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第7話 な、なんですって!
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ルナティアは結局言われるがまま、予想通り空いていた3つの席に座る事になった。
魔王の右にルナティア、左にミーニャである。
つまりルナティアがシュトライゼンの隣だ。
どうせなら反対側に座りたかったが、反対は反対で巨躯のいかつい魔人が座っている。
ミーニャはそんないかつい魔人と親し気になにやら話している。
流石は魔王軍四天王の娘、猫耳美少女だというのに凄まじい胆力である。
ルナティアは右に座るシュトライゼンを横目に見るが、議場の中央を見据えこちらを見る素振りすらない。
そのシュトライゼンは突如立ち上がった。
「静まれ! 皆の者! これより魔王様より重大な発表がある! 心して聞け!」
シュトライゼンの言葉にざわざわとしていた議場はシーンと静まり返った。
そして、シュトライゼンに促された魔王が立ち上がる。
「我が親愛なる臣下諸君。まずは我の招集に応じてくれたことをありがたく思う」
議場に座る魔人達は魔王の言葉を静かに聞き入っている。
そんな魔人達の姿はルナティアの知る魔人像とはまるで違うものだった。
魔王の声だけが響く議場内で魔王はルナティアにとっての爆弾をいきなり投下したのである。
「前回の議題だった人間界侵攻作戦についてだが——」
「なんですってぇー!」
魔王だけの声が響いていた議場内にルナティアの絶叫に似た大声が木魂した。
いきなり何を言うかと思ったら人間界侵攻作戦などという言葉を魔王は放ったのである。
しかもいつの話かは知らないが前回の議題だったという。
勇者であるルナティアにとっては無視できない話だ。
「静まれ」
再び、喧騒に包まれた議場をシュトライゼンが声で制そうとするが、それでも魔人達の声が止むことはない。
「なんだ、あの女は?」「魔王様のお言葉を遮るなど、許せん!」
と様々だが、謎の女であるルナティアを誰何する声や非難するものがほとんどだった。
「静まれ!」
シュトライゼンの声でも喧騒が止まなかったのを見かねてか今度は魔王が魔人達に大声で言うと、それまでの喧騒が嘘だったかのようにピタリと止んだ。
「ルナティアも会議中だ。大きな声を出さないようにしてくれ。これからちゃんと説明する」
(アンタがいきなり爆弾発言を放り込んできたからでしょうが!)
とそう思いつつも、ルナティアは魔王の言葉に素直に頷いた。
今騒いでも仕方ない。
とりあえず最後まで話を聞いてみよう。——そう思ったのだ。
「皆、すまないな。それで続きだが……前回の議題であった人間界侵攻作戦についてだが……中止することにした」
魔王がそう発言した直後。
「なんですと! 魔王様!」「どういうことか説明してください!」
など魔王に説明を求める声が次々と飛んだ。
相手が魔王でなければ、物まで飛んできそうな勢いで。
それでも冷静に魔王は魔人達を諭すように話を続けた。
「皆、落ち着け。今、説明する」
魔王の言葉に徐々に魔人達の声は止んでいく。流石は魔王という所だろうか。
それにしても、今の魔人達の反応を見る限りでは人間界侵攻作戦とやらはこの議場内の魔人ほぼ全てが賛成しているようにルナティアには見えた。
というのも、今の魔王の『人間界侵攻作戦中止宣言』を聞いて落ち着いていた魔人はほとんどいなかったからだ。
席に静かに座っていたのはルナティアの隣に座るシュトライゼンにミーニャ—の隣に座る大柄のいかつい魔人とそれにミーニャ、他にはたった数名の魔人のみだったのだ。
「……落ち着いたようだな。人間界侵攻作戦の中止の要因は我個人の事情によるものだ」
静寂に包まれる議場で魔王はそんなことを言った。
(……あれ? なんか嫌な予感がするんですけど?)
ルナティアは凄く嫌は予感がした。
とはいえまさかそんなはずはないだろう。
持病が悪化して我が戦えなくなったので中止! とかだろう。そうに違いない。
魔王が病気するかは知らないけれど……。
そんなルナティアの希望的希望は虚しく、魔王は突然ルナティアの肩を引き寄せると大声で宣言した。
「我はここにいる勇者ルナティアと妃として娶る事にした! ルナティアは人間の女だ! なので人間界侵攻作戦は中止! 以上!」
静まり返っている議場に隣で頭が痛くなったのかこめかみを抑えるシュトライゼン。ちなみにだがミーニャの隣の大柄ないかつい魔人は謎の笑顔を浮かべていた。
魔王の右にルナティア、左にミーニャである。
つまりルナティアがシュトライゼンの隣だ。
どうせなら反対側に座りたかったが、反対は反対で巨躯のいかつい魔人が座っている。
ミーニャはそんないかつい魔人と親し気になにやら話している。
流石は魔王軍四天王の娘、猫耳美少女だというのに凄まじい胆力である。
ルナティアは右に座るシュトライゼンを横目に見るが、議場の中央を見据えこちらを見る素振りすらない。
そのシュトライゼンは突如立ち上がった。
「静まれ! 皆の者! これより魔王様より重大な発表がある! 心して聞け!」
シュトライゼンの言葉にざわざわとしていた議場はシーンと静まり返った。
そして、シュトライゼンに促された魔王が立ち上がる。
「我が親愛なる臣下諸君。まずは我の招集に応じてくれたことをありがたく思う」
議場に座る魔人達は魔王の言葉を静かに聞き入っている。
そんな魔人達の姿はルナティアの知る魔人像とはまるで違うものだった。
魔王の声だけが響く議場内で魔王はルナティアにとっての爆弾をいきなり投下したのである。
「前回の議題だった人間界侵攻作戦についてだが——」
「なんですってぇー!」
魔王だけの声が響いていた議場内にルナティアの絶叫に似た大声が木魂した。
いきなり何を言うかと思ったら人間界侵攻作戦などという言葉を魔王は放ったのである。
しかもいつの話かは知らないが前回の議題だったという。
勇者であるルナティアにとっては無視できない話だ。
「静まれ」
再び、喧騒に包まれた議場をシュトライゼンが声で制そうとするが、それでも魔人達の声が止むことはない。
「なんだ、あの女は?」「魔王様のお言葉を遮るなど、許せん!」
と様々だが、謎の女であるルナティアを誰何する声や非難するものがほとんどだった。
「静まれ!」
シュトライゼンの声でも喧騒が止まなかったのを見かねてか今度は魔王が魔人達に大声で言うと、それまでの喧騒が嘘だったかのようにピタリと止んだ。
「ルナティアも会議中だ。大きな声を出さないようにしてくれ。これからちゃんと説明する」
(アンタがいきなり爆弾発言を放り込んできたからでしょうが!)
とそう思いつつも、ルナティアは魔王の言葉に素直に頷いた。
今騒いでも仕方ない。
とりあえず最後まで話を聞いてみよう。——そう思ったのだ。
「皆、すまないな。それで続きだが……前回の議題であった人間界侵攻作戦についてだが……中止することにした」
魔王がそう発言した直後。
「なんですと! 魔王様!」「どういうことか説明してください!」
など魔王に説明を求める声が次々と飛んだ。
相手が魔王でなければ、物まで飛んできそうな勢いで。
それでも冷静に魔王は魔人達を諭すように話を続けた。
「皆、落ち着け。今、説明する」
魔王の言葉に徐々に魔人達の声は止んでいく。流石は魔王という所だろうか。
それにしても、今の魔人達の反応を見る限りでは人間界侵攻作戦とやらはこの議場内の魔人ほぼ全てが賛成しているようにルナティアには見えた。
というのも、今の魔王の『人間界侵攻作戦中止宣言』を聞いて落ち着いていた魔人はほとんどいなかったからだ。
席に静かに座っていたのはルナティアの隣に座るシュトライゼンにミーニャ—の隣に座る大柄のいかつい魔人とそれにミーニャ、他にはたった数名の魔人のみだったのだ。
「……落ち着いたようだな。人間界侵攻作戦の中止の要因は我個人の事情によるものだ」
静寂に包まれる議場で魔王はそんなことを言った。
(……あれ? なんか嫌な予感がするんですけど?)
ルナティアは凄く嫌は予感がした。
とはいえまさかそんなはずはないだろう。
持病が悪化して我が戦えなくなったので中止! とかだろう。そうに違いない。
魔王が病気するかは知らないけれど……。
そんなルナティアの希望的希望は虚しく、魔王は突然ルナティアの肩を引き寄せると大声で宣言した。
「我はここにいる勇者ルナティアと妃として娶る事にした! ルナティアは人間の女だ! なので人間界侵攻作戦は中止! 以上!」
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