異世界の孤児院より~やがて少女は旅に出る~

山なき鳥

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異世界の孤児院より

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 生きることを決めたあの日から、私とおじいちゃんの二人暮らしが始まった。
 私の体はここから出たら崩れてしまう。
 先へと、未来へと繋がらない生は、他人ひとから見たら無駄に見えたことだろう。

 ――でもね、私はそうは思わなかったよ

 最初は確かに、おじいちゃんのためだけに生きていた。
 ただ義務感から食事を摂って、身を清めて、ベッドのうえでまぶたを閉じて。
 死にたい気持ちを押し殺して生きて、生きて……気持ちが変わったのは、何年かが過ぎたころ。
 赤白のミサンガが切れたことがきっかけだった。

 ミサンガは切れたときに願いが叶うもの。
 でも、もう私の願いは叶わないって知ってたから、なんだか悲しくなってしまって。
 久々におじいちゃんに抱きしめられて、たくさんの涙をこぼしたことを覚えている。

 その晩は夢をみた。
 揚げ物の香ばしい匂いが満ちる食堂で。私は、失敗したコロッケの皿を抱えて泣いていた。
 みっともなく鼻水をたらして、うわ言のように“ごめんなさい”と繰り返していた。
 きっと夢のなかの私は、料理すらできない自分が情けなかったんだと思う。
 ……そんな私に手を差し伸べてくれたのは、私が愛した人たちだった。

 コリーは真っ直ぐに励ましてくれて。
 ルシルは涙をぬぐってくれて。
 デンテルは機転を利かせて気遣ってくれて。
 ラピスは“ごめんなさい”じゃなくて“ありがとう”を教えてくれた。

 それはもう戻れない過去であり、何よりも幸せな夢だった。

 こんなの独りよがりの思い込みだってわかってる。
 けれど、なんだかあの頃のみんなに励まされた気がしてさ。
 生きることに対して、少しだけ前向きになれたんだ。

 私が許されたわけじゃないことはわかってるよ。
 みんなを守れなかった私が許される日は、もう来ないから。

 それでも、生きることを否定し続けるのも違うって思えた。
 与えられた愛情も、想いも、希望も……絶望も。
 ぜんぶぜんぶ、私のなかで思い出として生きているから。

 “過去に生きている”と誰かに言われたら、そうだね、ってほほえむしかできない。
 そのあと私は、じゃあ未来に生きるってなあに? って訊ねるけれど。

 私の生に意味がないのなら、それは過去の思い出にも意味がないことになる。
 いまの私をつくってるのは過去の経験なのだから。

「意味がないなんて言われたら、おじいちゃんだって許せないよね」

 幼いころのように、ちょっと頬を膨らませて言ってみる。

 おじいちゃんは何も言わなかった。

 
 ながい、ながい時間を過ごした私たちの関係は、完全に元通りにはならなかったね。
 がんばったけど、何も知らなかったころには戻れなくて。
 でも、今までのように畑の手入れや料理をした。魔術の特訓だってがんばった。
 コリーのように手際よくはできなかったし、料理は……どうなんだろうね。
 おじいちゃんは何を作ってもほめてくれたけど、ラピスの方が上手くできていた気がする。

 畑も、料理も、魔術も。本当はぜんぶ必要ないって知ってたよ。
 この世界は創られた世界。望むまま、想いのままに作り変えることができるから。
 家事も特訓もない生活の申し出を、あえて断ったのは私だったね。
 過去の生活を壊したくなくて、変わらない日常を望んだんだ。

 だから、この世界はむかしと何も変わらなかった。
 今までと同じように季節は移ろって、朝と夜があって、晴ればかりじゃなくて雨が降ることだってあった。
 けれど、それは楽しいことばかりじゃなくて。
 二人分の紅茶を淹れるとき。
 夜、目が覚めて食堂に足を運ぶとき。
 井戸端から畑を見渡したとき。
 ふとした日々の合間に。私は、消え去ったみんなの影を追ってしまった。
 ……おじいちゃんは優しいから、私が悲しまないように申し出てくれたんだね。

 でも、後悔したことはなかったよ。
 そのおかげで、みんなのことを忘れずに済んだのだから。
 涙することもあったけど、私にとっては穏やかな毎日だった。
 おじいちゃんもそう感じてくれていたなら、嬉しいな。

「ねぇ、私との生活……悪くなかったかな?」

 両手の指をすりあわせて、照れまじりに訊いてみる。

 おじいちゃんは何も言わなかった。
 

 私ね、むかしの名前を思い出したんだ。
 この世界に来た初めての日。名前を奪われてしまう映画のことを思い出して、怯えたことを覚えてる。
 まさかあれが本当だったなんて、今でも少しびっくりしているよ。
 “終わり”をあいまいにしたから“はじまり”もぼやけてしまう。仕組みを理解したのは今日だった。
 ……でも、そんな魔法のことはどうでもいいんだ。

 私はエイミー。おじいちゃんと二人で決めた名前が、私の本物の名前だから。
 名前に意味なんか本当はなくて、大切なのはそこに籠められた愛情だと思うんだ。
 だから、前の名前なんて必要ない。
 数年もすれば忘れちゃうかもしれないね。

 おじいちゃんがくれたのは名前だけじゃない。全てを失った私に、大切と思えるものをたくさんくれた。
 なのに昔の私ったら、助けられなければよかった、なんて罰当たりなことを思ってしまって、ごめんなさい。
 それと、ね。

「こんな私に幸せを与えてくれて、ありがとう」

 胸に手をあてて目をつむり、真剣にお礼を言った。
 言葉には想いを、あふれる感謝を籠めながら。

 おじいちゃんは何も言わなかった。


 大切にしていた虹色の貝殻は、ひとつだけ貰っていくね。
 それから、装丁のはげた本と、おじいちゃんがよく羽織っていた亜麻色のローブも。
 むかしはぶかぶかだったけど、今はもうちょうどいいよ。
 デンテルほどじゃないけど手足も伸びて、身長も160センチはあるんじゃないかな。
 腰まで伸ばした髪は手入れが大変だけど、ラピスみたいになれるようにがんばるね。
 白と黒が寄り添う髪……おじいちゃんにあげたミサンガみたいになった髪。
 昨日の朝に確認したときは驚いたけど、贈り物だと思って大切にするよ。

 忘れ物は、きっとない。
 麻袋に必要なものは詰め込んだし、私も今日から大魔術師で魔法使い。
 足りないものは自分で何とかできるだろうし、与えられた想いはすべて、心のなかにしまったから。

「心配しないでね。私だってもう、子どもじゃないんだから」

 麻袋を背負った私は、ぎこちない笑みを浮かべて宣言する。

 おじいちゃんは何も言わなかった。





















 土のしたで眠るおじいちゃんは、もう何も語らない。






 ◆



 彼が息を引き取ったのは昨日の朝。
 前触れなんかなくて、本当に突然のことだった。
 前日まで魔術の特訓につきあってくれて、私の作った夕食を「おいしい」と言って食べていたのに。
 朝、部屋のベッドで冷たくなっていたのだ。

 眠っているわけじゃないことはわかっていた。
 移り変わった私の髪色が、おじいちゃんの居場所を告げていたから。

 むかし、ロプスキュリテに突きつけられた真理がある。
 “命は全てが等価。人の身で贖うことができる命はひとつだけ”

 ……きっと彼は、そのひとつだけを使ってしまったのだろう。
 私を本当の意味で蘇らせるために、死んでしまったのだろう。

 それがどうしようもなく悲しくて、申し訳なくて。
 真実に思い至ると同時、私は遺体にすがりついたのだった。

 おじいちゃんの死に顔はとても穏やかで。違うとわかっていながらも、ただ寝ているだけのように見えてしまった。
 でも、胸の鼓動は止まっているし、息もしていない。
 前のように頭を撫でてくれたり、抱きしめてくれることはないのだと思うと、もう涙をこらえることはできなかった。

 遺体に温もりは残っていなかったけれど、自分の髪をさわると、ほんのり熱を感じられた。
 一緒にいるよ。心に、そうささやかれているようだった。
 だから私は大魔術師であり、魔法使いなんだ。
 エイミーでありながら、アルダメルダ・ファーファレウスでもある。

 誰よりも近い場所で見守ってくれているんだから、寂しくなんかない。
 寂しくなんか、ない。
 そう自分に言い聞かせて遺体を埋葬した昨日のことを、この先忘れることはないだろう。
 流れる涙が嘘を暴いて、叫んで、わめいて、土まみれになりながら死をいたんだ日のことを。
 ……おじいちゃんが自分を犠牲にして、私に全てを与えてくれたことを。

 最後の食事のとき、泣いていたのはそういうことだったんだね。
 歳のせいで目が、なんて言い訳を真に受けなければよかったよ。
 あのとき私が問い詰めていたなら、違う未来があったのかな。


 埋葬を済ませた昨日の夜。
 私は、おじいちゃんの部屋である本を見つけた。
 みんなを守ると誓ったあの日、少しだけ触れた怖い本。
 はげた装丁を焼け跡と血痕で彩った表紙を見ても、もう恐怖は感じなかった。
 きっと、ここにあったのは私たちの“死”だったのだ。
 おぞましさが無くなっているということが、それを裏付ける。

 本はまだ開くことができなかったけど、それも当然なのかもしれない。
 “この本は開かない。来たるべきときまでは、決して”
 遠い過去、おじいちゃんはそう言っていたから。

 開かない本。けれどそれは、私に大切な想いを伝えてくれた。
 同じように装丁がはげた裏表紙に、文字が記されていたから。
 それはとても短くて、にじんだ文字だった。


 ――旅に出なさい


 書かれていたのは、たったそれだけ。
 旅に出て、私に何をしてほしいのかは伝わらなかったけど、籠められた想いは受け取ったよ。
 にじんだインクが、たくさんのことを教えてくれたから。
 悲しみも、痛みも、後悔も、懺悔も。涙となって染みていた。
 けれど、一番強い想いは違うコト。

 “愛しているよ”

 そう、文字は私に語りかけてきた。

「……私も、愛しているよ」

 私のナカにいる大切な人に想いを告げた。
 それがおじいちゃんに届いたかどうかはわからない。
 けれど、気持ちが腐れてしまうのは嫌だったから。
 
 胸を満たす切なさを噛みしめながら、私は支度を始めたのだった。



 ◆



 そして今日、旅立ちの朝。
 私は、おじいちゃんの体が眠る墓所で手を合わせていた。
 咲き誇る五色の花々は、私が望んだとおりのもの。
 甘やかな香りが胸を満たし、乱れた心を落ちつけてくれる。

「……じゃあ、そろそろ行くね」

 宣言するのは自分のため。
 思い出に囲まれて生きることを願う、弱い自分を奮い立たせるため。
 未練がましい靴底を強引に引き剥がし、私は外へと向き直る。
 じり、と土を噛む音が響き、それが一歩を踏み出す合図となった。

 幸せだった時間が後ろ髪を引いて、歩むごとに歩幅は狭くなるけど。
 涙がこぼれて、胸がしめつけられるように痛むけど。
 決して足を止めることはない。

 目端をぬぐって顔をあげると、草原と山の風景が視界を埋めた。
 それは偽りの映像。
 本当の世界がどんなところなのか、私は話で聞いたことしかわからない。
 でも、優しい場所じゃないことは知っている。 

「…………」

 外に出ても、私にできることなんて何もないかもしれない。
 この世界に来たときのように、はじまることなく終わってしまうかもしれない。
 私はずっと昔からおくびょうだから、本当は震えてしまうくらい怖い……けれど、

 ――今の私には、みんなの想いが詰まっているから

 ここに来た日の、食堂に入れなくて尻込みしていた自分とは違う。
 与えられた愛情の分、これからは私が困っている人の手を引こう。
 昔より大きくなった自分の手を見つめ、後ろへと滑りそうになる首は我慢する。

 振りかえらなくても想い描けるから。
 青い屋根。ひび割れが目立つ礼拝堂の白い壁。増築されたであろう居住区の、暗色の床板。
 食堂、書庫、倉庫、礼拝堂。それからみんなの部屋があって、全てに思い出が詰まっている。
 そこは間違いなく、私たちの家だった。

「……いってきます!」

 声を張り上げ、私は足を踏み出した。
 閉じた世界……その外、私にとっての異世界へと。

 白と黒が寄り添う長い髪と、それを結わえる虹のリボン。
 剣と竜の意匠が施された首飾り。
 そして亜麻色のローブをまとい、少女だった日の心を持ったまま。


 私という存在は、この世界を旅立った。


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