灰色の人生は異世界(MMORPG仕様)への転移で、虹色の人生に

ぎたー

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第93話・マリさんと食事に行こうと2

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俺がマリさんに両肩を掴まれていた時・・・



な、なんでいきなりそうなるのよ!
遠目から監視していたレイナがたまらず出ていき、ルリもごそごそとしながら出ていく。
アシュレイは、あら?と思いながら見送る。

「ゼロッ!ダメよ!!!!」

え、レイナ?

ゼロは声がしたほうを振り向く。
するとレイナだけではなく、ルリが弓を俺に向けている。
ル、ルリさん?なぜに弓をこちらへ向けて矢を引い「ゼロさんは私が助けてあげます!」

ち、ちが!そういう助けとは違う!
ふっ、とはいえ俺は学習する男だ。
ルリに向かって手をかざす。

「ダブルウインドシール、え?」

「ん」

シールド魔法を放とうとしたところで、
ぐいっと顔を振り向かされてマリさんにキスされる。

「ダメー!」

ルリの叫びと同時に的確に俺の頭をヘッドショットして、俺の意識は消えていく。







目が覚める。
こ、ここは・・・

「ようやく目が覚めたようね」

レイナか、あれ?ここは家じゃないか。
ルリとアシュレイ様とマリさんもいらっしゃる。


はっ!
そうだ、マリさんにキスされた後に意識がなくなった気がする!

「ゼロさん、公衆の面前でそういうことはいけないと思います!私は謝りませんよ!」

ルリさんはプリプリしている。
アシュレイ様は笑ってて、マリさんは恥ずかしそうにしている。

あ、あのー・・・今回も俺は悪くないと思うんですけど、そこの辺りは考慮されないものなのでしょうか?なんて思っているとレイナとルリから睨まれた。
考慮なんてないですね、分かります。



ご飯は、ルリさんが作ってくれたようでマリさんも含めてみんなでご飯を食べた。美味しかったなー・・・

「ゼロさん、今度こそ一緒にフレンチに二人で!行きましょうね」

「は、はい。是非」

マリさんに再度誘われる。
こ、このタイミングでなぜに・・・
後ろからすごい視線を感じるけど、普通の事しか話してないよ!変な事は言ってないから!
マリさんは上機嫌で帰っていった。

ドアの前で見送って振り返ると、ルリさんとレイナから小言を言われる。
なんでや。



----29日目裏世界----
チュンチュン。

朝か。
昨日は濃密すぎた1日だった。
あそこまで色々なことがあったのは初めてだろう。

さて、気を取り直して狩りにいくか。
ヘイストをかけ、茜色の砂浜最奥まで行く。
当然のようにキング2種が居座る。

ん~倒そう!どうせ悩んだところで倒すのだから!
朝起きてすぐにブラストカノンの補充しつづけているんだけど、全然準備できてないんだよな。
とりあえずそこらへんの蟹と亀を狩りつつ、溜めて溜めて溜めて・・・キング2種に放つ!

キング2種はなにもできず倒れる。
MMOのボスは倒し方を完成させてしまえば、永遠に倒されるだけの存在に成り下がるからな。困ったものだ。
ドロップは当然のように2つの木箱。金貨10枚ずつ。
ゼロは、はぁと溜息をつく。



地下1階に降りると半魚人ウヨウヨ。

「敵になるかよ、ダブルウインドブレイド!」

大型の爆風の刃が半魚人を消し去る。
ここでの狩りも作業になってきたなと思いながら、こなしつづけた。


今日はこんなところかな。
半魚人をひたすら倒し続けLVは43LVになった。

今日の成果、赤蟹の爪25本、赤亀の甲羅23個、半魚人の鱗43個、銀貨38枚。




----30日目表世界----
チュンチュン。

昨日一緒の布団に寝ていたのは、アシュレイ様だ。
そう、アシュレイには抱き着き癖があるのだ。だから今日も困ってしまう?事態になるのではないかと思ったのだが、そうはならなかった。
なぜなら俺とアシュレイ様の間には知らぬ間に丸められた布団が置かれており、アシュレイ様はその布団に抱きついていた。

レイナとルリは満足気な顔をしている。

いや、助かるけどね。
ルリにヘッドショットされてなくてすむしさ。
じゃあ、なんでこんな残念な気持ちになるのだろう。



朝食も食べ終わり、俺はレイナ達と一緒にリリィのいる噴水へと向かう。

「リリィ、お待たせ」

レイナ達は誰?みたいな目をする。

「紹介する新ギルドメンバーのリリィだ、種族は悪魔だ」

みんな突然の事に固まっている。

「リリィだ、よろしくお願いする」

アシュレイが固まっていた状態から最初に復帰する。

「失礼いたしました。よろしくお願いしますわ、イーリス王国王女アシュレイですわ」

レイナとルリも復帰し挨拶をする。
すぐに3人の女性から引っ張られる。当然レイナ、ルリ、アシュレイだ。

「聞いてないわよ!新メンバーなんて!」

「ゼロさん!ああいうのが好みなんですか!」

「ゼロは本当に驚かせてくれますわ、まさか悪魔を新メンバーにするなんて」

レイナとアシュレイ様の反応は狙っていた通りだけど、ルリさんそれはナイスバディのことを言ってらっしゃるのでしょうか?正直に申しますと好きです。ただ俺は体つきで好き嫌いを判別しません!
なんてことは口が裂けても言えないので心の中に留めておく。

「ああ、これはみんなへのサプライズだ。俺は人を見る目はあると思っているから多分大丈夫!リリィは即戦力だ、その事は間違いない。今日から鳥アパートで寝泊まりするしな」

3人がなんやかんやと言ってくる、なんかサプライズがサプライズになっていない感じになっているような。
まあ、いきなりギルドハウスへ新メンバーを生活させるなんて言ったらこうなるか。失敗だったか。

「ゼロ、あなたリリィさんのことが好きだとかそういうことはないのよね?」

レイナの問いかけにルリとアシュレイは興味深そうにゼロを見る。

「ああ、そういうのじゃなくてリリィの強さと信念に惚れ込んでギルドにいれようと思っただけだ」

そう、とレイナは納得してくれたようだった。

「でも、ゼロは私に家族になってくれって言ったけどな」

3人が俺のほうをぐりんっと振り向く。
いやいや、リリィさんそんな爆弾を投下しなくてもいいのでは?

その後は、必死になってみんなを家族と思っていると説得し続けた。
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