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15.初めての勤め
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目の前に祥月自身を出され、那岐はぎょっとした。
「うわぁっ!?」
驚きのあまり、思わず大きな声が出た。
それは、人の体の一部にしては歪だった。
数多くの男のものを見てきたが、こんな奇形を見るのは那岐も初めてだ。
肉茎にはぶつぶつとしたイボのようなものが全体に付いている。何かの病気としか思えない。
「……っ、う」
信じがたい光景に真っ白になった思考が、ゆっくりと戻り始める。
拘束されていなければ、間違いなく怖気づいて逃げていた。
口に咥えることを怯んでしまい、那岐はごくりと唾を飲み込んだ。
覚悟を決め、上半身を動かせるところまで起こすと、恐る恐るそれに口を寄せた。
まだ柔らかなそれを咥え、唇と舌を使って高めていく。口の中の感触が、那岐の知るものとは違う。小さな突起が舌に触れるたびに、不気味さにぞっとした。
「ん……、ん」
「さすが、男遊郭でトップだっただけのことはある。上手いではないか」
頭上から聞こえた声に、那岐は咥えながら視線を上げた。
これまで、何千本も男のものを咥えてきた。那岐にイカせられない男はいないと自信を持っている。
当然、こんな状況でも手を抜くことなく口淫した。
口の中の熱は次第に硬さを示し始め、硬くなると余計に周囲のイボの存在が際立った。
「気味が悪いか?」
何ら感情を表さず祥月に尋ねられ、最初に態度に出してしまったことを後悔した。これまで、営業中にどんなことを感じても顔に出さなかったというのに、あまりに驚きすぎた。
これからずっと付き合っていく相手に対して、第一印象が良くなかった。
だが、こんな異形のものを見れば驚かないはずがない。
頭を後ろに押され、口の中から祥月のものが落ちた。
育ち切ったものを見て、思わずぎくりとした。異常さが、平常な状態と比ではない。
人の性器というよりも、まるで性玩具のようだった。
「うっ」
咄嗟に小さく声を漏らすと、祥月の冷たい視線が那岐を見下ろした。
綺麗な顔が近づく。
「誰もが最初は気味悪がる。だが、すぐにこれが欲しくて堪らなくなる」
笑っているはずなのに、祥月の笑みは冷たく感じた。
上体を起こしていた那岐は、半ば突き飛ばされるようにベッドに転がされた。
祥月の乗った重みで、ぎしりとベッドが揺れる。
ベッドの上に置かれていたローションを手に取り、祥月は那岐の尻にとろりと垂らした。
「……っ」
ローションで濡れた尻を引き寄せられ、尻を突き出したような格好にさせられる。那岐は緩慢な動きで上体を起こし四つん這いになった。怯えがあるせいで、反射的にシーツを握る。
「わっ、あっ、嘘……っ」
那岐のことなどお構いなしで、熱は那岐の体の中へと押し込まれようとした。
「う……っあ、あ」
浴室で解したが、それでも圧迫感に変わりはない。
「きついな……。これが男の体か」
祥月の声も、少し苦しげだ。
「……っ。ロ、ローション……足してっ。したら……少し……楽にな……っ」
途切れ途切れに、那岐は懇願した。
突起がある分、余計に挿入の障害になっている。まだ先端すら入っていない。このままでは那岐も辛い。
「自分のにも……っ、塗って……!」
言われた通り、祥月はローションをさらに垂らした。圧を感じながら、ゆっくりと様子を見つつ押し進める。
「く……っ、う」
少しでも楽になるように、那岐は息を吐き力を抜いた。
時間をかけて、ようやく祥月のものがすべて納まりきった。
「もう……、大丈夫……と思う」
那岐は大きく息を吐いた。
十分に解したつもりだったが、足りていなかったようだ。それに、指とは比べようのないものでもある。
尻を掴まれる手に力が込められ、ぐっと尻の中に穿たれる。
「う……!」
打ち込まれた思えばすぐに引き抜かれる。
男ならば丈夫だろうと考えられている通り、初心者相手に激しく突かれた。
愛人を三人も抱えているだけあり、祥月も人を抱き慣れていた。
男が初めてでもすぐに馴染んで、那岐が感じる場所を見つけるのもあっという間だった。コツを掴むと那岐のいい場所ばかり攻めてくる。
「あっ……あ、やっ」
奇形の肉に体の中を擦られると、堪らない快感を引き出された。
あのいくつものぶつぶつとしたものに擦られているというのに、不気味さを通り越して快感で肌が粟立つ。
「やば……。これ、やばい……っ。あっ」
「ここを突くと、さらに締め付けるのだな」
「あ、あ……っ、擦らな……っ」
少し動かされるだけで、中を幾度も引っ掻き回されるようだ。一突きされるだけでもたらされる快感は、想像もしたことがないものだった。
「こんなの聞いてな……っ、い……あ……!」
四つん這いになった足が震え、シーツが濡れる。じわりと下半身に痺れが広がり、漏らしてしまったのかと思うほどだった。
だが、那岐が達したところで、祥月の動きは止まらない。じわじわと熱を持つところを、さらに熱くさせられる。
「あ……やっ、あ」
がくりと上体が崩れシーツに落ちる。
尻だけを突き出した格好で、那岐は突かれた。祥月が掴んでいなければ、腰も崩れていた。
「ひっ、あ。や……あっ」
那岐は、意味のない声を漏らすことしかできなかった。
過ぎた快楽は、頭の中を真っ白にしてしまう。
下半身の感覚だけが、那岐を支配した。
快感から逃れたいと思う日がくるなんて、考えたこともなかった。
「うわぁっ!?」
驚きのあまり、思わず大きな声が出た。
それは、人の体の一部にしては歪だった。
数多くの男のものを見てきたが、こんな奇形を見るのは那岐も初めてだ。
肉茎にはぶつぶつとしたイボのようなものが全体に付いている。何かの病気としか思えない。
「……っ、う」
信じがたい光景に真っ白になった思考が、ゆっくりと戻り始める。
拘束されていなければ、間違いなく怖気づいて逃げていた。
口に咥えることを怯んでしまい、那岐はごくりと唾を飲み込んだ。
覚悟を決め、上半身を動かせるところまで起こすと、恐る恐るそれに口を寄せた。
まだ柔らかなそれを咥え、唇と舌を使って高めていく。口の中の感触が、那岐の知るものとは違う。小さな突起が舌に触れるたびに、不気味さにぞっとした。
「ん……、ん」
「さすが、男遊郭でトップだっただけのことはある。上手いではないか」
頭上から聞こえた声に、那岐は咥えながら視線を上げた。
これまで、何千本も男のものを咥えてきた。那岐にイカせられない男はいないと自信を持っている。
当然、こんな状況でも手を抜くことなく口淫した。
口の中の熱は次第に硬さを示し始め、硬くなると余計に周囲のイボの存在が際立った。
「気味が悪いか?」
何ら感情を表さず祥月に尋ねられ、最初に態度に出してしまったことを後悔した。これまで、営業中にどんなことを感じても顔に出さなかったというのに、あまりに驚きすぎた。
これからずっと付き合っていく相手に対して、第一印象が良くなかった。
だが、こんな異形のものを見れば驚かないはずがない。
頭を後ろに押され、口の中から祥月のものが落ちた。
育ち切ったものを見て、思わずぎくりとした。異常さが、平常な状態と比ではない。
人の性器というよりも、まるで性玩具のようだった。
「うっ」
咄嗟に小さく声を漏らすと、祥月の冷たい視線が那岐を見下ろした。
綺麗な顔が近づく。
「誰もが最初は気味悪がる。だが、すぐにこれが欲しくて堪らなくなる」
笑っているはずなのに、祥月の笑みは冷たく感じた。
上体を起こしていた那岐は、半ば突き飛ばされるようにベッドに転がされた。
祥月の乗った重みで、ぎしりとベッドが揺れる。
ベッドの上に置かれていたローションを手に取り、祥月は那岐の尻にとろりと垂らした。
「……っ」
ローションで濡れた尻を引き寄せられ、尻を突き出したような格好にさせられる。那岐は緩慢な動きで上体を起こし四つん這いになった。怯えがあるせいで、反射的にシーツを握る。
「わっ、あっ、嘘……っ」
那岐のことなどお構いなしで、熱は那岐の体の中へと押し込まれようとした。
「う……っあ、あ」
浴室で解したが、それでも圧迫感に変わりはない。
「きついな……。これが男の体か」
祥月の声も、少し苦しげだ。
「……っ。ロ、ローション……足してっ。したら……少し……楽にな……っ」
途切れ途切れに、那岐は懇願した。
突起がある分、余計に挿入の障害になっている。まだ先端すら入っていない。このままでは那岐も辛い。
「自分のにも……っ、塗って……!」
言われた通り、祥月はローションをさらに垂らした。圧を感じながら、ゆっくりと様子を見つつ押し進める。
「く……っ、う」
少しでも楽になるように、那岐は息を吐き力を抜いた。
時間をかけて、ようやく祥月のものがすべて納まりきった。
「もう……、大丈夫……と思う」
那岐は大きく息を吐いた。
十分に解したつもりだったが、足りていなかったようだ。それに、指とは比べようのないものでもある。
尻を掴まれる手に力が込められ、ぐっと尻の中に穿たれる。
「う……!」
打ち込まれた思えばすぐに引き抜かれる。
男ならば丈夫だろうと考えられている通り、初心者相手に激しく突かれた。
愛人を三人も抱えているだけあり、祥月も人を抱き慣れていた。
男が初めてでもすぐに馴染んで、那岐が感じる場所を見つけるのもあっという間だった。コツを掴むと那岐のいい場所ばかり攻めてくる。
「あっ……あ、やっ」
奇形の肉に体の中を擦られると、堪らない快感を引き出された。
あのいくつものぶつぶつとしたものに擦られているというのに、不気味さを通り越して快感で肌が粟立つ。
「やば……。これ、やばい……っ。あっ」
「ここを突くと、さらに締め付けるのだな」
「あ、あ……っ、擦らな……っ」
少し動かされるだけで、中を幾度も引っ掻き回されるようだ。一突きされるだけでもたらされる快感は、想像もしたことがないものだった。
「こんなの聞いてな……っ、い……あ……!」
四つん這いになった足が震え、シーツが濡れる。じわりと下半身に痺れが広がり、漏らしてしまったのかと思うほどだった。
だが、那岐が達したところで、祥月の動きは止まらない。じわじわと熱を持つところを、さらに熱くさせられる。
「あ……やっ、あ」
がくりと上体が崩れシーツに落ちる。
尻だけを突き出した格好で、那岐は突かれた。祥月が掴んでいなければ、腰も崩れていた。
「ひっ、あ。や……あっ」
那岐は、意味のない声を漏らすことしかできなかった。
過ぎた快楽は、頭の中を真っ白にしてしまう。
下半身の感覚だけが、那岐を支配した。
快感から逃れたいと思う日がくるなんて、考えたこともなかった。
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