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未来編「ギルド寮、ほぼ同棲(条項は増える)」
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ギルドには寮がある。
遠征が多い者、家が遠い者、帰る気力が残らない者――
理由は人それぞれ。
そして今、リィナには新しい理由ができた。
「恋人が過保護」
本人に言ったら絶対に否定される。
でも事実だ。
事件は、朝の掲示板から始まった。
ギルドの壁に、大きく張り紙。
ー・ー・ー・ー・ー
【お知らせ】
本日より、寮の部屋割りを一部変更します。
回復役リィナ:安全面を考慮し、上階へ移動。
軍師カイ:同フロアへ移動。
(※夜間の緊急対応に備えるため)
――ギルド長
ー・ー・ー・ー・ー
リィナは張り紙を見上げたまま固まった。
「……えっ」
後ろからミラの声。
「おめでと」
「えっ」
ガラムもいた。
「おめでとう」
「えっ!?」
リィナが振り返る。
「ち、ちが……ちがいます!」
ミラ「何が?」
リィナ「同室じゃないです!」
ガラム「同フロアだ」
ミラ「ほぼ同棲」
リィナ「ほぼ同棲って何!?」
そこへ、当の本人が現れた。
「リィナ」
振り返るとカイ。
いつもの穏やかな顔なのに、目が妙に真面目。
「部屋、変わった」
「……変わったね」
「うん」
「……なんで?」
カイは淡々と言った。
「安全面」
ミラ「嘘だね」
ガラム「嘘だな」
カイ「半分本当」
リィナ「半分!?」
ミラがにこやかに言う。
「夜の緊急対応って、何?」
カイ「リィナが怖い夢を見た時」
リィナ「えっ」
ガラム「殴る」
カイ「殴らないで」
リィナは顔が真っ赤になった。
「私、怖い夢見てないよ!?」
カイ「見る」
「見るの!?」
カイ「見る可能性がある」
「可能性で部屋移動!?」
ミラが拍手した。
「恋人、最高」
リィナ「最高じゃない!!」
・
その日の夕方。
リィナは引っ越し作業(荷物が少ない)を終えて、新しい部屋へ入った。
前より少しだけ窓が大きい。
廊下を挟んで、向かいが――カイの部屋。
(近い……)
近いだけで落ち着かない。
リィナがベッドに座った瞬間、ドアがノックされた。
コンコン。
「……リィナ?」
カイの声。
リィナは心臓が跳ねた。
「う、うん!」
ドアを開けると、カイが立っていた。
手には――毛布。
「これ」
「え?」
「夜、冷える」
「冷えないよ?」
「冷える」
「冷えない!」
「冷える」
「……冷えるかも」
また負けた。
カイは毛布をリィナの肩にふわっとかける。
その手つきが、優しすぎる。
リィナが小さく言う。
「……それ、恋人のやつ」
カイ「うん」
リィナ「……恥ずかしい」
カイ「恥ずかしい顔、好き」
リィナ「条項にする気でしょ!」
カイ「する」
即答。
・
翌朝。
リィナが廊下へ出ると、カイが扉の前で待っていた。
「おはよう」
「おはよ……って、待ってたの!?」
カイ「待ってた」
「なんで!」
カイ「一緒に朝食」
「毎日!?」
カイ「毎日」
リィナの頭が追いつかない。
そこへミラが通りかかって、朝から煽る。
「おはよー。朝の見守り当番?」
カイ「当番じゃない」
ミラ「自分からやってる当番だもんね」
カイ「うん」
リィナ「認めた!」
ガラムが遠くで言った。
「朝からうるさい」
ミラ「幸せの音だよ」
・
食堂。
いつもの席に座ると、周囲の視線が刺さった。
「来た」
「来たぞ」
「夫婦席」
リィナが縮こまっていると、カイが淡々とパンを割って、スープをリィナの前に置いた。
「食べて」
「自分で取れるよ!」
「取れる」
「じゃあ――」
「でも僕がしたい」
「……うっ」
その“したい”が、弱い。
リィナは小声で言った。
「……カイくん、最近“したい”多い」
カイ「うん」
リィナ「独占欲、育ってる」
カイ「育ってる」
リィナ「認めた!!」
ミラが横から言う。
「条項、増えた?」
カイ「増えた」
リィナ「また増やしたの!?」
ミラ「何条?」
カイ「十二条」
ガラム「増えすぎ」
リィナは震えながら聞いた。
「……十二条って、何……?」
カイは真顔で言った。
「第九条。朝食は一緒」
「毎日条項!?」
「第十条。寝る前に鈴の音で“無事”を確認」
「確認って何!?」
「第十一条。夜、怖かったらノックしていい」
「それは……ちょっと嬉しい……」
「第十二条。嬉しいって言った顔、保護」
保護とは。
リィナは顔を覆った。
「……もう……」
カイが即座に言う。
「その“もう”好き」
「ほら!!」
・
その夜。
遠征帰りで、リィナは少しだけ疲れていた。
部屋に戻り、毛布にくるまる。
(ああ、あったかい)
カイがくれた毛布。
そこへ――
コンコン。
「……リィナ?」
またカイ。
リィナは慌ててドアを開けた。
「ど、どうしたの?」
カイは少しだけ真面目に言った。
「鈴、鳴ってない」
「えっ?」
「今日、寝る前の“無事”」
「……そんな条項、ほんとにあるの?」
カイ「ある」
リィナは小さく笑った。
「……じゃあ、鳴らすね」
リィナは鈴を握って、リン、と鳴らした。
優しい音。
それを聞いた瞬間、カイの肩が落ちた。
「……よかった」
「そんなに心配だったの?」
カイは小さく頷く。
「君がいないと、落ち着かない」
リィナの胸が熱くなる。
「……私も」
カイの目が揺れる。
短い言葉なのに、幸せが詰まっていた。
リィナは小声で言う。
「……入る?」
言ってしまった。
言った瞬間、心臓が爆発しそう。
カイは一瞬止まってから、静かに聞いた。
「……いいの?」
「……いい」
「条項、増える」
「増やさないで!」
カイ「増やす」
「やだ!!」
でも、やじゃない。
リィナがそう思ってしまうのが、いちばんずるい。
カイは部屋に入らず、扉のところで立ち止まった。
そして、そっとリィナの額に触れるだけ触れて、言った。
「おやすみ」
「……おやすみ」
「置いていかない」
「……うん」
「逃がさない」
「それは半分」
カイが小さく笑った。
「半分」
リィナも笑った。
「……半分は、本気」
カイ「うん」
その“うん”が、今日はすごく優しい。
カイは帰っていった。
廊下の足音が遠ざかる。
でも不思議と、孤独じゃない。
(向かいにいる)
それだけで、安心する。
リィナは毛布にくるまって目を閉じた。
リン、と鈴が鳴る。
今日はちゃんと、“無事”の合図。
そして――
未来はもう、怖くなかった。
遠征が多い者、家が遠い者、帰る気力が残らない者――
理由は人それぞれ。
そして今、リィナには新しい理由ができた。
「恋人が過保護」
本人に言ったら絶対に否定される。
でも事実だ。
事件は、朝の掲示板から始まった。
ギルドの壁に、大きく張り紙。
ー・ー・ー・ー・ー
【お知らせ】
本日より、寮の部屋割りを一部変更します。
回復役リィナ:安全面を考慮し、上階へ移動。
軍師カイ:同フロアへ移動。
(※夜間の緊急対応に備えるため)
――ギルド長
ー・ー・ー・ー・ー
リィナは張り紙を見上げたまま固まった。
「……えっ」
後ろからミラの声。
「おめでと」
「えっ」
ガラムもいた。
「おめでとう」
「えっ!?」
リィナが振り返る。
「ち、ちが……ちがいます!」
ミラ「何が?」
リィナ「同室じゃないです!」
ガラム「同フロアだ」
ミラ「ほぼ同棲」
リィナ「ほぼ同棲って何!?」
そこへ、当の本人が現れた。
「リィナ」
振り返るとカイ。
いつもの穏やかな顔なのに、目が妙に真面目。
「部屋、変わった」
「……変わったね」
「うん」
「……なんで?」
カイは淡々と言った。
「安全面」
ミラ「嘘だね」
ガラム「嘘だな」
カイ「半分本当」
リィナ「半分!?」
ミラがにこやかに言う。
「夜の緊急対応って、何?」
カイ「リィナが怖い夢を見た時」
リィナ「えっ」
ガラム「殴る」
カイ「殴らないで」
リィナは顔が真っ赤になった。
「私、怖い夢見てないよ!?」
カイ「見る」
「見るの!?」
カイ「見る可能性がある」
「可能性で部屋移動!?」
ミラが拍手した。
「恋人、最高」
リィナ「最高じゃない!!」
・
その日の夕方。
リィナは引っ越し作業(荷物が少ない)を終えて、新しい部屋へ入った。
前より少しだけ窓が大きい。
廊下を挟んで、向かいが――カイの部屋。
(近い……)
近いだけで落ち着かない。
リィナがベッドに座った瞬間、ドアがノックされた。
コンコン。
「……リィナ?」
カイの声。
リィナは心臓が跳ねた。
「う、うん!」
ドアを開けると、カイが立っていた。
手には――毛布。
「これ」
「え?」
「夜、冷える」
「冷えないよ?」
「冷える」
「冷えない!」
「冷える」
「……冷えるかも」
また負けた。
カイは毛布をリィナの肩にふわっとかける。
その手つきが、優しすぎる。
リィナが小さく言う。
「……それ、恋人のやつ」
カイ「うん」
リィナ「……恥ずかしい」
カイ「恥ずかしい顔、好き」
リィナ「条項にする気でしょ!」
カイ「する」
即答。
・
翌朝。
リィナが廊下へ出ると、カイが扉の前で待っていた。
「おはよう」
「おはよ……って、待ってたの!?」
カイ「待ってた」
「なんで!」
カイ「一緒に朝食」
「毎日!?」
カイ「毎日」
リィナの頭が追いつかない。
そこへミラが通りかかって、朝から煽る。
「おはよー。朝の見守り当番?」
カイ「当番じゃない」
ミラ「自分からやってる当番だもんね」
カイ「うん」
リィナ「認めた!」
ガラムが遠くで言った。
「朝からうるさい」
ミラ「幸せの音だよ」
・
食堂。
いつもの席に座ると、周囲の視線が刺さった。
「来た」
「来たぞ」
「夫婦席」
リィナが縮こまっていると、カイが淡々とパンを割って、スープをリィナの前に置いた。
「食べて」
「自分で取れるよ!」
「取れる」
「じゃあ――」
「でも僕がしたい」
「……うっ」
その“したい”が、弱い。
リィナは小声で言った。
「……カイくん、最近“したい”多い」
カイ「うん」
リィナ「独占欲、育ってる」
カイ「育ってる」
リィナ「認めた!!」
ミラが横から言う。
「条項、増えた?」
カイ「増えた」
リィナ「また増やしたの!?」
ミラ「何条?」
カイ「十二条」
ガラム「増えすぎ」
リィナは震えながら聞いた。
「……十二条って、何……?」
カイは真顔で言った。
「第九条。朝食は一緒」
「毎日条項!?」
「第十条。寝る前に鈴の音で“無事”を確認」
「確認って何!?」
「第十一条。夜、怖かったらノックしていい」
「それは……ちょっと嬉しい……」
「第十二条。嬉しいって言った顔、保護」
保護とは。
リィナは顔を覆った。
「……もう……」
カイが即座に言う。
「その“もう”好き」
「ほら!!」
・
その夜。
遠征帰りで、リィナは少しだけ疲れていた。
部屋に戻り、毛布にくるまる。
(ああ、あったかい)
カイがくれた毛布。
そこへ――
コンコン。
「……リィナ?」
またカイ。
リィナは慌ててドアを開けた。
「ど、どうしたの?」
カイは少しだけ真面目に言った。
「鈴、鳴ってない」
「えっ?」
「今日、寝る前の“無事”」
「……そんな条項、ほんとにあるの?」
カイ「ある」
リィナは小さく笑った。
「……じゃあ、鳴らすね」
リィナは鈴を握って、リン、と鳴らした。
優しい音。
それを聞いた瞬間、カイの肩が落ちた。
「……よかった」
「そんなに心配だったの?」
カイは小さく頷く。
「君がいないと、落ち着かない」
リィナの胸が熱くなる。
「……私も」
カイの目が揺れる。
短い言葉なのに、幸せが詰まっていた。
リィナは小声で言う。
「……入る?」
言ってしまった。
言った瞬間、心臓が爆発しそう。
カイは一瞬止まってから、静かに聞いた。
「……いいの?」
「……いい」
「条項、増える」
「増やさないで!」
カイ「増やす」
「やだ!!」
でも、やじゃない。
リィナがそう思ってしまうのが、いちばんずるい。
カイは部屋に入らず、扉のところで立ち止まった。
そして、そっとリィナの額に触れるだけ触れて、言った。
「おやすみ」
「……おやすみ」
「置いていかない」
「……うん」
「逃がさない」
「それは半分」
カイが小さく笑った。
「半分」
リィナも笑った。
「……半分は、本気」
カイ「うん」
その“うん”が、今日はすごく優しい。
カイは帰っていった。
廊下の足音が遠ざかる。
でも不思議と、孤独じゃない。
(向かいにいる)
それだけで、安心する。
リィナは毛布にくるまって目を閉じた。
リン、と鈴が鳴る。
今日はちゃんと、“無事”の合図。
そして――
未来はもう、怖くなかった。
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