4 / 94
4
しおりを挟む
授業は普通授業の他に選択授業があるが、専門的な選択授業のほうに力が入っている。
僕は留学生というよりは遊学のような感じだ。
学期の途中から授業に参加しているし、卒業はしてもしなくてもよい。
ストラディアの文化を学び、交流する事が目的だから。
僕はまだ選択授業は決めていないから、ミシェルが授業の見学に付き添ってくれた。
「選択は2教科取らなくてはなりません。
男子生徒ならば「剣術」「馬術」「体術」あと、魔法の適正があれば「魔術」なんかもあります。最近では男子でも「マナー」を選択する者も増えております。」
選択は4学年合同で受けるのだと。
「ミシェルとレナードは何?」
「僕は「魔術」と「剣術」です。兄上は「剣術」と「馬術」です。」
僕も魔法は使えるけど習うほどのものでもない。
「ほら、あそこで兄上がちょうど手合わせしているようです。」
かなり手加減しているようだ。怪我しないようにかな?
指導している者がこちらに気づいたようだ。
「ジュリアス殿下ではございませんか!
見学ですかな?我が国の剣術は秀でています。是非とも剣術を選択していただきたいものですが、野蛮な事はお嫌いですかな?」
なんだ?まさか小馬鹿にしているのか?
見ると数人の上級生もニヤニヤしているような。
僕が軟弱そうに見えるから?
確かに軟弱だけど、帝国皇子としてそれはちょっと許せないかな。
「僕のレベルでもついていけるか少し、手合わせしていただいてもよろしいでしょうか?」
「もちろんでございます。」
「あの、でしたら私が。」
レナードが名乗り出たが、つい今まで手合わせしていたじゃないか。
他の者だと怪我をさせるかと心配しているのかな?
「いいだろう。レナード殿下は学園一の剣士ですよ。」
うん、見ててわかるくらい手加減してたもん。
でも息が乱れている。しょうがないな、近寄って握手をした。
「よろしくたのむ。」
ただの握手ではない。
「殿下…これは?」
人差し指を立てて、シーっした。
僕は回復魔法が使える。
練習用の剣を借り、構える。
刃先は切れぬように潰してあるが、鉄製で重みもあるし、まともに当たれば怪我をする。
刃を交えてみるとわかる。
レナードは強い。
だけど僕もちょっとは使えるんだよ?そろそろ本気を見せてくれないかな?
「なかなかやりますね。」
「ああ、帝国皇子として恥ずかしくはない程度にわね。」
徐々に緊迫してくる。
一歩間違えればお互い怪我をしてしまうこの緊張感が好きだ。ぞくぞくする。
見えた!
切っ先を交わし間合いを詰め…っ!
ヤバい!
そう感じたから後方へ飛んだ。
僕は留学生というよりは遊学のような感じだ。
学期の途中から授業に参加しているし、卒業はしてもしなくてもよい。
ストラディアの文化を学び、交流する事が目的だから。
僕はまだ選択授業は決めていないから、ミシェルが授業の見学に付き添ってくれた。
「選択は2教科取らなくてはなりません。
男子生徒ならば「剣術」「馬術」「体術」あと、魔法の適正があれば「魔術」なんかもあります。最近では男子でも「マナー」を選択する者も増えております。」
選択は4学年合同で受けるのだと。
「ミシェルとレナードは何?」
「僕は「魔術」と「剣術」です。兄上は「剣術」と「馬術」です。」
僕も魔法は使えるけど習うほどのものでもない。
「ほら、あそこで兄上がちょうど手合わせしているようです。」
かなり手加減しているようだ。怪我しないようにかな?
指導している者がこちらに気づいたようだ。
「ジュリアス殿下ではございませんか!
見学ですかな?我が国の剣術は秀でています。是非とも剣術を選択していただきたいものですが、野蛮な事はお嫌いですかな?」
なんだ?まさか小馬鹿にしているのか?
見ると数人の上級生もニヤニヤしているような。
僕が軟弱そうに見えるから?
確かに軟弱だけど、帝国皇子としてそれはちょっと許せないかな。
「僕のレベルでもついていけるか少し、手合わせしていただいてもよろしいでしょうか?」
「もちろんでございます。」
「あの、でしたら私が。」
レナードが名乗り出たが、つい今まで手合わせしていたじゃないか。
他の者だと怪我をさせるかと心配しているのかな?
「いいだろう。レナード殿下は学園一の剣士ですよ。」
うん、見ててわかるくらい手加減してたもん。
でも息が乱れている。しょうがないな、近寄って握手をした。
「よろしくたのむ。」
ただの握手ではない。
「殿下…これは?」
人差し指を立てて、シーっした。
僕は回復魔法が使える。
練習用の剣を借り、構える。
刃先は切れぬように潰してあるが、鉄製で重みもあるし、まともに当たれば怪我をする。
刃を交えてみるとわかる。
レナードは強い。
だけど僕もちょっとは使えるんだよ?そろそろ本気を見せてくれないかな?
「なかなかやりますね。」
「ああ、帝国皇子として恥ずかしくはない程度にわね。」
徐々に緊迫してくる。
一歩間違えればお互い怪我をしてしまうこの緊張感が好きだ。ぞくぞくする。
見えた!
切っ先を交わし間合いを詰め…っ!
ヤバい!
そう感じたから後方へ飛んだ。
0
あなたにおすすめの小説
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
【完結】 男達の性宴
蔵屋
BL
僕が通う高校の学校医望月先生に
今夜8時に来るよう、青山のホテルに
誘われた。
ホテルに来れば会場に案内すると
言われ、会場案内図を渡された。
高三最後の夏休み。家業を継ぐ僕を
早くも社会人扱いする両親。
僕は嬉しくて夕食後、バイクに乗り、
東京へ飛ばして行った。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる