上 下
128 / 200

憧れの騎士が壁越しにヤリチンにパコパコメス穴にされているのを俺はドン引きしながら聞いている □

しおりを挟む
【今回の内容】
スノウ受け
また壁越しセックス盗聴ものです

====

数日前、海を渡りたいから帆船を出して欲しい、なんて言いながら大金を机の上に置いてきた四人組。

最初はあまりの高額報酬になにか黒い仕事の片棒でも担がされるんじゃないかと船長も警戒していたが普通に海を越え隣の国へ行きたいだけらしく、妙な条件を提示したりしてこないどころか船を襲う厄介な魔獣などは勝手に捌いてくれるのでいつもより楽な航海かつ報酬がでかい、という美味しい仕事で船員全員の機嫌がかつてないほど良くなった。

一部よくわからない文化として、毎晩全員に個室があるのに、金髪の部屋へ一人だけ行ったり集まったり、金髪がイリアさんの部屋へ転がり込んだりしているのは何をしているのか疑問だが。

俺も上機嫌な乗組員の一人で、うみうしや海藻を釣り上げては「これって食べれんの?」なんてイリアさんへ聞いて、無言で首を横に振られている知能指数の低そうな金髪を含め綺麗な見た目に反して魔獣を簡単に吹き飛してくれるこの集団への好意はとどまるところを知らない。

「レオ様、あまり海風に当たってしまうと風邪を引くかもしれない。そろそろ部屋に戻ろう」

中でも白い長髪が風に揺れる聖騎士、スノウくんへはもう特別な感情を抱いてしまうほどだった。
いつも頻繁に金髪を労って休ませようとしているあたり過保護なお付きと病弱な(そうは正直見えないが)お坊ちゃん、と言った関係だろうか。

控えめな言動や柔らかい物腰に反してピンと伸びた背筋や凛とした立ち振る舞いへ高潔な彼の性格を感じるし、一方で俺たちと話す際の案外気さくで爽やかな言動と、お友達らしいレインさん達と談笑する少し油断した幼い笑顔のギャップもまた非常に可愛らしい。
(あとこれは俺の人間性を問われてしまいそうだが、細身の割にお尻がムチムチしてたり、たまになんか清楚なのに仕草が色っぽいのでついそういう目で見てしまう)

機会があればぜひもう少しスノウくんと会話してせめてお友達にでも、と思うが機会へなかなか恵まれず航海は間も無く終了する。

====

「レオ様…、お願いします……」

その日の昼、金髪の部屋の隣、物置として使われている空室を掃除していると壁越しに弱々しいスノウくんの声が聞こえてきた。

「もう、ごめんなさい…お願いします…」

泣きそうな声、いや、鼻を啜る音とい少しすでに泣いているのかもしれない。

あのさっぱりしたスノウくんがこんな弱々しい声であの金髪に謝らないといけない、なんて何があったんだろう。
よせば良いのに野次馬根性で乗客の会話なんて盗み聞いたせいで、俺はとんでも無い内容を知ることになる。

「お、お願いです…、スノウ、いっぱい我慢しました…♡えっちしてください…♡」

……は?

向こうの声が聞こえる、と言うことはこっちが出した声も聞こえてしまうかもしれない。

なんとか抑えたものの、聞こえてきた内容は理解し難いもので、それを懇願するスノウくんの声も普段からは想像のつかない情けない媚びた色を含んでいた。

「ん゛♡ぐぅうっ♡乳首指でカリカリっ♡あっ♡お゛っ♡イけるっ♡乳首でイけるっ♡あぁっ♡あっ♡~~~っ♡
えっ、あ?…なんでっ、なんでやめるんですか!?もっと服越しにレオ様にいたずらされて♡乳首だけでイけるマゾ乳首弄ってください♡お願いですっ♡♡♡」

聞くにスノウくんの乳首は、あんなお硬く真面目そうな立ち振る舞いに反して服に擦れるだけで気持ち良くなってしまうモロ感マゾ乳首らしい。
それを金髪は指で服越しに揉んだり掻いたりして、スノウくんがみっともなく喘いでイきそうになる度寸止めを繰り返すせいでスノウくんは追い詰められどんどん声量が大きくなる。

「お゛っ♡おぉっ♡イけるっ♡♡♡潮吹きアクメ見てください♡何もしなくても、ん゛ぉっ♡レオ様にカリカリ乳首いじりで焦らされて我慢できなくて潮を吹くマゾペットなんです♡お゛っ♡イくっ♡イきますっ♡ちゃんとガニ股で♡惨めにお漏らしするので変態メスのアヘ顔バカにしてくださいっ♡♡♡…っ♡ん゛ぉおおっ♡♡♡」

酷い声がして静かになる。

…終わったんだろうか、さっきのは何かの間違いだろうかと自分のガチガチに勃起したものを見下ろすと、また声が聞こえてきた。

「ひぃ……はぁ、はぁ…♡服と床、汚してごめんなさい…♡
…はいっ♡なにか聞かれた時はちゃんと、『スノウがマゾの淫乱だから我慢できずに潮で汚しました』ってみんなに謝りますっ♡♡♡あぁ♡もちろんレオ様に迷惑はかけない、きちんと私が自慰でアクメしたと申告しておく…っ♡から♡レオ様は大丈夫だからもっと交尾しましょう♡キスしてスノウが逃げれないように上からつよつよピストンでマゾメス穴犯して♡種付してください♡頑張って締めますからっ♡…あ゛ぁっ、想像だけで甘イキしてる♡…お゛っ♡んぉ♡お尻♡揉まないでください♡甘イキ敏感穴♡ナカ捏ねられたらイくんですっ♡♡♡」

スノウくんはとんでもない恥知らずなのか、また潮を吹いて床を汚したらしく、それも自分のオナニーのせいでやったことにして良いからもっと色々してほしい、なんてバカ丸出しの口調で金髪に強請っている。

ドン引きするような痴態だが、それを俺の知っているあの可愛くもカッコいいスノウくんがやっているのかと思う興奮する。
呆れと興奮の狭間で俺はより美味しいおかずを入手すべく、押し付けるように壁に耳を押し当ててちんぽ片手に様子を伺った。

「…え?わ、私がこんな変態だと知ったら、誰か襲いに来るかもしれない…?」

お、良いぞ金髪。OKなら俺が行く。

「……私なんかに誰かが寄ってくるとも思わないが…もし来てもそんなお誘いには乗らないよ、私は、レオ様のペットなんだから…♡」

……、クソが。

なんか凛々しさと媚びの混じった声でスノウくんの預かり知らぬところで袖にされてしまい非常に面白くない。

見せつけやがって、と内心舌打ちをしていたがなんと金髪は俺の味方のようで「こんなクソ淫乱ムーブしといて何を清純感出しているんだ」的な内容でスノウくんを責めたらしくまたスノウくんは、ほひほひ♡と汚い声をあげだした。

「んぉおおおおっ!?♡♡♡ほんとっ♡ほんとうれすっ♡♡♡レオ様信じて…っ!?♡あ゛ぁ~っ!?♡だめっ♡♡♡お尻手マンでほじほじやめてくださいっ♡や゛っ♡メススイッチ押される度アクメしてますっ♡壊れるっ♡♡♡へっ?自分で乳首を…?♡
……ん゛ぅううっ♡これやだぁっ♡♡♡気持ち良すぎて死ぬっ♡やだっ♡お゛っ♡お願いレオしゃまっ♡♡♡乳首自分で限界まで引っ張って♡伸びたデカ乳首押さえるのいやですっ♡♡ぁ…♡出てる…♡雄失格でろでろ射精♡おちんぽ触ってないのに、乳首とお尻で、イきました…♡お゛……♡」

いやだ、と言うなら勝手にやめればいいのに。
スノウくんは指示された通り乳首を刺激して、なんだか情けない射精をしたらしい。

ぐすぐす泣きながらたまに息切れのままエロい声を発し、それでも「いつでもどこでも金髪相手にユーズフリーの便利穴だが他の相手とは本当にヤりたくない」みたいな主張だけは頑なに折れなかった。

「ス、スノウみたいな万年発情してるマゾメスを…、ずっと飼ってくれる人、レオ様しかいないです…♡
お願いです、ほらっ♡♡♡スノウ、レオ様のおちんぽ想像してお尻がっ♡挿入って無くてもくぱくぱご奉仕させて♡って媚びてるんですっ♡♡♡……っ!?♡あ゛っ♡ちんぽ♡おちんぽそんな顔の近くに…!?♡すぅう♡♡♡~~~っ♡あ゛っ♡しゅごっ♡おちんぽの匂いでイきますっ♡ん゛ぉっ♡♡♡あ゛っ♡重っ♡そんな、顔におちんぽ乗せないでっ、イ゛ぐっ♡ずっとおちんぽ様の匂いでイっちゃうから♡♡♡お゛ぉ゛おっ♡」

確かにスノウくんの言う通り、(おそらく)顔にちんぽや玉を乗せられて匂いを嗅ぎながら発情してびちゃびちゃ床に潮を跳ねさせるど変態と長く付き合える自信はない。
一晩くらいなら興奮しそうだが多分あの様子だと俺が「病弱なご主人様を気遣っている」と思っていた、日に数回あった金髪を部屋に押し込んだ時間は都度こんな変態交尾に使われていたのだろう。
多分枯れる、あんな変態を満足させれる自信はないしさせたいともちょっと思えない。

俺が一回抜いて冷静になっている間にもスノウくんは犬の鳴き真似をしながら尻を上げて何度も「変態」だと尻を叩かれたり玉を後ろから蹴られたりしたらしいけど全部に大喜びして、男、どころか人が出してるとも思いたくないような嬌声を上げていた。

「あ゛っ♡すきっ♡やっぱりおちんぽが一番好きですっ♡あ゛あぁっ♡んぉっ♡ほぉっ♡♡♡スノウの雄子宮♡いっぱいレオ様のおちんぽでこねこねしてもっとメスイキさせてください♡ん゛ぅうっ♡つよい♡♡♡レオしゃまの腰使いっ♡すきっ♡こんなにぐぽぐぽされて、スノウの雌オナニーと全然違います♡ん゛ぅっ♡うっ♡こんなっ♡こんなかっこいいハメハメされたらもうレオ様のえっちじゃないとイけなくなります♡
責任とってくださ……♡っ!?…ん゛ぉおおっ!?♡♡♡ごめんなしゃいっ♡調子♡乗ってごめんなさいっ!!♡♡♡そ、ですっ♡スノウはクソザコマゾメスですっ♡♡♡なにされても無様潮吹きする敏感ちんぽしかついてないので♡お゛っ♡お゛っ♡♡♡贅沢言わないです♡ん゛ぉおおおおっ!?♡♡♡ごめんなさいっ♡ペットの分際で♡おちんぽ乞いしてごめんなさいっ♡♡♡お゛ぉ!?イきますっ、ありがとうございますっ♡♡♡おちんぽでメスアクメ、あり……っ、ん゛ゔ~っ♡」

金髪も結構酷い。
スノウくんが金髪のちんぽを絶賛したけど「贅沢言うな」的な制裁を加えているらしい。
スノウくんはしきりにドエロい声で謝って、ちんぽでイける幸せに感謝しながらイこうとしたもののそれすらまともに言うことを許されず途中で絶叫しながらまたじょぼじょぽ言わせてた。

「あ゛ぁあ゛♡一回休みますっ♡やめ…、亀頭ぐりぐりしないでください♡お゛っ♡潮でびちょびちょのシャツで亀頭っ♡みがかないでっ、ん゛あ゛っ♡しょれつるつるしておかしっ♡お゛っ!?♡やらっ、また潮……っ♡ゔゔうっ♡……っ♡……ふ、ん゛ぉっ!?お゛おぉっ!?♡♡♡も、なんがいもイ゛がせないでっ、お゛っ♡お゛っ♡おちんぽバカになりますっ♡♡♡んひぃいっ!?♡やらっ♡なんで乳首っ♡自分でいじらせるんですか!?♡♡♡」

スノウくんってめっちゃくちゃバカなんだろうか。

金髪に容赦なく奥の雄子宮とやらを犯されて悶絶しているところ、亀頭をどうイって何を出そうが連続でシャツで研磨され壁に身体のどこかをぶつけてまでヨがってるのまではわかるとして、
それだけ責められて苦しがっている割に金髪に乳首を弄るよう指示されて嫌々言いながら自分で捏ねまくっているらしい。
乳首が腫れたとか敏感すぎて動くとイくとか文句なのか報告なのかよくわからないものをしているが「知るか」と流されまた突かれてるみたいで大層媚びた声で「ひどいよぉ♡」とか騒いでる。
…バカっていうか本人の申告通りマゾなんだろうな、と俺はそっとスノウくんのイメージを「高潔な聖騎士」から「変態マゾのバカ雌」に改めた。

金髪が出した後は甘えた声でイチャイチャ2ラウンド目が始まったようだけど、定期的に精液を出した場所にそのまま突っ込んでいるらしく汚い空気のぶぽっ♡とか変な音が聞こえてて、よくそんな変態と甘々キスをしながらセックスできるな、俺には無理、とそっと部屋を後にした。

====

「ありがとう、いい船旅だったよ」

「…それはそれは」

翌朝、無事に船は港へ着き、スノウくんは昨日何事もなかったかのように俺を労ってくれる。

…けれど、スノウくんの服の下、撫でられるだけで準備万端に発情できる下腹部には今金髪が何回出したかがシャワーしても落ちないようメモされているらしいし、昨日散々弄ったせいで布ずれでイきそうになる敏感な乳首は包帯をサラシとして巻いて保護してるし、
「今日夜までイかなければご褒美」なんて普通の人間なら余裕すぎる課題まで与えられている事を俺は知っている。

こんなに綺麗な見た目なのにどうして、と俺は勿体無くて残念だったのだが、

「…また、機会があれば……」

金髪をちらりとみて、頬を染めて事情を知らなければ気づかない程度にさりげなく、少しだけ興奮した声色で笑うスノウくんを見るとエロくて最終的にやっぱり金髪が羨ましくなった。
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

悪役令息の義姉となりました

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:23,062pt お気に入り:1,336

なぜか側妃に就職しました。これは永久就職じゃございません。

BL / 連載中 24h.ポイント:149pt お気に入り:1,761

悪役令嬢の中身が私になった。

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:347pt お気に入り:2,628

楽しい幼ちん園

BL / 連載中 24h.ポイント:213pt お気に入り:133

クリトリス小話

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:674pt お気に入り:46

家族ごっこできる風俗に行ってきた

BL / 完結 24h.ポイント:134pt お気に入り:78

グラティールの公爵令嬢

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:14,158pt お気に入り:3,343

処理中です...