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第1章 神童
あけみの初恋
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あけみは、マサシに今何をしてあげたらいいかわからなかった。
「私、マサシに何かしてあげたい…」
「じゃあ僕の話の聞き役になってや、なんか、いっぱい話したいことがあるねん。」
「うん」
あけみは、何故かまた胸が締め付けられて、
その痛みのせいだろうか?ちょっとだけ、目が涙でうるんだ。それが、恋のせいだとはあけみにはまだわからなかった。
そして、電話越しにマサシの後ろで、マサシの母親、キュウコの声がした。
「マサシ!あんた電話代高いんやから早く切りなさい!それか向こうからかけてきてもらいなさい!」
「わかった~!…そう言うわけやから電話かけてきてな。じゃあ切るわ」
マサシ!ちょっと待ちなさいよ!と、あけみが文句を言う前に電話は切れてしまった。
あけみは仕方なく電話を掛けなおそうとしたが、だんだん馬鹿らしくなってきて、そのまま電話も掛けずに自分の部屋に戻ろうとした。すると、その途中、またしても不気味な声がコダマした。
「あけみ~ちゃんと洗い物するのよ~!」
「ウゴ~ン!(今日も阪神勝ったりょ~!)」
そして、一日が明けたのである。また、時間設定の為、(作者である私の勝手な都合の為)学校も終わり、今は夕方下校時刻だった。マサシは帰り道、あけみに声をかけた。
「一緒に帰ろうや…」
「い、嫌よ!」
「さっきから何怒ってるん?」
「さっきから?昨日の夜から怒っているわよ!どうして電話切ったのよ!」
「だって切らんとおかんに怒られるもん。あけみかてあの後電話掛けてこんかったやんか。」
あけみは呆れて言い返す気も無くなり、マサシを無視してさっさと歩き始めた。けれど、マサシのその後の言葉に少し引かれて、またその場に立ち止まってしまう。
「昨日電話切ったこと怒ってるんやろ?確かにいきなり切って悪かったけど、すぐに掛けなおしてきてくれると思ってた。あんな失礼なことしてしまったのは、あけみが優しくしてくれたからつい甘えてしまっただけやねん。だから怒らんといて…そんなに怒ると思わんかった。ごめんな…。」
マサシは、心から反省していた。
その気持ちがあけみにも伝わったのか、あけみは少し考えこんで、
「…わかった。その代わり…今からマクド奢ってよ。」
と言った。
本当はマサシが甘えていただけということがわかってすぐに、あけみはマサシを許していた。けれど、昨日話が出来なかったぶん、マサシと話をしたかったのだ。
そして、マサシはあけみにマクドを奢ってと言われて焦った。何しろ財布の所持金が、チョコレートを買いすぎていた為に、五百円しか無かったからだ。ここは素直に言っておいた方がいいだろう。
「わかった!今日は奢ってあげる!その代わり五百円までやで!」
そう言って二人はマクドナルドに向かったのである。
「私、マサシに何かしてあげたい…」
「じゃあ僕の話の聞き役になってや、なんか、いっぱい話したいことがあるねん。」
「うん」
あけみは、何故かまた胸が締め付けられて、
その痛みのせいだろうか?ちょっとだけ、目が涙でうるんだ。それが、恋のせいだとはあけみにはまだわからなかった。
そして、電話越しにマサシの後ろで、マサシの母親、キュウコの声がした。
「マサシ!あんた電話代高いんやから早く切りなさい!それか向こうからかけてきてもらいなさい!」
「わかった~!…そう言うわけやから電話かけてきてな。じゃあ切るわ」
マサシ!ちょっと待ちなさいよ!と、あけみが文句を言う前に電話は切れてしまった。
あけみは仕方なく電話を掛けなおそうとしたが、だんだん馬鹿らしくなってきて、そのまま電話も掛けずに自分の部屋に戻ろうとした。すると、その途中、またしても不気味な声がコダマした。
「あけみ~ちゃんと洗い物するのよ~!」
「ウゴ~ン!(今日も阪神勝ったりょ~!)」
そして、一日が明けたのである。また、時間設定の為、(作者である私の勝手な都合の為)学校も終わり、今は夕方下校時刻だった。マサシは帰り道、あけみに声をかけた。
「一緒に帰ろうや…」
「い、嫌よ!」
「さっきから何怒ってるん?」
「さっきから?昨日の夜から怒っているわよ!どうして電話切ったのよ!」
「だって切らんとおかんに怒られるもん。あけみかてあの後電話掛けてこんかったやんか。」
あけみは呆れて言い返す気も無くなり、マサシを無視してさっさと歩き始めた。けれど、マサシのその後の言葉に少し引かれて、またその場に立ち止まってしまう。
「昨日電話切ったこと怒ってるんやろ?確かにいきなり切って悪かったけど、すぐに掛けなおしてきてくれると思ってた。あんな失礼なことしてしまったのは、あけみが優しくしてくれたからつい甘えてしまっただけやねん。だから怒らんといて…そんなに怒ると思わんかった。ごめんな…。」
マサシは、心から反省していた。
その気持ちがあけみにも伝わったのか、あけみは少し考えこんで、
「…わかった。その代わり…今からマクド奢ってよ。」
と言った。
本当はマサシが甘えていただけということがわかってすぐに、あけみはマサシを許していた。けれど、昨日話が出来なかったぶん、マサシと話をしたかったのだ。
そして、マサシはあけみにマクドを奢ってと言われて焦った。何しろ財布の所持金が、チョコレートを買いすぎていた為に、五百円しか無かったからだ。ここは素直に言っておいた方がいいだろう。
「わかった!今日は奢ってあげる!その代わり五百円までやで!」
そう言って二人はマクドナルドに向かったのである。
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