた。半透明の彼の手に触れられた感触はない。けれどユキナリの心には確かな温かさが伝わってきた。
このぶっきらぼうで口の悪い魂は、きっと優しい。
夕日に照らされた帰り道、ユキナリは隣に浮かぶカイを見上げてそっと微笑んだ。
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