【7人の魔王 終】白の恋と、黒の愛

とうや

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招待状

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女王ロゼマリアがになって5年。ロゼマリア・カーディナル・レーヴァンシュタインの死亡が認められた。これにより女王ロゼマリアの唯一の子であるシャルル・ホールズワース・レーヴァンシュタインの即位が決定した。女王が行方不明になってからというものレーヴァンシュタインは豊作続きで懐があたたかく、ド派手に戴冠式と結婚式をやるらしい。ハハッ、胸糞悪いね!アイツら人の神経を逆撫でする天才じゃねえ?

死亡が認められたロゼマリアは、レーヴァンシュタインでは『魔女』と呼ばれている。

ロゼマリアがいなくなった途端に豊作続きだ。そういう噂がたってもおかしくないだろう。だがを知る者は口を閉ざすし、熱狂的な前王妃ルーカスの信者は「亡くなったロゼマリア様がこの国を守ってくださっている!」と叫ぶ。ルーカス信者のロゼの扱いは天使か女神級だもんなあ。

さてその結婚式の招待状、恥知らずにもアヴァロンうちにも来た。ルーカスとアレクシス宛てに。ついでに魔王陛下も来ても良いんだぜ?みたいなことも書いてあった。うんうん、行こうと思うよ?だってだもんなあ。

結婚式の招待状を見た時のルーカスの顔はストンと表情が抜け落ちていた。いつも優しそうに微笑んでいる彼らしくない。


「ルーカス?無理はするな。俺だけ行ってく…」

「行く」


アレクシスの言葉に被せ気味にルーカスが言った。


「ロゼマリアを俺の妹として連れて行く。をきちんと見届けたい」


ルーカス、アレクシス、そしてロゼマリアの育った国。決して良い思い出ばかりではなかったと聞く。けれども大切な人たちも居たのだと。友人と呼べる者たちも居たのだと。


それを踏み躙ったのは、ルーカスの数少ない友人だった。


「ルーカス?」


凛が笑った。


「僕ね、地球の家族って、あんまり記憶がないんだ。でもね?僕はこのアヴァロンに来てくれた君たちを友達で、家族だと思ってるよ?君が帰ってくる場所はアヴァロンここだし、ここが『家』でしょう?」

「シロ様…」

「ね?捨てちゃいなよ、そんな『思い出』。ここにはロゼもアレクシスも、僕たちもいるじゃない」









悪魔が囁いた。







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