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ショタレオンくんが綺麗なお兄さん2匹を食べる回 △□

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いつも通りレオンの寝込みを襲いに行ったレインは、ベッドに座る愛らしくも美しい生き物を見て一瞬過呼吸に陥った。

「……かひゅっ、……けほっ、ひっ、ふー…っ、ふー…っ」

1人では死んでしまうかもしれない。(死んでいるが)

不思議そうにこっちを見ている少年レオンくんを部屋に残し、スノウとイリアを連れて戻ってくる。

「……まさかコイツも聖水で?」

「レオ様ならありえる」

2人は怪訝な顔でレオンの頬を揉んだり後頭部の匂いを嗅いでいる。
レインは細い指、綺麗な白い手を握ってやはり意識が飛びそうになっていた。

「お兄さんと良いことしよっか…?」

そして躊躇いもなく服を脱がせようとしたので慌ててイリアがレオンを保護する。

「いつもの気分で行くな、記憶がなかったらどうする!?」

「えっ、好都合だな」

「……」

スノウまで今のうちに色々刷り込んでおこうとろくでもないことを言っており、イリアは倫理皆無モンスターの巣窟ではこのやけに大人しい少年が大変な事になると確信する。

「…2人とも、2人のために言う。
このレーヴェに近づくな」

2人が抜け駆けだ、と勘違いし騒ぐ前にレオンがイリアの手を引いた。

「ね、トイレ行きたい」

「え?あ、あ」

「それならわ」「トイレはあっちだ」

スノウが何かを言う前にイリアはレオンを連れて部屋を出た。

====

「イリア、遅いね?」

「…イリアに限ってそんなことは、と思っているがまさか本当に抜け駆けを」

残された2人が顔を見合わせて立ち上がった瞬間、扉が開きひょっこりとレオンだけが部屋に戻ってきた。

「レオ様♡」

「おかえり、…あれ、イリアは?」

「なんか用事あるって出かけてた」

俺の事2人に任せるって、とレオンはソファに腰掛ける。

机の上をキョロキョロ何か探しているレオンを見てスノウは「おやつを買ってくる」と笑顔で出かけ、それから一時間ほどレオンは美味しいクッキーやレインの淹れた紅茶を片手にこれ以上ないほど寛いでいた。

「ふふ、レオン、美味しい?」

「うん」

「そっか…♡僕がレオンの側にいたら、毎日こうやって紅茶を飲みながらずっと仲良くできるよ」

ぎゅう、と強く抱きつき過ぎてレオンが潰れた妙な声を出すその横ではスノウがレオンの口の端についたクッキーを唇や舌で舐めとっていた。

「ちゅ♡…甘くて美味しい…♡」

記憶のないレオンは内心なんだここ、と困惑する。

…が、見知らぬ綺麗なお兄さん2匹がいやらしく発情して、自分に甘えながら耳を舐めたりサワサワと陰茎を撫でてくるエロい環境に、お年頃の若い少年なので正直少し興奮してしまっていた。

「あ♡……ここ、硬くなってしまっている、これでは辛いな?大丈夫、私に任せて欲しい♡」

(どうせ脱がすので)ぶかぶかのパジャマを着せられたままのレオンのズボンを下着ごと簡単にずらされ、緩く勃ち上がっている陰茎をぺろぺろと舌先で舐められた。

「ここも、レオ様は甘くて美味しいんだな♡」

ちゅ、ちゅ♡とスノウがキスを陰茎に落とすのを見てレインもレオンの服の中に手を入れ、骨張った胸を撫で乳首をくすぐる。

「ね、レオン…♡お兄さんのも、触って欲しいな…♡」

腕に擦りつけられた、自分と同じくらいか少し小さい陰茎は興奮しているようで先走りで密着した箇所が滑っている。
レインがはしたなく喘いでくちゅくちゅと唇にキスをしてくるのでついレオンはその手で小ぶりな陰茎を握り上下に扱き上げた。

「あぁあっ♡やっ♡レオン…っ♡ふ、……っ♡上手、もっと、優しく裏側も撫でて…?」

年上の綺麗なお兄さんは自分に甘えてもたれかかりながら大袈裟なほどに喘ぎ、体を震わせている。

その痴態に興奮するともう一人のお兄さんが勃起したものをすっぽり咥えてその綺麗な顔をとろん♡と蕩けさせ、モゴモゴ口内全体に擦り付けながら刺激してくれて、足を導かれるままお兄さんの股間を踏みつけると下品に声をあげてさらに陰茎に吸い付いてきた。

「ん゛っ♡ぎゅぅっ♡じゅぷぷ♡お゛っ♡んぐうう♡ふーっ♡おいしっ♡レオ様っ♡」

「あ゛っ♡あっ♡らめっ、レオン、イくっ♡いく、イっちゃ…♡ふ♡」

スノウの口内へ射精するのと、レインがメスイキするのはほぼ同時だった。

くったりレインは自分に持たれかかって大人しくなり、今度は口内で精液を咀嚼し嬉しそうに飲み込んでいるスノウが立ち上がる。

「レオ様にたくさん教えてもらった事、お返しさせて欲しい…♡」

そっと唇を重ねるとレオンは残った自分の精液を口に流し込まれ不快そうに顔を顰めていた。

………。


スノウは慢心していた。

誰しもある程度自分基準で「常識」を考えてしまうものなのだが、スノウはレオンに出会うまで性交など知識でしか知らず興味もなかった。

(今となってはなんの冗談かと思われそうだが)快感へ忌避感すら抱いていた為自慰も処理的なものを最低限思い出した頃に行う程度の淡白な生活を過ごしており、心のどこかで「いくらレオンでもこれくらいの頃ならあんな性欲や性知識はないだろう」と考えていたのだ。

自分がそうだったように自分とレインが、レオンの快感の先駆者になればレオンも今の自分のように快楽の虜としてその提供元である自分やレインに依存し「やみつき」になってくれるのではないか。

そんな打算的な考えすら持ってレオンの胸元へ手を這わせていた。

「んほぉおおおっ♡♡♡だめっ♡拡げないでっ♡♡♡ごめんなさいっ♡クソ雑魚メスの分際でイキったの謝りますっ♡♡♡生意気言ってすいませんでした、お゛っ♡謝るのでメスちんぽおもちゃにしないでくださいっ♡♡♡」

ぷしっ♡ぷしっ♡

「……うわ、これなに?出て良いもんなの?」

スノウは今、足を大きく開き腰を突き出したポーズでレオンの正面へ座っていた。

慢性的にピギ吉の尿道蹂躙を受けている陰茎は弛緩、伸縮がスライムの粘液を浴びていなくても可能になっており、なんと今スノウの尿道にはレオンの指を挿入されていた。

指を引き抜くたびに栓をされていた陰茎から噴き出る透明な潮を見てレオンは不安そうに後ろで自分の陰茎を扱くレインへ質問する。

「うん…♡大丈夫、多分♡ちゅ♡」

「そっかぁ、よかった」

「ん゛ぉっ♡ちがっ♡全然らいじょ、じゃ、なっ♡んぉ゛っ♡お゛っ♡♡♡やめっ♡うらがわくちくちしないでくだしゃいっ♡…んぉ♡おぉ~~っ♡♡♡そこ♡さわっちゃダメなところなんですっ♡♡♡」

レインは明らかにレオンとのイチャイチャに必死でスノウには目もくれずに適当な返事をしているが、それにレオンは安心したように笑うとまたスノウの陰茎を弄って楽しそうにしている。

「~~~っ♡ん゛っ♡んぎっ♡♡♡」

焼けつくような快感で視界が白んでいたが、無邪気で愛らしい少年のレオンが楽しそうに自分の陰茎を玩具にしているのを見ていると、無性にこれが「正解」だと感じスノウは満たされた。

精一杯ご主人様に満足してもらえるよう無様に喘ぐのが正しいペットの心構えなのではないか。
そう思いきゅんきゅん♡と疼く胸の衝動のまま喚き散らして快感を伝える。

「ん゛ぅっ♡気持ちいいです♡レオ様の指でおちんぽ裏側からにちゅにちゅっ♡って擦ってもらうの♡お尻の方が気持ちいいメスだけど♡久々におちんぽでイけそうですっ♡オスイキさせてくれて♡ありがとうございます♡レオ様♡♡♡」

果たして尿道責めで半強制的に射精させられるのは「オスイキ」に含まれるのだろうか。
内心側で聞いていたレインは首を傾げていたが、スノウが射精しようと腰を振り始めた瞬間ぷるん♡とレオンの指はそこから引き抜かれた。

「……えっ、なんで」

呆然としたスノウは「まさかもうお預けプレイまで覚えているのか」と動揺するが、そんなスノウを他所にレオンはスノウの陰茎、その先端でくぱくぱと口を開閉している尿道へ自身の陰茎を押し当てている。

「へっ♡えっ……、そ、そこはおちんぽ様♡挿れるところじゃ…っ!?ん゛ぅうううっ♡♡♡」

そしてそのまま、自身の小ぶりなものをスノウの尿道へ挿入した。

「うそっ♡こ、なのおかしっ♡ちがうっ♡ここっ♡えっちする穴じゃないですっ♡メス穴ちがうっ♡おしっこ穴ですレオ様っ♡いれちゃだめっ♡抜いれ、ぬいてくだしゃ…ぬぽぬぽしないでえええ♡♡♡」

そして容赦なく陰茎内をずりずりと掘削し始めた。

弛緩成分の浸透している陰茎は難なくレオンのものを受け入れ、ぼこぼこと輪郭を変形させながら他人の熱を味わっている。
上から握るとそのまま自分の手でも刺激することができ「まるでオナホみたいだな」とレオンが考えながらにぎにぎ手を動かす正面でスノウは無理やりレオンの陰茎の存在を意識させられ快感のあまり泣きながら発狂していた。

「ん゛お゛ぉおおおお゛ぉお!?♡♡♡すの、スノウのおちんぽ犯されてる、お゛っ♡やだっ♡お゛っ♡お゛っ♡ここちがう♡お願いです♡♡♡ケツハメしていいですから♡♡おちんぽで気持ち良くならないでください♡♡♡こんなの、知っちゃダメなんです♡おちんぽに負けて気持ち良くなるの怖いんです♡♡♡」

スノウの涙ながらの懇願を、レインが「いつもこんな感じだから大丈夫だよ」と一蹴している。
熱くぐにぐにと柔らかい尿道内で射精するとスノウは大人しくなり、ポロポロと涙をこぼして震えながら頬を染めていた。

「あぁ…♡おちんぽ、膨らんでる……♡わたしの、なか、射精に使われてる…♡♡」

陰茎を引き抜くとスノウはブルブルと震え、開きっぱなしの尿道から自分のものではない精液を吐き出す。
白く濃い、粘ついた精液を腰を間抜けに振って出し終えた後、上に追いかけるようにかけられたスノウの精液は薄くサラサラとしており、それを見てスノウは「少ないな…♡」と何故か嬉しそうにしていた。

「レオン、もう疲れちゃった?」

「……うーん、ちょっと」

息を大きく吐いたレオンにまた抱きつくとレインは問いかけ、その眠そうな顔を撫でキスをする。

「じゃあ、お兄さんと一緒にゆっくり寝ながらえっちしよっか♡レオンが寝てる間も僕が気持ちよくしてあげるから、レオンは寝ててもいいよ」

レオンは「普通大人は未成年と積極的にセックスしてはいけない」という常識を知っている為、このお兄さん優しいしエロいけど多分頭おかしいんだろうなぁと薄々気づいている。
けれど甘えるように唇を吸われ、うっとり名前を呼ばれて手を引いてベッドに連れていかれると年上だけど可愛いしムラムラしたのでどうでも良くなった。

「……ん゛っ♡あぁ…♡ふ、レオン…♡気持ちいい?」

寝転んですぐにレインは向き合ってレオンへしがみつき陰茎を受け入れる。
頷くと満足そうにレインは微笑んでアナルを食べるように締めたり緩めてレオンの陰茎を刺激し始めた。

「あっ♡あぁっ♡レオン♡大好き♡大人のレオンもかっこよくて大好きで、子供のレオンも可愛くて……♡指先から、食べてしまいたいくらい…♡」

指先をそこそこの力で噛まれ驚く。

なんとなく生命の危機を感じたレオンが、目についた赤く色づいた尖る乳首をつねるとレインは急に身体を震わせアナルをぎゅ♡と痙攣させた。

「~~~っ♡お゛っ♡レオン…っ♡乳首は、だめ…っ♡レオンがいっぱい虐めてくれて…、そんなふうに、強くされたらすぐイっちゃうから…♡」

しがみつき、四肢を背中に絡みつかせてレインはしばらく硬直すると、急に脱力し愛おしげにレオンの名前を呼びながらうっとりと微笑んでいた。

「…一回だけ、お兄ちゃん♡って呼んでみて…?」

綺麗な顔に反してなんとなく圧や声のトーンが粘着質で重く、レオンは下腹に謎の痛みを感じた。

====

「…ふー…、あの、クソガキ…!」

イリアはようやく拘束を解き部屋に戻る。

トイレの場所を教えるために部屋を出てすぐ、レオンに催眠魔法をかけられ虚な意識の中拘束され、以降はわざわざ意識のある中で好き放題ベタベタと思い出すのも腹が立つような仕打ちを受けた後そのまま放置されたのだ。

今のレオンもカスだが幼いレオンには若さ特有の調子に乗ったカスさを感じる。
いつもの気分でアレに絡むと2人も危ないかもしれない。

慌てて扉を開け、イリアは「遅かった」とその瞬間思った。

「……っ♡、♡」

「お゛っ♡んぉ゛ぉっ♡イぐっ♡またイきますっ♡♡♡」

後ろから突かれ獣のように叫ぶスノウと、その横で倒れ痙攣するレイン。
レオンはまだイリアが戻ってきたことに気づいていないのかレインの髪を掴むと優しく頬にキスしながら耳元でニヤニヤ囁いている。

「もう休めたよね?もっと遊んでよ」

「……ぅっ♡レオ、ン…♡も、限界で……♡」

「俺に色々教えてくれるんじゃないの?『お兄ちゃん』?」

その言葉にレインは何か異常に興奮するらしく、怠そうになんとか身体を自力で起こすとレオンの陰茎を咥えて刺激し始める。

「……」

ここから、怒ったイリアの行動は早かった。

そもそもの戦闘力でイリアとレオンの間には狼とハムスターほどの差がある。
レオンが気付きくだらない魔法を使う隙など与えず、手刀で気絶させ無力化。
起きてからも縛って泣きながら行為の全てを謝罪するまで尻を叩いて折檻を行った。

甘やかされて育った金持ちの末っ子クソガキであるレオンは怒られる事への耐性が限りなく低く、尻叩きをされる前から心が折れて平謝りをしていたがイリアはまだ反省し切っていないことを見抜き続行。
レインやスノウへ助けを求め泣きつくもそれを見て欲情した二人は(接触も禁じられているので)呼吸を荒くし写真を撮るばかりで助けてはくれない。

以降夜が更け、元の姿に戻るまでレオンは拗ねて部屋から出てこなかった。

………。

「レオ様、私も…『お兄ちゃん』と呼んでくれないか?」

夜、元に戻ったレオンは突如そんなことを言ってきたスノウにどうせ子供の姿の時ロクなことしていないんだろうなぁ、と呆れつつ無言で頭を撫でた。
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