浜薔薇の耳掃除

Toki Jijyaku 時 自若

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サーサーでメーメーな感じ。

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「覚悟は決めました、話し合いの席をもうけたいと思います」
「そうですか、それならば止めません、止めませんが、正直私は心配ですね」
「それは俺だって」
「いえいえ、これはなんというか、ただで済むのだろうか?そういうやつなので、よろしければこっそりと警備をつけませんか?」
「警備ですか?お金があるのならばそれは是非という感じですけども」
「わかってます、民間は高いですし、私が所属するKCJでもこの件は対応できないでしょう、ですからこそ裏技を使いたいと思ってます」
「裏技ですか?」
「さすがに0円ではありませんよ、そうですね、一匹につきチャーシューメン大盛りぐらいならば」
「一匹?チャーシューメン大盛とかもラーメン屋さんの価格ですか?」
「あなたのお気に入りのラーメン屋さんにとはいいませんが、KCJの食堂のものであれば」
そういってタブレットを出して、KCJで食堂のメニュー表を見せてくれる。
「でも逆に危ないなら、この価格で命をかけてくれるのは…」
「さっきも言いましたが、人ではありませんから」
「なんですか?」
「サメです」
「サメをご存知ないのですか、ああ、それならばキョトンとしてしまうでしょうね、はいはい、よくわかりました、彼らは行政から嘱託契約もしている群れでして、わかりやすくいうと忍者のサメです。それに短期ならばいざ知らず長引くならばうちの管理も動くでしょうね、あなたが警備にお金を出すとしても、それまでという感じで」嘱託契約の記事を見せながらも、その間にAIユメトキボウに情報を渡して、料金のシミュレーション。
「このぐらいあれば」
見終わった後に提示。
「やっす」
声が出た。
「どうしましょうか?」
「良ければお願いします、毎回は無理ですが、一回ぐらいは俺のおすすめ背脂の油揚げ入りの美味しいラーメン屋につれていきたいと思います」
「それでは、連絡しますね」
少し距離をとってから電話。
「あっ」
繋がったらしい。
「サーサー」
といった後に。
「メーメー」
からの。
「お久しぶりです、頭領、情報局ネーム白夜(びゃくや)てす。実は急なお願いになるんですが、えっ?事情はわかったから、いいと、ありがとうございます、貸しにしておいてください、今度一緒に飲みましょう。それではサーサーで、メーメーな感じで、はい、失礼します」
連絡終わり。
「話は決まりました、とりあえず第一陣は夜には到着するので、私は彼らと顔合わせした後に、今日はグッパイ、明日はグットモーニングって感じですね。というわけでもうしばらく世間話をしてましょうか」
そういって話をするのだが、白夜さんは話術も心がけてくれているようだ。そうして話をすると、KCJというところは、部署によっては本名を名乗らないで仕事をするので、白夜さんは本名が別にあるそう。
「映画みたいな感じですね」
「よく言われますね、うちの親からは、最初誰のことを同僚さんがいってるのかわからなかったと、うちの親そういう映画好きなもので、もっとスーツが似合う色男がそういう任務につくもんじゃないの?幻滅したとかいいますから」
「息子にその言い方はないでしょうよ」
「そうなんですよね、足がもっと長くないといいますから、そんなの知らないよってね。こんな私がこの業界に入るきっかけとか知りたくないですか?」
「それは無茶苦茶気になる」
「習い事の延長戦、それこそ武術を習い始めてたらこっちの仕事をしてたってパターンもあるし、私とかはテストですね」
「学力テストですか?」
「そんな感じなのかな、KCJはそういうテストも作ってて、君には隠された能力があるから、うちに来ないって言われて」
「スカウトされたってことですか?」
「そうです、そうです、良ければ受けます?結構高精度で判定が、ほら、今の時代はAIがあるから、たぶん私が受けたときよりも割り出せますから」
その時だ。
「?」
「どうしました?」
「すいません、窓からゆっくりと離れて私の方へ」
「わかりました」
バババッバン
窓に何かが、べっちょり系の何かがぶつかった感じの音がした。
「はい、そっちは見ないで、目を閉じて」
怖い怖い怖い、何なの一体、心臓が、いきなりドックンドックンいうよ!
『サッ!!!』
そこにその声。
「援軍ですよ、いや~早かったですね、ありがたい」
「メッ」
目を閉じてるが、サッとメッの声が気になって困る。
「ではまずはここから安全なところに行きましょうか」
そういって対象を部屋から出すと、最後に白夜が室内を見回す。彼らがいなくなった後すぐに室内に錆びと腐敗の臭いが強烈に漂い始めた。


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