灰色の人生は異世界(MMORPG仕様)への転移で、虹色の人生に

ぎたー

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第55話・最強を目指すためのギルド2

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「はい。ギルド作成に必要な条件としまして、ギルドマスターが30LV以上、副ギルドマスター2人が20LV以上という事と、金貨300枚が必要です」

「ギルドマスターは俺がなります。副ギルドマスターはレイナとルリさん。金貨300枚はここにあります」

マリさんは、レイナとルリさんにギルド作成の確認をとる。

「かしこまりました。ギルド作成条件は満たされました。ギルド名はどうされますか?」

「ギルド名は、fortuneでお願いします」

「ではfortuneを正式なギルドとして受理いたしました。ギルド作成時はFランクとなります」

「ありがとうございます」

「ゼロさん。つかぬことを伺いますが、fortuneというのは幸運の女神を指すのですよね?」

マリさんに聞かれる。

「そうですね」

「という事は私を含めた、この中の誰かを考えて作られたのでしょうか?」

マリさんは、キラキラした目で見てくる。
ルリさんも、キラキラした目で見てくる。
レイナはチラチラと伺うように見てくる。

俺がこのギルド名にした理由は、この世界へ連れてきてくれたのが女神だったこと。
そして、俺にとって幸せな世界だったことから幸運の女神のfortuneとした。

だけどよく考えたら、俺と関わってくれた人達みんなが幸せにしてくれてると言っても過言ではない。
ということは、みんなが幸運の女神だな。

「そうですね。みなさんが幸運の女神ですね」

「上手く逃れましたね」

マリさんにチッというような表情で皮肉を言われた。

ルリさんは先ほどと同じく、キラキラした目で見てくる。
レイナは少し赤くなったような顔をしてソッポを向いている。

「マリさん。早速で悪いのですが、ギルドバトルを申し込みたいのですが」

「ギルド作成して早々にギルドバトルをするのですか?」

「はい。Fランクなら敗北してもデメリットはなさそうですし、すぐにでも経験したほうがいいと判断しました」

「かしこまりました。ギルドバトルは申請の3日後以降に行われます。対戦相手と日にちが決まり次第、ご連絡いたします」

「よろしくお願いいたします」

よし!とうとう念願だった、ギルドを作成したぞ。
これからは俺も最強を目指すが、ギルドも最強を目指そう!

「そういえば、ゼロさんアシュレ・・・」

「さあ、ルリさん、レイナ、急いで宿に行って打ち合わせしよう!時間が惜しい!」

ルリさんとレイナの背中を押して急いで逃げる。

「ゼロさーん、次会う時は必ず説明してもらいますからねー!」

マリさんの叫び声を置き去りにしながら、冒険者協会をあとにする。
あそこでアシュレイの事を言われた日には、ものすごい騒ぎになることが目に見えている。
マリさんにも困ったものだ。

「ルリさん、レイナありがとう。ギルドが作成できたのも二人のおかげだ。これからも一緒にがんばろう」

「はい!」「がんばりましょう」

その後、ギルドの打ち合わせをするためにレイナも一緒に宿へ。
打ち合わせ内容はLV上げについてだ。
みんなで現状報告と意見を出し合い、まずはルリさんの早急なLV上げが重要となった。

対人戦は魔法職である俺と遠距離物理職であるルリさんがいれば、現時点での後衛攻撃部隊は完成してると思う。だからこそ、ルリさんの早急なLV上げが必要だ。
前衛物理職のレイナはある程度LVが高いためタンクとして立ち回り、俺とルリさんが殲滅するという構図であれば同ランク帯ギルドとの対決では負けないのでは?と思っている。

「ゼロ。私は30LVに近いのだけど、いい狩場はないかしら?」

「レイナのLV上げは悪魔の森がオススメ。ただ、モンスターが奇襲を仕掛けてくるから対策がないと厳しいかもしれない」

「大丈夫だと思うわ、危機察知ができるようになったの。自分自身に攻撃が当たりそうになった瞬間に、どこから攻撃がくるか分かるスキルね。でも、察知が出来ても対応できないスピードで攻撃されるとどうしようもないのだけど」

「インプは、そこまで早い攻撃をしてこないから大丈夫だと思う。ただ、死角から攻撃してくる可能性がありますので十分注意してください」

レイナは頷いた。
今日は、これで解散する。レイナは自分が住んでいる宿へ帰っていった。

俺もルーティンをこなし、ベッドに入る。
早くギルド拠点も作成しなきゃな・・・


----21日目裏世界----
チュンチュン。

さて、朝だ。
俺のLVは転職間近だし、ギルドバトルもある。
そろそろLV上げに力を入れたい。

ということで茜色の砂浜でレッドクラブとレッドタートルを狩りにいこう。
キシャルの街行きの転移陣で転移し、金貨2枚を徴収されて茜色の砂浜へ。

一緒に白龍のアテンがついてきた。
アテンがついてきた?

「師匠、なぜここにいるんですか?」

「師匠だからよ」

「・・・納得できかねるところではありますが、ではもう一つ質問なのですが、そちらの黒い龍は誰ですか?」

「黒龍よ」

「我は黒龍のオシリスだ。そこの白龍とは格が違うのだよ、格が」

「何言ってんのよ!同格でしょ!同格!」

ヘイストを絶大に強化してもらった恩のある、師匠こと白龍のアテン。
アテンはエンリルからキシャルの街へ転移する前に飛んできて、俺についていくと。
その際、マフィアのボス的な服装をしたオッサンも、俺も一緒に行くぞとついてきている。
そしてキシャルの街で、このやりとりである。
ツッコミどころ満載でなにを話せばよいやら・・・

「白龍なんて、何年もぼーっと歩き回るしかしてないのだろ?」

「なによ!黒龍も暇だなーって言いながら歩き回っているだけでしょう!」

2体の龍はお互いにニートでしょ!と言い合っているようだ。
最強の種族とは思えないような、稚拙なやり取りに頭が痛くなる。

さっさと茜色の砂浜へ行こう。
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