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人の夢に不法侵入してくる男たちによる不毛キャットファイトをお楽しみください △

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ここはレオンの夢の中。
以前レオンが妙な魔物へ夢に入り込まれて以来、たまにレオンの夢に入ってもう妙なものが入り込まないよう見守っている。

「あ、綺麗な蝶々、……ふふ」

レオンの夢はいつも穏やかで、春の気候や風景を描くものや急に視界の端っこで交尾を始める猫なんかがいてとても面白い。

夢は記憶や印象を司るとても大切なものなので、そんな無意識にレオンが素敵だと感じた花や生き物、音なんかをこっそり僕とすげ替えて夢の続きを見せている。

これを繰り返せば夢で見た花みたいに、僕のことも素敵だと思ってもらえるんじゃないだろうか。

そう思うととても楽しかった。

「……うわっ、なんか居る」

突然耳障りな声が聞こえて、悪夢かと思いそれを消そうと声の主を見る。

「……」

知らない黒髪の男。
初めて見る顔だったけれどそれがレオンの夢の住人でない事はすぐにわかった。

「危なっ、攻撃してくんなって」

実態がないのか、手をもいでもあまりダメージを受けている様子はない。

このまま追い出しても良かったけれど、また来ても困るので一応何をしに来たのか聞いてみる。

「えー?レオンが俺のこと忘れてるみたいだから、せっかくだし他のやつの思い出に割り込んで成り代わろうかなって
俺、レオンの事好きになっちゃったから」

「……」

とても悪人だ。

他人の夢に無断で入って、それを自分に都合よく書き換えるなんて許されるわけがない。

レオンをなんだと思っているんだろう。

足もちぎってしまい逃げれないようにして、現実にいるであろう本体ごと呪い殺せないか頑張ってみる。

「ちょっと観察してみたけど、レオンってめちゃくちゃヤってんな?誰でも良いのかよ」

無視。

「アンタ、僕ちんだけをみて♡みたいなタイプじゃねえの?それでいいの?
俺は嫌、……絶対浮気とかさせないし、あ、そしたらアンタもじきフラれんな?ごめん」

多分、挑発が目的だったのだろう。

わかりきっているので返事をするのも馬鹿馬鹿しかったが、それでも勘違いは正しておきたくて口を開いてしまう。

「……レオンは、僕だけを見てくれているけれど、別に見てくれなくたって、それで良いよ」

「……あ?」

「虫か、ちょっとマシな虫しか居ないこの世界に『人』はどうせ僕とレオンしか居ないんですから。
恋人が羽虫を一瞥して、それに嫉妬するような愚か者はいないでしょう?」

「……何言ってんのお前?意味わかんねえ」

男は嫌そうな顔をしていて、きっとレオンにとっても僕にとってもかなりの害虫だとわかる。

「どうせ、あなたには理解できないんだからどうでもいいよ。
 おかしな世界でたった2人、お互いがお互いを想い愛し合っている。
 ……こんなに幸福なことはないんだから」

まだ男が何か言おうとして居たけど、鬱陶しかったのでつい本体の追跡を諦めて潰してしまった。

「……はぁ」

せっかくレオンの夢の中で、レオンに包まれて快適だったのに。

レオンが素敵だから虫が寄ってくるのは仕方の無い事だけれど、害虫まで寄せてしまうのはやっぱり考えものだと思う。

こんな時は本物のレオンに慰めてもらうに限るので綺麗に残骸を掃除して、夢の世界を後にした。

====

最近目覚めた後、悪夢だったのかちょっと考えるラインの微妙な夢をよく見る。
楽しく良い気持ちで眠って居たり、夢の中散策していると森羅万象全てがレインに置き換わるのだ。

「うぅ……」

夢の中のレインは明確に悪夢だと感じるナニカ達を一方的に蹂躙してくれるし、
そもそもレインを素直でとても可愛いと思うけれど、四方八方どこを見てもレインしかいない空間は夢らしくシュールでちょっと不気味だ。

日頃そんなにまで俺はレインを意識しているんだろうか。

まさか流石に、レインでも勝手に人の夢を弄ったりはしないよな、と若干の不安を覚えつつ夜中に肌寒さで目を覚ます。

ゼロ距離で俺を見つめ手を握るレインと目が合った。

「ぷぇっ」

びっくりしすぎて変な声が出た、かわいい、白い、目が黒い、でもかわいい。

……あれ、就寝前、レインと寝てたっけ。

「はぁ……♡おはよう、レオン…♡」

レインは俺に絡まって嬉しそうに唇を舐めてくるが、なんとなくいつもと違う執拗な甘えっぷりにこれはちょっと機嫌悪いな、と察する。

「嫌な夢でもみたの?」

「ん……大きな害虫に絡まれる夢……」

「怖そうだな」

害虫だと認識してるようなのが夢に出てくるなんて絶対嫌だ。

心配し頭を撫でると、レインはさっきまで「怖い」とは言ってなかった筈だがすりすり甘えて怖かったです♡なんて言いはじめた。

露骨すぎるがこれも可愛いので問題ない。

肩へ触れ、甘えて胸元に擦り付けられる顔を上に向かせた。

「……あっ、かっこいい……♡」

レインはいつも通り黒い瞳で瞬きすらロクにせず俺を写し続け、綺麗、と呟いて指を伸ばし唇にそっと触れた。

何度か唇の形や弾力を、ひんやり冷たい指が確かめたかと思うと、吸い寄せられるように整った顔が近づいてくる。

瞳がゆっくり閉じられ、赤く色づいた唇がうっすら開かれたのでそれに応えキスする。
柔らかい唇同士が触れた瞬間、レインは身体を震わせて少し喘いだ。

「ふ、……っ♡うぅ、……」

キスが深くなるたび俺の服の袖を掴んで縋るように身体が寄せられる。

形のいい、丸い後頭部を撫で、髪に指を通しながら角度を変えて唇を喰み、舌で歯の裏側をくすぐると細い足がぴくぴくと動いて揺れ、隠すように腰が後ろへ引かれた。

「もっとくっついて?」

「……う、……は、い……♡」

それを許さず腰を撫でるとレインは恥ずかしそうに身体くっつけてきたので足の間に腿を割り込ませ、背中を寄せてさらにぴったりとくっついてまた口内を弄る。

乳でも吸う子猫のようにレインは必死で俺の舌をはむはむ♡しゃぶり、自分の舌と絡めようと必死だったが、2人の間へ手を滑り込ませふにふに♡と乳首を弾くと驚いて舌を引っ込めてしまった。

「……っう」

「なんでキス止めんの?楽しかったのに」

「……っふ♡ご、ごめんね?少しっ、驚いてしまって……♡」

俺が惜しむように言えばレインは嬉しそうに目を細め、ぎゅ♡と抱きついてまた一層激しく俺の舌や唇を貪ってきた。

俺の上に乗っかるレインの体重のまま乳首を下からぐ♡と押し上げて刺激し、布越しにカリカリ♡爪で擦って軽くいたぶると簡単にレインの腰が上がってだんだん本気の喘ぎが聞こえてくる。

薄いパジャマ越しに勃って存在を主張する胸を笑って摘むとレインは恥ずかしそうにぎゅ、と唇を噛んでいた。

「こんな、恥ずかしい……♡ふ、レオン、舐め、ないでください……っ♡」

「嫌?」

そこを布越しに口に含んで舌で転がすとレインは喘ぎながら逃げたり俺に抱きついたりを繰り返し、胸のところだけがぐっしょり濡れ乳首に張り付いた自分の服を見て泣きそうな顔をした。

「……ん、嫌、じゃない……♡」

「だよな、そんな股全体べちゃべちゃになるくらい興奮してるんだもんな?」

レインは完全に発情しきったメス顔でこっちを見つめ、腿にヘコヘコ腰を擦り付けてくる。

これまで散々甘やかしてメスイキを教え込んだ身体はすっかり簡単に発情する淫乱マゾに育っていて、
ズボンのなかへ手を突っ込みくちゅくちゅ♡尿道を指で掻くと強すぎる刺激にレインは慌てて腿で手を挟んできた。

「あ゛っ♡それ、ちょっと強……っ、うゔうっ♡レオン♡尿道そんな、虐めるの、だめっ♡♡」

「嫌がってる暇があったらちゃんと俺のも触ってよ、レインのやらしー声聞いてたら勃ったんだけど」

ぐ、とレインの腹へそれを押し付けるとレインは一瞬そっちを見て、それから驚いたように目を見開く。

それから俺の顔と股間を交互に見つめて露骨にぐにゃ、と口角を上げた。

「ふっ、っ……♡ず、ずるいです、こんな……♡♡♡
こんなに硬いの見せられたら、お腹、ずく♡って気持ちよくなっちゃうのに……♡」

ズボンからモノを取り出し、骨ばった両手で慈しむように優しく撫でてくる。
レインは触れているだけでも興奮するのかどんどん喘ぎ腰をカクカク揺らすようになった。

「今、どんなこと考えてんの?」

「…あ、なたの、おちんちん、が、僕のナカにはいって♡っ♡さ、最初は何回も浅いところを虐めるんです……♡」

亀頭を冷たい指がくすぐるからお返しに穴の入り口を指でこしこし♡擦る。
レインは上擦った声でそれから、と続けてきた。

「だんだん、じゅぽっ♡って、深く……♡
あなたの、手が、腰に当たって♡何度も、しこり、突かれてたくさんイって……っ♡あ゛っ!?♡♡♡」

前立腺を指で押し上げるとレインは悶絶し大きく跳ねる。
じょぼ、と潮を噴射し、それでも陰茎を扱きつづけた。

「さ、最後は、奥まで何回もいっぱい突かれて、また、レオンのメス♡にされちゃうんです……♡♡ふ、うぅっ♡♡♡
レオン、お願いっ♡いっぱい奥までぐりぐりしてっ♡♡♡胸も、唇もお尻もっ♡全部レオンのだからっ、もっと、レオンのものにして一緒になろ……っ♡」

レインは興奮しすぎて、俺の上に乗っかって自らの体内へ挿入しようと頑張って腰を上げている。

上手く入らず困って居たので乳首を摘んで遊びながら腰を上げ、にゅる♡と肉襞へ陰茎をしゃぶらせると、
レインはそれだけでまたじょば、と潮を吹いてアクメ顔を俺に披露した。

「あ゛っ♡~~~っ♡レオンっ、お゛っ♡これ、すごい深いっ♡は、あぁ……っ♡♡ね、レオンは気持ちいい?っ♡お゛っ♡♡レオン、っふ♡♡♡」

レインは上に乗ったまま腰を振りたくって必死に俺の顔をぺろぺろ目から鼻まで舐め回してキツく吸ってくる。

正直、締まりこそ良いものの日頃からインドア派のレインの腰使いは動きが浅くてもどかしい。

案の定先にへばってしまったので腰を掴んで下から強めに突き上げると、
細い腰を揺らしてレインは魚のよう静かに上を向いて口を開閉し、股間からぷしっ♡と潮を噴射して反応を見せた。

「……お゛っ?♡うぁ、あ♡♡♡」

「気持ちよかったけどさぁ、搾りたいならもっとこれくらい、
奥までどちゅ♡ってちんこ飲み込んでくれたらもっと気持ちいかも」

何度もそのまま突き上げればレインは喉に何か詰まったような変な息と、控えめな喘ぎを繰り返す。

狭い肉穴はぐぽぐぽ♡恥ずかしい水音を立てて陰茎へ絡みつくし、
前はひっきりなしにペチペチ揺れる陰茎から粘ついた先走りや潮を垂れ流しているのに、上半身はかなり静かなままだった。

「せっかくだし俺がこれくらいしてくれたら気持ちいい♡っていうの覚えてほしいな?
……あ、ちゃんと俺もレインの気持ちいいの覚えるな?雄子宮いっぱい突かれて潮撒き散らすのは好き?」

「~~~っ♡♡♡お゛ぉおお……っ!?♡♡」

特に返事は無いのでわざとらしく、何度もレインが逃げようと特に反応を良くする場所を捏ねてのけ反りそうになる胴を乳首を引いて呼び戻す。

乳首を硬く腫らして、泣きながら萎えた陰茎から潮をひっきりなしにこぼして俺の上にしっかりと座ったままレインは射精を受け止め、腰を上げるギリギリまで陰茎を咥え続け、
ぶぽっ♡と派手な音と一緒に精液を逆流させ真っ赤な顔で俯いて居た。

「ほら、レインこっちおいで」

座ったまま、余程恥ずかしかったのかレインはグスグスごねていたが、腕を伸ばせばその中に収まってすりすりまた頭を擦り付けてくる。

気分も落ち着いたのか動きが止んで、最後は耳を甘噛みしながら「大好き」だと呟いてそのままレインはすやすやと寝息を立ててしまった。

機嫌もすっかり治ったようでなによりだ。

====

「なんで俺魔王に呼ばれんの?」

「……お前、また何かしたのか」

「してないって」

「本当?」

何故か急に「勇者の村からプロマイドを買いに来た一行をもてなしたい」と魔王直々に呼び出され、無性に嫌な気持ちになる。

こう言ってはなんだが多少はっちゃけ皇子や炎帝やとやらが独裁的でもやっていける、
人口の少ない竜人国と違って魔王国は王国に並ぶ立派な大国だ。

なんかやらかせば外交問題やらでなにかとマズイし、そんな中俺の粗相はわりと「なんか」になりそうでとてもマズイ。

今から腹痛とかで逃げれないかな、って留守番で今も快楽拷問中のスノウに想いを馳せながら食堂へ案内されると、

「あ!レオン、やっほー」

そこにはアルケイが居て、

「あばばばば」

なぜか後ろで腐った、機嫌があまり良く無いとする生魚のようなレインの目も気になったが、
どう考えても流れや立ち位置的にアルケイが魔王でしか無い。

俺は動揺で壊れたカラクリのように縦振動を大量の汗と一緒に繰り返した。
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