勇者がログインしました ~異世界に転生したら、周りからNPCだと勘違いされてしまうお話~

ぐうたら怪人Z

文字の大きさ
36 / 53
第14話 レイドバトルってヤツだ!!

【4】(2/7加筆修正)

しおりを挟む
『ん? なんだ? 急に身体が軽く――』


 アスヴェルが“違和感”に気付く。彼の傷がみるみると回復していったのだ。

「あれは――!?」

 観客の一人が指差した。そこに映っていたのは――


『いいぞ! その調子であのNPCを援護するんだ!!』
『治癒スキル使えるやつ集まれ!! アイテムもかき集めろ!!』


 ――それは、“他の参加者”達だった。まだ生き残っていた人々が集まってきたのだ。それまで生き延びるため必死に逃げ、隠れ、怯え続けてきた人々が、勇者のために駆けつけたのだ!
 彼等は次々に“支援”を飛ばす。治癒<ヒール>のスキルが傷を癒し、能力増加バフのスキルが、身体を強化する。

『おっ!? おおおおっ!!』

 自分にかけられる効果を実感し、アスヴェルが感嘆の声を上げた。
 さらに<ポーションピッチ>により多種のアイテムが勇者に向けて投げられ――、

『え? ちょっと待て、瓶を投げるな、瓶を!? 私を助けにきてくれたんじゃないのか!?』

 ――まあ、若干の誤解はあったものの。様々な手段によって、青年の<ステータス>は増強されていった。
 それだけではない。

『遠距離攻撃持ちの連中は“ジャッジ”を攻撃しろ!!』
『アイツを直接狙った攻撃は当たらん! 範囲攻撃スキルで奴のいるエリアを狙うんだ!』
『1秒でもいい、動きを止めろぉ!!』

 それ以外の参加者達が援護射撃を開始する。矢が、槍が、斧が、銃弾が、炎が、氷が、雷が。“ジャッジ”を巻き込む・・・・形で、その周辺を爆撃していった。その中にはミナトの姿もある。
 ダメージを負うことは無い“ジャッジ”だが、その物量にほんの一瞬だけたじろいだ・・・・・

『オオォオオオオッ!!!』

 すかさず、“ジャッジ”の懐に飛び込むアスヴェル。

「効いてる!!」
「効いてるぞ!!」
「“ジャッジ”のHPが、減っている!!」

 部屋に大声が飛び交った。もう、自分が“勇者の勝利を願っていること”を誰も隠そうとしていない。“ゲーム”へ参加している者、“ゲーム”を鑑賞している者、どちらも俄かに熱気を帯び始めた。

 ……だが、そこへ水を差す存在が。

『――不正が発覚したため、該当するNPCの能力を制限します』

 運営だ。前と同じ台詞がアナウンスされると同時、またしてもアスヴェルの周囲に黒い靄が包む。酷すぎるやり口に、悠は自分の頭へ血が上っていくのを感じた。
 冷静に考えれば、これ以上の抗議は危険だ。運営の権限で自分にまで何らかの“処分”が下されるかもしれない。だが――構うものか!

「ふざけるのも大概にして下さい!! そんな行為許されません!!」

 憤りを隠さず弾劾する。しかし運営は変わらず無機質な声で、同じ言葉を返してくる。

『この処置に異論がありますなら、今すぐ該当NPCを消去――』

「萎えるんだよなぁ、そういうことされるとさぁ!!」

 台詞を途中で遮ったのは、別の観客だった。最初に歓声をあげた、あの男性だ。彼に続き、他の者達も怒号を飛ばしだす。

「彼は既にペナルティを受けた筈ですぞぉ!? もう一度同じことをするとはいったい何事ですかなぁ!?」
「それは“誤った判断”をしたと宣言するも同じこと!! 完璧な運営が聞いて呆れるわ!!」

 野次は止まらない。

「不正をしているのはお前達の方だろ!」
「撤回しろ!! あのNPCへの処分を撤回しろ!!」
「俺を敵に回してただで済むと思うなよ!?」

 会場の人々が一つになって、運営へ反抗する。
 一方、映像の中では、アスヴェルが再度封印を受けても対応できるよう、参加者達がバックアップの態勢を取り始めた。
 ここに居る、全ての人物が状況を打破しようと動いている。

 これは、そう――“ゲーム”の内と外での連携戦闘レイドバトル
 その勢いは運営ですら止められず。

『……今の処置を取り消します』

 彼らはとうとう折れた・・・
 黒い靄が晴れる。アスヴェルの<ステータス>には、なんら変化はない!

「アスヴェルさん!!」

 あらん限りの声を振り絞って、悠は叫ぶ。


 猛攻。
 猛攻だ。
 拳撃、手刀、掌打、肘打、足蹴、廻蹴、膝蹴。
 五体が繰り出せるあらゆる攻撃法を駆使し、アスヴェルは“ジャッジ”へ迫撃した。

 強化を果たしたとはいえ、未だ能力値は“ジャッジ”が有利。
 だが流れは完全にアスヴェルへと傾いた。
 敵からの攻めを完璧な形で捌くと、勇者はなおも攻め立てる。
 “ジャッジ”の持つ莫大な量のHPが、ジワリジワリと減少していく。

「いける……!」
『いけるぞ、これ!』
「“ジャッジ”に勝てる!?」
『“ゲーム”をクリアできる!?』

 人々は固唾を飲んで動向を見守る。

 ――そして生命力が残り半分を切った、その時。
 “ジャッジ”が大きく後方へ飛び退いた。
 奴は大きく腰を落とし、“構え”を取る。
 初めて見せる行動だ。

(大技を使って逆転するつもりですか!?)

 その予測通り、青い炎のようなものが“ジャッジ”を取り巻いていく。間違いない、このスキルは“ジャッジ”の切り札。仮にも運営が誇る最強のNPC――そんな奴が満を持して放つスキルなのだ。その威力たるや、想像を絶するものとなるだろう。

「お、おい」
「これ、やばいヤツなんじゃ……」

 鑑賞者もどよめく。だが悠はそれよりも、アスヴェルの動きに注目していた。

(あれは――)

 “ジャッジ”に相対する彼の“構え”を見て。
 少女は不安がる観客へ、はっきりと断言した。

「大丈夫です。勇者は負けません……!」





 ―――――――――――――




 時を同じく。
 “ゲーム”の中でも悠と同じことを思う者が一人。亜麻色の髪を持つ少女、ミナトだ。

「アイツ、ここに来て――!」

 アスヴェルの意図を把握し、その顔に笑みを浮かべる。彼女もまた、勇者の勝利を確信したのだ。



 “ジャッジ”が青い炎を纏ったまま、突進してくる。
 対するアスヴェルは脚を肩幅程度に広げ、静かに落ち着いて敵を見据えていた。

 空気を切り裂き、大地を踏み砕き、“ジャッジ”が迫りくる。
 アスヴェルの右腕がゆっくりと中段にまで上がった。


 ――激突。


 刹那の瞬間、勇者は己の掌をそっと“ジャッジ”に添えた・・・
 “それ”は、敵から繰り出される攻撃の力を絶妙に操作し、そのまま相手に返すという特殊な体術。
 Divine Cradleでの呼び名を、<合気>という。

 爆音が響く。
 空気がビリビリと震え、地面が揺れる。
 同時に、“ジャッジ”が真後ろ・・・へと弾き飛んだ・・・・・
 己が最強技の威力をそっくりそのまま返され、地面に激突した後も勢いは止まらず、二転三転と転がり続ける。
 ようやく回転が止まった時――その身体はあり得ない程にひしゃげていた。



「――やった、のか?」

 緊張で表情を強張らせながら、ミナトはそう呟いた。“ジャッジ”は倒れたままだ。起き上がって来ない。

「なあ……!」
「これって!」
「もしかして――!」

 周囲の人々が騒めき出す。彼等の期待を裏付けるように、“ジャッジ”の身体は光に包まれ消えていく。
 その消滅をしっかりと見届けたところで、騒動の中心人物であるアスヴェルが腕を大きく振り上げた。

「我々の勝利だ!!」

 そう高らかに宣言する。

 歓声が鳴り響く。ある者は手を叩いて喜び、ある者は互いに抱き合い、ある者は涙を流した。
 そんな中、一人の参加者が空を指差す。

「お、おい、アレ見ろ!!」

 そこに浮かび上がった言葉は――



 “GAME CLEAR! CONGRATURATIONS!”



 ――人々が確かに勝利した、証明であった。



「……アスヴェルっ!!」

 感極まってミナトは飛び出した。行き先は一つ、勇者の下へ。
 こちらに気付き、笑顔を向ける彼の身体へ思い切り飛びついた。

「うおっ!?」

 耳に入るのは、アスヴェルの悲鳴。勢い余り過ぎて、彼を突き飛ばしかけてしまった。
 しかしミナトはそんなこと気にせず、青年を思い切り抱き締める。逞しく、しかし今は傷だらけの肉体を力強く抱擁した。

「やったな!! ホントに――ホントに、勝っちゃうだなんて――!!」

 口が上手く回らない。言いたいことがたくさんあり過ぎて、涙が出る程に嬉し過ぎて、感情が高まり過ぎて、それを言葉として紡げなかった。
 しかしアスヴェルは気にすることもなく、ポンポンと少女の頭を撫でる。

「はっはっは! 言った筈だぞ、私は最強だと」

「そうだな! うんっ!! 最強だよ! オマエは、最強で、最高の勇者だ!!」

 彼の身体へ回す手にぐっと力を入れる。青年の胸に顔を埋める。自分の気持ちを表現する術を、それ位しか思いつかなかったのだ。

「――ミナト?」

 だから。
 ふと、アスヴェルから呼びかけられるまで――第三者から見れば実にバカバカしいことだが――全く気付かなかったのだ。

(……うわ!? 近い!?)

 自分が、もう言い訳のしようが無い程、青年と密着していることに。
 恋人同士としか思えない程、青年と触れ合っていることに。
 慌てて離れようとして、できなかった。アスヴェルもまた、少女の身体を抱きしめていたからだ。普段なら激昂してもおかしくないその事態に、

「――あ」

 発せたのは、その一字のみ。そうしている内に、青年の顔がこちらに近づいてくる。
 これは、もう、アレだった。確実に例のアレをしようとしている。自分のファーストなキスが、危機に晒されている訳で――

(――ま、いっか)

 にも関わらず、嫌な気分は湧いてこなかった。寧ろ――絶対、認めたくはないけれど――望むところだった・・・・・・・・

「――――んっ」

 彼の顔を正面から向き合い、目を閉じる。その意を察せない青年ではないだろう。相手の気配がどんどん近づいてくる。
 もう少し。
 あとほんの少しで、少女は勇者と――

「あれぇ?」

 ――そんなロマンチックな気分は、アスヴェルの間の抜けた呟きでかき消された。

「な、なんだよ、人がせっかく……?」

 あんまりな対応に目を開けると、彼が戸惑う理由がすぐに分かった。ミナトの身体が、光に包まれ消えかかっている。

「あー、そっか。クリアしたから<ログアウト>が始まったのか」

「こんなタイミングで!?」

 アスヴェルの嘆きが響くものの、こればかりは仕方がない。勿体づけたのが悪いのだ。ミナトはふふっと笑うと、

「なってねぇな、アスヴェル。千載一遇のチャンスを逃すなんて」

「むぅっ!?」

 割と本気で悔しそうな彼を眺めて、ふふーんっと鼻を鳴らす。そう、ミナトはこんなことでコロっと落ちてしまう程、安い女ではないのだ。
 彼女は改め青年に向き直ると、

「……そ、その。“続き”は、また今度・・・・、なっ!」

 顔を真っ赤にして・・・・・・そんな台詞を口にした。
 ――安い女では無い、筈。たぶん。説得力が無いか。

 ともあれ、少女の“約束”に勇者も気を持ち直したようで、

「そうだな。また会おう、ミナト」

「おう、またな、アスヴェル!」

 前に別れた時とは違う――互いに、絶対再会することを確信した挨拶を交わし。
 ミナトの意識は現実へと引き戻されていくのだった。
しおりを挟む
感想 7

あなたにおすすめの小説

【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~

エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】 【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】 ~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~  ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。  学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。  何か実力を隠す特別な理由があるのか。  いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。  そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。  貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。  オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。    世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな! ※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

異世界に召喚されたが勇者ではなかったために放り出された夫婦は拾った赤ちゃんを守り育てる。そして3人の孤児を弟子にする。

お小遣い月3万
ファンタジー
 異世界に召喚された夫婦。だけど2人は勇者の資質を持っていなかった。ステータス画面を出現させることはできなかったのだ。ステータス画面が出現できない2人はレベルが上がらなかった。  夫の淳は初級魔法は使えるけど、それ以上の魔法は使えなかった。  妻の美子は魔法すら使えなかった。だけど、のちにユニークスキルを持っていることがわかる。彼女が作った料理を食べるとHPが回復するというユニークスキルである。  勇者になれなかった夫婦は城から放り出され、見知らぬ土地である異世界で暮らし始めた。  ある日、妻は川に洗濯に、夫はゴブリンの討伐に森に出かけた。  夫は竹のような植物が光っているのを見つける。光の正体を確認するために植物を切ると、そこに現れたのは赤ちゃんだった。  夫婦は赤ちゃんを育てることになった。赤ちゃんは女の子だった。  その子を大切に育てる。  女の子が5歳の時に、彼女がステータス画面を発現させることができるのに気づいてしまう。  2人は王様に子どもが奪われないようにステータス画面が発現することを隠した。  だけど子どもはどんどんと強くなって行く。    大切な我が子が魔王討伐に向かうまでの物語。世界で一番大切なモノを守るために夫婦は奮闘する。世界で一番愛しているモノの幸せのために夫婦は奮闘する。

転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです

NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

空手馬鹿の俺が転生したら規格外の治癒士になっていた 〜筋力Eのひ弱少年治癒士が高みを目指す!?〜

くまみ
ファンタジー
 前世は空手部主将の「ゴリラ」男。転生先は……筋力Eのひ弱な少年治癒士!?  「資質がなんだ!俺の拳は魔法を超える!……と、思うけど……汗」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー  俺は五里羅門(ごり・らもん) 35歳独身男だ。硬派すぎて女が寄り付かず。強すぎる空手愛と鍛え抜かれた肉体のせいで不本意ながら通称「ゴリラ」と呼ばれていた。  仕事帰りにダンプに跳ねられた俺が目覚めると、そこは異世界だった。だが転生した姿は前世とは真逆。  病弱で華奢。戦闘力最低と言われる職業の「治癒士」(ヒーラー)適正の10歳の少年・ノエル。  「俺は戦闘狂だぞ!このひ弱な体じゃ、戦えねぇ!  「華奢でひ弱な体では、空手技を繰り出すのは夢のまた夢……」  魔力と資質が全てのこの世界。努力では超えられない「資質の壁」が立ちふさがる。  だが、空手馬鹿の俺の魂は諦めることを知らなかった。  「魔法が使えなきゃ、技で制す!治癒士が最強になっちゃいけないなんて誰が決めた?」  これは魔法の常識を「空手の技」で叩き壊す、一人の少年の異世界武勇伝。    伝説の騎士、美少女魔術師、そして謎の切り株(?)を巻き込み、ノエルの規格外の挑戦が今始まる!    

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

処理中です...