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第30話・白龍とのSMプレイ1
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「一つ聞きたいのだが、白龍って白いドラゴンで間違いないんだよな?」
「ええ、間違いないわ。私は色の白にドラゴンと書いて白龍よ」
まじか・・・ここで龍と遭遇イベントか。
初戦争イベントでレイナが死んで、この世界で初号泣した後に龍と遭遇ってイベント多すぎじゃない?
「だけど、アテンと呼んでほしいわ」
「はい」
「ふふ、それにしても女神は変な事するわね。ゼロのための世界なの?ここ」
ブッと吹き出す。
な、なぜこの裏世界のことを知っている?いや、分かったんだ。
誤魔化したほうがいいか?
「大丈夫よ。私は両方の世界で生きているから分かるだけ。
この世界には人が一人もいない、次の日になると世界には人がたくさん生活している。こんな訳の分からない世界に十日?ぐらい前から変化したわ。その事象を見て把握できる知能さえあれば気づくでしょ。で、こんな世界に変えられるのは女神しかいないという推測はしていたんだけど、何故こんな世界に変えたのか分からなかったのよ。人のいない世界を散歩してたら人がいたの!あなたの事よ!ということは、あなたのための世界なんでしょ?」
言い逃れできないな、完璧な推察だ。女神を何故知っているかとかも聞いてみたいがとりあえず友好的になっておこう。この龍、底が知れない気がする。
「ああ、アテンの言う通りだ。俺は女神によってこの世界に転移させられた、そしてその事かどうかは分からないが、女神は迷惑をかけたような事を言ってた。そのお詫びに人がいる世界と俺とモンスターだけの世界が毎日交互に来るように作り替えてくれたらしい。」
「なんでモンスターとゼロだけの世界に作り替えたの?」
「モンスターを狩ってLV上げと金策をするためだ」
・・・
「あははははは、おかしい」
めちゃくちゃ笑われる。
「何か可笑しいことがあったか?」
「おかしいでしょ?そんなことしなくてもLVを人の限界まで上げてもらって、お金を山ほどもらえばよかったじゃない」
「【俺、チートもらったから最強になった。最強の俺こそが絶対正義】みたいな展開は望んでないんだよ!俺自身が死ぬ気で頑張って、努力の上に成り立つ本物の強さを皆に評価されたい。MMOは努力したものだけが強くなれるゲームなんだよ」
「MMOが何かは分からないけど、ゼロは変なところでこだわりがあるのね?」
「こだわりというか、MMOが好きというか」
「ふふ、まあゼロがマゾだってのは分かったわ」
「分かってねえ!」
だが、マゾという見解は理解できる。
MMOは苦行に近い、俺も昔は十時間以上パソコンに向かってクリックして疲れ切るまで狩りをしていた。これが楽しいのだ。
ただ、第三者目線で俺をみたら、ゲームに青春を注いで、疲れ切ってなにが楽しいの?と言うだろうな。
「じゃあ、ひとまずお友達にならない?」
「ん?なぜその展開に?」
「いいじゃない、龍と関われる人間なんてほとんどいないのよ?」
アテンに腕を絡められて、胸を押し付けられる。
喜んでしまう。美人に引っ付いてもらって嬉しくない男はいない、最高だ!
よく考えれば龍と友達になっても問題はなにもないか。どこかで仲間になってくれたりするかもしれないしな。
「アテン友達になろう、よろしく」
「よろしく」
アテンと友達になった。
「あ、肝心な事を聞いてなかった。アテンは白龍だけど、人型に変身しているという事でいいのか?」
「そうよ、人間と関わる時はこの姿になるわ」
「そうか、ありがとう」
やっぱり龍という本来の姿があるんだな。
その後、アテンに31LVぐらいで狩りをできる場所を聞いたけど分からないって。
そうだよな、龍がモンスターのLVなんて知らないよな。
モンスターがいる場所なら教えられるとの事だったので行ってみるか。
「ゴブリンの巣窟以外に周辺にモンスターが湧いてる場所はあるか?」
「ここからだと、だいぶ遠いのよ」
ぐ、マジか。正直、悪魔の森がエンリルにあるからそこで狩りをしたいが遠い。ドロップ品も保管箱にいれないとロストだもんな。
「暇なら私と戦ってみる?」
「アテンと?」
白龍と戦うって・・・普通に死亡フラグ立つんじゃないのか?
ドラゴンブレスとか言って極大なエネルギーを放ってきて俺という存在がいなかったことになったりとか、おかしいスピードで接近されて腕を振るわれたらミンチになったり・・・
やば!
普通にありえるだろ!その未来!
「そ、私は龍だから人間と関わる時に、力加減を間違えて大惨事を引き起こすことがあるの」
やっぱりやん!ただの災害を起こす存在だろ。
龍は人の姿にならずに、一生住処で引き籠ってろよ!
「龍のままでいろよ。って思ったでしょ?」
さすが龍、するどい。
「いえ、全く」
「ふふ、許してあげるわ。その事があったから手加減というスキルを覚えたわ。手加減は移動速度や攻撃力などを自分の好きな感じに制限できるのよ。それも、相手のHP0にしないという制限もかけられる。」
白い髪を靡かせながら、綺麗な顔で自慢気に話す。
「ええ、間違いないわ。私は色の白にドラゴンと書いて白龍よ」
まじか・・・ここで龍と遭遇イベントか。
初戦争イベントでレイナが死んで、この世界で初号泣した後に龍と遭遇ってイベント多すぎじゃない?
「だけど、アテンと呼んでほしいわ」
「はい」
「ふふ、それにしても女神は変な事するわね。ゼロのための世界なの?ここ」
ブッと吹き出す。
な、なぜこの裏世界のことを知っている?いや、分かったんだ。
誤魔化したほうがいいか?
「大丈夫よ。私は両方の世界で生きているから分かるだけ。
この世界には人が一人もいない、次の日になると世界には人がたくさん生活している。こんな訳の分からない世界に十日?ぐらい前から変化したわ。その事象を見て把握できる知能さえあれば気づくでしょ。で、こんな世界に変えられるのは女神しかいないという推測はしていたんだけど、何故こんな世界に変えたのか分からなかったのよ。人のいない世界を散歩してたら人がいたの!あなたの事よ!ということは、あなたのための世界なんでしょ?」
言い逃れできないな、完璧な推察だ。女神を何故知っているかとかも聞いてみたいがとりあえず友好的になっておこう。この龍、底が知れない気がする。
「ああ、アテンの言う通りだ。俺は女神によってこの世界に転移させられた、そしてその事かどうかは分からないが、女神は迷惑をかけたような事を言ってた。そのお詫びに人がいる世界と俺とモンスターだけの世界が毎日交互に来るように作り替えてくれたらしい。」
「なんでモンスターとゼロだけの世界に作り替えたの?」
「モンスターを狩ってLV上げと金策をするためだ」
・・・
「あははははは、おかしい」
めちゃくちゃ笑われる。
「何か可笑しいことがあったか?」
「おかしいでしょ?そんなことしなくてもLVを人の限界まで上げてもらって、お金を山ほどもらえばよかったじゃない」
「【俺、チートもらったから最強になった。最強の俺こそが絶対正義】みたいな展開は望んでないんだよ!俺自身が死ぬ気で頑張って、努力の上に成り立つ本物の強さを皆に評価されたい。MMOは努力したものだけが強くなれるゲームなんだよ」
「MMOが何かは分からないけど、ゼロは変なところでこだわりがあるのね?」
「こだわりというか、MMOが好きというか」
「ふふ、まあゼロがマゾだってのは分かったわ」
「分かってねえ!」
だが、マゾという見解は理解できる。
MMOは苦行に近い、俺も昔は十時間以上パソコンに向かってクリックして疲れ切るまで狩りをしていた。これが楽しいのだ。
ただ、第三者目線で俺をみたら、ゲームに青春を注いで、疲れ切ってなにが楽しいの?と言うだろうな。
「じゃあ、ひとまずお友達にならない?」
「ん?なぜその展開に?」
「いいじゃない、龍と関われる人間なんてほとんどいないのよ?」
アテンに腕を絡められて、胸を押し付けられる。
喜んでしまう。美人に引っ付いてもらって嬉しくない男はいない、最高だ!
よく考えれば龍と友達になっても問題はなにもないか。どこかで仲間になってくれたりするかもしれないしな。
「アテン友達になろう、よろしく」
「よろしく」
アテンと友達になった。
「あ、肝心な事を聞いてなかった。アテンは白龍だけど、人型に変身しているという事でいいのか?」
「そうよ、人間と関わる時はこの姿になるわ」
「そうか、ありがとう」
やっぱり龍という本来の姿があるんだな。
その後、アテンに31LVぐらいで狩りをできる場所を聞いたけど分からないって。
そうだよな、龍がモンスターのLVなんて知らないよな。
モンスターがいる場所なら教えられるとの事だったので行ってみるか。
「ゴブリンの巣窟以外に周辺にモンスターが湧いてる場所はあるか?」
「ここからだと、だいぶ遠いのよ」
ぐ、マジか。正直、悪魔の森がエンリルにあるからそこで狩りをしたいが遠い。ドロップ品も保管箱にいれないとロストだもんな。
「暇なら私と戦ってみる?」
「アテンと?」
白龍と戦うって・・・普通に死亡フラグ立つんじゃないのか?
ドラゴンブレスとか言って極大なエネルギーを放ってきて俺という存在がいなかったことになったりとか、おかしいスピードで接近されて腕を振るわれたらミンチになったり・・・
やば!
普通にありえるだろ!その未来!
「そ、私は龍だから人間と関わる時に、力加減を間違えて大惨事を引き起こすことがあるの」
やっぱりやん!ただの災害を起こす存在だろ。
龍は人の姿にならずに、一生住処で引き籠ってろよ!
「龍のままでいろよ。って思ったでしょ?」
さすが龍、するどい。
「いえ、全く」
「ふふ、許してあげるわ。その事があったから手加減というスキルを覚えたわ。手加減は移動速度や攻撃力などを自分の好きな感じに制限できるのよ。それも、相手のHP0にしないという制限もかけられる。」
白い髪を靡かせながら、綺麗な顔で自慢気に話す。
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