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Ⅴ章
46話 四戦目
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武闘会も残すところあと二戦。従兄の試合をロゼアリアは観客席から食い入るように見つめていた。
兄弟子の腕はよく知っている。ロドニシオは相手を誘導して不意をつくのが上手い。そんな彼と互角にやり合っている相手も、相当の腕前を持っている。
(ロディお従兄様が苦戦してる……四戦目を任されるくらいだもの。手練れの兵士に決まってる)
事実、ロドニシオは苦戦していた。相手が手強いことももちろんそうだが、原因はアルデバランだ。
キン、と剣で剣を受け止めながら、ロドニシオは内心舌を打つ。
(まったく、アルデバラン君も無茶言うよ。僅差で負けろなんて)
それはつい先程、三戦目の終了間際での会話。
「──次の試合で振り出しに戻せ」
アルデバランの一言に、当然ロドニシオは眉をひそめた。
「はあ? 何それ。どういう意味?」
「言葉通りの意味だ。二勝二敗で五戦目に繋げ」
「わざと負けろって? 先に三本取ればザジャの協力を得られるのに?」
意味が分からない。しかも、この勝負を持ち出したのはアルデバランだ。
「こんな即席の決闘で話が決まるもんか。これは皇帝への接待だ。向こうもそれを分かってる」
なんてことをさらりと言い出す始末。どうやらこの魔法使いは、初めから武闘会を外交の余興としか考えていなかったらしい。
「へえ。アルデバラン君、そんなこと企んでたんだ。俺達に何も言わずに」
「言って士気を下げられちゃ困るからな。本気で戦ってもらわなきゃ、あの皇帝を満足させられないだろ」
ロドニシオとしたら気に食わない。何よりも、アルデバランの策略が理にかなっているのが気に食わない。
「……つまり、君の独断的な作戦のために俺の可愛い従妹はあんな血塗れになったってこと?」
「一戦目については少々予定外ではあったが、結果を言えばそうだな。ロゼはよくやってくれた。前座としては完璧すぎるくらいだ」
「怒るよ?」
最後まで必死に勝とうとした従妹を前座扱いされて冷静でいれるほど、ロドニシオは理性的じゃない。父や兄ならば騎士の矜恃を守り抜いたかもしれないが、自分はそれに習おうとは思わなかった。
「君にとって俺達はただの駒だったってわけ」
「違う、とでも言ってほしいのか?」
こちらを見返す炎は冷たい。どうしてロゼアリアがこの男と仲良くしているのか、ロドニシオには分からない。
「ザジャにとって戦闘は祭りだ。あっさり勝敗がついてみろ。ザジャ中から批判されて外交どころじゃなくなるだろうな」
「だからってただのゲームに命を張らされる覚えも、手を抜くよう指図される覚えも無いよ」
「この武闘会を観戦しに来た奴らが最も見たいのが魔法使い同士の決闘だ。その前の四戦は準備運動。五戦目の前は必ず二勝二敗。ロゼとオロルックが勝っていたらお前ら二人に負けてもらう予定だった」
「競り合う試合じゃなきゃいけないってわけ?」
「そういうことだ」
これを試合と呼んでいいものか。いや。だからこそ接待なのだろう。
「言っておくけど、俺が手を抜いたらロゼは気づくと思うよお」
「なら勝つ気で負けろ」
また無茶な。
不満を募らせながらも、渋々ロドニシオはアルデバランの話に頷いた。
──ロドニシオは苦戦していた。対戦相手にも可愛い従妹に悟られることなく、僅差でこの試合に負けなければいけないのだから。
特にロゼアリアに悟られるわけにはいかない。あれだけ必死に戦ったのがただのゲームのためだなんて知れば、間違いなく彼女は傷つく。
(ほんっと、無茶言う)
苛立ちに任せ、ロドニシオは鍔迫り合う剣を弾いた。
コウリョウというこの若い兵士がなかなか手強いことに感謝を覚える。これなら、本気を出すふり、というふざけたことをせずに済みそうだ。
誘導。コウリョウの隙をつきながら、同時にこちらの隙を見せつける。激しい打ち合いはさぞ観客に映えるだろう。この試合を観戦しながら満足しているであろうアルデバランを思い浮かべ、ロドニシオの苛立ちはさらに募った。
刃同士が擦れ、火花が散る。コウリョウの剣が顔の横を掠め、頬を薄く切り裂いた。対するロドニシオの剣も、コウリョウの肩を掻いた。
両者が一度距離を取る。頬を伝う血をロドニシオが乱雑に拭う。
「コウリョウ君だっけ。結構やるねえ」
「陛下のためならば、全てを捧げてでも勝利を掴みとります」
「素晴らしいねえ」
彼はおそらくこの武闘会に志願したのだろう。剣の一振り一振りが鋭く、揺るがない。
本気でぶつかってくる相手には本気で向き合ってこそ礼儀。騎士道に重んじるほど真面目ではない自分も、それくらいは弁える。
(ごめんねえ、なんて言った方が失礼だけどさあ)
間違いなくコウリョウは僅差で負ける相手として申し分なかった。
拮抗した戦いに観客席は熱を帯びる。どちらか勝つのか、誰もが食い入るように闘技場を見つめていた。
ロドニシオは見計らう。自分が負けても違和感の無いタイミングを見計らう。
(──ここだ)
コウリョウの剣を甘く受け止め、弾かせる。空いた首元へコウリョウの剣が突きつけられた。
「……ふう。参ったよ。俺の負け」
「ありがとうございました」
最後まで礼儀正しい兵士だ。剣を収めると、コウリョウは深々と頭を下げて闘技場を去っていった。ロドニシオも控え室へと戻る。大きな怪我の一つでもしておくべきだったろうか。
「どう? これで満足?」
控え室で足を組んで座るアルデバランを一瞥する。
「ああ。十分だ」
「後でロゼに怒られればいいと思うよお」
その言葉だけ残して、ロドニシオは観客席へと戻った。我ながら酷い試合だった。父や兄には絶対に見せられない。
「ロディお従兄様」
ロドニシオの姿を捉えるなり、立ち上がるロゼアリア。その眉尻が下がっているのを見て、ますます罪悪感が大きくなる。
本当にアルデバランはロゼアリアに怒られれば、いや、一発ビンタでも喰らえばいいと思う。
「ごめんねえ、ロゼ。俺もロゼの分を取り返したかったけど、本調子が出せなかったみたい」
嘘ではない。
「ロディお従兄様でもそんなことがあるのね……」
「オロルックとカカルク君が勝ったのを見て安心しすぎたのかもお」
本当はあの腹黒い魔法使いのせいだ。ロゼアリアの頭を撫でながら、アルデバランへの恨み言を心の中で吐き出した。
残すは最後の一試合。誰もいなくなった控え室で、ただ一人静かに座るアルデバラン。影のように全身黒いその姿が異質に感じるのは、ここが戦士のための控え室だからだろう。
虚空を見つめていたその目が、つっと闘技場へ移った。
魔法使い同士の対決に期待を寄せる観客の声が遠く木霊す。
太陽光というスポットライトに照らされた舞台。客席は満員御礼。さしずめ自分は。
「さて……そろそろ行くか」
それはまるで、今から温室にでも向かうような、そんな何気ない呟きだった。
兄弟子の腕はよく知っている。ロドニシオは相手を誘導して不意をつくのが上手い。そんな彼と互角にやり合っている相手も、相当の腕前を持っている。
(ロディお従兄様が苦戦してる……四戦目を任されるくらいだもの。手練れの兵士に決まってる)
事実、ロドニシオは苦戦していた。相手が手強いことももちろんそうだが、原因はアルデバランだ。
キン、と剣で剣を受け止めながら、ロドニシオは内心舌を打つ。
(まったく、アルデバラン君も無茶言うよ。僅差で負けろなんて)
それはつい先程、三戦目の終了間際での会話。
「──次の試合で振り出しに戻せ」
アルデバランの一言に、当然ロドニシオは眉をひそめた。
「はあ? 何それ。どういう意味?」
「言葉通りの意味だ。二勝二敗で五戦目に繋げ」
「わざと負けろって? 先に三本取ればザジャの協力を得られるのに?」
意味が分からない。しかも、この勝負を持ち出したのはアルデバランだ。
「こんな即席の決闘で話が決まるもんか。これは皇帝への接待だ。向こうもそれを分かってる」
なんてことをさらりと言い出す始末。どうやらこの魔法使いは、初めから武闘会を外交の余興としか考えていなかったらしい。
「へえ。アルデバラン君、そんなこと企んでたんだ。俺達に何も言わずに」
「言って士気を下げられちゃ困るからな。本気で戦ってもらわなきゃ、あの皇帝を満足させられないだろ」
ロドニシオとしたら気に食わない。何よりも、アルデバランの策略が理にかなっているのが気に食わない。
「……つまり、君の独断的な作戦のために俺の可愛い従妹はあんな血塗れになったってこと?」
「一戦目については少々予定外ではあったが、結果を言えばそうだな。ロゼはよくやってくれた。前座としては完璧すぎるくらいだ」
「怒るよ?」
最後まで必死に勝とうとした従妹を前座扱いされて冷静でいれるほど、ロドニシオは理性的じゃない。父や兄ならば騎士の矜恃を守り抜いたかもしれないが、自分はそれに習おうとは思わなかった。
「君にとって俺達はただの駒だったってわけ」
「違う、とでも言ってほしいのか?」
こちらを見返す炎は冷たい。どうしてロゼアリアがこの男と仲良くしているのか、ロドニシオには分からない。
「ザジャにとって戦闘は祭りだ。あっさり勝敗がついてみろ。ザジャ中から批判されて外交どころじゃなくなるだろうな」
「だからってただのゲームに命を張らされる覚えも、手を抜くよう指図される覚えも無いよ」
「この武闘会を観戦しに来た奴らが最も見たいのが魔法使い同士の決闘だ。その前の四戦は準備運動。五戦目の前は必ず二勝二敗。ロゼとオロルックが勝っていたらお前ら二人に負けてもらう予定だった」
「競り合う試合じゃなきゃいけないってわけ?」
「そういうことだ」
これを試合と呼んでいいものか。いや。だからこそ接待なのだろう。
「言っておくけど、俺が手を抜いたらロゼは気づくと思うよお」
「なら勝つ気で負けろ」
また無茶な。
不満を募らせながらも、渋々ロドニシオはアルデバランの話に頷いた。
──ロドニシオは苦戦していた。対戦相手にも可愛い従妹に悟られることなく、僅差でこの試合に負けなければいけないのだから。
特にロゼアリアに悟られるわけにはいかない。あれだけ必死に戦ったのがただのゲームのためだなんて知れば、間違いなく彼女は傷つく。
(ほんっと、無茶言う)
苛立ちに任せ、ロドニシオは鍔迫り合う剣を弾いた。
コウリョウというこの若い兵士がなかなか手強いことに感謝を覚える。これなら、本気を出すふり、というふざけたことをせずに済みそうだ。
誘導。コウリョウの隙をつきながら、同時にこちらの隙を見せつける。激しい打ち合いはさぞ観客に映えるだろう。この試合を観戦しながら満足しているであろうアルデバランを思い浮かべ、ロドニシオの苛立ちはさらに募った。
刃同士が擦れ、火花が散る。コウリョウの剣が顔の横を掠め、頬を薄く切り裂いた。対するロドニシオの剣も、コウリョウの肩を掻いた。
両者が一度距離を取る。頬を伝う血をロドニシオが乱雑に拭う。
「コウリョウ君だっけ。結構やるねえ」
「陛下のためならば、全てを捧げてでも勝利を掴みとります」
「素晴らしいねえ」
彼はおそらくこの武闘会に志願したのだろう。剣の一振り一振りが鋭く、揺るがない。
本気でぶつかってくる相手には本気で向き合ってこそ礼儀。騎士道に重んじるほど真面目ではない自分も、それくらいは弁える。
(ごめんねえ、なんて言った方が失礼だけどさあ)
間違いなくコウリョウは僅差で負ける相手として申し分なかった。
拮抗した戦いに観客席は熱を帯びる。どちらか勝つのか、誰もが食い入るように闘技場を見つめていた。
ロドニシオは見計らう。自分が負けても違和感の無いタイミングを見計らう。
(──ここだ)
コウリョウの剣を甘く受け止め、弾かせる。空いた首元へコウリョウの剣が突きつけられた。
「……ふう。参ったよ。俺の負け」
「ありがとうございました」
最後まで礼儀正しい兵士だ。剣を収めると、コウリョウは深々と頭を下げて闘技場を去っていった。ロドニシオも控え室へと戻る。大きな怪我の一つでもしておくべきだったろうか。
「どう? これで満足?」
控え室で足を組んで座るアルデバランを一瞥する。
「ああ。十分だ」
「後でロゼに怒られればいいと思うよお」
その言葉だけ残して、ロドニシオは観客席へと戻った。我ながら酷い試合だった。父や兄には絶対に見せられない。
「ロディお従兄様」
ロドニシオの姿を捉えるなり、立ち上がるロゼアリア。その眉尻が下がっているのを見て、ますます罪悪感が大きくなる。
本当にアルデバランはロゼアリアに怒られれば、いや、一発ビンタでも喰らえばいいと思う。
「ごめんねえ、ロゼ。俺もロゼの分を取り返したかったけど、本調子が出せなかったみたい」
嘘ではない。
「ロディお従兄様でもそんなことがあるのね……」
「オロルックとカカルク君が勝ったのを見て安心しすぎたのかもお」
本当はあの腹黒い魔法使いのせいだ。ロゼアリアの頭を撫でながら、アルデバランへの恨み言を心の中で吐き出した。
残すは最後の一試合。誰もいなくなった控え室で、ただ一人静かに座るアルデバラン。影のように全身黒いその姿が異質に感じるのは、ここが戦士のための控え室だからだろう。
虚空を見つめていたその目が、つっと闘技場へ移った。
魔法使い同士の対決に期待を寄せる観客の声が遠く木霊す。
太陽光というスポットライトに照らされた舞台。客席は満員御礼。さしずめ自分は。
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