16 / 20
第11話 星市前夜と、図々しい願いごと②
しおりを挟む
「“売るための言葉”ではなく、“残るための言葉”だ」
「残る……?」
リオンが問い返す。
「客がこの店を出たあとも、
どこかで、何度か思い出す」
オルフェは、POPの一枚を指先で軽く触れた。
「“今日も、生き延びたあなたへ”。
店内で一度目にして、買わなかったとしても。
その日の夜、ふと、自分に向けて唱えるかもしれない」
その言葉に、ミラの胸が熱くなる。
(……わたしも、している)
星見の広場を離れたあと。
宿舎のベッドで。
通勤の道すがらで。
何度も、自分に向けて、その言葉を借りてきた。
「そういう棚を、俺は嫌いではない」
オルフェは、あくまで淡々と続ける。
「ただし、星市で“勝つ”ためには、
“残る言葉”だけでなく、“掴む言葉”も必要だ」
「掴む、ですか?」
ミラは、思わず口を挟んでしまった。
オルフェは、意外そうに彼女を見たあと、
小さく笑った。
「そうだ。
今の棚は、“来てくれた人”には優しい」
視線が、POPから広場全体へと動く。
「だが、星市は“まだ来ていない人”を呼ぶ場だ」
ミラの背筋が伸びる。
(――まだ来ていない人)
チラシを見て迷っている人。
星灯バザールという名前だけを知っている人。
前の店で「必要ない」と言われた自分のように、
“どこにも居場所がない”と思っている誰か。
「“掴む”のは、店の外だ」
オルフェは、リオンを見た。
「星見の広場と“おつかれさま棚”を、
どう星市の顔にするか。
それを決めるのは、お前だ」
リオンは、一瞬だけ目を伏せた。
(……父上に言われるまでもなく、考えている)
星市の広告。
店頭の看板。
入口の装飾。
(この店の「星」を、どう見せるか)
それは、数字の戦いであると同時に――
自分が「灯したいもの」の宣言でもある。
「ミラ」
リオンは、ミラのほうを見た。
「君は、星市の日、
“ここに来る前の人”に、何と言いたい」
「ここに、来る前の……」
ミラは、言葉を飲み込む。
星見の広場に辿り着く前。
店に入る前。
チラシを見て迷っているとき。
そんな人たちに、
自分は、何と言いたいのだろう。
(来てくれて、ありがとう――は、
来てくれたあとに言う言葉だし)
胸の中で、言葉を探す。
前の店で、
「必要ない」と言われた日。
星灯バザールに来る前、
自分は何を欲しかったか。
(……“来てもいいよ”って、
誰かに言ってほしかった)
たとえ何も買わなくても。
たとえ今日、頑張れなくても。
星灯の店に足を踏み入れることを、
誰かに許されたかった。
「……“来てもいいんですよ”って」
ミラは、ゆっくりと口を開いた。
「星市だから、楽しくしなきゃ、とか。
何か買わなきゃ、とかじゃなくて」
胸の奥からにじむように、言葉が出てくる。
「“今日、どんな日でも、
ここに来てもいいんですよ”って」
オルフェの瞳が、わずかに細められる。
「それが、“掴む言葉”だと?」
「……はい。
それで、もし来てくれたら、
あとは“おつかれさま”は棚に任せられる気がして」
ミラは、自分の胸に手を当てた。
「星市のチラシとか、入口のところに、
小さくでもいいから、そんな言葉があったら」
オルフェは、しばし何も言わなかった。
静かな沈黙。
星見の広場の魔法の星空が、
ゆっくりと瞬いている。
「リオン」
「はい」
「お前は、どう思う」
問われ、リオンは一拍置いてから答えた。
「――悪くないと思います」
オルフェの口元が、わずかに上がる。
「珍しいな。“悪くない”とは」
「……“数字にどう響くか”の計算は、まだできていませんが」
リオンは、素直に続けた。
「星市のチラシに、“来てもいい”と書く店は、多くない。
“買ってください”“楽しんでください”はあっても」
「うむ」
「星灯バザールが、“灯り”を名乗るなら。
その一行くらい、図々しく掲げてもいい」
“図々しく”という言葉に、ミラは胸の奥が温かくなる。
(また、言った)
リオンの中で、
自分たちの店の「図々しさ」が、
少しずつ形になっている気がした。
「父上。星市の広告文言の変更を提案しても?」
リオンが、正面からオルフェを見る。
「“星市、開催!”の下に――」
一瞬だけ、ミラのほうを見てから、
はっきりと言った。
「『今日がどんな日でも、あなたはここに来ていい』」
オルフェは、ふっと息を吐いた。
「……“掴む言葉”としては、
少々優しすぎるかもしれんな」
ミラの胸が、きゅっとなる。
しかし、次の瞬間――
「だが、“星灯らしい”」
オルフェはそう言った。
「星を灯すとは、
“そこに来ていい”と告げることでもある」
リオンの目が、わずかに見開かれる。
「承認する。
王都支店の星市広告、文言の変更を許可しよう」
ミラは、思わずカードを握りしめた。
(……許可、された)
図々しいかもしれない願いごとが、
店の外に出て行くことになった。
◇
会談が終わりに近づくころ。
オルフェは、ふと星見の広場のベンチに目を向けた。
「ここに、座る時間はあるか?」
「星市当日、二刻だけ、
ミラに“座る仕事”を任せます」
リオンが答える。
「棚の前で働くのではなく、
棚の前の顔を見ていてもらうために」
「そうか」
オルフェは、少しだけ羨ましそうな表情をした。
「若い頃の俺にも、
そういう“座る仕事”があってよかったかもしれんな」
「父上にも?」
「当時の俺は、数字と棚の配置しか見ていなかった」
オルフェは、遠くを見るような目をした。
「客の顔は確かに視界に入っていたが、“眺める”余裕がなかった。
だからこそ、いま、お前たちにはそれをさせたいのかもしれん」
その言葉に、リオンはわずかに目を伏せた。
(……父上もまた、“生き延びてきた”人間なのだ)
数字に追われ、
家族を背負い、
頭首として立ち続けてきた人。
「星市が終わったら、報告をしろ」
オルフェは、ゆっくりとミラに視線を向けた。
「君がベンチに座って見た、“星見の広場の顔”を」
「……はい」
ミラは、自然と背筋が伸びるのを感じた。
「図々しいくらい、たくさん報告します」
そう言うと、
オルフェは小さく笑った。
「それでいい」
◇
頭首が帰ったあと。
星見の広場には、
リオンとミラだけが残されていた。
魔法の星空が、
静かに二人を照らしている。
「……すごい人でした」
沈黙を破ったのは、ミラだった。
「厳しそうで、でも優しそうで。
リオン店長の“数字の目”が、どこから来たのか、わかった気がします」
「そうか」
リオンは、ベンチの背にもたれた。
「俺は、まだ父上の半分も見えていない」
「半分……?」
「数字も、人も、だ」
ぽつりとこぼした言葉は、
普段の彼からはあまり出てこない種類のものだった。
「だから、星市で勝ちたい」
リオンは、穏やかな星空を見上げる。
「“この店のやり方”で勝って、
父上の前に胸を張って立ちたい」
その横顔を見て、
ミラの胸がきゅっとなる。
数字のためだけじゃない。
家族の評価のためだけじゃない。
「この店のやり方」を、
ちゃんと認めてもらいたいのだ。
「……わたしも、図々しいお願いをしてもいいですか?」
気づいたら、言葉が先に出ていた。
「なんだ」
「星市の日、勝っても負けても」
ミラは、両手をぎゅっと握りしめた。
「リオン店長が、
ちゃんと“おつかれさま棚”の前に来られますように」
リオンが、驚いたように目を瞬く。
「ここで、“今日も、生き延びた”って、
自分に言えますように」
言ってから、頬が熱くなるのを感じた。
(……図々しすぎたかな)
でも、それでも。
それくらいのことを願える場所であってほしかった。
「勝ったなら、“よくやった”を。
負けたなら、“生き延びた”を」
ミラは、棚のPOPに目をやる。
「この棚、リオン店長のためにも置きたいです」
沈黙が落ちた。
長いようで、短い沈黙。
やがて――
「……図々しいな」
リオンの声が、静かに落ちた。
「だが」
ゆっくりと立ち上がり、棚の前に歩み寄る。
『今日も、生き延びたあなたへ。
それだけでも、じゅうぶんです』
POPの文字を、指先で軽くなぞる。
「星市の夜、ここに来ることを、今のうちに約束しておく」
振り返った瞳は、
いつもより少しだけ、柔らかかった。
「勝っても、負けてもな」
「……はい」
胸の奥が、じんと熱くなる。
(約束、してくれた)
星見の広場の星々が、
ふわりと明滅する。
まるで、
その約束をそっと祝福しているかのように。
◇
宿舎へ戻る前。
ミラは、星見の広場をもう一度だけ振り返った。
明日は、星市当日。
ベンチに座る“仕事”を、図々しく引き受ける日。
(今日がどんな日でも、
あなたはここに来ていい)
店の外に出ていくその一文が、
自分自身にも向いているように思えた。
「……今日も、生き延びたミラさんへ」
小さく自分の名を呼ぶ。
「ちゃんと、ここまで来ました。
明日も、どうか、ここに来られますように」
夜空の向こうで、
星灯バザールの魔灯が、一つ、また一つと灯る。
星市前夜の店は、
静かに、しかし確かに、
明日の「図々しい灯り」の準備を整えていた。
「残る……?」
リオンが問い返す。
「客がこの店を出たあとも、
どこかで、何度か思い出す」
オルフェは、POPの一枚を指先で軽く触れた。
「“今日も、生き延びたあなたへ”。
店内で一度目にして、買わなかったとしても。
その日の夜、ふと、自分に向けて唱えるかもしれない」
その言葉に、ミラの胸が熱くなる。
(……わたしも、している)
星見の広場を離れたあと。
宿舎のベッドで。
通勤の道すがらで。
何度も、自分に向けて、その言葉を借りてきた。
「そういう棚を、俺は嫌いではない」
オルフェは、あくまで淡々と続ける。
「ただし、星市で“勝つ”ためには、
“残る言葉”だけでなく、“掴む言葉”も必要だ」
「掴む、ですか?」
ミラは、思わず口を挟んでしまった。
オルフェは、意外そうに彼女を見たあと、
小さく笑った。
「そうだ。
今の棚は、“来てくれた人”には優しい」
視線が、POPから広場全体へと動く。
「だが、星市は“まだ来ていない人”を呼ぶ場だ」
ミラの背筋が伸びる。
(――まだ来ていない人)
チラシを見て迷っている人。
星灯バザールという名前だけを知っている人。
前の店で「必要ない」と言われた自分のように、
“どこにも居場所がない”と思っている誰か。
「“掴む”のは、店の外だ」
オルフェは、リオンを見た。
「星見の広場と“おつかれさま棚”を、
どう星市の顔にするか。
それを決めるのは、お前だ」
リオンは、一瞬だけ目を伏せた。
(……父上に言われるまでもなく、考えている)
星市の広告。
店頭の看板。
入口の装飾。
(この店の「星」を、どう見せるか)
それは、数字の戦いであると同時に――
自分が「灯したいもの」の宣言でもある。
「ミラ」
リオンは、ミラのほうを見た。
「君は、星市の日、
“ここに来る前の人”に、何と言いたい」
「ここに、来る前の……」
ミラは、言葉を飲み込む。
星見の広場に辿り着く前。
店に入る前。
チラシを見て迷っているとき。
そんな人たちに、
自分は、何と言いたいのだろう。
(来てくれて、ありがとう――は、
来てくれたあとに言う言葉だし)
胸の中で、言葉を探す。
前の店で、
「必要ない」と言われた日。
星灯バザールに来る前、
自分は何を欲しかったか。
(……“来てもいいよ”って、
誰かに言ってほしかった)
たとえ何も買わなくても。
たとえ今日、頑張れなくても。
星灯の店に足を踏み入れることを、
誰かに許されたかった。
「……“来てもいいんですよ”って」
ミラは、ゆっくりと口を開いた。
「星市だから、楽しくしなきゃ、とか。
何か買わなきゃ、とかじゃなくて」
胸の奥からにじむように、言葉が出てくる。
「“今日、どんな日でも、
ここに来てもいいんですよ”って」
オルフェの瞳が、わずかに細められる。
「それが、“掴む言葉”だと?」
「……はい。
それで、もし来てくれたら、
あとは“おつかれさま”は棚に任せられる気がして」
ミラは、自分の胸に手を当てた。
「星市のチラシとか、入口のところに、
小さくでもいいから、そんな言葉があったら」
オルフェは、しばし何も言わなかった。
静かな沈黙。
星見の広場の魔法の星空が、
ゆっくりと瞬いている。
「リオン」
「はい」
「お前は、どう思う」
問われ、リオンは一拍置いてから答えた。
「――悪くないと思います」
オルフェの口元が、わずかに上がる。
「珍しいな。“悪くない”とは」
「……“数字にどう響くか”の計算は、まだできていませんが」
リオンは、素直に続けた。
「星市のチラシに、“来てもいい”と書く店は、多くない。
“買ってください”“楽しんでください”はあっても」
「うむ」
「星灯バザールが、“灯り”を名乗るなら。
その一行くらい、図々しく掲げてもいい」
“図々しく”という言葉に、ミラは胸の奥が温かくなる。
(また、言った)
リオンの中で、
自分たちの店の「図々しさ」が、
少しずつ形になっている気がした。
「父上。星市の広告文言の変更を提案しても?」
リオンが、正面からオルフェを見る。
「“星市、開催!”の下に――」
一瞬だけ、ミラのほうを見てから、
はっきりと言った。
「『今日がどんな日でも、あなたはここに来ていい』」
オルフェは、ふっと息を吐いた。
「……“掴む言葉”としては、
少々優しすぎるかもしれんな」
ミラの胸が、きゅっとなる。
しかし、次の瞬間――
「だが、“星灯らしい”」
オルフェはそう言った。
「星を灯すとは、
“そこに来ていい”と告げることでもある」
リオンの目が、わずかに見開かれる。
「承認する。
王都支店の星市広告、文言の変更を許可しよう」
ミラは、思わずカードを握りしめた。
(……許可、された)
図々しいかもしれない願いごとが、
店の外に出て行くことになった。
◇
会談が終わりに近づくころ。
オルフェは、ふと星見の広場のベンチに目を向けた。
「ここに、座る時間はあるか?」
「星市当日、二刻だけ、
ミラに“座る仕事”を任せます」
リオンが答える。
「棚の前で働くのではなく、
棚の前の顔を見ていてもらうために」
「そうか」
オルフェは、少しだけ羨ましそうな表情をした。
「若い頃の俺にも、
そういう“座る仕事”があってよかったかもしれんな」
「父上にも?」
「当時の俺は、数字と棚の配置しか見ていなかった」
オルフェは、遠くを見るような目をした。
「客の顔は確かに視界に入っていたが、“眺める”余裕がなかった。
だからこそ、いま、お前たちにはそれをさせたいのかもしれん」
その言葉に、リオンはわずかに目を伏せた。
(……父上もまた、“生き延びてきた”人間なのだ)
数字に追われ、
家族を背負い、
頭首として立ち続けてきた人。
「星市が終わったら、報告をしろ」
オルフェは、ゆっくりとミラに視線を向けた。
「君がベンチに座って見た、“星見の広場の顔”を」
「……はい」
ミラは、自然と背筋が伸びるのを感じた。
「図々しいくらい、たくさん報告します」
そう言うと、
オルフェは小さく笑った。
「それでいい」
◇
頭首が帰ったあと。
星見の広場には、
リオンとミラだけが残されていた。
魔法の星空が、
静かに二人を照らしている。
「……すごい人でした」
沈黙を破ったのは、ミラだった。
「厳しそうで、でも優しそうで。
リオン店長の“数字の目”が、どこから来たのか、わかった気がします」
「そうか」
リオンは、ベンチの背にもたれた。
「俺は、まだ父上の半分も見えていない」
「半分……?」
「数字も、人も、だ」
ぽつりとこぼした言葉は、
普段の彼からはあまり出てこない種類のものだった。
「だから、星市で勝ちたい」
リオンは、穏やかな星空を見上げる。
「“この店のやり方”で勝って、
父上の前に胸を張って立ちたい」
その横顔を見て、
ミラの胸がきゅっとなる。
数字のためだけじゃない。
家族の評価のためだけじゃない。
「この店のやり方」を、
ちゃんと認めてもらいたいのだ。
「……わたしも、図々しいお願いをしてもいいですか?」
気づいたら、言葉が先に出ていた。
「なんだ」
「星市の日、勝っても負けても」
ミラは、両手をぎゅっと握りしめた。
「リオン店長が、
ちゃんと“おつかれさま棚”の前に来られますように」
リオンが、驚いたように目を瞬く。
「ここで、“今日も、生き延びた”って、
自分に言えますように」
言ってから、頬が熱くなるのを感じた。
(……図々しすぎたかな)
でも、それでも。
それくらいのことを願える場所であってほしかった。
「勝ったなら、“よくやった”を。
負けたなら、“生き延びた”を」
ミラは、棚のPOPに目をやる。
「この棚、リオン店長のためにも置きたいです」
沈黙が落ちた。
長いようで、短い沈黙。
やがて――
「……図々しいな」
リオンの声が、静かに落ちた。
「だが」
ゆっくりと立ち上がり、棚の前に歩み寄る。
『今日も、生き延びたあなたへ。
それだけでも、じゅうぶんです』
POPの文字を、指先で軽くなぞる。
「星市の夜、ここに来ることを、今のうちに約束しておく」
振り返った瞳は、
いつもより少しだけ、柔らかかった。
「勝っても、負けてもな」
「……はい」
胸の奥が、じんと熱くなる。
(約束、してくれた)
星見の広場の星々が、
ふわりと明滅する。
まるで、
その約束をそっと祝福しているかのように。
◇
宿舎へ戻る前。
ミラは、星見の広場をもう一度だけ振り返った。
明日は、星市当日。
ベンチに座る“仕事”を、図々しく引き受ける日。
(今日がどんな日でも、
あなたはここに来ていい)
店の外に出ていくその一文が、
自分自身にも向いているように思えた。
「……今日も、生き延びたミラさんへ」
小さく自分の名を呼ぶ。
「ちゃんと、ここまで来ました。
明日も、どうか、ここに来られますように」
夜空の向こうで、
星灯バザールの魔灯が、一つ、また一つと灯る。
星市前夜の店は、
静かに、しかし確かに、
明日の「図々しい灯り」の準備を整えていた。
0
あなたにおすすめの小説
天然だと思ったギルド仲間が、実は策士で独占欲強めでした
星乃和花
恋愛
⭐︎完結済ー本編8話+後日談7話⭐︎
ギルドで働くおっとり回復役リィナは、
自分と似た雰囲気の“天然仲間”カイと出会い、ほっとする。
……が、彼は実は 天然を演じる策士だった!?
「転ばないで」
「可愛いって言うのは僕の役目」
「固定回復役だから。僕の」
優しいのに過保護。
仲間のはずなのに距離が近い。
しかも噂はいつの間にか——「軍師(彼)が恋してる説」に。
鈍感で頑張り屋なリィナと、
策を捨てるほど恋に負けていくカイの、
コメディ強めの甘々ギルド恋愛、開幕!
「遅いままでいい――置いていかないから。」
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ブラック企業で倒れた私を、ネトゲ仲間の社長が強制保護して溺愛しています
紅 与一
恋愛
過労で倒れた私を救ったのは、
ネトゲ仲間――そしてIT企業の若き社長。
「もう君は、僕の管理下だよ」
退院と同時に退職手続きは完了。
住む場所も、生活も、すべて彼に囲われた。
外出制限、健康管理、過保護な独占欲。
甘くて危険な“保護生活”の中で、
私は少しずつ彼に心を奪われていく――。
元社畜OL×執着気味の溺愛社長
囲い込み同棲ラブストーリー。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
冷酷騎士様の「愛さない」は一分も持たなかった件
水月
恋愛
「君を愛するつもりはない」
結婚初夜、帝国最強の冷酷騎士ヴォルフラム・ツヴァルト公爵はそう言い放った。
出来損ないと蔑まれ、姉の代わりの生贄として政略結婚に差し出されたリーリア・ミラベルにとって、それはむしろ救いだった。
愛を期待されないのなら、失望させることもない。
契約妻として静かに役目を果たそうとしたリーリアは、緩んだ軍服のボタンを自らの銀髪と微弱な強化魔法で直す。
ただ「役に立ちたい」という一心だった。
――その瞬間。
冷酷騎士の情緒が崩壊した。
「君は、自分の価値を分かっていない」
開始一分で愛さない宣言は撤回。
無自覚に自己評価が低い妻に、激重独占欲を発症した最強騎士が爆誕する。
以後、
寝室は強制統合
常時抱っこ移動
一秒ごとに更新される溺愛
妻を傷つける者には容赦なし宣言
甘さ過多、独占欲過剰、愛情暴走中。
さらにはリーリアを取り戻そうとする実家の横槍まで入り――?
自己評価ゼロの健気令嬢と愛が一分も我慢できなかった最強騎士。
溺愛が止まらない、契約結婚から始まる甘すぎる逆転ラブコメ
バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました
美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
契約妻に「愛さない」と言い放った冷酷騎士、一分後に彼女の健気さが性癖に刺さって理性が崩壊した件
水月
恋愛
冷酷騎士様の「愛さない」は一分も持たなかった件の旦那様視点短編となります。
「君を愛するつもりはない」
結婚初夜、帝国最強の冷酷騎士ヴォルフラム・ツヴァルト公爵はそう言い放った。
出来損ないと蔑まれ、姉の代わりの生贄として政略結婚に差し出されたリーリア・ミラベルにとって、それはむしろ救いだった。
愛を期待されないのなら、失望させることもない。
契約妻として静かに役目を果たそうとしたリーリアは、緩んだ軍服のボタンを自らの銀髪と微弱な強化魔法で直す。
ただ「役に立ちたい」という一心だった。
――その瞬間。
冷酷騎士の情緒が崩壊した。
「君は、自分の価値を分かっていない」
開始一分で愛さない宣言は撤回。
無自覚に自己評価が低い妻に、激重独占欲を発症した最強騎士が爆誕する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる