〜幽霊の記憶〜

古波蔵くう

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6.結末:『愛の超越』

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 俺はバスを使い、自分の住む家に帰った。その後、瞳さんと悠斗はどうなったのか分からない。あと、災いを起こしたのは、美咲の霊力を狙っていた響という霊媒師だった。ストーカーという罪で警察に捕まったけど。俺は、美咲の両親から日記帳を譲り受けた。美咲が消えてからは、日記帳を見ていた。すると、1日事にページが埋まっていく。空白のページに美咲が今日起こったことなどを書いていた。そして、今は時が流れて12月になっている。俺はクリスマスイヴの日の日記帳に美咲に告白しようと思っている。
 12月24日(木)。
『今日はクリスマスイヴ! 今年はどんなプレゼントが来るのか楽しみだな♪ 健太さんの所は何が届くのか明日教えて欲しいな!』
と。書いてある。
「俺からのクリスマスプレゼントは、告白の言葉だ!」
俺はクリスマスイヴの日の空白欄に
『美咲! 君との暮らした期間は短いけど俺は美咲に一目惚れしてしまった。良かったら、生きる世界は違うけど付き合ってください!』
と。どんな返事が来るのだろうか?
 12月25日(金)。
『今日はクリスマス。え! この下の文章って健太さんが書いたの! お返事書きますね! はい、これから宜しくお願いします(?)。私と健太さんは日記を通して会話しましょうね!』
美咲からOKが貰えた。外は寒いはずなのにめっちゃ身体が熱くなった。これが告白の喜びというやつなのだろうか。
ー完ー
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