4 / 13
第3話「常識破りの入学試験」
しおりを挟む
シルヴァリア魔法学園の入学試験当日。会場には緊張した面持ちの少年少女たちが集まっていた。皆、貴族の家系に連なる者や類稀なる才能を見出された平民たちだ。その誰もがエリートとしての未来を夢見ている。
その中でユキナリはひどく場違いな存在だった。
「おい、見ろよ。アステール家の出来損ないだ」
「あいつ、まだ魔法使いになるのを諦めてなかったのか」
周囲から聞こえてくるひそひそ話にユキナリはぎゅっと拳を握りしめる。以前の彼ならこの視線と悪意に耐えきれず逃げ出していただろう。
だが今は違う。
彼の胸元でカバンにしまった魔導書がかすかに温かい。まるでカイが「俺がついてる」と励ましてくれているようだった。
(大丈夫。僕とカイならきっとできる)
自分に言い聞かせユキナリは背筋を伸ばして前を向いた。
最初の試験は筆記だ。魔法史、魔法理論、古代ルーン文字など幅広い知識が問われる。魔法が使えないユキナリにとって本来なら絶望的な科目のはずだった。
試験官の合図で一斉にペンを走らせる音が室内に響く。
ユキナリはそっと机の下に置いたカバンに意識を向けた。
『よし、準備はいいか、ユキナリ』
頭の中に直接カイの声が響く。これは二人が編み出した念話のようなものだ。魔力を糸のように伸ばし魔導書と繋がることで声を出さずに会話ができる。
(はい、カイ。お願いします)
『第一問。古代魔法文明の崩壊理由について通説以外の仮説を三つ述べよ。……はっ、簡単だな。答えは――』
カイは彼の持つ現代日本の知識を惜しみなくユキナリに伝えていく。地質学的な気候変動説、未知のウイルスによるパンデミック説、そして魔法技術の暴走による自滅説。この世界の人間が思いもよらない科学的根拠に基づいた解答だ。
ユキナリはカイが語る言葉をただ夢中で羊皮紙に書き写していく。
それはもはやカンニングという次元を超えていた。カイの知識はこの世界の魔法理論を根底から覆しかねない異次元の代物なのだ。
『次、魔法陣における魔力効率の最適化について。これは俺の世界の電気回路の理論が応用できるな。抵抗値を最小にするには……』
次々と出される難問をカイはまるでクイズを解くかのように軽々とさばいていく。ユキナリはその知識の深さに改めて驚嘆しながらペンを走らせ続けた。
試験終了の合図が鳴った時、ユキナリの答案用紙はびっしりと文字で埋まっていた。周囲の受験生たちが頭を抱えている難問も彼にとってはただの書き写し作業に過ぎなかった。
数時間後、筆記試験の結果が張り出された。
「うそだろ……」
「満点……!? あの出来損ないが?」
掲示板の前でどよめきが起こる。
受験者番号と名前が並ぶ中、ユキナリ・アステールの名前の横には完璧な成績を示す「満点」の文字が輝いていた。
一番驚いたのは他ならぬユキナリ自身だった。
(カイ、すごい……本当に満点です)
『当たり前だろ。誰が教えてやったと思ってるんだ』
カイは得意げに胸を張る。もちろんその姿はユキナリにしか見えない。
この予想外の結果に最も苛立ちを露わにしたのはゼノンだった。彼は常に学年トップの成績を収めてきたプライドがあった。それが見下してきたユキナリに、それも満点という形で上回られたのだ。
「……まぐれだ。どうせ実技で化けの皮が剥がれる」
吐き捨てるように言うゼノンの言葉は他の受験生たちの意見を代弁していた。誰もがユキナリの筆記試験の結果を何かの間違いか幸運だとしか思っていなかった。
そして運命の実技試験が始まった。
試験内容は的当てだ。目の前に設置された複数の的を、自らの得意な魔法で破壊するという魔法使いの基礎能力を測るものだ。
受験生たちが次々と華麗な魔法を披露していく。ゼノンは巨大な火球を放ち全ての的を一撃で粉砕して見せた。会場からは感嘆の声が上がる。
「次、ユキナリ・アステール!」
試験官に名前を呼ばれユキナリはゆっくりとフィールドの中央へ進み出た。
会場がしんと静まり返る。誰もが固唾をのんで見守っていた。あの出来損ないが一体どんな無様な姿を晒すのか、と。
ユキナリは深く息を吸い込む。
(カイ、行きます)
『ああ。練習通りやれ。派手にぶちかましてやれよ』
カイの力強い声に背中を押され、ユキナリは右手を的の方へと突き出した。
呪文は唱えない。ただ意識を集中させる。
(イメージするのは一直線に突き進む槍)
だがただの槍ではない。カイが教えた理論に基づき、空気の壁を極限まで圧縮し一点に収束させた不可視の槍だ。
『目標、正面の的。エネルギー収束率、九十八パーセント。撃て!』
カイの号令と共にユキナリは掌に込めた魔力を一気に解放した。
瞬間、キィン! という甲高い音と共にユキナリの手元から衝撃波が放たれる。目には見えない何かが凄まじい速度で直進し――。
ドガァァン!!
一番手前にあった的が内側から爆発するように木っ端微塵に吹き飛んだ。
だが衝撃はそこで止まらない。
不可視の槍は勢いを殺すことなく二つ目、三つ目の的を貫き、一直線に並んだ全ての的を一瞬で粉砕してしまった。
「な……!?」
「今のは、何だ……?」
何が起こったのか誰にも理解できなかった。呪文もなければ魔法の光もない。ただ轟音と衝撃だけがそこにあった。まるで透明な砲弾を撃ち込んだかのようだ。
試験官たちも呆然とその光景を見つめている。
「い、今の魔法は……一体、何という……」
ユキナリはカイに言われた通りのセリフを口にした。
「……『空気圧の集中と解放』を応用した、僕のオリジナルです」
もちろんそんな魔法はこの世界のどこにも存在しない。カイの物理学の知識を魔法で無理やり再現しただけの全く新しい現象だ。
会場は先ほどとは違う意味で静まり返っていた。嘲笑は消え、代わりに困惑とほんの少しの畏怖がその場を支配していた。
ゼノンは信じられないといった表情でユキナリを睨みつけている。
「ば、馬鹿な……あいつが、あんな力を……」
結局、ユキナリの実技試験の評価は「判定不能」とされた。前代未聞の現象に試験官たちが点数をつけられなかったのだ。
数日後、合格発表の日。
ユキナリは自分の受験番号が掲示板にあるのを見つけた。
「……あった」
その横には「補欠合格」の文字が記されていた。
筆記は満点、実技は規格外。そんな異例ずくめの結果に学園側も判断に迷ったのだろう。
それでも合格は合格だ。
『補欠とはな。まあ上出来だろ』
カイの声がどこか満足げに響く。
「はい。これも全部カイのおかげです」
ユキナリは胸に抱いた魔導書をそっと撫でた。
出来損ないと蔑まれ続けた少年がシルヴァリア魔法学園の門を叩く。それは彼と彼の秘密の相棒にとって、これから始まる壮大な物語のほんの序章に過ぎなかった。
青い空を見上げながらユキナリは新たな決意を胸に誓う。この場所で必ず最強の魔法使いになってみせる、と。
その中でユキナリはひどく場違いな存在だった。
「おい、見ろよ。アステール家の出来損ないだ」
「あいつ、まだ魔法使いになるのを諦めてなかったのか」
周囲から聞こえてくるひそひそ話にユキナリはぎゅっと拳を握りしめる。以前の彼ならこの視線と悪意に耐えきれず逃げ出していただろう。
だが今は違う。
彼の胸元でカバンにしまった魔導書がかすかに温かい。まるでカイが「俺がついてる」と励ましてくれているようだった。
(大丈夫。僕とカイならきっとできる)
自分に言い聞かせユキナリは背筋を伸ばして前を向いた。
最初の試験は筆記だ。魔法史、魔法理論、古代ルーン文字など幅広い知識が問われる。魔法が使えないユキナリにとって本来なら絶望的な科目のはずだった。
試験官の合図で一斉にペンを走らせる音が室内に響く。
ユキナリはそっと机の下に置いたカバンに意識を向けた。
『よし、準備はいいか、ユキナリ』
頭の中に直接カイの声が響く。これは二人が編み出した念話のようなものだ。魔力を糸のように伸ばし魔導書と繋がることで声を出さずに会話ができる。
(はい、カイ。お願いします)
『第一問。古代魔法文明の崩壊理由について通説以外の仮説を三つ述べよ。……はっ、簡単だな。答えは――』
カイは彼の持つ現代日本の知識を惜しみなくユキナリに伝えていく。地質学的な気候変動説、未知のウイルスによるパンデミック説、そして魔法技術の暴走による自滅説。この世界の人間が思いもよらない科学的根拠に基づいた解答だ。
ユキナリはカイが語る言葉をただ夢中で羊皮紙に書き写していく。
それはもはやカンニングという次元を超えていた。カイの知識はこの世界の魔法理論を根底から覆しかねない異次元の代物なのだ。
『次、魔法陣における魔力効率の最適化について。これは俺の世界の電気回路の理論が応用できるな。抵抗値を最小にするには……』
次々と出される難問をカイはまるでクイズを解くかのように軽々とさばいていく。ユキナリはその知識の深さに改めて驚嘆しながらペンを走らせ続けた。
試験終了の合図が鳴った時、ユキナリの答案用紙はびっしりと文字で埋まっていた。周囲の受験生たちが頭を抱えている難問も彼にとってはただの書き写し作業に過ぎなかった。
数時間後、筆記試験の結果が張り出された。
「うそだろ……」
「満点……!? あの出来損ないが?」
掲示板の前でどよめきが起こる。
受験者番号と名前が並ぶ中、ユキナリ・アステールの名前の横には完璧な成績を示す「満点」の文字が輝いていた。
一番驚いたのは他ならぬユキナリ自身だった。
(カイ、すごい……本当に満点です)
『当たり前だろ。誰が教えてやったと思ってるんだ』
カイは得意げに胸を張る。もちろんその姿はユキナリにしか見えない。
この予想外の結果に最も苛立ちを露わにしたのはゼノンだった。彼は常に学年トップの成績を収めてきたプライドがあった。それが見下してきたユキナリに、それも満点という形で上回られたのだ。
「……まぐれだ。どうせ実技で化けの皮が剥がれる」
吐き捨てるように言うゼノンの言葉は他の受験生たちの意見を代弁していた。誰もがユキナリの筆記試験の結果を何かの間違いか幸運だとしか思っていなかった。
そして運命の実技試験が始まった。
試験内容は的当てだ。目の前に設置された複数の的を、自らの得意な魔法で破壊するという魔法使いの基礎能力を測るものだ。
受験生たちが次々と華麗な魔法を披露していく。ゼノンは巨大な火球を放ち全ての的を一撃で粉砕して見せた。会場からは感嘆の声が上がる。
「次、ユキナリ・アステール!」
試験官に名前を呼ばれユキナリはゆっくりとフィールドの中央へ進み出た。
会場がしんと静まり返る。誰もが固唾をのんで見守っていた。あの出来損ないが一体どんな無様な姿を晒すのか、と。
ユキナリは深く息を吸い込む。
(カイ、行きます)
『ああ。練習通りやれ。派手にぶちかましてやれよ』
カイの力強い声に背中を押され、ユキナリは右手を的の方へと突き出した。
呪文は唱えない。ただ意識を集中させる。
(イメージするのは一直線に突き進む槍)
だがただの槍ではない。カイが教えた理論に基づき、空気の壁を極限まで圧縮し一点に収束させた不可視の槍だ。
『目標、正面の的。エネルギー収束率、九十八パーセント。撃て!』
カイの号令と共にユキナリは掌に込めた魔力を一気に解放した。
瞬間、キィン! という甲高い音と共にユキナリの手元から衝撃波が放たれる。目には見えない何かが凄まじい速度で直進し――。
ドガァァン!!
一番手前にあった的が内側から爆発するように木っ端微塵に吹き飛んだ。
だが衝撃はそこで止まらない。
不可視の槍は勢いを殺すことなく二つ目、三つ目の的を貫き、一直線に並んだ全ての的を一瞬で粉砕してしまった。
「な……!?」
「今のは、何だ……?」
何が起こったのか誰にも理解できなかった。呪文もなければ魔法の光もない。ただ轟音と衝撃だけがそこにあった。まるで透明な砲弾を撃ち込んだかのようだ。
試験官たちも呆然とその光景を見つめている。
「い、今の魔法は……一体、何という……」
ユキナリはカイに言われた通りのセリフを口にした。
「……『空気圧の集中と解放』を応用した、僕のオリジナルです」
もちろんそんな魔法はこの世界のどこにも存在しない。カイの物理学の知識を魔法で無理やり再現しただけの全く新しい現象だ。
会場は先ほどとは違う意味で静まり返っていた。嘲笑は消え、代わりに困惑とほんの少しの畏怖がその場を支配していた。
ゼノンは信じられないといった表情でユキナリを睨みつけている。
「ば、馬鹿な……あいつが、あんな力を……」
結局、ユキナリの実技試験の評価は「判定不能」とされた。前代未聞の現象に試験官たちが点数をつけられなかったのだ。
数日後、合格発表の日。
ユキナリは自分の受験番号が掲示板にあるのを見つけた。
「……あった」
その横には「補欠合格」の文字が記されていた。
筆記は満点、実技は規格外。そんな異例ずくめの結果に学園側も判断に迷ったのだろう。
それでも合格は合格だ。
『補欠とはな。まあ上出来だろ』
カイの声がどこか満足げに響く。
「はい。これも全部カイのおかげです」
ユキナリは胸に抱いた魔導書をそっと撫でた。
出来損ないと蔑まれ続けた少年がシルヴァリア魔法学園の門を叩く。それは彼と彼の秘密の相棒にとって、これから始まる壮大な物語のほんの序章に過ぎなかった。
青い空を見上げながらユキナリは新たな決意を胸に誓う。この場所で必ず最強の魔法使いになってみせる、と。
21
あなたにおすすめの小説
出来損ないと追放された俺、神様から貰った『絶対農域』スキルで農業始めたら、奇跡の作物が育ちすぎて聖女様や女騎士、王族まで押しかけてきた
黒崎隼人
ファンタジー
★☆★完結保証★☆☆
毎日朝7時更新!
「お前のような魔力無しの出来損ないは、もはや我が家の者ではない!」
過労死した俺が転生したのは、魔力が全ての貴族社会で『出来損ない』と蔑まれる三男、カイ。実家から追放され、与えられたのは魔物も寄り付かない不毛の荒れ地だった。
絶望の淵で手にしたのは、神様からの贈り物『絶対農域(ゴッド・フィールド)』というチートスキル! どんな作物も一瞬で育ち、その実は奇跡の効果を発揮する!?
伝説のもふもふ聖獣を相棒に、気ままな農業スローライフを始めようとしただけなのに…「このトマト、聖水以上の治癒効果が!?」「彼の作る小麦を食べたらレベルが上がった!」なんて噂が広まって、聖女様や女騎士、果ては王族までが俺の畑に押しかけてきて――!?
追放した実家が手のひらを返してきても、もう遅い! 最強農業スキルで辺境から世界を救う!? 爽快成り上がりファンタジー、ここに開幕!
キャンピングカーで走ってるだけで異世界が平和になるそうです~万物生成系チートスキルを添えて~
サメのおでこ
ファンタジー
手違いだったのだ。もしくは事故。
ヒトと魔族が今日もドンパチやっている世界。行方不明の勇者を捜す使命を帯びて……訂正、押しつけられて召喚された俺は、スキル≪物質変換≫の使い手だ。
木を鉄に、紙を鋼に、雪をオムライスに――あらゆる物質を望むがままに変換してのけるこのスキルは、しかし何故か召喚師から「役立たずのド三流」と罵られる。その挙げ句、人界の果てへと魔法で追放される有り様。
そんな俺は、≪物質変換≫でもって生き延びるための武器を生み出そうとして――キャンピングカーを創ってしまう。
もう一度言う。
手違いだったのだ。もしくは事故。
出来てしまったキャンピングカーで、渋々出発する俺。だが、実はこの平和なクルマには俺自身も知らない途方もない力が隠されていた!
そんな俺とキャンピングカーに、ある願いを託す人々が現れて――
※本作は他サイトでも掲載しています
五十一歳、森の中で家族を作る ~異世界で始める職人ライフ~
よっしぃ
ファンタジー
【ホットランキング1位達成!皆さまのおかげです】
多くの応援、本当にありがとうございます!
職人一筋、五十一歳――現場に出て働き続けた工務店の親方・昭雄(アキオ)は、作業中の地震に巻き込まれ、目覚めたらそこは見知らぬ森の中だった。
持ち物は、現場仕事で鍛えた知恵と経験、そして人や自然を不思議と「調和」させる力だけ。
偶然助けたのは、戦火に追われた五人の子供たち。
「この子たちを見捨てられるか」――そうして始まった、ゼロからの異世界スローライフ。
草木で屋根を組み、石でかまどを作り、土器を焼く。やがて薬師のエルフや、獣人の少女、訳ありの元王女たちも仲間に加わり、アキオの暮らしは「町」と呼べるほどに広がっていく。
頼れる父であり、愛される夫であり、誰かのために動ける男――
年齢なんて関係ない。
五十路の職人が“家族”と共に未来を切り拓く、愛と癒しの異世界共同体ファンタジー!
過労死した俺、異世界で最強農業チートに目覚める。神農具で荒野を楽園に変えたら、エルフや獣人が集まって最高の国ができました
黒崎隼人
ファンタジー
「君、死んじゃったから、異世界で国、作らない?」
ブラック企業で過労死した俺、相川大地。
女神様から授かったのは、一振りで大地を耕し、一瞬で作物を育てる**最強の『神農具』**だった!?
右も左もわからない荒野でのサバイバル。
だけど、腹ペコのエルフ美少女を助け、頼れるドワーフ、元気な猫耳娘、モフモフ神狼が仲間になって、開拓生活は一気に賑やかに!
美味しいご飯とチート農具で、荒野はあっという間に**「奇跡の村」**へ。
これは、ただの農民志望だった俺が、最高の仲間たちと世界を救い、種族の壁を越えた理想の国『アグリトピア』を築き上げる物語。
農業は、世界を救う! さあ、今日も元気に、畑、耕しますか!
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
追放された俺のスキル【整理整頓】が覚醒!もふもふフェンリルと訳あり令嬢と辺境で最強ギルドはじめます
黒崎隼人
ファンタジー
「お前の【整理整頓】なんてゴミスキル、もういらない」――勇者パーティーの雑用係だったカイは、ダンジョンの最深部で無一文で追放された。死を覚悟したその時、彼のスキルは真の能力に覚醒する。鑑定、無限収納、状態異常回復、スキル強化……森羅万象を“整理”するその力は、まさに規格外の万能チートだった! 呪われたもふもふ聖獣と、没落寸前の騎士令嬢。心優しき仲間と出会ったカイは、辺境の街で小さなギルド『クローゼット』を立ち上げる。一方、カイという“本当の勇者”を失ったパーティーは崩壊寸前に。これは、地味なスキル一つで世界を“整理整頓”していく、一人の青年の爽快成り上がり英雄譚!
アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~
うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」
これしかないと思った!
自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。
奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。
得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。
直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。
このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。
そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。
アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。
助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。
過労死した植物学者の俺、異世界で知識チートを使い農業革命!最果ての寂れた村を、いつの間にか多種族が暮らす世界一豊かな国にしていました
黒崎隼人
ファンタジー
これは、土を愛し、土に愛された男の物語。
そして、忘れられた歌を紡ぐ、始まりと終わりの物語。
過労の果てに命を落とした植物学者の魂は、異世界で「カイ」として新たな生を得る。彼が目覚めたのは、魔法の代償で枯れ果て、人々が希望を失った最果ての村だった。前世の知識という唯一無二の力で、カイは死んだ土に緑を、人々の心に温かな灯をともしていく。
彼の育てる作物はただ腹を満たすだけでなく、魂を癒し、奇跡を呼び起こす。その噂は静かな波紋のように広がり、やがて世界を揺るがす大きな渦となる。
森の奥で悠久の時を生きるエルフの少女、リーリエは歌う。彼の起こした奇跡を、彼が築き上げた温かな国を、そして土に還った愛しい人の記憶を。
これは、一人の男が村を興し、国を育て、世界を変えるまでの壮大な叙事詩。
異世界農業ファンタジーの新たな地平。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる