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第34話・戦果報告1
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狩りを終え、冒険者協会に戻る道のりでふと考える。
ここからが関門だ。マリさんは常識外の事象については徹底的に尋問してくる。
アテンの事を聞かれたら、「正直にドラゴンです。」と話せばスマートに終われそうだが、それは無理だ。首都にドラゴンを招いた犯罪者として俺が終わる。
とはいえ、Tシャツに短パンで白髪の綺麗な女性を連れている時点で、厳しい尋問は免れない。とりあえず、アテンをどうにかする方法から試してみるか。
「師匠!冒険者協会に戻ったら他人のふりをして、外へ出て行ってもらえませんか!」
「嫌よ」
即答!?ありがとうございます!
「どうしてもですか?」
「どうしても嫌♪」
やっぱりか。
正直に冒険者協会受付にアテンの事を聞かれたら対応に困るからお願いします。というか?
いや、前回突き放したら泣いたんだよな・・・そんな状況をルリさんに見られたら余計に問題が増えそうだ。
「ちなみに、何故嫌なんでしょうか?」
「仲間外れは嫌よ」
だー!あんたドラゴンだろ!
仲間外れは嫌だとか、そういう生物じゃないだろ!
はぁ、なにを言っても無駄か。がんばろ・・・
ゼロは死んだ魚のような目でマリさんの元へ向かう。
ルリさんが先に精算を終えて、俺の番がきた。
「おかえりなさいゼロさん。よくご無事で」
すんごい笑顔で迎えられる。
笑顔が異常なほど完璧だ・・・
「はい、初めての戦場で緊張しましたがなんとかなりました」
「それは、よかったです。私から重大なお話しをしなくてはならないのですが、それよりも先にお伺いしても?」
お伺いはしなくていいから、お話しをしてくれないかな・・・
「はい・・・」
「そちらの白髪の綺麗な女性は誰ですか?」
「私はアテンと申します。ゼ・・・もごご」
速攻で口を塞ぐ、俺も馬鹿じゃない。
どうせ、ろくでもないことを言うことは分かっている。
アテンに目でしゃべるなと訴えると、アテンが頷く。
マリさんが、じーっと見つめてくる。
「すみません紹介します。名はアテンと言いまして、山奥に住んでいたため人との接し方が分からないそうです。そんなアテンと偶然に出会いまして、街を案内してほしいとの事だったので案内しておりました」
じー。
うっ、ルリさんは信じてくれたが、やはり尋問のプロであるマリさんには疑われてしまうか?
「ゼロさんは、それで話を通すおつもりですか?」
「はい・・・」
キッと睨まれる。
許して~。
蛇に睨まれたように固まる俺。
「はぁ、ゼロさんは私が追及しない意味を考えた事がありますか?」
これで追及してないの!?
意味なんてあるのか?俺が隠すからじゃないのか?
「ゼロさんの事を好きだからですよ」
・・・。
「あ、ありがとうございます」
マリさんのような美人に好きだと言っていただけるのはすごい嬉しいはずなのに、会話の流れから分かってんだろうな的な姉御肌のような圧力が伝わってくる・・・
「協会の受付嬢は、冒険者の方の素性や状況などの情報収集、管理も仕事なのです。だけど、私はゼロさんを心の底から信用しているからこそ問わないのです」
「はい・・・」
「今日の夜、私とどうですか?」
なんでやねん!
おっと思わず、大阪弁で突っ込んでしまった。
話の流れが唐突すぎたのと、意味の分からないことを言い出すからびっくりしてしまった。
マリさん、それは売〇というんじゃないですか?この世界で売〇は犯罪じゃないんですか!
「すみません、今日の夜は予定があって」
何故俺が、男性に言い寄られて困っている女性のような対応をしなくてはならないんだ・・・
「予定がなかったら、ご一緒してくれますか?」
「ま、まあマリさんにはお世話になっていますし、ご飯にでも今度行きましょうか」
「是非!私、ゼロさんの予定に合わせますので」
ふー。その場は凌いだか。
「とりあえず精算してから、重要な話をします」
「お願いします」
まだ精算していなかったドロップ品を提出する。
「悪魔の心臓117個と骨30本とクエスト報酬金貨2枚分で金貨14枚と銀貨3枚になります。ただ、サティさんとダンさんへの2日分の支払い金貨6枚になりますので、金貨8枚と銀貨3枚をお渡しいたします。クエスト報酬については、ギンさんから王国を助けていただいた恩があるので通常通りお支払いするとの事でした」
ギンさんは本当に良い人だな、いい人と巡り会えた事に感謝しなくては。
「ありがとうございます」
「では、最後に重要なお話しをします。ゼロさんは、昨日の戦争で補給部隊に奇襲を仕掛けてきた高ランクの暗殺者を倒したそうですね」
「そうなるんですかね?、俺はエネミーサーチという探知魔法で暗殺者が接近していために倒しただけですが」
「報告書通りですね。次に王国軍「虹」の赤と共闘し、戦況を変えたきっかけがゼロさんとなっておりますが、どうなんですか?」
いやいや、戦況を変えたきっかけはレッドの気分がよくなって暴走したからだろ・・・
「いや、俺は少数のカオス帝国軍しか倒していませんが・・・」
「カオス帝国軍のアサシンを6人同時に倒したんですか?」
その事は本当だ。レッド、そこまで詳しく俺のことを報告したのか。
ここからが関門だ。マリさんは常識外の事象については徹底的に尋問してくる。
アテンの事を聞かれたら、「正直にドラゴンです。」と話せばスマートに終われそうだが、それは無理だ。首都にドラゴンを招いた犯罪者として俺が終わる。
とはいえ、Tシャツに短パンで白髪の綺麗な女性を連れている時点で、厳しい尋問は免れない。とりあえず、アテンをどうにかする方法から試してみるか。
「師匠!冒険者協会に戻ったら他人のふりをして、外へ出て行ってもらえませんか!」
「嫌よ」
即答!?ありがとうございます!
「どうしてもですか?」
「どうしても嫌♪」
やっぱりか。
正直に冒険者協会受付にアテンの事を聞かれたら対応に困るからお願いします。というか?
いや、前回突き放したら泣いたんだよな・・・そんな状況をルリさんに見られたら余計に問題が増えそうだ。
「ちなみに、何故嫌なんでしょうか?」
「仲間外れは嫌よ」
だー!あんたドラゴンだろ!
仲間外れは嫌だとか、そういう生物じゃないだろ!
はぁ、なにを言っても無駄か。がんばろ・・・
ゼロは死んだ魚のような目でマリさんの元へ向かう。
ルリさんが先に精算を終えて、俺の番がきた。
「おかえりなさいゼロさん。よくご無事で」
すんごい笑顔で迎えられる。
笑顔が異常なほど完璧だ・・・
「はい、初めての戦場で緊張しましたがなんとかなりました」
「それは、よかったです。私から重大なお話しをしなくてはならないのですが、それよりも先にお伺いしても?」
お伺いはしなくていいから、お話しをしてくれないかな・・・
「はい・・・」
「そちらの白髪の綺麗な女性は誰ですか?」
「私はアテンと申します。ゼ・・・もごご」
速攻で口を塞ぐ、俺も馬鹿じゃない。
どうせ、ろくでもないことを言うことは分かっている。
アテンに目でしゃべるなと訴えると、アテンが頷く。
マリさんが、じーっと見つめてくる。
「すみません紹介します。名はアテンと言いまして、山奥に住んでいたため人との接し方が分からないそうです。そんなアテンと偶然に出会いまして、街を案内してほしいとの事だったので案内しておりました」
じー。
うっ、ルリさんは信じてくれたが、やはり尋問のプロであるマリさんには疑われてしまうか?
「ゼロさんは、それで話を通すおつもりですか?」
「はい・・・」
キッと睨まれる。
許して~。
蛇に睨まれたように固まる俺。
「はぁ、ゼロさんは私が追及しない意味を考えた事がありますか?」
これで追及してないの!?
意味なんてあるのか?俺が隠すからじゃないのか?
「ゼロさんの事を好きだからですよ」
・・・。
「あ、ありがとうございます」
マリさんのような美人に好きだと言っていただけるのはすごい嬉しいはずなのに、会話の流れから分かってんだろうな的な姉御肌のような圧力が伝わってくる・・・
「協会の受付嬢は、冒険者の方の素性や状況などの情報収集、管理も仕事なのです。だけど、私はゼロさんを心の底から信用しているからこそ問わないのです」
「はい・・・」
「今日の夜、私とどうですか?」
なんでやねん!
おっと思わず、大阪弁で突っ込んでしまった。
話の流れが唐突すぎたのと、意味の分からないことを言い出すからびっくりしてしまった。
マリさん、それは売〇というんじゃないですか?この世界で売〇は犯罪じゃないんですか!
「すみません、今日の夜は予定があって」
何故俺が、男性に言い寄られて困っている女性のような対応をしなくてはならないんだ・・・
「予定がなかったら、ご一緒してくれますか?」
「ま、まあマリさんにはお世話になっていますし、ご飯にでも今度行きましょうか」
「是非!私、ゼロさんの予定に合わせますので」
ふー。その場は凌いだか。
「とりあえず精算してから、重要な話をします」
「お願いします」
まだ精算していなかったドロップ品を提出する。
「悪魔の心臓117個と骨30本とクエスト報酬金貨2枚分で金貨14枚と銀貨3枚になります。ただ、サティさんとダンさんへの2日分の支払い金貨6枚になりますので、金貨8枚と銀貨3枚をお渡しいたします。クエスト報酬については、ギンさんから王国を助けていただいた恩があるので通常通りお支払いするとの事でした」
ギンさんは本当に良い人だな、いい人と巡り会えた事に感謝しなくては。
「ありがとうございます」
「では、最後に重要なお話しをします。ゼロさんは、昨日の戦争で補給部隊に奇襲を仕掛けてきた高ランクの暗殺者を倒したそうですね」
「そうなるんですかね?、俺はエネミーサーチという探知魔法で暗殺者が接近していために倒しただけですが」
「報告書通りですね。次に王国軍「虹」の赤と共闘し、戦況を変えたきっかけがゼロさんとなっておりますが、どうなんですか?」
いやいや、戦況を変えたきっかけはレッドの気分がよくなって暴走したからだろ・・・
「いや、俺は少数のカオス帝国軍しか倒していませんが・・・」
「カオス帝国軍のアサシンを6人同時に倒したんですか?」
その事は本当だ。レッド、そこまで詳しく俺のことを報告したのか。
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