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第146話・悪魔の国との戦争13
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ゼロは観念して階段を降り、席に着いたレイナの対面に座る。
サタンや町長も我関せずに構えを崩していない。
お、俺も知りませんでした、で逃げたいのだけども。
「ゼロ、単刀直入に聞きたいのだけど」
レイナからご立腹の声で聞かれる。俺がなにかしたことってある?昨日は、リリィ教祖が悪魔達にありがたい教えを説いてまわって、ルシファー教の信者を増やした的な展開以外にしたことはないんですけども。
「・・・はい、なんでしょうか?」
「昨日出立する時に私の事、頭になかったでしょ?」
・・・
昨日をもう一度振り返ってみよう。朝起きたら国王と話して、捕虜の悪魔軍を放置しておくと暴動が起こるかもしれないと心配して、リリィを連れてすぐに第2戦場へ出発。第2戦場へ着いて中将、レッド、サタン、リリィ教祖・・・って!レイナがいない!
俺の頭にレイナという言葉は全くなかった。
「レイナさん、昨日はどうしていたのか聞いてよろしいでしょうか?」
「ええ、私は第2戦場で第19部隊と待機していたわ。万が一、悪魔軍が攻めてきたときに迎え撃つためにね。今日になって捕虜の悪魔軍が騒ぎ出して、ゼロが悪魔軍を率いて悪魔の国へ侵攻すると聞いたわ。私はゼロに声を掛けられると思っていたの」
レイナが悲しそうな声で話したところで、俺はレイナの気持ちがここにきてようやく分かった。全面的に俺が悪い。
確かに悪魔とのやり取りや、その後の事などを考えていてレイナの事が頭から抜けていたのは本当だ。部屋にいるみんなから、白い目でみられる。
ゼロは席を立ち上がり、机の横へ行くと全力で土下座をする。
「申し訳ございませんでした!!!!」
謝った後は正座させられ、レイナの説教を受ける。
「私はゼロと宿舎の時期から一緒にいるのよ。そして、fortuneの副マスターで一番の相棒を自負しているわ。そこについては、異論はないわよね?」
「はい」
「その私がイーリス王国の危機に、ゼロと一緒に乗り越えようとしたの。だけど、ゼロは肝心な時に私の事を忘れて!しまったの。忘れられた私の事どう思う?」
「本当にひどいやつだなと」
「でしょ?分かるでしょ?
私、fortuneのために色々がんばってきたと思うのに忘れられる存在だったんだ・・・」
「本当に申し訳ありませんでした」
や、やべえ。レイナさん、悲しみのあまり酔っ払ったようになってます。俺のせいなのは重々承知のうえですが、手に負えません。
どうしようとリリィのほうを見る、リリィは窓の外を見る。
次にシルのほうを見ると、溜息をついている。何とかしてくれそう!
シル様ー、ありがとうございます!と心の中で手を合わせる。
「レイナ様、王国軍からの伝言があったのではないですか?」
「あ、そ、そうだったわ。ゼロ、今回のは大きな貸しにしとくわ」
「絶対に返します」
ゼロはレイナに平伏する。
「取り乱して、申し訳ありませんでした。皆様に、現在の状況と今後の作戦について第2戦場王国軍中将より通達があります。早朝より、第1戦場は悪魔軍より2度目の侵攻をされています。前回と同じで虹の青が大将として五分の戦況との事です」
ん?何故に悪魔軍は第1戦場を再度侵攻しだしたんだ?王国軍に第2戦場を抜かれたから国境手前まで退いたのではなかったのか?もし、第2戦場を抜いた王国軍が悪魔の国側から、第1戦場へ回り込んで挟撃すれば第1戦場の悪魔軍は終わりだ。
ありえるパターンとしては、第2戦場を抜いた王国軍が第1戦場へ挟撃に向かったところで、手薄になった第2戦場へ悪魔軍が攻め込むという手もあるか。
でも、第1戦場は虹の青という頭脳派大将だろ?悪魔軍大将も虹の青のような頭脳派がいなければ王国軍は余裕で悪魔軍を倒しているだろう。そうみると、五分の戦況という事は悪魔軍を率いているのは頭脳派の七大悪魔としか思えない。悪魔軍の頭脳派を捨て駒にするというのは全く理解できない。
レイナが話しを続ける。
「第3戦場については、虹の緑が構築した大木の壁を悪魔軍が襲撃中。虹の緑の構築した大木の壁は想像以上に分厚いらしく、悪魔軍は全く攻め込めていない状況。引き続き、虹の緑が大木の壁を増築中との事」
第3戦場は第3戦場でカオスだな。虹の緑の壁構築やばくないか。
軍隊が攻め込んでも破壊できないような壁ってどんなんだ?それもただの大木だろ、なにがどうなってんだ?そして、第3戦場も何故に侵攻しようとしているのか分からない。
レヴィアタンが指揮しているかは不明らしいけど、第3戦場を侵攻することが悪魔軍にメリットがない気がするのだが、どうなのだろうか?それこそ陽動ということなら理解できるが、この目に見えた状況だけを鑑みれば王国軍は第1戦場へ挟撃をかけるよな普通。
悪魔軍の参謀がそれを読めないとは思えないのだが、考えても意図が分からないな。
「それで今後になりますが、リリィさんが率いている悪魔軍で悪魔の国の制圧を目指してくださいとの事。第1戦場と第3戦場が侵攻しだした意図は分かりかねますが、挟撃対策用に第2戦場大将の虹の赤も控えておりますので存分に攻め込んでくださいとのこと。以上になります」
サタンや町長も我関せずに構えを崩していない。
お、俺も知りませんでした、で逃げたいのだけども。
「ゼロ、単刀直入に聞きたいのだけど」
レイナからご立腹の声で聞かれる。俺がなにかしたことってある?昨日は、リリィ教祖が悪魔達にありがたい教えを説いてまわって、ルシファー教の信者を増やした的な展開以外にしたことはないんですけども。
「・・・はい、なんでしょうか?」
「昨日出立する時に私の事、頭になかったでしょ?」
・・・
昨日をもう一度振り返ってみよう。朝起きたら国王と話して、捕虜の悪魔軍を放置しておくと暴動が起こるかもしれないと心配して、リリィを連れてすぐに第2戦場へ出発。第2戦場へ着いて中将、レッド、サタン、リリィ教祖・・・って!レイナがいない!
俺の頭にレイナという言葉は全くなかった。
「レイナさん、昨日はどうしていたのか聞いてよろしいでしょうか?」
「ええ、私は第2戦場で第19部隊と待機していたわ。万が一、悪魔軍が攻めてきたときに迎え撃つためにね。今日になって捕虜の悪魔軍が騒ぎ出して、ゼロが悪魔軍を率いて悪魔の国へ侵攻すると聞いたわ。私はゼロに声を掛けられると思っていたの」
レイナが悲しそうな声で話したところで、俺はレイナの気持ちがここにきてようやく分かった。全面的に俺が悪い。
確かに悪魔とのやり取りや、その後の事などを考えていてレイナの事が頭から抜けていたのは本当だ。部屋にいるみんなから、白い目でみられる。
ゼロは席を立ち上がり、机の横へ行くと全力で土下座をする。
「申し訳ございませんでした!!!!」
謝った後は正座させられ、レイナの説教を受ける。
「私はゼロと宿舎の時期から一緒にいるのよ。そして、fortuneの副マスターで一番の相棒を自負しているわ。そこについては、異論はないわよね?」
「はい」
「その私がイーリス王国の危機に、ゼロと一緒に乗り越えようとしたの。だけど、ゼロは肝心な時に私の事を忘れて!しまったの。忘れられた私の事どう思う?」
「本当にひどいやつだなと」
「でしょ?分かるでしょ?
私、fortuneのために色々がんばってきたと思うのに忘れられる存在だったんだ・・・」
「本当に申し訳ありませんでした」
や、やべえ。レイナさん、悲しみのあまり酔っ払ったようになってます。俺のせいなのは重々承知のうえですが、手に負えません。
どうしようとリリィのほうを見る、リリィは窓の外を見る。
次にシルのほうを見ると、溜息をついている。何とかしてくれそう!
シル様ー、ありがとうございます!と心の中で手を合わせる。
「レイナ様、王国軍からの伝言があったのではないですか?」
「あ、そ、そうだったわ。ゼロ、今回のは大きな貸しにしとくわ」
「絶対に返します」
ゼロはレイナに平伏する。
「取り乱して、申し訳ありませんでした。皆様に、現在の状況と今後の作戦について第2戦場王国軍中将より通達があります。早朝より、第1戦場は悪魔軍より2度目の侵攻をされています。前回と同じで虹の青が大将として五分の戦況との事です」
ん?何故に悪魔軍は第1戦場を再度侵攻しだしたんだ?王国軍に第2戦場を抜かれたから国境手前まで退いたのではなかったのか?もし、第2戦場を抜いた王国軍が悪魔の国側から、第1戦場へ回り込んで挟撃すれば第1戦場の悪魔軍は終わりだ。
ありえるパターンとしては、第2戦場を抜いた王国軍が第1戦場へ挟撃に向かったところで、手薄になった第2戦場へ悪魔軍が攻め込むという手もあるか。
でも、第1戦場は虹の青という頭脳派大将だろ?悪魔軍大将も虹の青のような頭脳派がいなければ王国軍は余裕で悪魔軍を倒しているだろう。そうみると、五分の戦況という事は悪魔軍を率いているのは頭脳派の七大悪魔としか思えない。悪魔軍の頭脳派を捨て駒にするというのは全く理解できない。
レイナが話しを続ける。
「第3戦場については、虹の緑が構築した大木の壁を悪魔軍が襲撃中。虹の緑の構築した大木の壁は想像以上に分厚いらしく、悪魔軍は全く攻め込めていない状況。引き続き、虹の緑が大木の壁を増築中との事」
第3戦場は第3戦場でカオスだな。虹の緑の壁構築やばくないか。
軍隊が攻め込んでも破壊できないような壁ってどんなんだ?それもただの大木だろ、なにがどうなってんだ?そして、第3戦場も何故に侵攻しようとしているのか分からない。
レヴィアタンが指揮しているかは不明らしいけど、第3戦場を侵攻することが悪魔軍にメリットがない気がするのだが、どうなのだろうか?それこそ陽動ということなら理解できるが、この目に見えた状況だけを鑑みれば王国軍は第1戦場へ挟撃をかけるよな普通。
悪魔軍の参謀がそれを読めないとは思えないのだが、考えても意図が分からないな。
「それで今後になりますが、リリィさんが率いている悪魔軍で悪魔の国の制圧を目指してくださいとの事。第1戦場と第3戦場が侵攻しだした意図は分かりかねますが、挟撃対策用に第2戦場大将の虹の赤も控えておりますので存分に攻め込んでくださいとのこと。以上になります」
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