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褐色の健康的なお兄さんをマッサージしてイチャイチャする回 ○
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「…少し、緑が増えてきたな」
「木々も葉の茂るようなものが増えてきたし、気温もわりと低い。
そろそろ竜人国の国境も近いかもしれない」
スノウとイリアが真剣な顔でコンパスやら地図やらを見比べている。
レインは今日の食事当番なので昼食を買いに自分の村まで戻ってて、俺は座るためのシートなんかを木陰に敷こうとして出てきた人食いミミズに食べられそうになって、慌ててイリアが投げた剣で一命を取り留めた。
「すごいコントロール。…じゃなかった、ありがとう」
「このサイズの魔獣がなぜこんな見晴らしのいい土地に…?」
イリアは駆け寄ってきて、ミミズに深々と刺さった剣を引き抜きながら首を傾げている。
本来起こり得ない不運なイレギュラーなら仕方ないよな、うん、今日も俺は悪くない。
悪くないので半泣きのスノウに抱きしめられたお返しに尻を揉みながらイリアの身体をジロジロ見つめた。
相変わらず腕とか筋肉で太くて強そうで、日焼けしていて本当にえっちだと思う。
====
「イリア」
「どうした」
その日の夕方町について、空き家を借りて各々で寛いでいる。
イリアがシャワーを浴びて落ち着いたのを見計らって俺はいそいそと声をかけ、ソファに腰掛けるイリアの隣で正座した。
「今日も命の恩人になっていただいたので恩返しをしようかと」
「いらない」
即答、謙虚さんめ。
「遠慮すんなよ」
「遠慮じゃない、どうせお前の恩返しなんて性的なちょっかいか金に物を言わせた接待の二択だろ。
どっちも欲していない」
「俺のアイデンティティなのに…」
しょんぼりしてたら気にするな、って頭を撫でられたけど気にするレベルの暴言だっただろ。
俺は大人なので我慢できたが二年くらい前なら泣いてたと思う。
「…肩でもお揉みしようかと……」
「……」
多分本人もちょっと言ってから、流石にキツくしすぎたと思ってるのか今度は突き放してこない。
本当にそれだけか、と聞かれたので助けられた命の分はまじめに働くと答えた。
まじめな顔で悪い、と言ってきたイリアの顔が忘れられない。
とりあえず変な事は絶対しないという約束の元、俺はベッドに寝そべるイリアの身体を合法的に弄る…、もとい全身マッサージ権を獲得した。
「どうぞ寛いで」
「本当に善意なんだな?」
「うん」
改めて確認されて曇りなきまなこで即答した。
さっき謝った割にイリアはあまり俺を信用していないらしく、俺の目を見て渋々うつ伏せになって大人しくしてる。
(ちなみに俺は気持ちいい事って気持ちいいので合意の上であれば善行だと思います。)
「……う」
まずは広い背中、その上についた盛り上がった肩に手を乗せ指圧した。
「大丈夫?痛くない?」
「…あぁ」
暖かい体温と、揉み応えのある硬い肩から背中。
首の付け根とかを親指で押さえるとイリアの身体から徐々に力が抜けていくのがわかって不健全なことをしていなくても非常に楽しい。
「お客さん凝ってますねー?」
「わかるものなのか?」
「いや、全然」
「……」
存分に肩や腕周りを揉んだら今度は腰を押さえてぐ、と体重をかけた。
「……ふー…っ、…本当、にっ、真面目に、やってる上に上手くて驚いている、っ」
「だろ」
「あり、がとう…っ」
なんでマッサージ中に喋るんだ、なんでそんなにエロい声を出しておいて無自覚に感謝を伝えてくるんだ。
俺の手の下には今、形よくきゅ、と上がった尻がある。
こんなものをぷりぷり見せられて、一応マジのお礼なのでもやしより弱い理性で必死に我慢している俺の身にもなってほしい。
「……」
努力の甲斐あって、尻を揉みながら押さえてもイリアは指圧の範囲でなら文句を言ってこない。
多少尻揉みタイムは長かったもののもちろんそのまま腿から下も健全にマッサージをしたら、イリアの俺への現段階での信頼値はそこそこ高くなった。
「はい、そんなわけで終わりです」
足をぐりぐり親指で強めに押さえたらイリアはくすぐったがるだけで、内臓とか健康そうだなぁと思いつつ離れるとイリアはいつのまにか少し寝ていたらしく急にハっとして起き上がった。
「……終わり?」
「うん、あ、追加でどっか揉んでほしい?」
「いや、……なんか、悪かった」
「俺の場合日頃の行いがな」
「わかってるなら改めろ」
呆れて、頬を軽くつねって引っ張りながら笑われる。
むにむにと頬を伸ばされるままイリアの方を見て、お互い無言で見つめあってたからそっと顔に手を添えキスしたらイリアもそれに応えて俺の唇をはむはむと食んできた。
「せっかく自重したのに」
「…残念だったな」
変な空気になったから自分の理性を労いつつ服の中に手を入れ、さっきは触れなかった胸や腹をすりすりと撫で感触を楽しむ。
イリアの舌を吸いながら尻を揉んで、気持ち良さそうにちょっと声が震えてる癖に何故か押し倒された。
端正な顔が強気に笑って俺に影を落としていて、あくまで主導権は渡さないという意思表示なのかな、と思ったけどこんな顔して突っ込まれて気持ちよくて後で低い声で喘ぐのかと思うとむしろ興奮材料にしかならない。
「続き、頑張れ」
両手で尻を揉み、段々谷間の際どいところへ侵食しつつイリアが何をしてくれるのかと俺は目を見つめて腕の下で大人しくする。
そんな俺の反応見て悔しそうにした後、イリアはまず俺の唇をまた舐めてぴちゃぴちゃと音を立てながらキスした後首筋から鎖骨にかけてを舐めて噛みながら進んでいった。
「俺噛んで興奮してんの?…てかイリア、噛むの好きだよな、興奮するといっつも噛んでくるし。
…サド?」
「うるさい。噛むたび変な声出すのはお前だろマゾ」
「…うそ」
自覚なかったけどそうなんだろうか。
びっくりしてる間にイリアは俺の胸や腹を徐々に舐め姿勢が変わっていくけど、この行為に興奮しているらしくどんどん体温の上がる肌を堪能したかったので尻をぺちぺち叩いてこっちに向けるように指示して、俺からも刺激を続けれるよう腰を無理やり引いた。
「…うっ、あ」
四つん這いの格好でイリアは俺に尻を向ける形になり、たわわに垂れる興奮でぱんぱんに張った睾丸や反った幹、褐色の肌の中央で色づく綺麗なピンクのアナルが丸見えでなんとも絶景でテンションが上がる。
腹の下では俺のを咥えてくれているらしいイリアがくぐもった声でじゅぽじゅぽと陰茎に刺激を加えてくれていて、それに応えるためアナルをつついて縁をなぞるときゅ♡と慎ましやかに穴は収縮した。
「っ、……っ♡」
中指を試しに濡らしてゆっくり挿入すると、アナルは抵抗なく指を受け入れてぴっちり指にフィットする。
きつきつに俺の指を咥えてうねっている腸内は熱く、肉ひだは柔らかいのに狭くて、指を動かすのも一苦労だった。
普段俺のを突っ込んだらこんな事になってんのか、と思わずまじまじと観察してしまい3本の指をずりずり動かして出し入れした。
「ふっ♡うぐ、がっ」
肉をずりずり♡擦るとイリアはフェラを止めて身体を震わせ悶えている。
「…えろ」
背中を丸めたイリアが震えるたび睾丸がゆさゆさ揺れていて、後ろから撫でて幹を扱くと先走りがどろどろ溢れ出した。
何度も痙攣して、前立腺を押し上げる指をしゃぶるアナルも苦しそうに吐き出される息も、言葉こそないが全身が快感を伝えてきてその様子に下半身がぐ、と重くなる。
「イリア?シよ♡」
身体を起こして、未だに律儀に俺の陰茎を撫でて刺激してくれているのを見ながら胸を撫でる。
つん♡と硬く尖った乳首から興奮でミルクが滴を垂らしていて、触れるだけで身体が跳ねる様子にもまたムラムラした。
動くのも辛そうな様子でイリアは全身をビクビクさせていたので腰を掴んで尻肉や谷間にぬるぬるの陰茎を擦り付ける。
「~~っ♡ぐ、ぅうっ♡ふ…っ!?」
何往復か敏感な裏筋や玉を亀頭でぐりぐりと擦るとイリアは悶え痙攣し、ぐ、と耐えるようにベッドのシーツを握りしめていた。
「もっと足開いて」
「っ♡くっ♡」
内腿に手をやって足を割開かせ、さっき指でぐちゃぐちゃと解されたせいでおいしそうに熟れてヒクヒクしているエロ穴に陰茎を押し当て中ににゅぽ♡と沈めていく。
「……お゛っ♡…っぅ♡」
挿れた瞬間腸壁が重く絡みついてきた。
必死で声を抑えているイリアを尻目にナカに陰茎が解れて馴染むまで緩慢なうごきでずるずる出入りし、狭すぎるくらいのナカがようやく少し緩んで余裕が出来てきたら逞しい腰をつかんで徐々に動きを早くする。
「お゛っ♡あ゛っ、あ゛、ぐ…っ♡ふぅ、うぐっ♡」
ばちゅばちゅ肉がぶつかる度イリアの尻肉が波打ってナカが締まる。
段々イリアの声が大きく余裕のないものになっていって、一際大きく声を出した後射精していた。
「はぁ…、あ……♡ふー…」
「顔見せて」
根元まで突っ込んでぐりぐり奥を虐めて、呼吸が落ち着いてきた頃一度引き抜いて正面を向かせる。
快感で濡れた瞳や、呼吸のために薄く開いた唇がいやらしくて可愛くて、キスしながら上下する胸に手を添え今度は正面から突いた。
「…っ♡ふぅ、うぅ…っ、ん゛っ、う゛っ♡」
もう片方の手で腿を抱えるが女のそれとは違い、重いしがっしりと太くて突き上げるのに肌がぶつかるのにも弾力を感じる。
どう見ても“男”の身体をした、カッコいいお兄さんを組み敷いてアナルを性器代わりに犯されるのを見ると興奮で頭に血が昇ってしまう。
「胸、突く度ぴゅっ♡ぴゅっ♡てミルク出てるね?気持ちいい?あ、気持ちいいか。こんな濃いの垂れてるし」
「…ぐぅうっ!?♡っ…!あ゛っ♡触るな…!?」
アナルを犯す度濃いミルクを噴き出すせいでイリアの胸周りはびちゃびちゃに濡れてしまっている。
硬く尖り、甘い香りをさせながらトロトロとミルクを滲ませる乳首を噛んで唇で吸うと口内へまたミルクが溢れ、イリアはのけぞって悶えた。
「あ、今きゅっ♡ってお尻締まった、乳首舐められんの好き?」
「…っ、ゔっ♡ちが、好き、じゃ、無…っ♡ふ、ゔっ♡」
「…ふーん?」
乳頭を舌先でこねられる度エロミルクを垂らして、アナルで媚びてくる癖にそんな強情を言うのか。
舐められるのは好きじゃないらしいので少し強めにかぷかぷ噛んで刺激した。
「舐められるのは好きじゃない」と宣言した通りさっきより良い反応で仰け反って低い声を出してくれて、こういうのが好きだったのかと反省する。
「あーごめんな、ちょっと痛いくらいの方が気持ちよかったんだ。
乳首真っ赤にして、マジで見た目エロ過ぎてやばいよ、ほら見て?自分のエロ乳首。
こんな尖って女みたい、触られんの気持ちいい?」
「黙、れ…っ!♡ぐぅっ、調子に、乗る、な…、お゛ぉっ!?」
「はは、声までエロい」
笑いながらデコピンをするとイリアは泣きそうな顔をして身体を跳ねさせる。
刺激を与える度陰茎から先走りが溢れてて、それが白く濁っているのでもう限界が近くてあのまたパンパンの玉から精液を吐き出したいんだろうな、ってわかったのでよりイリアを追い詰めるためズポズポとアナルを抉る動きを激しくした。
「ぐっ、ふっ、んぉ゛っ♡お゛っ、お゛♡レーヴェっ♡やめっ」
「まだ言ってる、ほら、もっかい口開けて」
よほど気持ちいいのか陰茎は反って太く勃っているし、ずっとさっきから出ている声も腹を突かれているから、にしては低いメスアクメ待ちの声に聞こえる。
下半身の力を緩めたり入れたりしながらなんとか耐えているけど唇を重ねると甘えるように唇をちゅ♡と吸って俺にしゃぶられるために舌を出してきて、可愛かったので上に乗っかって髪を撫でたら潤んだ目で俺を見つめてきた。
「…かわいい」
もう一度唇を重ねたらイリアは震え、足をピンと伸ばして開脚したまま絶頂する。
長い絶頂に震え、腸壁が絡みついてくる刺激を受けて俺も両足を抱えて一番奥まで陰茎を擦り付けてたっぷり精液を流し込む。
「…っ♡ふ」
反射的に俺にしがみついて痛いくらい抱きしめてきて、絡みつく腸壁で最後の一滴まで吸い尽くしてくる。
なんとなく肌に当たっていた乳首をつねるとまたイリアは腰をカクつかせて少し痙攣した。
繋がったままちゅ、と唇にキスするとイリアは眠そうに目を伏せつつキスしやすいよう少しだけ腕の力を緩めてきて、えっちの後とか眠いと大人しくなんか可愛くなるところは非常にイリアの良いところだと思う。
…もちろん、いつもの空気を読まずに襲うと平気で俺を蹴り飛ばす気の強いところも可愛いけど。
====
「あ゛ー…キくーーー…」
「……」
数日後、俺はイリアに自分がしたように風呂上がりマッサージを受けている。
「んぐっ、ふぅ…、あー…これ、結構良いな、っ、流行らそ」
「……」
「っ、イリア?」
さっきから感想を言ってるのに全然返事してくれない。
そんなに真面目にやってるのかと思って振り返ったら首筋を撫でられてキスされ、身体を押さえつけられてびっくりする。
「え?いや、は?なんで?」
「……そう言いながら尻は揉むんだな…?」
呆れられたけど服を捲り上げられては俺も応えない訳にはいかない。
イリア自身こんなベタなのに引っかかるとは、とか言ってたけどよくわからないまま行為が始まったのでもう忘れてしまった。
「木々も葉の茂るようなものが増えてきたし、気温もわりと低い。
そろそろ竜人国の国境も近いかもしれない」
スノウとイリアが真剣な顔でコンパスやら地図やらを見比べている。
レインは今日の食事当番なので昼食を買いに自分の村まで戻ってて、俺は座るためのシートなんかを木陰に敷こうとして出てきた人食いミミズに食べられそうになって、慌ててイリアが投げた剣で一命を取り留めた。
「すごいコントロール。…じゃなかった、ありがとう」
「このサイズの魔獣がなぜこんな見晴らしのいい土地に…?」
イリアは駆け寄ってきて、ミミズに深々と刺さった剣を引き抜きながら首を傾げている。
本来起こり得ない不運なイレギュラーなら仕方ないよな、うん、今日も俺は悪くない。
悪くないので半泣きのスノウに抱きしめられたお返しに尻を揉みながらイリアの身体をジロジロ見つめた。
相変わらず腕とか筋肉で太くて強そうで、日焼けしていて本当にえっちだと思う。
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「イリア」
「どうした」
その日の夕方町について、空き家を借りて各々で寛いでいる。
イリアがシャワーを浴びて落ち着いたのを見計らって俺はいそいそと声をかけ、ソファに腰掛けるイリアの隣で正座した。
「今日も命の恩人になっていただいたので恩返しをしようかと」
「いらない」
即答、謙虚さんめ。
「遠慮すんなよ」
「遠慮じゃない、どうせお前の恩返しなんて性的なちょっかいか金に物を言わせた接待の二択だろ。
どっちも欲していない」
「俺のアイデンティティなのに…」
しょんぼりしてたら気にするな、って頭を撫でられたけど気にするレベルの暴言だっただろ。
俺は大人なので我慢できたが二年くらい前なら泣いてたと思う。
「…肩でもお揉みしようかと……」
「……」
多分本人もちょっと言ってから、流石にキツくしすぎたと思ってるのか今度は突き放してこない。
本当にそれだけか、と聞かれたので助けられた命の分はまじめに働くと答えた。
まじめな顔で悪い、と言ってきたイリアの顔が忘れられない。
とりあえず変な事は絶対しないという約束の元、俺はベッドに寝そべるイリアの身体を合法的に弄る…、もとい全身マッサージ権を獲得した。
「どうぞ寛いで」
「本当に善意なんだな?」
「うん」
改めて確認されて曇りなきまなこで即答した。
さっき謝った割にイリアはあまり俺を信用していないらしく、俺の目を見て渋々うつ伏せになって大人しくしてる。
(ちなみに俺は気持ちいい事って気持ちいいので合意の上であれば善行だと思います。)
「……う」
まずは広い背中、その上についた盛り上がった肩に手を乗せ指圧した。
「大丈夫?痛くない?」
「…あぁ」
暖かい体温と、揉み応えのある硬い肩から背中。
首の付け根とかを親指で押さえるとイリアの身体から徐々に力が抜けていくのがわかって不健全なことをしていなくても非常に楽しい。
「お客さん凝ってますねー?」
「わかるものなのか?」
「いや、全然」
「……」
存分に肩や腕周りを揉んだら今度は腰を押さえてぐ、と体重をかけた。
「……ふー…っ、…本当、にっ、真面目に、やってる上に上手くて驚いている、っ」
「だろ」
「あり、がとう…っ」
なんでマッサージ中に喋るんだ、なんでそんなにエロい声を出しておいて無自覚に感謝を伝えてくるんだ。
俺の手の下には今、形よくきゅ、と上がった尻がある。
こんなものをぷりぷり見せられて、一応マジのお礼なのでもやしより弱い理性で必死に我慢している俺の身にもなってほしい。
「……」
努力の甲斐あって、尻を揉みながら押さえてもイリアは指圧の範囲でなら文句を言ってこない。
多少尻揉みタイムは長かったもののもちろんそのまま腿から下も健全にマッサージをしたら、イリアの俺への現段階での信頼値はそこそこ高くなった。
「はい、そんなわけで終わりです」
足をぐりぐり親指で強めに押さえたらイリアはくすぐったがるだけで、内臓とか健康そうだなぁと思いつつ離れるとイリアはいつのまにか少し寝ていたらしく急にハっとして起き上がった。
「……終わり?」
「うん、あ、追加でどっか揉んでほしい?」
「いや、……なんか、悪かった」
「俺の場合日頃の行いがな」
「わかってるなら改めろ」
呆れて、頬を軽くつねって引っ張りながら笑われる。
むにむにと頬を伸ばされるままイリアの方を見て、お互い無言で見つめあってたからそっと顔に手を添えキスしたらイリアもそれに応えて俺の唇をはむはむと食んできた。
「せっかく自重したのに」
「…残念だったな」
変な空気になったから自分の理性を労いつつ服の中に手を入れ、さっきは触れなかった胸や腹をすりすりと撫で感触を楽しむ。
イリアの舌を吸いながら尻を揉んで、気持ち良さそうにちょっと声が震えてる癖に何故か押し倒された。
端正な顔が強気に笑って俺に影を落としていて、あくまで主導権は渡さないという意思表示なのかな、と思ったけどこんな顔して突っ込まれて気持ちよくて後で低い声で喘ぐのかと思うとむしろ興奮材料にしかならない。
「続き、頑張れ」
両手で尻を揉み、段々谷間の際どいところへ侵食しつつイリアが何をしてくれるのかと俺は目を見つめて腕の下で大人しくする。
そんな俺の反応見て悔しそうにした後、イリアはまず俺の唇をまた舐めてぴちゃぴちゃと音を立てながらキスした後首筋から鎖骨にかけてを舐めて噛みながら進んでいった。
「俺噛んで興奮してんの?…てかイリア、噛むの好きだよな、興奮するといっつも噛んでくるし。
…サド?」
「うるさい。噛むたび変な声出すのはお前だろマゾ」
「…うそ」
自覚なかったけどそうなんだろうか。
びっくりしてる間にイリアは俺の胸や腹を徐々に舐め姿勢が変わっていくけど、この行為に興奮しているらしくどんどん体温の上がる肌を堪能したかったので尻をぺちぺち叩いてこっちに向けるように指示して、俺からも刺激を続けれるよう腰を無理やり引いた。
「…うっ、あ」
四つん這いの格好でイリアは俺に尻を向ける形になり、たわわに垂れる興奮でぱんぱんに張った睾丸や反った幹、褐色の肌の中央で色づく綺麗なピンクのアナルが丸見えでなんとも絶景でテンションが上がる。
腹の下では俺のを咥えてくれているらしいイリアがくぐもった声でじゅぽじゅぽと陰茎に刺激を加えてくれていて、それに応えるためアナルをつついて縁をなぞるときゅ♡と慎ましやかに穴は収縮した。
「っ、……っ♡」
中指を試しに濡らしてゆっくり挿入すると、アナルは抵抗なく指を受け入れてぴっちり指にフィットする。
きつきつに俺の指を咥えてうねっている腸内は熱く、肉ひだは柔らかいのに狭くて、指を動かすのも一苦労だった。
普段俺のを突っ込んだらこんな事になってんのか、と思わずまじまじと観察してしまい3本の指をずりずり動かして出し入れした。
「ふっ♡うぐ、がっ」
肉をずりずり♡擦るとイリアはフェラを止めて身体を震わせ悶えている。
「…えろ」
背中を丸めたイリアが震えるたび睾丸がゆさゆさ揺れていて、後ろから撫でて幹を扱くと先走りがどろどろ溢れ出した。
何度も痙攣して、前立腺を押し上げる指をしゃぶるアナルも苦しそうに吐き出される息も、言葉こそないが全身が快感を伝えてきてその様子に下半身がぐ、と重くなる。
「イリア?シよ♡」
身体を起こして、未だに律儀に俺の陰茎を撫でて刺激してくれているのを見ながら胸を撫でる。
つん♡と硬く尖った乳首から興奮でミルクが滴を垂らしていて、触れるだけで身体が跳ねる様子にもまたムラムラした。
動くのも辛そうな様子でイリアは全身をビクビクさせていたので腰を掴んで尻肉や谷間にぬるぬるの陰茎を擦り付ける。
「~~っ♡ぐ、ぅうっ♡ふ…っ!?」
何往復か敏感な裏筋や玉を亀頭でぐりぐりと擦るとイリアは悶え痙攣し、ぐ、と耐えるようにベッドのシーツを握りしめていた。
「もっと足開いて」
「っ♡くっ♡」
内腿に手をやって足を割開かせ、さっき指でぐちゃぐちゃと解されたせいでおいしそうに熟れてヒクヒクしているエロ穴に陰茎を押し当て中ににゅぽ♡と沈めていく。
「……お゛っ♡…っぅ♡」
挿れた瞬間腸壁が重く絡みついてきた。
必死で声を抑えているイリアを尻目にナカに陰茎が解れて馴染むまで緩慢なうごきでずるずる出入りし、狭すぎるくらいのナカがようやく少し緩んで余裕が出来てきたら逞しい腰をつかんで徐々に動きを早くする。
「お゛っ♡あ゛っ、あ゛、ぐ…っ♡ふぅ、うぐっ♡」
ばちゅばちゅ肉がぶつかる度イリアの尻肉が波打ってナカが締まる。
段々イリアの声が大きく余裕のないものになっていって、一際大きく声を出した後射精していた。
「はぁ…、あ……♡ふー…」
「顔見せて」
根元まで突っ込んでぐりぐり奥を虐めて、呼吸が落ち着いてきた頃一度引き抜いて正面を向かせる。
快感で濡れた瞳や、呼吸のために薄く開いた唇がいやらしくて可愛くて、キスしながら上下する胸に手を添え今度は正面から突いた。
「…っ♡ふぅ、うぅ…っ、ん゛っ、う゛っ♡」
もう片方の手で腿を抱えるが女のそれとは違い、重いしがっしりと太くて突き上げるのに肌がぶつかるのにも弾力を感じる。
どう見ても“男”の身体をした、カッコいいお兄さんを組み敷いてアナルを性器代わりに犯されるのを見ると興奮で頭に血が昇ってしまう。
「胸、突く度ぴゅっ♡ぴゅっ♡てミルク出てるね?気持ちいい?あ、気持ちいいか。こんな濃いの垂れてるし」
「…ぐぅうっ!?♡っ…!あ゛っ♡触るな…!?」
アナルを犯す度濃いミルクを噴き出すせいでイリアの胸周りはびちゃびちゃに濡れてしまっている。
硬く尖り、甘い香りをさせながらトロトロとミルクを滲ませる乳首を噛んで唇で吸うと口内へまたミルクが溢れ、イリアはのけぞって悶えた。
「あ、今きゅっ♡ってお尻締まった、乳首舐められんの好き?」
「…っ、ゔっ♡ちが、好き、じゃ、無…っ♡ふ、ゔっ♡」
「…ふーん?」
乳頭を舌先でこねられる度エロミルクを垂らして、アナルで媚びてくる癖にそんな強情を言うのか。
舐められるのは好きじゃないらしいので少し強めにかぷかぷ噛んで刺激した。
「舐められるのは好きじゃない」と宣言した通りさっきより良い反応で仰け反って低い声を出してくれて、こういうのが好きだったのかと反省する。
「あーごめんな、ちょっと痛いくらいの方が気持ちよかったんだ。
乳首真っ赤にして、マジで見た目エロ過ぎてやばいよ、ほら見て?自分のエロ乳首。
こんな尖って女みたい、触られんの気持ちいい?」
「黙、れ…っ!♡ぐぅっ、調子に、乗る、な…、お゛ぉっ!?」
「はは、声までエロい」
笑いながらデコピンをするとイリアは泣きそうな顔をして身体を跳ねさせる。
刺激を与える度陰茎から先走りが溢れてて、それが白く濁っているのでもう限界が近くてあのまたパンパンの玉から精液を吐き出したいんだろうな、ってわかったのでよりイリアを追い詰めるためズポズポとアナルを抉る動きを激しくした。
「ぐっ、ふっ、んぉ゛っ♡お゛っ、お゛♡レーヴェっ♡やめっ」
「まだ言ってる、ほら、もっかい口開けて」
よほど気持ちいいのか陰茎は反って太く勃っているし、ずっとさっきから出ている声も腹を突かれているから、にしては低いメスアクメ待ちの声に聞こえる。
下半身の力を緩めたり入れたりしながらなんとか耐えているけど唇を重ねると甘えるように唇をちゅ♡と吸って俺にしゃぶられるために舌を出してきて、可愛かったので上に乗っかって髪を撫でたら潤んだ目で俺を見つめてきた。
「…かわいい」
もう一度唇を重ねたらイリアは震え、足をピンと伸ばして開脚したまま絶頂する。
長い絶頂に震え、腸壁が絡みついてくる刺激を受けて俺も両足を抱えて一番奥まで陰茎を擦り付けてたっぷり精液を流し込む。
「…っ♡ふ」
反射的に俺にしがみついて痛いくらい抱きしめてきて、絡みつく腸壁で最後の一滴まで吸い尽くしてくる。
なんとなく肌に当たっていた乳首をつねるとまたイリアは腰をカクつかせて少し痙攣した。
繋がったままちゅ、と唇にキスするとイリアは眠そうに目を伏せつつキスしやすいよう少しだけ腕の力を緩めてきて、えっちの後とか眠いと大人しくなんか可愛くなるところは非常にイリアの良いところだと思う。
…もちろん、いつもの空気を読まずに襲うと平気で俺を蹴り飛ばす気の強いところも可愛いけど。
====
「あ゛ー…キくーーー…」
「……」
数日後、俺はイリアに自分がしたように風呂上がりマッサージを受けている。
「んぐっ、ふぅ…、あー…これ、結構良いな、っ、流行らそ」
「……」
「っ、イリア?」
さっきから感想を言ってるのに全然返事してくれない。
そんなに真面目にやってるのかと思って振り返ったら首筋を撫でられてキスされ、身体を押さえつけられてびっくりする。
「え?いや、は?なんで?」
「……そう言いながら尻は揉むんだな…?」
呆れられたけど服を捲り上げられては俺も応えない訳にはいかない。
イリア自身こんなベタなのに引っかかるとは、とか言ってたけどよくわからないまま行為が始まったのでもう忘れてしまった。
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冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
お兄ちゃんができた!!
くものらくえん
BL
ある日お兄ちゃんができた悠は、そのかっこよさに胸を撃ち抜かれた。
お兄ちゃんは律といい、悠を過剰にかわいがる。
「悠くんはえらい子だね。」
「よしよ〜し。悠くん、いい子いい子♡」
「ふふ、かわいいね。」
律のお兄ちゃんな甘さに逃げたり、逃げられなかったりするあまあま義兄弟ラブコメ♡
「お兄ちゃん以外、見ないでね…♡」
ヤンデレ一途兄 律×人見知り純粋弟 悠の純愛ヤンデレラブ。
【完結】 男達の性宴
蔵屋
BL
僕が通う高校の学校医望月先生に
今夜8時に来るよう、青山のホテルに
誘われた。
ホテルに来れば会場に案内すると
言われ、会場案内図を渡された。
高三最後の夏休み。家業を継ぐ僕を
早くも社会人扱いする両親。
僕は嬉しくて夕食後、バイクに乗り、
東京へ飛ばして行った。
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