浜薔薇の耳掃除

Toki Jijyaku 時 自若

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またバカが増えた。

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バッ!
ダッシュして逃げる首輪が赤い犬。
「待って」
おそらく飼い主。
「追いかけすぎると逃げるから」
白衣の人はアドバイスする。
問題はここが道路のそばで、軽く渋滞が起きてしまうが。
「季節の予防接種の時期だなって思うから、慣れたよ」
そういいながら、ドライバーは遅れますと相手に連絡したと言う。

プス
「はい、おしまい」
ありがとうな。
予防接種が苦手なサメも多いのだが、おっちゃんは何事もなく終える。
こんなの逃げてもしょうがないよ。
大人の貫禄である。
先日の支流で行われた河川ザメの予防接種はすごかったので。
「くっはっはっ」
白衣に身を包んだサンタが高笑いと共に現れたよ。
異世界行ったり来たりしていると、人間本来の寿命が変わったりするので、医者でもあるというサンタはとても多いんだ。
生まれた世界ではない世界というのは、細胞にとっては刺激であり。
「年齢がそこで止まったり、若くなる人もいるんで、それだけで研究の対象になってますね」
ある程度は何故にそうなるのかと割り出しも進んでいるのだが。
「元の世界の研究でも老化に対してかなりわかってきてますから」
そのうち寿命や老いという定めから、ハズレることができるかもしれない。
「おはようございます、お薬どうでした」
「眠くなった」
「血管に負担がかからないように再生するものはどうしても」
「飲む場所気を付けないと大変だ」
「そうしてくださればありがたいです」

『乗客のお話』

あの事件のこと?確かに電車に隣の車両にいたけども、詳しく知らないんだよね。

仕事終わってさ、電車で帰るんだけども、やることないから、音楽とか聞くわけ。
でもその日いきなり駅じゃないところで止まったんだよね。
アナウンスないし、どうしたのかな?ってとりあえず検索はしたけども、全然わからなかった。
ちょっと待てば誰かが来るかなって思ってた。
そしたら前に座っていた人かな、「さすがにこれはおかしい」とかいって、立ち上がって問い合わせにいったみたいだったし、ちょつどさ、登録してたチャンネルの新しい動画あったから、それ見てたんだよ、おもしろくてさ、知ってる?あれ最高なんだよ、でも最後まで見れなくて、そしたらなんか外がうるさくて、外から駅員さんがゾロゾロやってきて、大丈夫ですかって。
だから何回も聞かれるけども、ニュースと同じことしか、隣の車両で刃物振り回した人がいたってことぐらいしか知らないんだよね。

「本当、聞き込みもぱっとしないですね」
「でもこういう地道なのは大事だから」
その事件において公開されない情報があった。
「波里、捜査協力だ」
「えっ?なんです?またバカが増えたとか」
「そうだな、改造ドリームキャッチャーで、人に悪夢を見せてるやつがいるらしくてな、悪夢を見たやつがどんどん事件起こしているらしい」
具体的な改造方法は秘密だが、本来は悪夢を捕まえるドリームキャッチャーの編みかたを変えると、悪夢がどんどん溜まっていき、夜になると、月の満ち欠けの力を借りて、悪夢を見せるようになるらしい。
「こういうことに手間惜しまないやつってろくでもない奴ですよ」
そしてそいつは笑顔で作っていると思います。
おかしいなと思ったらお近くのKCJまで、フル装備で対応いたします。
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