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第170話 ちみっこと新しい生活 その7
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「頂きま~す!」
アタシ達はA定食をそれぞれ受け取って食べ始めたのだが、意外だったのはウインディのナイフとフォークの使い方が完璧だったこと。
てっきり「どうやって食べるんだ?」って聞かれると思ってたから、逆に拍子抜けしちゃったよ。だから思わずアタシの方から聞いちゃった。
「ウインディ、食事のマナー完璧ですね。ビックリしました。人間のマナーを何時何処で学んだんですか?」
「これは以前、人の姿になった時に学んだものだ。何千年経っても覚えているものだな」
「そ、そうだったんですね...」
スケールが大き過ぎる! ってか、人間の所作ってそんな昔から変わってないものなんだね。アタシ的にはそっちの方もビックリだよ!
食後、お茶を飲みながら今後のことを話し合う。
「学園に入学する許可が下りるまでは、アリシアがこの世界のことをウインディに良く教えてあげてね?」
「任せといて!」
「ところでちょっと気になったんですが...」
「シャロン様、どうしました?」
「ウインディさんってお幾つなんでしょうか...」
あぁ、確かに。そこは気になる所だよね。見た目はアタシらと同じ15、6歳に見えるけど、実際の年齢は凄いことになっているはずだよね。
うん? なんだって? お前は15、6歳に見えない見た目だろって?
うるさいわぁ!
「フム、実際の年齢は途中から数えるのを止めたんで分からん。この見た目に関してはアリシアを基準に作ってみた。だからアリシアと同い年ということで良いのではないか?」
「基準になった私より遥かに美人さんなんですけど...」
あぁ、アリシアが遠い目をしちゃったよ...気持ちは分かる...強く生きろ...
「わ、分かりましたわ。で、では私達と同い年ということで...」
こんな美人さんでオマケにボンキュッボンなナイスバディのお姉さんが転入して来たら...野郎どもはさぞかし大騒ぎすることだろうなぁ...
◇◇◇
次の日、久し振りに登校すると早速いつもの4人組に囲まれる。
「ミナちゃん、お久ぁ~」
「お仕事ご苦労様~」
「どうだった?」
「上手く行った?」
「あぁ、まぁなんとかね」
「さすがだね~ お疲れ様~」
「ありがとう。あ、そうだ。その内に転入生が入って来るよ。ウチのクラスになるかどうかは分かんないけど、凄い美人さんだから楽しみにしてて?」
「そうなんだ~」
「でもそれで楽しくなるのって男子だけじゃない?」
「そうだよね~」
「でもちょっと興味あるかも~」
「私も~」
あぁ、日常っていいな...しみじみ思うよ...
アタシ達はA定食をそれぞれ受け取って食べ始めたのだが、意外だったのはウインディのナイフとフォークの使い方が完璧だったこと。
てっきり「どうやって食べるんだ?」って聞かれると思ってたから、逆に拍子抜けしちゃったよ。だから思わずアタシの方から聞いちゃった。
「ウインディ、食事のマナー完璧ですね。ビックリしました。人間のマナーを何時何処で学んだんですか?」
「これは以前、人の姿になった時に学んだものだ。何千年経っても覚えているものだな」
「そ、そうだったんですね...」
スケールが大き過ぎる! ってか、人間の所作ってそんな昔から変わってないものなんだね。アタシ的にはそっちの方もビックリだよ!
食後、お茶を飲みながら今後のことを話し合う。
「学園に入学する許可が下りるまでは、アリシアがこの世界のことをウインディに良く教えてあげてね?」
「任せといて!」
「ところでちょっと気になったんですが...」
「シャロン様、どうしました?」
「ウインディさんってお幾つなんでしょうか...」
あぁ、確かに。そこは気になる所だよね。見た目はアタシらと同じ15、6歳に見えるけど、実際の年齢は凄いことになっているはずだよね。
うん? なんだって? お前は15、6歳に見えない見た目だろって?
うるさいわぁ!
「フム、実際の年齢は途中から数えるのを止めたんで分からん。この見た目に関してはアリシアを基準に作ってみた。だからアリシアと同い年ということで良いのではないか?」
「基準になった私より遥かに美人さんなんですけど...」
あぁ、アリシアが遠い目をしちゃったよ...気持ちは分かる...強く生きろ...
「わ、分かりましたわ。で、では私達と同い年ということで...」
こんな美人さんでオマケにボンキュッボンなナイスバディのお姉さんが転入して来たら...野郎どもはさぞかし大騒ぎすることだろうなぁ...
◇◇◇
次の日、久し振りに登校すると早速いつもの4人組に囲まれる。
「ミナちゃん、お久ぁ~」
「お仕事ご苦労様~」
「どうだった?」
「上手く行った?」
「あぁ、まぁなんとかね」
「さすがだね~ お疲れ様~」
「ありがとう。あ、そうだ。その内に転入生が入って来るよ。ウチのクラスになるかどうかは分かんないけど、凄い美人さんだから楽しみにしてて?」
「そうなんだ~」
「でもそれで楽しくなるのって男子だけじゃない?」
「そうだよね~」
「でもちょっと興味あるかも~」
「私も~」
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