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第1話:兄のようなひと
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鏡の中の私は、きちんと“令嬢”をしていた。
髪は艶を整えられ、首元には母が選んだ淡い宝石がひとつ。呼吸をするたびに、胸の奥が小さく忙しくなる。
今日から私は、社交界に出る。
そう思うと、足元のレースまで少しだけ他人のもののように感じた。
「お嬢さま。大丈夫です。転んでも、誰もお嬢さまを責めません」
侍女のアデルが、いつもの遠慮のない声で言った。
大丈夫、と言われてしまうと本当に大丈夫な気がしてしまうから不思議だ。
「転ばないように気をつけるわ」
「転ばないように気をつける人ほど転びます」
「それ、言う必要ある?」
「あります。……お嬢さまは、緊張すると視野が狭くなりますから。歩幅を小さくしてくださいね」
私は頷き、ふっと笑った。
歩幅を小さく。――それは、私が昔から何度も教わってきたことと似ている。
誰に?
答えはすぐに浮かぶ。
レオンハルトさま。
幼いころから、私にとっては“兄のようなひと”だ。
父の友人の家――公爵家に引き取られた養子で、王宮に仕える結界魔術師。長い肩書きのどれよりも、私の中ではただ一つの言葉が先に立つ。
優しい人。
私が子どものころ、転びそうになったら、必ず。
「急がなくていい。君は、君の速度で歩けばいい」
そんなふうに言って、手を差し出してくれた。
今日もきっと、そうしてくれる。
――そう思うだけで、胸の忙しさが少しだけ落ち着くのだから。
私は、変わらない。
彼に会うと、子どもの自分に戻ってしまう。
*
王都の会場は、星脈に沿って建てられた古い宮殿だった。
天井の高いホールには、灯りがいくつも浮かび、壁に掛けられた織物の金糸が、ゆっくりと光を返している。
貴族たちの笑い声は柔らかい。
けれど、柔らかいだけではないことを、私は知っている。
言葉の間に、測るような沈黙がある。
視線の端で、比較されている気配がある。
私は背筋を伸ばした。
足元が少しだけ揺れる。
「――エリシア・ヴァレリス侯爵令嬢」
名前が呼ばれた。
私は一歩前に出ようとして、ほんの少しだけ躊躇した。
“皆の前”へ。
その瞬間、隣に影が差す。
「行こう」
低い声。落ち着いているのに、どこか静かに熱を含む声。
私は振り向かなくてもわかった。
レオンハルトさま。
会う前から、きっとどこかにいるとわかっていたのに、実際に声が届くと身体が安堵してしまう。
情けないほどに。
「……ありがとうございます」
私は言いながら、自分の口調がいつもより丁寧になっていることに気づいた。
子どものころは、もっと無防備に「レオン!」と呼んでいたのに。
「緊張している」
彼が、まるで天気の話をするみたいに言う。
「していません」
「している」
「……少しだけです」
「それなら、少しだけで済むようにする」
その言葉が、私の胸の奥にすっと入ってくる。
彼はいつもそうだ。私の“頑張り”を奪わない。
奪わないまま、楽にしてくれる。
私は、ゆっくり息を吐いた。
「レオンハルトさまは……こういう場所、平気ですか?」
「仕事だ」
「ずるい答え」
「正しい答えだ」
彼は少しだけ口元を緩めた。笑ったのだとわかる程度に。
その“わずか”が、私には眩しい。
名前を告げ、礼をして、形式の挨拶を終える。
上手くできたと思う。母が後ろで小さく頷いたのが見えた。
次に、視線が流れ込む。
「――あら。結界魔術師殿下の右腕、レオンハルトさまでは」
誰かが口にした瞬間、周囲の空気がふっと変わる。
注目が集まる。
彼の肩書きは、この場では“強い”。
私は少しだけ息を止めてしまった。
その気配に、レオンハルトさまが私より先に気づく。
彼は、私の前へ出ない。
半歩だけ、後ろに下がる。
――いつも通り。
彼が前に出れば、注目はすべて彼へ集まり、私は“守られた人”になってしまう。
後ろに下がれば、私は“自分の足で立つ人”でいられる。
それは、優しさだ。
彼の優しさは、目立たない。
「侯爵令嬢をお連れとは、さすがですね」
意味ありげな声が混じる。
私は笑顔を崩さずに言う。
「幼いころからお世話になっております。――兄のように、慕っている方です」
言ってから、少しだけ自分の喉が乾いた。
この言葉は、私の中では最も安全な言葉だ。
恋ではない。
憧れで、尊敬で、恩がある。
そう、私は思っている。
だから、これ以上は何も揺れないはずだ。
なのに。
私の言葉を聞いたレオンハルトさまの瞳が、一瞬だけ――ほんの一瞬だけ、静かに揺れた。
金糸の光が映ったのかと思うほどの、小さな揺れ。
けれど私は確信してしまう。
今、彼は。
何かを、飲み込んだ。
「……そうか」
彼はそれだけを言って、表情を崩さない。
崩さないまま、私の隣に立つ。
――“半歩後ろ”で。
その距離が、なぜか急に遠く感じた。
*
舞踏の時間になり、令嬢たちは次々と踊りへ誘われていく。
私は壁際で、静かに会釈を返していた。
踊りたくないわけではない。
ただ、最初の一曲を誰と踊るかで、いろいろな意味が生まれてしまう。
私は、まだ意味を増やす覚悟がない。
……覚悟?
私は自分の心の言葉に驚いた。
誰に見せる覚悟?
何の意味を増やす覚悟?
そんなふうに考えること自体が、今日は慣れていない。
「踊らないのか」
レオンハルトさまが、さりげなく聞いた。
「踊ります。……いつか」
「いつか、では今日の音楽が可哀想だ」
「音楽に謝るのは、難易度が高いです」
「なら、音楽のために踊る」
そう言って、彼が手を差し出した。
私は一瞬、固まってしまう。
――彼と?
初めての舞踏会の一曲目を?
心臓が、ほんの少しだけ強く鳴った。
「でも、レオンハルトさまは……」
「仕事だ」
また同じ答え。
なのに、なぜだろう。今度は少しだけ、ずるいと思った。
「……仕事なら、仕方ないですね」
私は彼の手を取った。
冷たい指先ではない。むしろ温かい。
けれど、その温かさが、皮膚の上に残ってしまいそうで怖い。
床へ出る。
音楽が、私の息を整える。
彼の腕は強くない。
強くないのに、逃げられない。
私の歩幅が乱れれば、彼は合わせる。
私が慌てれば、彼は落ち着かせる。
それは、いつもの彼だ。
“兄のようなひと”のままの彼だ。
なのに。
「――上手くなった」
耳元で囁くように言われ、私は思わず顔を上げてしまった。
「何がですか」
「君の、世界の歩き方」
胸の奥が、ふっと熱くなる。
褒められたから? 尊敬する方に認められたから?
……うん。きっとそれだ。
私は笑った。
「ありがとうございます。レオンハルトさまのおかげです」
「違う」
即答だった。
彼は一度も顔色を変えないまま、ただ言う。
「君が、君の足で歩いたからだ」
その言葉は、優しすぎた。
私は、目の奥が少しだけ痛くなってしまう。
どうしてこんなに。
どうして彼は、私のことを大切に扱うのだろう。
私は彼に恩がある。
だから、大切にされて当然だ。
そう思うのに、胸の奥の熱は、恩の形をしていない気がした。
私は、視線を落とす。
彼の衣の端が、音楽に合わせて揺れている。
そして私は気づく。
彼は、私を見ている。
ずっと。
“誰かの令嬢”ではなく、“エリシア”を。
それが急に怖くなった。
私は、知らないふりをした。
知らないふりをしてしまえば、今まで通りでいられるから。
「……レオンハルトさま」
「なに」
「今日は、ありがとうございます。私、……少しだけ安心しました」
安心。
その言葉は本当だった。
でも、胸の奥が熱いのも本当だった。
「そうか」
彼はそれだけ言う。
それ以上、何も言わない。
歩幅を守る人の沈黙だ。
私は、その沈黙に守られながら、初めて思ってしまう。
――もしも。
もしも私が、いつか。
この人を“兄のようなひと”ではない言葉で呼んでしまったら。
彼は、どんな顔をするのだろう。
音楽が終わる。
拍手が起こる。
彼は私の手を離す前に、ほんの一瞬だけ、指先を包み込むように握った。
強くない。
逃げられない。
「……転ばなかったな」
彼が小さく言う。
私は思わず笑った。
「転びません。アデルに脅されましたから」
「良い侍女だ」
「はい。……でも」
「でも?」
私は言いかけて、止めた。
“でも、あなたがいたからです”
その言葉を言ってしまったら、何かが増えてしまいそうだったから。
増える意味が、怖かったから。
私は笑顔のまま、答えを変えた。
「でも、少しだけ……足が震えています」
「なら、今日はよくやった」
それだけ。
それだけで、私の胸はまた熱くなる。
私はこの熱を、まだ知らない。
まだ、“尊敬”の箱に入れてしまう。
けれど、その箱は、今日――ほんの少しだけ、きしんだ。
(つづく)
髪は艶を整えられ、首元には母が選んだ淡い宝石がひとつ。呼吸をするたびに、胸の奥が小さく忙しくなる。
今日から私は、社交界に出る。
そう思うと、足元のレースまで少しだけ他人のもののように感じた。
「お嬢さま。大丈夫です。転んでも、誰もお嬢さまを責めません」
侍女のアデルが、いつもの遠慮のない声で言った。
大丈夫、と言われてしまうと本当に大丈夫な気がしてしまうから不思議だ。
「転ばないように気をつけるわ」
「転ばないように気をつける人ほど転びます」
「それ、言う必要ある?」
「あります。……お嬢さまは、緊張すると視野が狭くなりますから。歩幅を小さくしてくださいね」
私は頷き、ふっと笑った。
歩幅を小さく。――それは、私が昔から何度も教わってきたことと似ている。
誰に?
答えはすぐに浮かぶ。
レオンハルトさま。
幼いころから、私にとっては“兄のようなひと”だ。
父の友人の家――公爵家に引き取られた養子で、王宮に仕える結界魔術師。長い肩書きのどれよりも、私の中ではただ一つの言葉が先に立つ。
優しい人。
私が子どものころ、転びそうになったら、必ず。
「急がなくていい。君は、君の速度で歩けばいい」
そんなふうに言って、手を差し出してくれた。
今日もきっと、そうしてくれる。
――そう思うだけで、胸の忙しさが少しだけ落ち着くのだから。
私は、変わらない。
彼に会うと、子どもの自分に戻ってしまう。
*
王都の会場は、星脈に沿って建てられた古い宮殿だった。
天井の高いホールには、灯りがいくつも浮かび、壁に掛けられた織物の金糸が、ゆっくりと光を返している。
貴族たちの笑い声は柔らかい。
けれど、柔らかいだけではないことを、私は知っている。
言葉の間に、測るような沈黙がある。
視線の端で、比較されている気配がある。
私は背筋を伸ばした。
足元が少しだけ揺れる。
「――エリシア・ヴァレリス侯爵令嬢」
名前が呼ばれた。
私は一歩前に出ようとして、ほんの少しだけ躊躇した。
“皆の前”へ。
その瞬間、隣に影が差す。
「行こう」
低い声。落ち着いているのに、どこか静かに熱を含む声。
私は振り向かなくてもわかった。
レオンハルトさま。
会う前から、きっとどこかにいるとわかっていたのに、実際に声が届くと身体が安堵してしまう。
情けないほどに。
「……ありがとうございます」
私は言いながら、自分の口調がいつもより丁寧になっていることに気づいた。
子どものころは、もっと無防備に「レオン!」と呼んでいたのに。
「緊張している」
彼が、まるで天気の話をするみたいに言う。
「していません」
「している」
「……少しだけです」
「それなら、少しだけで済むようにする」
その言葉が、私の胸の奥にすっと入ってくる。
彼はいつもそうだ。私の“頑張り”を奪わない。
奪わないまま、楽にしてくれる。
私は、ゆっくり息を吐いた。
「レオンハルトさまは……こういう場所、平気ですか?」
「仕事だ」
「ずるい答え」
「正しい答えだ」
彼は少しだけ口元を緩めた。笑ったのだとわかる程度に。
その“わずか”が、私には眩しい。
名前を告げ、礼をして、形式の挨拶を終える。
上手くできたと思う。母が後ろで小さく頷いたのが見えた。
次に、視線が流れ込む。
「――あら。結界魔術師殿下の右腕、レオンハルトさまでは」
誰かが口にした瞬間、周囲の空気がふっと変わる。
注目が集まる。
彼の肩書きは、この場では“強い”。
私は少しだけ息を止めてしまった。
その気配に、レオンハルトさまが私より先に気づく。
彼は、私の前へ出ない。
半歩だけ、後ろに下がる。
――いつも通り。
彼が前に出れば、注目はすべて彼へ集まり、私は“守られた人”になってしまう。
後ろに下がれば、私は“自分の足で立つ人”でいられる。
それは、優しさだ。
彼の優しさは、目立たない。
「侯爵令嬢をお連れとは、さすがですね」
意味ありげな声が混じる。
私は笑顔を崩さずに言う。
「幼いころからお世話になっております。――兄のように、慕っている方です」
言ってから、少しだけ自分の喉が乾いた。
この言葉は、私の中では最も安全な言葉だ。
恋ではない。
憧れで、尊敬で、恩がある。
そう、私は思っている。
だから、これ以上は何も揺れないはずだ。
なのに。
私の言葉を聞いたレオンハルトさまの瞳が、一瞬だけ――ほんの一瞬だけ、静かに揺れた。
金糸の光が映ったのかと思うほどの、小さな揺れ。
けれど私は確信してしまう。
今、彼は。
何かを、飲み込んだ。
「……そうか」
彼はそれだけを言って、表情を崩さない。
崩さないまま、私の隣に立つ。
――“半歩後ろ”で。
その距離が、なぜか急に遠く感じた。
*
舞踏の時間になり、令嬢たちは次々と踊りへ誘われていく。
私は壁際で、静かに会釈を返していた。
踊りたくないわけではない。
ただ、最初の一曲を誰と踊るかで、いろいろな意味が生まれてしまう。
私は、まだ意味を増やす覚悟がない。
……覚悟?
私は自分の心の言葉に驚いた。
誰に見せる覚悟?
何の意味を増やす覚悟?
そんなふうに考えること自体が、今日は慣れていない。
「踊らないのか」
レオンハルトさまが、さりげなく聞いた。
「踊ります。……いつか」
「いつか、では今日の音楽が可哀想だ」
「音楽に謝るのは、難易度が高いです」
「なら、音楽のために踊る」
そう言って、彼が手を差し出した。
私は一瞬、固まってしまう。
――彼と?
初めての舞踏会の一曲目を?
心臓が、ほんの少しだけ強く鳴った。
「でも、レオンハルトさまは……」
「仕事だ」
また同じ答え。
なのに、なぜだろう。今度は少しだけ、ずるいと思った。
「……仕事なら、仕方ないですね」
私は彼の手を取った。
冷たい指先ではない。むしろ温かい。
けれど、その温かさが、皮膚の上に残ってしまいそうで怖い。
床へ出る。
音楽が、私の息を整える。
彼の腕は強くない。
強くないのに、逃げられない。
私の歩幅が乱れれば、彼は合わせる。
私が慌てれば、彼は落ち着かせる。
それは、いつもの彼だ。
“兄のようなひと”のままの彼だ。
なのに。
「――上手くなった」
耳元で囁くように言われ、私は思わず顔を上げてしまった。
「何がですか」
「君の、世界の歩き方」
胸の奥が、ふっと熱くなる。
褒められたから? 尊敬する方に認められたから?
……うん。きっとそれだ。
私は笑った。
「ありがとうございます。レオンハルトさまのおかげです」
「違う」
即答だった。
彼は一度も顔色を変えないまま、ただ言う。
「君が、君の足で歩いたからだ」
その言葉は、優しすぎた。
私は、目の奥が少しだけ痛くなってしまう。
どうしてこんなに。
どうして彼は、私のことを大切に扱うのだろう。
私は彼に恩がある。
だから、大切にされて当然だ。
そう思うのに、胸の奥の熱は、恩の形をしていない気がした。
私は、視線を落とす。
彼の衣の端が、音楽に合わせて揺れている。
そして私は気づく。
彼は、私を見ている。
ずっと。
“誰かの令嬢”ではなく、“エリシア”を。
それが急に怖くなった。
私は、知らないふりをした。
知らないふりをしてしまえば、今まで通りでいられるから。
「……レオンハルトさま」
「なに」
「今日は、ありがとうございます。私、……少しだけ安心しました」
安心。
その言葉は本当だった。
でも、胸の奥が熱いのも本当だった。
「そうか」
彼はそれだけ言う。
それ以上、何も言わない。
歩幅を守る人の沈黙だ。
私は、その沈黙に守られながら、初めて思ってしまう。
――もしも。
もしも私が、いつか。
この人を“兄のようなひと”ではない言葉で呼んでしまったら。
彼は、どんな顔をするのだろう。
音楽が終わる。
拍手が起こる。
彼は私の手を離す前に、ほんの一瞬だけ、指先を包み込むように握った。
強くない。
逃げられない。
「……転ばなかったな」
彼が小さく言う。
私は思わず笑った。
「転びません。アデルに脅されましたから」
「良い侍女だ」
「はい。……でも」
「でも?」
私は言いかけて、止めた。
“でも、あなたがいたからです”
その言葉を言ってしまったら、何かが増えてしまいそうだったから。
増える意味が、怖かったから。
私は笑顔のまま、答えを変えた。
「でも、少しだけ……足が震えています」
「なら、今日はよくやった」
それだけ。
それだけで、私の胸はまた熱くなる。
私はこの熱を、まだ知らない。
まだ、“尊敬”の箱に入れてしまう。
けれど、その箱は、今日――ほんの少しだけ、きしんだ。
(つづく)
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