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非合意壁尻デビュー □

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【今回の内容】
壁尻
※無理やり表現

「レオ様は本当はレオンハルト、と言うのか」

「うん、みんな長いしあだ名で呼ぶけど」

「そうか、私にとっても、レオ様はレオ様だ」

数日後、歩く。

とりあえず首都を目指して進むことにしたけど、今通ってる地点は遺跡が多くて風景が代わり映えしなくてつまらない。

気晴らしにスノウと話して、微妙に偽名を使っていたことを謝ったけど別に怒る様子もなく笑ってくれてた。

「お前たち、あまり遅いと置いていくぞ」

「少し雲行きが悪いから、早く進まないと雨が降ってくるかも」

気がついたら前の2人と結構距離ができてたので慌てて追いつこうと駆け出す。

1mくらい進んだ地点で、身体が持ち上がった。

痛い、両腕になんか食い込んでる。

「…は?」

「レオン!」

レインが叫んだあと顔の横を火球が掠めて、けど外れて、もう落ちたらタダじゃ済まなさそうな場所まで身体が持ち上がっていた。
レインが足元でまた火球を作ってたけど、落ちたら逆に危険だと判断したのかイリアに制止されてる。

「やば」

上を見たら、男の顔や胴体を持った、けれど四肢は鷹のようなカラスのような、
黒い鳥の手足、長い尾を持ったやつに掴まれて上空高くへ連れてこられていた。

…多分、魔獣?

そいつはみんなが小さくしか見えなくなるほど高く高く飛んで、背の高い遺跡の1つの上、自分の巣らしき場所に俺を着地させた。

「あ、あわわわわわわわわわわわ」

足元に骨が散乱してて、人を食うタイプの捕食者に捕まったとすぐにわかる。

咄嗟に寄ってくるそいつに撒いたのは催眠魔法で、鳥がぶっ倒れたのを見計らって降りれそうな場所を探したけれど、
広い石と土でできたここには巣の他は枯れ木が周辺に生えてるだけで階段とかは見当たらない。

…床に1m四方の切れ目が入ってる箇所はあったけど、
ひっかけたり持ち上げたりできる何かは見当たらなくて、この場から逃げるための切れ込みなのかもそもそもわからない。

下を見たらやっぱりここは高くて、3mごとに背伸びしたら立てそうな狭い段はあるけど、
一個でも着地に失敗したらそのまま落ちて即死して回復薬を飲むどころじゃない気がする。

「…延命、っと…」

時間が要る話だと思ったので、とりあえず眠る鳥に「俺を番である」と思い込ませる洗脳をかけた。

これ、二日連続でずっと使うとお腹壊して熱出るんだけど、もう二度と熱を出すことすら出来なくなる局面だと思うと出し惜しみなんてしてられない。

無理矢理作った二日間で、俺が最強の脱出法を編み出すか、さっきまで話してた3人がカッコよく助けに来るか、
どっちかに賭けて俺は探索を開始した。


====

【イリア】

「高いな」

「…登ろうにも、手はおろか鍵爪を引っ掛けるのも難しそうだな」

レーヴェが突然黒い鳥に連れ去られ、この遺跡の一番上に消えていったのが見えた。

スノウと2人、より短い時間でアイツを救出に行く方法がないか考えたが大きく口を開けている遺跡の中に入り中を登る正攻法が結局一番早いと結論付け、さっきから自分の腕を掴んだまま一言も話さないレインにもそう伝える。

「…わかりました」

押し殺した声でそう言うレインの腕には爪が食い込み血が滲んでいる、気持ちは理解できたが助け出した後レーヴェが心配するんじゃないか、と伝えやめさせ遺跡に入ろうとしたところで後ろから老婆の声がして振り返った。

「あなた方、このエロトラップダンジョンへ入ろうと言うのか」

「…エ……は?」

方言か何かかと思い聞き返す。

「エロトラップダンジョンです、太古の文明が侵入者を阻むため、数々の卑劣で性的な罠で尊厳を破壊して弄んできます。
ここの最上階には男型のハーピーが巣を作っているし、秘宝も既に先駆者が取り切っておる。
登る価値はありませんよ」

「それでも、私の大切な人が上で待っているんです」

「…そうかい」

老婆が返事を聞いて諦めたように首を振り、遺跡の麓に花を置いていく。
白いそれは弔花だと思ったが、聞く前に老婆は消えていった。

…スノウはエロトラップダンジョンの意味を知っているんだろうか。

少なくとも俺はレーヴェが以前ペラペラと「死ぬまでに一度は行ってみたい土地」として概要を話すまでは知らなかった。

なぜこの旅では命よりも貞操が危険になるようなイベントごとばかり発生するんだろうか、アイツが呼んでいるんだろうか。

少し頭痛を感じている間に、レインは先に早々に話も聞かず遺跡へ入っていったらしく後を追いかけて俺たちもエ……、遺跡に入った。

====

【スノウ】

「イリア?」

遺跡に入ると背後から吹いていた風が止んで、一切の音がしなくなった。

少し後ろを歩いてたはずのイリアも消えていて、最初からこの場所に1人でいたように他の人間の痕跡はない。
転移魔法でも設置されていたのだろうか、無事を心配しながらも武器を構え警戒し進む。

そういえば私が入ってきた遺跡の入り口も消え失せている、この遺跡は最後まで進まないと脱出すら難しいんだろうか。

いくつかの仮説を考えながら進むと、正面へ行き止まりのよう大きな壁だけが聳え立っていた。
迂回や、飛び越えたりできるような隙間は開いていない。

けれど、壁の中央にぽっかり人1人が潜れるような人工的な穴だけが空いている。

「…潜れと、言うことなのだろうか?」

一応、背負っていた荷物をその穴に詰め体重をかけたりして荷物に異常が起きないか確認をする。

…が、特に何も異変は起きない。

穴の向こうに何かがいる気配もなく、覗くと扉だけが狭い視界の先に見えていた。

退路が消えている以上、ここを通るしかないか。
諦めて荷物を先に通してあからさまに怪しいことは承知の上だが穴を潜る。

「…えっ、うわっ!?」

穴に身体を入れて半分。

上半身が隣の部屋に入った瞬間、身体を動かす程度には余裕があったはずの穴が急に縮み、ぴっちりと穴に挟まってしまった。

「く、この、抜けな」

手で壁を押してもピクリともしない。

壁を境に上半身と下半身が違う部屋に分断されてしまった。
壁の向こうがどうなっているのかは分からず心細い。

困っていると、急に下半身の方で感じる温度や空気が変わり、どこか湿気のある場所にいるような感覚に襲われた。

それから壁越しに背後で数名の男の話し声が聞こえる。

「…あぁ?なんだこれ?壁から尻が生えてんぞ」

「なになに…?『20人抜きチャレンジ!あなたもぜひご協力ください!』だぁ?
はぁー…?世の中、バカなことする奴もいんだな」

「ひっ…!?」

急にゴツゴツした手で尻を撫でられて鳥肌が立った。

「チ、こいつ男かよ」

「しかもなんだこの火傷、こわ、…カタギのやつなんだろうな?」

「まぁまぁ、穴ぼこあいてんのには変わんねえし、俺たちは顔も知らないってことで」

衣服を破られ、肌が露出したのが音と感覚でわかった。
手は不躾に私の陰茎を握り、痛みと不快感で自分の顔が歪むのがわかる。

「…ちょ、っと、待ってくれ!私はこんなことをしてる場合では…!」

「お、暴れてる」

「喜んでんじゃね?」

何を叫んでも、男たちへは聞こえていないのか後ろでなにかを相談して、それから無遠慮に秘部に指を入れてきた。

「っ…う、ぐぅ…!?」

乾いた秘部へ太い指を入れられ、痛みで全身に力が入る。

「狭すぎんな、こんなもん突っ込めねえって」

「…あ?なんだこれ?『ご自由にお使いください』…?
あぁ、福利厚生効いてんなこの尻の設置主」

だが、そこに何か液体をかけられ滑りが良くなったことを数回確かめると男は指を抜いた。

「じゃあ俺から…」

「あ、お前絶対中はやめろよ、次使えなくなるからな」

「はいはい」

「…なっ…!?やめっ、あっ、あぁあああ…!!?」

それから、何かぬめるものを充てがわれ、一気熱いそれで身体を貫かれた。

「っあー…やっぱ結構締まりいいわ、うん、ラッキー」

「いや、だっ!抜け、抜いてくれ…痛っ、ぎゃっ、がっ…!」

「大人しくしろよ変態!」

「ぐうぅっ!?」

知らない、顔も見えない人間に突然犯されて自分の内臓を蹂躙されるその感覚が恐ろしくて足をばたつかせたら強く尻を叩かれた。
何度暴れても同じようにされ、諦めて大人しくしても叩く手を止めてくれない。

感覚がなくなって、それでも突かれ続け乾いた音が止んだかと思うと男は自分のものを体内から引き抜いてじんじんと痛む表皮へ液体を放った。

腰から手が離れ、人の気配も遠のく。

「うわ、こいつケツ真っ赤にしてんじゃん、かわいそう」

「いや、こいつ殴ると締まり良くなってさぁ
でも勃ってるしマゾなんだろ、良かったな?変態ちゃん」

「い゛、っいぃ…」

痛む尻を撫でられて、鈍痛がする。

…けれど、さっきかけられた潤滑油になにか催淫剤でも入っていたんだろうか。

男の言葉通り局部が熱を持ち、その飛沫のかかった内腿も少し痒いような刺激を感じていた。
嫌悪感に反して全身が熱く、苦しくなっていく。

「よし、じゃあ次俺な」

「ま、て!頼む、もう、やめてくれ…!」

「おーおー、まだ元気だな、暴れてる。
あと19人だっけか?仲間呼んで輪姦してやっから先長いし頑張れよー」


…それから先は、もう訳がわからなかった。

半分くらいの数を超えた頃だろうか。

反応の悪くなった私を不満そうに男たちは叩いたりしていたが、それでもまともに動く余裕もなくて、それに男たちが何か文句を言っていた。

けれど、また足元で何かを見つけたらしい。

体内にまた指を入れられ、異物をそのまま残された。

「う…!?お゛、おっ!?」

小さなそれが入ってすぐ、自分ではどうしようもないほど全身が熱く、視界が白んで脊髄が焼き切れるような先程までとは比べ物にならない快感が全身を走った。

「あっ、あぁ…!あづ!?だれか、だすげっ、て…っ!」

「うわっ、こいつしょんべん噴いた!?」

「きったね、つか何この薬?やべー」

誰も今は触れていないのに、全身が熱く痒くて仕方なくて、また寄ってきた男たちにそこを掻いてもらうのがたまらなく心地よかった。

「お゛っ、あ♡がっ、ふぅう…♡!」

「こっちもビン勃ちで可哀想だしどうにかしとくか」

「ひっ、いぃいいい…!」

振動する何かを陰茎につけられ、固定される。

強すぎる刺激に気が狂いそうで、苦しくて快感から逃げようと無意識にもがくが、壁に遮られ何もできない。

また腰を掴まれて、男たちが代わるがわる私を使った。


「ほ、お゛っ、おぉ…」

「…よっしゃ!20~」

どれくらいの時間が経ったのだろう、男がそう言って私の腰の上に線をなにかで引いた感覚がした。
些細な刺激もつらくて、下半身が勝手に痙攣しまた射精しているのがわかる。

「うーわ、精液くっせえ、吐きそう。…またなんか漏らしてるし」

「何人目から中出し解禁してたっけ?」

「さぁ?最後それ気にしない奴らしかいなかったしなぁ」

「穴ひらっきぱなしじゃん、こんなん塞がんのか?」

「しらね」

「またな、変態ちゃん」

男が最後に私の尻を一度撫でると、外気がまた変わり上半身と同じ、冷えて乾いた遺跡の空気を感じた。

「う、ぐ…、は、あぁ」

体に密着していた壁も、元通り隙間ができて通れるサイズへ広がる。
なんとか這うように向こう側に移動し、恐る恐る自分の下半身を見る。

「…なにも、ない」

散々弄ばれたはずのそこはきちんといつも通り、特に衣服の乱れもなく服を着ていた。

先程まであった臀部の鈍痛や焼けるような快感も、倦怠感も消え失せこの遺跡に入ってきた当初のようにいつも通りの体調でここに座っている。

「この遺跡は、一体…?」

すべて気の所為や白昼夢だったのだろうか。
…そもそも、私はなぜ座っているのだろう、レオ様を早く助けに行かないと。

立ち上がり首を傾げながら、私は次の『豚と交尾できる部屋』と書かれた扉を開けた。
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