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病んでるくらい俺を大好きなのでパイパンにされようが乳首開発されようが本気で喜んで協力してくる執着お兄さんにプレゼントを探す回 △

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レインは仕事として誰かにくっついて仕事に行くとか、よほど割りの良い依頼を除いてあまり単独での外出をしたがらない。

まぁ極度の人見知りで人と話さないし、最近気づいたが景色というか「俺と景色を見る」のが好きであって別に景観への興味は薄そうなので外へ出かける事への魅力が本人にとってあまりないのだろう。
だから俺が出かけよう、って声をかけてもちょっと渋ってた。

「みんながレオンを見てしまう…、うーん…宿に居ない?」

あ、これは違う、単に俺を監禁したい人だ。

「まぁまぁ」

『蛾』が寄り付かないように、とネクタイを締められいつもより真っ当な格好で外に出る。

案内板を見ながら市場を目指し、まずは装飾品の売ってるような雑貨屋を目指した。

「珍しいね、あまりレオンがこういうお店に入るの見ないのに」

「そうかな?…あ、この髪留めどうよ。本読む時髪避けてるし」

前、「全部の色が好き」なんて詩的な回答をしてくれたレインだけど何を気にいるだろうか。

とりあえず前髪を留める、前見た結晶みたいなのをあしらった綺麗な髪留めをレインに当てたり見せていると怪訝な顔で首を傾げていた。

「…僕?」

「え?あぁ、うん。言ってなかったっけ?
万年筆を『俺からもらった』ずっと言ってたから、お世話になってるしもうなんか本当に渡そうかと」

サプライズでも良いけど、多分レインは何をあげても喜ぶしヘタしたら右上の棚に置いてある髑髏が連なった過激な腰巻でも大喜びで身につけかねない。

なんでも喜んでくれるからこそ一緒に選んだ方がレインの欲しいものもわかるし良いかな、と思って一緒に町を見にきたのだった。

「…えっ、あ」

レインは今日の外出の趣旨を理解すると驚いて顔を真っ赤にし、それから長身で元々猫背気味の身体を更に俯かせ下を向いてしまった。

「あ、魔道具とかの方がいい?
…てかこの町で選ばなくてもいっか、とりあえず今日は色々見てみようよ」

声をかけると腕に絡みついて肩に頭を擦り付けてくる。

発情期の鹿みたいな動作も、驚いてこっちを見てくる外野の視線にもいい加減慣れてきたので手を振っておいた。

「…ん♡そう、する…」

小声で言われて、一瞬目を細めて嬉しそうにこっちを見たけどすぐに無表情に戻ってしまう。
企画の方向性は合ってるようなので安心して次の店を探した。

====

魔道具店で謎の干物をレインが驚いた様子で確認した末、「アレがこんなところにあるなんて」って少し興奮したり古書店で見たこともない革で出来た本を見つめたりしてたけどそれらは自分で買ってた。

なんか最初の計画とは違うけど、楽しそうで何よりだ。

「レオン」

「んー?」

一旦町の南側で色々見て、疲れたので少し休憩。
広場の長椅子に腰掛け2人で軽食を食べる。

「これはデートだよね」

「うん、そうかと」

もたれて体を預けてきたので頭を撫でる。

よく晴れたこの時間帯の日差しはキツいが、ここはちょうど日陰で、レインの身体が近くにあるのもあって涼しくて風も感じれて過ごしやすかった。

「……♡
何回デートしても、こんなに楽しくて幸せな気持ちになれるなんて」

半分独り言なんだろうな、噛み締めるように言って笑ってるのを見ると可愛いなと思う。
店主に頼んで少量にしてもらった食事を先に食べ終えたらしいレインはじっと俺の顔を見て、ネクタイをいじって遊ぶのに注力している。

「やっぱり僕たちって、すごく相性が良いんだね…♡」

うっとり俺の腕を握って格好いいとか繰り返してて、多分相性じゃなくてレインの、対俺への楽しさや幸せの評価基準が緩すぎるんだと思ったけど水を差す内容でもないし黙っておいた。

ちょっと辛い肉の、最後の一欠片を飲み込んだらそのまま2人で少し寛いだ。

====

「……♡」

それから町の西側に出てまた色々見て、宿に戻ってきた。

色々な店を見た傾向としてレインはペンでも栞でもなく、指輪をじっと、どの店でも見ていた。

まぁ発想は想像がついて、ただ俺個人としても実家的にも戯れでも指輪を買って贈るのはちょっとよろしくない。

多分レインもその辺を察していたのか指輪は手に取らないようにしてて、けど明らかにソワソワしてたからせめてもの妥協案としてピンキーリングを購入した。

「だ、ダメ、って、言われるのが…怖くて、我慢してたのに…っ、♡、レオンは、どうして僕を、っ♡こんなに、幸せにしてくるの…!?♡」

手渡すと顔を真っ赤にして半泣きになって、ちょっと喜ばれ過ぎて選択肢を誤ったかと思ったがレインは「大丈夫」と言ってちゃんと小指にそれを嵌める。
『俺が指輪を渡した』という事実があれば位置や物の質は問題ではないらしい。

落ち着くと左小指のそれを確認しながら、こうしていれば右手で何かしていてもずっと指輪を見ていられるからとレインは笑っていた。

「ちゃんと、わかってます♡っ♡ちゅ♡これは、日頃のお礼、で♡…ふ♡ん、ぼ、僕はあなたのお役に立てるだけで嬉しいけど♡ちゅっ♡あなたが優しいからっ♡
僕が欲しがったからくれた指輪っ♡だから他意はない、だよね?わかってる♡
…わかってるけど嬉しくて♡ふっ♡ちゅっ♡ちゅ♡ありがとう♡僕が、んっ♡これを、宝物にしてしまうのを、どうかっ♡あ゛っ♡許してください♡レオンっ♡」

あってるしその通りだし、意図を汲んでくれた上で喜んでくれてるのも非常にありがたいんだけどこう、なんだろう。
声に出して言われると果てしなく俺が悪いやつでしかない。

「かたちなんて、なんでもいいから……♡」

レインはベッドへ俺を押さえつけると色んなところを舐めて吸って、多分今頃首回りはキスマークだらけなんだろうなぁ、って遠い目をする。
暑いのであまり詰襟の服着たくないんだけどな。

「あぁ、服が邪魔…っ、あなたと触れ合うのに、表皮すら邪魔なのに、っ
レオン、一緒に脱ごう?♡その方が、気持ちいいよっ、♡あなた、がっ、教えてくれたことだよね、レオン♡」

俺の同意を得る前にレインは俺の服を焦りすぎて剥ぐような乱暴な動作で脱がしていく。

俺もレインの服に手を入れて捲り上げると、レインは嬉しそうに笑って少し喘いだ。

「すっかりエロい乳首になっちゃったね?ちょっとつまんだだけでビンビンじゃん」

「…ふっ♡うぅ♡」

薄くて白い胸板についた、目立つ赤い突起を指で弾いてつまみ撫でるとレインは俺に馬乗りになったまま腰を揺らす。
ただでさえ大きく育っているのに興奮で余計勃起している乳首は触りやすくて弾力があって、指先で潰してくにくに♡と転がすと一層熱を持った。

我慢できないと言わんばかりにレインは腰を上げてズボンを脱ぎ捨てた後、俺のベルトにも手をかける。
腰を上げてズボンを下げやすいよう手伝うと、レインは少しずつ下着ごとずらしながら顔を真っ赤にして荒い息を吐いている。

「どうしたのそんな顔して?脱がせてくれるんじゃないの?」

ニヤニヤ笑って、腰骨の上で止まってしまった手を下着の端に掛かるよう導くと何かにぐ、と耐えるように唇の端を噛んで俯く。

「…ぅ、あ♡……ふ」

それからゆっくりズボンをずらす手に力が込められ、全部脱げる頃にはレインの下半身は「俺の下着をずらす事への興奮」の先走りで内腿まで濡れてぐちゃぐちゃになっていた。

「すっかりやらしい身体になっちゃったな?
ここは相変わらずパイパンだし、自分で剃った?完全にツルツルだけど」

「あ、なたが、この方が可愛い、って、ふっ♡言ってくれた、からっ♡」

下腹部や陰茎の根元を指で撫でると、ピクピクとその辺りに力が込められ痙攣する。
手を後ろに回して尻を揉むだけで精液混じりの先走りを溢れさせる敏感な身体も、本当に全身エロく育ったと思う。

「あ゛ぁ…!レオン♡お尻揉まないで…、ひぅっ♡気持ちい♡っ♡イく♡イってるから…!♡」

「そんなこと言ってしょぼいマゾちん人に擦り付けて来てんの誰?くすぐったいんだけど」

「ゔぅぐっ♡」

先走りでドロドロの陰茎が俺のと擦れ、少し腰を離すとにちゃ、と糸を引いていた。
亀頭を軽く手で叩くとレインは少し跳ねて人の腹めがけて潮を吹く。

「潮吹くのも早くなったよな、夜とか大丈夫?こんな緩くて漏らしてない?」

「お゛ぉぉおおっ♡♡♡ひっ♡してな、漏らしてないっ♡やめっ♡指♡カリカリつよっ♡ん゛ぉっ♡♡」

嘲った口調で尿道口へ指をむりやりねじ込もうとしたりくりくりを爪を立て軽く掻く。

腰をガクガク揺らして刺激を逃そうとしていたけど乳首を引っ張られると程なくして力なく射精し、垂れた精液が陰茎にまとわりついてローションがわりに一層扱きやすくなってしまった。

「せっかく脱がせてくれたんだからレインもシて?俺、レインに触って欲しいな」

「……ん、はい……♡」

少し勿体ぶってピンキーリングをサイドデスクに置いてから、レインは長い骨張った指を陰茎に絡めてゆっくり上下に動かし始めた。

「んん…♡あ、すごく熱い…♡レオン、気持ちいい…?」

「っ、うん、ありがとう」

笑いかけると何故か泣きそうに顔を歪めて頷かれ、それからも一生懸命手を動かしながら俺の横に倒れる。

隣に綺麗な顔が来たので、噛んだりしすぎて少し赤くなってしまった唇を舐めて舌を擦り合わせながら片手でぬるぬるの陰茎を、もう片方の手でアナルを指で出入りし刺激したら段々また声が大きくなって俺のを撫でる手が離れてしまった。

「うぅう…っ!?♡あぁっ♡レオン、やだ、僕だけっ♡何回もイってるっ♡あ゛っ♡~~~♡♡♡」

「またイった?やっぱここぐりぐり潰されてメスイキすんの好きなんだ、可愛い」

熱く、プルプル腫れた前立腺を色んな指を出し入れしながら規則正しく指の腹で叩いているとレインは身体を丸めて力を込め、それから脱力した。

「レオン…♡」

愛おしそうに名前を呼ばれて、耳を舐められる。

身体の上に乗せられた腿の中央の陰茎が腰に擦り付けられて、顔が離れていく瞬間甘えた声で「挿れて」と囁かれた。

「きっと、大好きなあなたのを受け入れたら、またいつもみたいに僕は泣いて許して、って言うしかできないくらい気持ちよくなってしまうけど…、その分、あなたにも気持ちよくなって貰えるよう、頑張るから…♡
レ、レオンと、一つになりたいんです…っ♡」

言いながら興奮してしまったのかレインの声はうわずってしまっていて、俺の髪を掴んで引く指に力が入っていた。

「そんなにセックスしたいの?レインはえっちだなぁ」

「……っ♡そ、なんですっ♡僕はえっちだからっ♡あなたとセックスして、いっぱいあなたのおちんちんでアナル満たされてぎゅっ♡てしていたいんですっ♡ああぁ…!嬉しっ♡レオンの当たって…!?♡挿入ってくる…っ♡ん゛ぅっ♡おっ♡あ゛ぁ~っ♡」

頬を撫でながら身体を起こすと、清楚で綺麗なせっかくの顔を発情させ、真っ黒な瞳で俺を見つめるレインと目があった。
内腿を叩くと限界まで脚を掴んで自ら大きく開く。

腰を突き出した滑稽なポーズと、大人しそうな雰囲気と反してアンバランスに大きいエロ乳首や無毛の股間と、反って腹につきかけ先走りを垂らしながらレインの動きに合わせて振動する陰茎の全部がいやらしくて股間に悪い。

俺との淫行しか今は頭にないらしくレインは自分の尻に陰茎がずりずりと当てられるのをじっと見て、アナルまでくちゅくちゅ収縮させながら喘いだ後は自分の体内に肉棒がズブズブ沈んで行くのを見て嬉しそうにより、俺に腰を差し出して来た。

「…っ♡お゛っ♡すごっ♡挿入ってる♡レオンのっ♡こんなっ♡根元までっ♡ん゛ぅっ♡あ゛っ♡やぁあっ♡ずるずるっ♡あ゛ぁっ♡僕からレオンの、出てるっ♡♡♡」

細腰を掴んで抽挿を繰り返すとレインはじっと結合部を見て、無理な姿勢に顔を赤くしながらも嬉しそうに笑っている。

「レインのナカ、すごい熱くて気持ちいい、…手とかあんな冷たいのになんでなんだろうな?
まぁいっか、レイン、そんな苦しそうなこといつまでもしてないでキスしよ?寝転んで」

「あ゛っ♡あっ♡あっ♡あっ♡あっ♡…うん♡するっ、キスっ♡♡♡あっ♡
レオンにキスされて、じゅぽじゅぽえっちしてもらうの♡だいすきっ♡」

腰を上げさせたまま身体を倒すと、必然的に俺は上から押しつぶしてレインを犯すような姿勢になる。

重力に従ってより深く繋がり、じゅぽっ♡と奥をこじ開けるとレインは静かに潮を吹いて自分の胸元を濡らしながら一瞬ひどい顔をしたが、俺とのキスを求めてすぐに表情を和らげて微笑みながら片手で俺の頬に手を添えた。

「ふっ♡んぅっ♡んむっ♡りぇおっ、んっ♡あっ♡あっ♡イくっ♡ふぅっ♡…お゛っ、っ♡かはっ……、ふーっ♡ふーっ…♡
やっ♡こんな何回もっ…♡一回休ま…っ、~~~っ♡ふっ♡……♡ちゅっ♡すきっ♡もっとキスしよ♡♡♡」

強めに乳首をつねろうが、イってるのに無視して犯すせいで強すぎる刺激に息ができなくなろうがキスさえしていればレインは嬉しそうに抱きついて甘えてくる、非常にちょろい。

俺の舌を美味しそうに吸い続け、俺と目が合うたびに徐々にぎゅう…、と痛いくらいにゆっくりと締まっていく体内で媚肉をかき分けながら奥に射精するとレインはキスをしたまま全身を痙攣させ、どこか遠くを見て口元を緩ませていた。

====

「あれ?レイン、以前から小指に指輪なんてしていたか?」

スノウレインが俺の写真展覧会なんて狂った行事を行っていると、不意にスノウがレインの小指で鈍く光る鈍色の指輪を見つける。

「レオンに貰った」

声こそ落ち着いたものだったが、顔をにっこりと歪ませレインはそこに軽く口付けながら少し頬を染めている。

「…そうなのか、それは…うん、良かったな?」

スノウもにこやかに笑ってるけど顔がちょっと困ってて、多分万年筆と一緒で俺に貰った妄想で喜んでいるのではないかと心配してるんだろうな、ってわかる。

なんかこういう童話あったよなぁ、と思いながらも、どうでも良くなって特にそれには言及せずその場を後にした。
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