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本編
嵐と不穏
「私、イデア・ワール・アンテルラントより、側近となる人物を発表する。
その者は━━━━━━」
周りから息を飲む声がきこえる。
やはり王太子の側近になる事は、王太子派の皆にとって最も重要な事なのだろう。
そんな中で俺は、どうか自分の名前が呼ばれない事を願う。
それぞれの思惑が交差して緊張が限界まで張り詰めていた。
王太子の人形のように感情の読めない唇が動いた。
「アラン・メロヴィング。」
周りから一応の拍手が送られる。
幼いゆえに素直に褒める者、すっかり貴族社会に慣れた為に恨めしそうにする者。
そんな雰囲気の中、アランはビックリして目を見開き、王太子を見つめていた。
薔薇の香りが濃くなる。
アランと王太子の2人だけの完成された空間が出来上がる。
最近イレギュラーが多かったが、ここは前の時間軸と同じだな。おそらくBLゲーム内でもこんなイベントが起きたんだろう。しらんけど。
そして俺はガッツポーズをした。
アランが側近に選ばれれば、王宮に行く事が多くなるわけだし、俺に接触してくることがめっきり少なくなるってわけだ。
BLゲームの神は俺を裏切ってなかった!
しみじみと喜びを噛み締めていると、さっきまで氷のように冷たい表情をしていた王太子は俺の方を見てニヤリと笑った。
「そして、もう1人。
レオベルト・エンフィア。」
しんと静まり返る会場に、聞きたくもない名前が呼ばれた。
血の気が引いて、冷や汗がでた。
おいおいおい…!どういうことだよ?
ここはBLゲームの世界。ここからアランと攻略対象が近づいていくのに、悪役令息がヒロインと同じポジションに着くなんてありえないだろ!
アランが俺の方を向いて、驚きつつも嬉しそうに目を輝かせている。
さいっあくだ。このままだと四六時中アランと王宮で顔を合わせることになる。
アランも王太子も王宮も全部トラウマだっての。
その上、王太子は俺の方を見て微笑んでいる。アランの時は無表情だった癖に。
俺をからかうのがそんなに嬉しいのか?
いや、傍から見れば側近に選ばれる事は光栄な事なんだよな…
だけどこっちとしては大迷惑だ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
結局側近は俺とアランの2人。
地獄決定。アランのニコニコ顔に腹が立ってくる。
ハルが心配そうに
「レオベルト様…大丈夫ですか?」
とコソッと言ってきた。
正直全然大丈夫ではないが、嫌そうな顔なんてできるわけが無いし、辞退もできないのだから、諦めるしかない。
側近であってもできる事をしていくしかない。
今からは魔法証書(ある特定の誓約文を言う事で制裁付きの契約を完了させる証書)に向かって誓約を誓うとのことだ。
断頭台に行く気分だ。いやそれよりもっと憂鬱かも…
俺とアランは壇上に上がらせられ、王太子の前でもう一度ひざまづいた。
拒否権はあるのか??なんて愚問が一瞬よぎったが、あったとしても、拒否権を行使した途端に社交界の異端児になるのだろう。
実質強制の誓約だ。ため息しかでない。
「アラン・メロヴィング。僕の側近となると誓約できるか?」
厳かに、そして冷ややかに王太子は告げる。神聖な儀式にも見えるこの瞬間に俺がいなければどれだけ良かったか。
「はい。アラン・メロヴィングはイデア・ワール・アンテルラント王太子の側近として誠心誠意お仕えすることをここに誓います。」
「レオベルト・エンフィア。僕の側近となると誓約できるか?」
俺の方に向き直り、こちらを見てくる王太子は悪魔に見えた。
「……はい。レオベルト・エンフィアはイデア・ワール・アンテルラント王太子の側近として誠心誠意お仕えすることをここに誓います。」
魔法証書が妖しく光った。
誓約が交わされたようだ。
最悪の出来事に目眩がしてくる。
「2人には僕の側近として活動してもらう。今後の事を説明する為に1週間後に王宮に来るように。
それではこれにてお開きとしよう。
紳士諸君、今日はありがとう。」
優雅に会釈して、王太子はさっさと王宮へ戻って行った。颯爽と去るその後ろ姿に、俺は恨めしい気持ちが募った。
周りの子息たちも続々と帰る準備を始め、自分の家の馬車が来るのを待っている。
俺も家の馬車を探していると、視界の隅に艶やかな黒髪が見えた。
「レオベルト様っ!!!」
嵐のような今日の終わりに、更なる嵐がやってきたようだ。
「アラン様…どうされました?」
「ふふっ!僕たち一緒に側近になれたね!」
嬉しそうなアランと対照的に、俺はげんなりしていた。
王宮はトラウマの権化である場所も多い。側近であればそういった場所に生涯にわたって何度も行かなくてはならない上に、そこにアランも王太子もいるなんて…
前の時間軸の俺の業ってやつか?因果応報?処刑だけでは罪を償えてないってことなのか?
「…はい。そうですね。」
「レオベルト様は嬉しくないの?」
「いえ、王太子様の側近になるだなんて光栄です。」
「…僕はレオベルト様と側近になれて嬉しい。だってレオベルト様とこれからいっぱい会えるもん!」
アランの屈託のない笑顔も皮肉めいて見える。
俺と会える事の何がそんなに嬉しいんだ。
前の時間軸の君なら絶対喜ばなかったはずなのに。
「ありがとうございます。これからよろしくお願いします。」
そういうと、アランはしばらく黙った後、悲しそうな顔をして俯いてしまった。
しかしすぐに顔をあげて、
「…僕、頑張るね!」
と言ってきた。
「何をでしょうか?」
「レオベルト様ともっともーーっと仲良くなれるように!」
「私と?」
そう話していると俺の家の紋章の馬車が見えてきた。
「うん!僕はレオベルト様の事だぁい好きだから!
…それに、この僕よりもそこの従者と仲がいいなんて許せない。」
最後の方は馬の蹄の音であまり聞こえなかった。
「えっと…馬車が来たので帰りますね。このような私に仲良くして頂きありがとうございました。
側近として、よろしくお願いします。」
俺は早く帰ろうと足早にハルを連れて馬車に乗り込んだ。
側近になった事をあのクソ親父に言ったら変に調子に乗りそうで嫌だな…先にこっそりお母様に話そう。
「…レオベルト様。」
「ん?ハル?どうしたの?」
「私…」
ハルは何かを言おうとしたけど、ぐっと堪えて
「いえ、すみません。ただ、もし私がレオベルト様に今後ご迷惑をかけてしまったら、すぐに解雇して下さい。」
少し苦しそうに笑うハルを見て、俺は何を言おうとしたのかを問いただしたかった。
だけど今はそれよりも、こんな風に「解雇してくれ」なんていってくるハルの認識を正すことが先決だ。
「ハル、俺の従者はハルだけだよ。他の人なんて考えられない。
…ハルになら迷惑かけられたっていい。迷惑だなんて思わないから。」
俺は怖がらせないように、にっこりと笑ってハルにそう告げた。
「レ、オベルト様…」
「どうしてそんな事言うの?何かあった?」
「いえ…なんでもないです。レオベルト様にそう言って頂けて私は幸せ者です。」
絶対に何かあったな…
だけど嬉しそうに笑うハルをみて俺は何も言えなくなった。
それにしても…側近に選ばれてしまった。
それに、いつも迷惑な位に元気なアランがあんなに怯えるなんて。理由も言わず…ハルだってそうだ。
俺の知らない所で何かが起きてるのか?
それはBLゲームで起きる必須イベントなのだろうか?それとも…俺というイレギュラーが起こしてしまったイレギュラーイベント?
嵐のような今日に、不穏を添えられて終わる。考えようとしたって今は情報が少なすぎる。ただでさえも、アランや王太子に関わりすぎてしまっているのに…
この不穏から逃れなくては、そう思うけど、今日ぐらいはもう何も気にしたくない。
今はただ、この馬車に揺られて眠りたかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
作者です
例のごとくまた投稿が遅れました😭
本当にすみません💦
そしていつも感想ありがとうございます。
とっっても励みになってます。
これからも頑張りますので遅い投稿ですが是非最後までお付き合い下さい。
その者は━━━━━━」
周りから息を飲む声がきこえる。
やはり王太子の側近になる事は、王太子派の皆にとって最も重要な事なのだろう。
そんな中で俺は、どうか自分の名前が呼ばれない事を願う。
それぞれの思惑が交差して緊張が限界まで張り詰めていた。
王太子の人形のように感情の読めない唇が動いた。
「アラン・メロヴィング。」
周りから一応の拍手が送られる。
幼いゆえに素直に褒める者、すっかり貴族社会に慣れた為に恨めしそうにする者。
そんな雰囲気の中、アランはビックリして目を見開き、王太子を見つめていた。
薔薇の香りが濃くなる。
アランと王太子の2人だけの完成された空間が出来上がる。
最近イレギュラーが多かったが、ここは前の時間軸と同じだな。おそらくBLゲーム内でもこんなイベントが起きたんだろう。しらんけど。
そして俺はガッツポーズをした。
アランが側近に選ばれれば、王宮に行く事が多くなるわけだし、俺に接触してくることがめっきり少なくなるってわけだ。
BLゲームの神は俺を裏切ってなかった!
しみじみと喜びを噛み締めていると、さっきまで氷のように冷たい表情をしていた王太子は俺の方を見てニヤリと笑った。
「そして、もう1人。
レオベルト・エンフィア。」
しんと静まり返る会場に、聞きたくもない名前が呼ばれた。
血の気が引いて、冷や汗がでた。
おいおいおい…!どういうことだよ?
ここはBLゲームの世界。ここからアランと攻略対象が近づいていくのに、悪役令息がヒロインと同じポジションに着くなんてありえないだろ!
アランが俺の方を向いて、驚きつつも嬉しそうに目を輝かせている。
さいっあくだ。このままだと四六時中アランと王宮で顔を合わせることになる。
アランも王太子も王宮も全部トラウマだっての。
その上、王太子は俺の方を見て微笑んでいる。アランの時は無表情だった癖に。
俺をからかうのがそんなに嬉しいのか?
いや、傍から見れば側近に選ばれる事は光栄な事なんだよな…
だけどこっちとしては大迷惑だ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
結局側近は俺とアランの2人。
地獄決定。アランのニコニコ顔に腹が立ってくる。
ハルが心配そうに
「レオベルト様…大丈夫ですか?」
とコソッと言ってきた。
正直全然大丈夫ではないが、嫌そうな顔なんてできるわけが無いし、辞退もできないのだから、諦めるしかない。
側近であってもできる事をしていくしかない。
今からは魔法証書(ある特定の誓約文を言う事で制裁付きの契約を完了させる証書)に向かって誓約を誓うとのことだ。
断頭台に行く気分だ。いやそれよりもっと憂鬱かも…
俺とアランは壇上に上がらせられ、王太子の前でもう一度ひざまづいた。
拒否権はあるのか??なんて愚問が一瞬よぎったが、あったとしても、拒否権を行使した途端に社交界の異端児になるのだろう。
実質強制の誓約だ。ため息しかでない。
「アラン・メロヴィング。僕の側近となると誓約できるか?」
厳かに、そして冷ややかに王太子は告げる。神聖な儀式にも見えるこの瞬間に俺がいなければどれだけ良かったか。
「はい。アラン・メロヴィングはイデア・ワール・アンテルラント王太子の側近として誠心誠意お仕えすることをここに誓います。」
「レオベルト・エンフィア。僕の側近となると誓約できるか?」
俺の方に向き直り、こちらを見てくる王太子は悪魔に見えた。
「……はい。レオベルト・エンフィアはイデア・ワール・アンテルラント王太子の側近として誠心誠意お仕えすることをここに誓います。」
魔法証書が妖しく光った。
誓約が交わされたようだ。
最悪の出来事に目眩がしてくる。
「2人には僕の側近として活動してもらう。今後の事を説明する為に1週間後に王宮に来るように。
それではこれにてお開きとしよう。
紳士諸君、今日はありがとう。」
優雅に会釈して、王太子はさっさと王宮へ戻って行った。颯爽と去るその後ろ姿に、俺は恨めしい気持ちが募った。
周りの子息たちも続々と帰る準備を始め、自分の家の馬車が来るのを待っている。
俺も家の馬車を探していると、視界の隅に艶やかな黒髪が見えた。
「レオベルト様っ!!!」
嵐のような今日の終わりに、更なる嵐がやってきたようだ。
「アラン様…どうされました?」
「ふふっ!僕たち一緒に側近になれたね!」
嬉しそうなアランと対照的に、俺はげんなりしていた。
王宮はトラウマの権化である場所も多い。側近であればそういった場所に生涯にわたって何度も行かなくてはならない上に、そこにアランも王太子もいるなんて…
前の時間軸の俺の業ってやつか?因果応報?処刑だけでは罪を償えてないってことなのか?
「…はい。そうですね。」
「レオベルト様は嬉しくないの?」
「いえ、王太子様の側近になるだなんて光栄です。」
「…僕はレオベルト様と側近になれて嬉しい。だってレオベルト様とこれからいっぱい会えるもん!」
アランの屈託のない笑顔も皮肉めいて見える。
俺と会える事の何がそんなに嬉しいんだ。
前の時間軸の君なら絶対喜ばなかったはずなのに。
「ありがとうございます。これからよろしくお願いします。」
そういうと、アランはしばらく黙った後、悲しそうな顔をして俯いてしまった。
しかしすぐに顔をあげて、
「…僕、頑張るね!」
と言ってきた。
「何をでしょうか?」
「レオベルト様ともっともーーっと仲良くなれるように!」
「私と?」
そう話していると俺の家の紋章の馬車が見えてきた。
「うん!僕はレオベルト様の事だぁい好きだから!
…それに、この僕よりもそこの従者と仲がいいなんて許せない。」
最後の方は馬の蹄の音であまり聞こえなかった。
「えっと…馬車が来たので帰りますね。このような私に仲良くして頂きありがとうございました。
側近として、よろしくお願いします。」
俺は早く帰ろうと足早にハルを連れて馬車に乗り込んだ。
側近になった事をあのクソ親父に言ったら変に調子に乗りそうで嫌だな…先にこっそりお母様に話そう。
「…レオベルト様。」
「ん?ハル?どうしたの?」
「私…」
ハルは何かを言おうとしたけど、ぐっと堪えて
「いえ、すみません。ただ、もし私がレオベルト様に今後ご迷惑をかけてしまったら、すぐに解雇して下さい。」
少し苦しそうに笑うハルを見て、俺は何を言おうとしたのかを問いただしたかった。
だけど今はそれよりも、こんな風に「解雇してくれ」なんていってくるハルの認識を正すことが先決だ。
「ハル、俺の従者はハルだけだよ。他の人なんて考えられない。
…ハルになら迷惑かけられたっていい。迷惑だなんて思わないから。」
俺は怖がらせないように、にっこりと笑ってハルにそう告げた。
「レ、オベルト様…」
「どうしてそんな事言うの?何かあった?」
「いえ…なんでもないです。レオベルト様にそう言って頂けて私は幸せ者です。」
絶対に何かあったな…
だけど嬉しそうに笑うハルをみて俺は何も言えなくなった。
それにしても…側近に選ばれてしまった。
それに、いつも迷惑な位に元気なアランがあんなに怯えるなんて。理由も言わず…ハルだってそうだ。
俺の知らない所で何かが起きてるのか?
それはBLゲームで起きる必須イベントなのだろうか?それとも…俺というイレギュラーが起こしてしまったイレギュラーイベント?
嵐のような今日に、不穏を添えられて終わる。考えようとしたって今は情報が少なすぎる。ただでさえも、アランや王太子に関わりすぎてしまっているのに…
この不穏から逃れなくては、そう思うけど、今日ぐらいはもう何も気にしたくない。
今はただ、この馬車に揺られて眠りたかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
作者です
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本当にすみません💦
そしていつも感想ありがとうございます。
とっっても励みになってます。
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