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世界からレオンが消えた日 前編 ○□
【今回の内容】
触手/スノウ・イリア受け
(若干イリア×スノウ描写)『ごめんなさい…やらかしました……』
気がつくと何もない空間で、宙に浮き光る球体を見つめていた。
『ごめんなさい…』
「なにが」
それは私に謝罪を繰り返していて、理由を聞いてもしきりに謝るだけで埒が開かない。
変な夢だ、もう帰りたいな、とレオ様の顔を思い出した瞬間球体はそれです……、と上下に揺れた。
(ちなみに今日の私はレオ様の抱き枕をしている、こんな夢を見ている暇があるなら起きて抱き枕として最高の環境を作りたい)
『それです…レオ様……』
突然思考を読まれて顔を顰めたが、球体は構わず続ける。
『神様会で冒涜生物選手権をして……みんなで後片付けしていたんですが……
作った冒涜的な生き物を消している時…間違えてレオ様を一緒に消しちゃいました……』
「はっ?」
理解はできないが、確実に良くない話を聞かされ耳を疑う。
それでレオ様はどうなった、と聞こうとする前にまた球体は思考を読んで内容を先に答える。
『他の冒涜的な生き物の……存在すらあなた方が知らないよう……レオ様も概念ごと消えています……もう…世界に最初から彼は存在しません……』
酷すぎる話に思考がまとまらない。
「…だが、私はレオ様を知っている」
なんとか絞り出せた言葉がそれだった。
『消えた時、慌てて残せそうな要素だけあなたに突っ込みました……けれど、三日もすれば霧散します…ほんと申し訳ないです……』
なにか反論しようとした瞬間、球体は面倒になったのか「レオ様の存在しない世界」を見せてくる。
確かに、何故かそれが「正しい」世界で、私は存在しない人を詳細に知っているような奇妙な気分に陥った。
「……それで、どうすれば」
頭痛や、自分の足場が崩れていくような違和感を覚えつつも球体に続きを促す。
こんな事を、わざわざ私を呼び伝えてくるからには何か助かる方法があるのだと思った。
『他の冒涜生物と違ってレオ様は認知されていた存在ですので……多分2人ほどレオ様思い出す、……また、存在を認知すれば勝手に概念ごと復活します…きっと……』
「…存在しない人を思い出すことなんて、できるのか」
『そこは……エピソード次第かと……
憎しみでも敬愛でもとりあえず…あったものが無くなっている人ほど今の環境に違和感を抱いています……そこを突けば出たりするかもです……』
前例がないせいだ、と言われたが元凶のくせに曖昧な物言いに苛立ちが募る。
球体を睨みつけると、向こうも負い目を感じるのか慌てた口調で「とにかく」と話題を変えた。
『流石に今回は…こちら過失なのでお助けアイテムも渡します……
申し訳ないのですが頑張ってみてください……』
「もし、私まで三日経ってレオ様を忘れたら」
『存在しないもののことは誰も……考えないですからね…私含め、戻そうと思いつく人もいなくなるかと……』
……最悪だ。
====
「……っ」
悪夢から目を覚ます。
そこは見慣れた、長年を過ごした教会近くの小屋で、レオ様がいない方の記憶ではずっとここで暮らし続けているのだから当然かと納得した。
手の中には転送石が握られていて、今の私が持っているはずのないそれが『お助けアイテム』なのだと理解する。
「……」
時間がない。
どうせ自分が蒸発しても、ここに気にする相手は誰も居ないのだからと挨拶の手間も省き起き上がる。
レオ様の軌跡を辿るよう、彼の出発した村を目指し目を閉じた。
====
「……この辺りだと聞いていたのだが」
転送石は「一度行った場所」しか巡れない。
昔、ピギ吉の生まれ故郷だと連れて行ってもらった(ピギ吉の母体の中ですごいことになった)森へ到着し、道のひらけた方を選んで進んだがどうも迷った気がする。
不味ければ転送石で戻れるのだから、とうろうろしている内に、誰かに肩を掴まれた。
「…おい、お前。
この先は崖があるから戻……」
「……!イリア!」
その大きい手に、顔に、見覚えがあった。
名前を呼ぶ前から私の顔を見て驚いたように目を丸くしていたイリアは、ハッとしたように瞬きをすると、少し警戒した声で「お前は?」と聞いてくる。
「……うー…ん、説明が難しいな。貴殿の友人というか……」
赤の他人にそんな事を言われ、一層イリアは警戒していたがそれでも何か引っかかるものを感じてくれたのかもしれない。
首を傾げ、もう少し話を聞かせてほしい、と自分の根城に連れて行ってくれる。
「…俺と、もう一人とそのレオ様?だかとで旅をしていたと」
「あぁ、私は布教だと思っているがイリアはレオ様を最果てに埋めてくると言っていた」
「……」
「埋めた後掘って持って帰るのは好きにしていいとも言ってくれていた」
イリアが嫌そうな顔で「そんな奴このままでも…」と言った気がしたが気のせいだろう、うん。
今の話で何かを思い出してくれないか期待したが、イリアは一瞬こめかみを押さえなにか考えた後、
「そんな夢を見た気もするが、すまない…」
そう言って首を振ってしまった。
「いや、こんな与太話を真面目に聞いてくれただけありがたい。
やはり貴殿は私の自慢の友人だ」
「スノウ……」
正直イリアは大きなアテの一人だったが、思い出すことができないのなら仕方ない。
とにかく時間は限られている。
きっかけだけでも渡せば、後で思い出してくれるかもしれないと一縷の望みを託し私はその場を後にすることにした。
「お頭!!!大変だ!」
「……どうした、サン」
立ちあがった瞬間、若い亜人の青年が慌てて部屋へ飛び込んでくる。
尻尾や耳に漠然と羨ましさを持ちつつ、立ち聞きも悪いかとその場を去ろうとすると彼は青い顔で「触手の木が」と叫んでいた。
「……っ!?お前らまた…!
あれは、前に暴走でイチが干からびてから近づくな、って言ってあっただろっ!」
「違うんだ!
もう最近はずっと近寄ってなかったのに、向こうからまたイチの足を掴んで引きずっていって…!
明らかに様子がおかしかった、…マズいかもしれない」
二人が顔を青くし慌てて飛び出していく後ろをついていく。
…人助けをする時間も今は惜しいが、関係者が「ピギ吉」なら話は別だ。
彼も、立派なレオ様と過ごした一人。
ピギ吉やイリアの手下、3人の誰かでも記憶を蘇らせてくれれば、という願いと一緒に二人の後を追いかけ森の奥を目指し、サンと呼ばれた青年が口笛を吹いた途端見慣れた緑色に半透明の触手が現れた。
「なっ!?……狼はっ」
サンはそれを見て一層顔を青くする。
「あれ?触手を呼んだのじゃないのか?」
「そんな訳ないだろ!」
あまりに慣れた動作で呼ぶものだからこれが目的かと思ったが違ったらしい。
地面からモグラのようひょっこり顔を出した触手は二人の、ついでに私の足にも絡みついて器用に口に触手を突っ込みながら森の奥へずるずる引きずって連れていく。
これがさっき聞いていたやつか、と妙に納得した。
(おぉ、レオ様がいない世界の触手は畜生っぽいな)
触手の本体らしき塊の鎮座する場所へ到着すると、すでに手遅れだったイリアの手下が大量に触手に四肢を拘束され、裸で胴だけを晒したような状態で並んで全身取り込まれている。
さしずめ、『搾精牧場』と言ったところだろうか。
若い青年から屈強な戦士まで、体型も年代も様々の男たちが怒張したペニスをいたぶられ赤い顔で身を震わせ、叫ぶ元気のあるものは口を塞がれるし、ぐったりしている者もアナルと口からおそらくあの色々元気になる粘液を注ぎ込まれているのだろう、波打つ触手を咥えさせられ、喉をごくごくと動かしていた。
「ぐっ!?こんな、嘘だろ…っ!?」
この世界のイリアはあまりこういう珍事に免疫がないらしく、顔を真っ青にして自分を甚振ろうとする触手をみつめ目を見開いている。
怯えるイリアをもの珍しく眺めていると、先に連れて行かれて秘部をさっさと犯されてしまったサンが他の部下と一緒に家畜にするため粘液まみれにされていた。
もちろんそれは私も同じようなものなのだが、私はむしろ、こういう行為でピギ吉にレオ様を思い出してもらう必要がある。
好都合だといつもの『食事』のよう触手をべろべろと舐めまわし、触手がもて遊びやすいように足をかぱ♡とそこは開くといつもの雌おちんぽと違い、レオ様と出会っていなかったせいできちんと勃って興奮していた。
陰茎も未開発のアナルも同時に犯され、慣れない体では相当に痛かったがその分新鮮な快感に一気に頭が真っ白になる。
「んぶぅううっ!?♡♡♡」
「は、……なんだ、お前」
イリアの本気で軽蔑の籠っていそうな、レオ様風にいうなら「ドン引き」した目が精神へダメージを与えてくるが仕方がない。
陰茎を柔らかい毛でブラッシングされてもちゃんと腰を突き出し差し出している私は協力的だと判断されたのか、
比較的私のだけ拘束は緩く、動かせる手足をちゃんと使って触手コキをすると触手は喜んで粘液を私へドロドロと掛けてきた。
「おがっ♡おかしらぁっ♡たすけっ♡助けて、たすげてっ♡♡♡おっ♡くるし、死ぬ、おれ、おっ♡嫌、あっ♡あっ♡あっ♡あっ♡吸わないでっ♡も、残ってない♡へってる、おれっ♡♡♡」
きゃんきゃんと泣き喚いているサンへイリアは、なんとか助けようと意味もなく手を伸ばしているが、
サンをよく見れば触手粘液の媚薬作用にあてられているせいだろうが、ちゃんと四つん這いで腰を突き出しふりふり♡尻尾を振りながらオスイキでペニスに繋がる触手を濁らせているのだから十分に気持ち良さそうだし才能があると思う。
…というか、触手は相手によってきちんと対応を変え、胸を粘液で膨らませてはそこから噴射させる攻め方や睾丸を潰れんばかりに揉みしだき搾り出させるもの、
敏感な亀頭だけを延々とぬぽぬぽ♡虐めるものや逆にアナルを覚えさせ、本来の私と同じ様な情けないくったりメスちんぽ男を作るべく丁寧に尻穴だけをこちゅこちゅとしつこく細い触手で出入りしたりしているから、みんな楽しそうだしこれはこれでもう良いんじゃないだろうか。
「ゔっ♡……が、ぁ゛あぁあ……っ!?」
現に今尿道の処女を奪われたイリアも白目を剥いて絶叫しているがしっかり勃っている。
どうせここまで肥大化した触手、私一人が抵抗したところでどうしようもないのでどっちにせよ満足するまで奉仕して解放された方が早いだろう。
諦めて気持ちいいことに集中した瞬間、私の膀胱内へ勢いよく触手は大量の粘液をぶち撒けてきて、私はあまりの衝撃にぎゅるんと白目を剥いて尿と粘液の混ざったものを触手の管へ一気に逆流し噴射していた。
====
ずぽっ♡ずぽっ♡ずぽっ♡
「んぶぅうううっ♡♡♡」
(触手っ♡触手のいぼいぼいっぱい私のメス穴犯してる♡♡♡お゛ぉおおっ♡♡♡メスイキスイッチ壊れるっ♡やめっ♡やめ゛でく……♡~~~♡♡♡)
====
くちゅくちゅくちゅくちゅ♡
「お゛ぼぉおお!?♡」
(お゛っ♡お゛♡お゛っ♡わたしもっ♡おちんぽ中までほそい触手でちゅこちゅこ♡って吸われてる♡♡♡あっ♡これしゅごっ♡作りたての精液飲まれてっ♡要らないと根本縛られて♡私もおちんぽサーバーにされてる♡)
====
ずろろろろ~…♡ぱんっ♡ぱんっ♡
「ぐっ、ふぐ…っ♡ぐぁっ♡」
「お゛っ♡お゛っ♡お゛っ♡♡」
(イリアと無理やりセックスさせられてるっ♡こんな♡ひどいっ♡♡♡
イリアの手下♡こっち見てるのに優しくセックスさせられて♡♡♡わ、私のメス穴ラブラブセックスと勘違いして人間おちんぽに媚びてしまっている♡♡♡)
====
「ぉ……♡…あれ?」
せっかく気持ちよかったのに、触手は動きが控えめになってそのまま徐々に身体から離れていってしまった。
困る。
多分、(だいぶ気持ちよかったが)あの動きはレオ様を思い出せてはいない。
「こらピギ吉、せっかくの食事なんだぞ。好き嫌いはだめだ。
……あの…いち、に……10番目のおちんぽサーバーもまだ元気そうじゃないか」
「……!?♡っ♡♡♡」
もう少し頑張って欲しくて触手を叩き、適当に近くに居た活きの良さそうな誰かを指さすと自覚があったのかその腹がビクビクと揺れて逃げようとしていた。
ほら、と地面に降ろされたので触手を引きずり、彼の内腿へ触手をなすりつけた瞬間、後ろからスパァン!と勢いよく頭を叩かれる。
「いたい」
「……なんでお前は、何故いつもいつも…っ?!……?あれ?」
振り向けばイリアだったが、初めてイリアにこんなにまともに怒られて少し驚いた。
いつも正座で吶々と諭すように説教されるのでシンプルに叩かれたのは初めてだ。
「……いや、いつもバカをしているのは……レーヴェ、だったな」
物珍しさに叩かれた後頭部を撫でていると、イリアは突然「思い出したように」その名前を呟く。
「イリア」
「思い出した、が、なんでアイツがいなくても結局バカが沸くんだ?
……結局こうなるなら、ある程度制御できるバカの方がマシだな…」
迷惑そうな口ぶりの割にイリアは嬉しそうで、思わず嬉しくなって抱きついたら素っ裸で抱きつくなと怒られた。
疲れた顔をしているイリアを尻目に、あと一人レオ様を思い出せば良い、という事実に安堵する。
もう一人の協力な「アテ」思い浮かべ、私は私は彼を取り戻すと慌てて決意した。
触手/スノウ・イリア受け
(若干イリア×スノウ描写)『ごめんなさい…やらかしました……』
気がつくと何もない空間で、宙に浮き光る球体を見つめていた。
『ごめんなさい…』
「なにが」
それは私に謝罪を繰り返していて、理由を聞いてもしきりに謝るだけで埒が開かない。
変な夢だ、もう帰りたいな、とレオ様の顔を思い出した瞬間球体はそれです……、と上下に揺れた。
(ちなみに今日の私はレオ様の抱き枕をしている、こんな夢を見ている暇があるなら起きて抱き枕として最高の環境を作りたい)
『それです…レオ様……』
突然思考を読まれて顔を顰めたが、球体は構わず続ける。
『神様会で冒涜生物選手権をして……みんなで後片付けしていたんですが……
作った冒涜的な生き物を消している時…間違えてレオ様を一緒に消しちゃいました……』
「はっ?」
理解はできないが、確実に良くない話を聞かされ耳を疑う。
それでレオ様はどうなった、と聞こうとする前にまた球体は思考を読んで内容を先に答える。
『他の冒涜的な生き物の……存在すらあなた方が知らないよう……レオ様も概念ごと消えています……もう…世界に最初から彼は存在しません……』
酷すぎる話に思考がまとまらない。
「…だが、私はレオ様を知っている」
なんとか絞り出せた言葉がそれだった。
『消えた時、慌てて残せそうな要素だけあなたに突っ込みました……けれど、三日もすれば霧散します…ほんと申し訳ないです……』
なにか反論しようとした瞬間、球体は面倒になったのか「レオ様の存在しない世界」を見せてくる。
確かに、何故かそれが「正しい」世界で、私は存在しない人を詳細に知っているような奇妙な気分に陥った。
「……それで、どうすれば」
頭痛や、自分の足場が崩れていくような違和感を覚えつつも球体に続きを促す。
こんな事を、わざわざ私を呼び伝えてくるからには何か助かる方法があるのだと思った。
『他の冒涜生物と違ってレオ様は認知されていた存在ですので……多分2人ほどレオ様思い出す、……また、存在を認知すれば勝手に概念ごと復活します…きっと……』
「…存在しない人を思い出すことなんて、できるのか」
『そこは……エピソード次第かと……
憎しみでも敬愛でもとりあえず…あったものが無くなっている人ほど今の環境に違和感を抱いています……そこを突けば出たりするかもです……』
前例がないせいだ、と言われたが元凶のくせに曖昧な物言いに苛立ちが募る。
球体を睨みつけると、向こうも負い目を感じるのか慌てた口調で「とにかく」と話題を変えた。
『流石に今回は…こちら過失なのでお助けアイテムも渡します……
申し訳ないのですが頑張ってみてください……』
「もし、私まで三日経ってレオ様を忘れたら」
『存在しないもののことは誰も……考えないですからね…私含め、戻そうと思いつく人もいなくなるかと……』
……最悪だ。
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「……っ」
悪夢から目を覚ます。
そこは見慣れた、長年を過ごした教会近くの小屋で、レオ様がいない方の記憶ではずっとここで暮らし続けているのだから当然かと納得した。
手の中には転送石が握られていて、今の私が持っているはずのないそれが『お助けアイテム』なのだと理解する。
「……」
時間がない。
どうせ自分が蒸発しても、ここに気にする相手は誰も居ないのだからと挨拶の手間も省き起き上がる。
レオ様の軌跡を辿るよう、彼の出発した村を目指し目を閉じた。
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「……この辺りだと聞いていたのだが」
転送石は「一度行った場所」しか巡れない。
昔、ピギ吉の生まれ故郷だと連れて行ってもらった(ピギ吉の母体の中ですごいことになった)森へ到着し、道のひらけた方を選んで進んだがどうも迷った気がする。
不味ければ転送石で戻れるのだから、とうろうろしている内に、誰かに肩を掴まれた。
「…おい、お前。
この先は崖があるから戻……」
「……!イリア!」
その大きい手に、顔に、見覚えがあった。
名前を呼ぶ前から私の顔を見て驚いたように目を丸くしていたイリアは、ハッとしたように瞬きをすると、少し警戒した声で「お前は?」と聞いてくる。
「……うー…ん、説明が難しいな。貴殿の友人というか……」
赤の他人にそんな事を言われ、一層イリアは警戒していたがそれでも何か引っかかるものを感じてくれたのかもしれない。
首を傾げ、もう少し話を聞かせてほしい、と自分の根城に連れて行ってくれる。
「…俺と、もう一人とそのレオ様?だかとで旅をしていたと」
「あぁ、私は布教だと思っているがイリアはレオ様を最果てに埋めてくると言っていた」
「……」
「埋めた後掘って持って帰るのは好きにしていいとも言ってくれていた」
イリアが嫌そうな顔で「そんな奴このままでも…」と言った気がしたが気のせいだろう、うん。
今の話で何かを思い出してくれないか期待したが、イリアは一瞬こめかみを押さえなにか考えた後、
「そんな夢を見た気もするが、すまない…」
そう言って首を振ってしまった。
「いや、こんな与太話を真面目に聞いてくれただけありがたい。
やはり貴殿は私の自慢の友人だ」
「スノウ……」
正直イリアは大きなアテの一人だったが、思い出すことができないのなら仕方ない。
とにかく時間は限られている。
きっかけだけでも渡せば、後で思い出してくれるかもしれないと一縷の望みを託し私はその場を後にすることにした。
「お頭!!!大変だ!」
「……どうした、サン」
立ちあがった瞬間、若い亜人の青年が慌てて部屋へ飛び込んでくる。
尻尾や耳に漠然と羨ましさを持ちつつ、立ち聞きも悪いかとその場を去ろうとすると彼は青い顔で「触手の木が」と叫んでいた。
「……っ!?お前らまた…!
あれは、前に暴走でイチが干からびてから近づくな、って言ってあっただろっ!」
「違うんだ!
もう最近はずっと近寄ってなかったのに、向こうからまたイチの足を掴んで引きずっていって…!
明らかに様子がおかしかった、…マズいかもしれない」
二人が顔を青くし慌てて飛び出していく後ろをついていく。
…人助けをする時間も今は惜しいが、関係者が「ピギ吉」なら話は別だ。
彼も、立派なレオ様と過ごした一人。
ピギ吉やイリアの手下、3人の誰かでも記憶を蘇らせてくれれば、という願いと一緒に二人の後を追いかけ森の奥を目指し、サンと呼ばれた青年が口笛を吹いた途端見慣れた緑色に半透明の触手が現れた。
「なっ!?……狼はっ」
サンはそれを見て一層顔を青くする。
「あれ?触手を呼んだのじゃないのか?」
「そんな訳ないだろ!」
あまりに慣れた動作で呼ぶものだからこれが目的かと思ったが違ったらしい。
地面からモグラのようひょっこり顔を出した触手は二人の、ついでに私の足にも絡みついて器用に口に触手を突っ込みながら森の奥へずるずる引きずって連れていく。
これがさっき聞いていたやつか、と妙に納得した。
(おぉ、レオ様がいない世界の触手は畜生っぽいな)
触手の本体らしき塊の鎮座する場所へ到着すると、すでに手遅れだったイリアの手下が大量に触手に四肢を拘束され、裸で胴だけを晒したような状態で並んで全身取り込まれている。
さしずめ、『搾精牧場』と言ったところだろうか。
若い青年から屈強な戦士まで、体型も年代も様々の男たちが怒張したペニスをいたぶられ赤い顔で身を震わせ、叫ぶ元気のあるものは口を塞がれるし、ぐったりしている者もアナルと口からおそらくあの色々元気になる粘液を注ぎ込まれているのだろう、波打つ触手を咥えさせられ、喉をごくごくと動かしていた。
「ぐっ!?こんな、嘘だろ…っ!?」
この世界のイリアはあまりこういう珍事に免疫がないらしく、顔を真っ青にして自分を甚振ろうとする触手をみつめ目を見開いている。
怯えるイリアをもの珍しく眺めていると、先に連れて行かれて秘部をさっさと犯されてしまったサンが他の部下と一緒に家畜にするため粘液まみれにされていた。
もちろんそれは私も同じようなものなのだが、私はむしろ、こういう行為でピギ吉にレオ様を思い出してもらう必要がある。
好都合だといつもの『食事』のよう触手をべろべろと舐めまわし、触手がもて遊びやすいように足をかぱ♡とそこは開くといつもの雌おちんぽと違い、レオ様と出会っていなかったせいできちんと勃って興奮していた。
陰茎も未開発のアナルも同時に犯され、慣れない体では相当に痛かったがその分新鮮な快感に一気に頭が真っ白になる。
「んぶぅううっ!?♡♡♡」
「は、……なんだ、お前」
イリアの本気で軽蔑の籠っていそうな、レオ様風にいうなら「ドン引き」した目が精神へダメージを与えてくるが仕方がない。
陰茎を柔らかい毛でブラッシングされてもちゃんと腰を突き出し差し出している私は協力的だと判断されたのか、
比較的私のだけ拘束は緩く、動かせる手足をちゃんと使って触手コキをすると触手は喜んで粘液を私へドロドロと掛けてきた。
「おがっ♡おかしらぁっ♡たすけっ♡助けて、たすげてっ♡♡♡おっ♡くるし、死ぬ、おれ、おっ♡嫌、あっ♡あっ♡あっ♡あっ♡吸わないでっ♡も、残ってない♡へってる、おれっ♡♡♡」
きゃんきゃんと泣き喚いているサンへイリアは、なんとか助けようと意味もなく手を伸ばしているが、
サンをよく見れば触手粘液の媚薬作用にあてられているせいだろうが、ちゃんと四つん這いで腰を突き出しふりふり♡尻尾を振りながらオスイキでペニスに繋がる触手を濁らせているのだから十分に気持ち良さそうだし才能があると思う。
…というか、触手は相手によってきちんと対応を変え、胸を粘液で膨らませてはそこから噴射させる攻め方や睾丸を潰れんばかりに揉みしだき搾り出させるもの、
敏感な亀頭だけを延々とぬぽぬぽ♡虐めるものや逆にアナルを覚えさせ、本来の私と同じ様な情けないくったりメスちんぽ男を作るべく丁寧に尻穴だけをこちゅこちゅとしつこく細い触手で出入りしたりしているから、みんな楽しそうだしこれはこれでもう良いんじゃないだろうか。
「ゔっ♡……が、ぁ゛あぁあ……っ!?」
現に今尿道の処女を奪われたイリアも白目を剥いて絶叫しているがしっかり勃っている。
どうせここまで肥大化した触手、私一人が抵抗したところでどうしようもないのでどっちにせよ満足するまで奉仕して解放された方が早いだろう。
諦めて気持ちいいことに集中した瞬間、私の膀胱内へ勢いよく触手は大量の粘液をぶち撒けてきて、私はあまりの衝撃にぎゅるんと白目を剥いて尿と粘液の混ざったものを触手の管へ一気に逆流し噴射していた。
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ずぽっ♡ずぽっ♡ずぽっ♡
「んぶぅうううっ♡♡♡」
(触手っ♡触手のいぼいぼいっぱい私のメス穴犯してる♡♡♡お゛ぉおおっ♡♡♡メスイキスイッチ壊れるっ♡やめっ♡やめ゛でく……♡~~~♡♡♡)
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くちゅくちゅくちゅくちゅ♡
「お゛ぼぉおお!?♡」
(お゛っ♡お゛♡お゛っ♡わたしもっ♡おちんぽ中までほそい触手でちゅこちゅこ♡って吸われてる♡♡♡あっ♡これしゅごっ♡作りたての精液飲まれてっ♡要らないと根本縛られて♡私もおちんぽサーバーにされてる♡)
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ずろろろろ~…♡ぱんっ♡ぱんっ♡
「ぐっ、ふぐ…っ♡ぐぁっ♡」
「お゛っ♡お゛っ♡お゛っ♡♡」
(イリアと無理やりセックスさせられてるっ♡こんな♡ひどいっ♡♡♡
イリアの手下♡こっち見てるのに優しくセックスさせられて♡♡♡わ、私のメス穴ラブラブセックスと勘違いして人間おちんぽに媚びてしまっている♡♡♡)
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「ぉ……♡…あれ?」
せっかく気持ちよかったのに、触手は動きが控えめになってそのまま徐々に身体から離れていってしまった。
困る。
多分、(だいぶ気持ちよかったが)あの動きはレオ様を思い出せてはいない。
「こらピギ吉、せっかくの食事なんだぞ。好き嫌いはだめだ。
……あの…いち、に……10番目のおちんぽサーバーもまだ元気そうじゃないか」
「……!?♡っ♡♡♡」
もう少し頑張って欲しくて触手を叩き、適当に近くに居た活きの良さそうな誰かを指さすと自覚があったのかその腹がビクビクと揺れて逃げようとしていた。
ほら、と地面に降ろされたので触手を引きずり、彼の内腿へ触手をなすりつけた瞬間、後ろからスパァン!と勢いよく頭を叩かれる。
「いたい」
「……なんでお前は、何故いつもいつも…っ?!……?あれ?」
振り向けばイリアだったが、初めてイリアにこんなにまともに怒られて少し驚いた。
いつも正座で吶々と諭すように説教されるのでシンプルに叩かれたのは初めてだ。
「……いや、いつもバカをしているのは……レーヴェ、だったな」
物珍しさに叩かれた後頭部を撫でていると、イリアは突然「思い出したように」その名前を呟く。
「イリア」
「思い出した、が、なんでアイツがいなくても結局バカが沸くんだ?
……結局こうなるなら、ある程度制御できるバカの方がマシだな…」
迷惑そうな口ぶりの割にイリアは嬉しそうで、思わず嬉しくなって抱きついたら素っ裸で抱きつくなと怒られた。
疲れた顔をしているイリアを尻目に、あと一人レオ様を思い出せば良い、という事実に安堵する。
もう一人の協力な「アテ」思い浮かべ、私は私は彼を取り戻すと慌てて決意した。
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