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この恋は狂暴です⑩《乃野side》
この恋は狂暴です⑩《乃野side》
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《乃野side》
「もぉ!なに考えてんのよ桃の奴ッ!!」
私は、桃んちの離れにある部屋でわめいていた。
あの話を桃にした後、なぜか桃は一旦、用が出来たとかでウチから出ていった。 で、
夜の8時くらいに又来て、私の事をココに連れてきたのだ。
行動が全くわからないやつ!
「まあまあ。姫、桃はいつだって姫の事を考えて行動してるから、今回ここに連れてこられたのだって何か意味があるんだよ。」 「そうそう。」 「うんうん」
そう言って慰めてくる奴らは、中学からの幼なじみ達だ。
ココに連れてこられた時、すでに皆集まっていた。
久しぶりの顔ぶれに会えて、私も正直、嬉しいから本気で怒っているワケではない。
しかし。 桃はぁ――――、ウチのママに超気に入られているからって、こんな遅くにお泊り許可までもらうか――? ママもママで、許可おろすか――――っ?!
ホント、イケメンには弱いんだからっ!信じられないっ!
~♪~~~♪~~~♪
「お、桃から連絡はいりました~♪」 そう言った幼なじみたちはゾロゾロと立ち上がって、部屋から出ていこうとした。
「えっ?ちょっ、ちょっと?みんなドコ行くのっ?!」
慌てて私がそう言うと、
「姫はお留守番!」 「そ、桃に頼まれ事あんだよね~♪」
「乃野、たまには連絡いれなよ~」 「がんばれ~」
い、意味不明なんすけど ・・・皆さま。
去り行く仲間を見送りつつ、1人寂しく部屋にいると
コンコン
部屋の戸を叩く音がする。
?あれ? 誰か忘れ物でもしたのかな?
「はいはい。誰~?」 カチャ
戸を開けた瞬間、
パタン
閉めた。
「・・えーっと」
バンッ!
「ってか!コラッ!閉めんな!」
そう言って思いっきり扉を開けられた。
その扉の前に居るのは
「え?ふ、藤木・・薫。 え?なんで?
あ、 え?な、なに?なんでいるのっ?」
マジで意味わかんない―――――――っ!!
後ずさりする私。
「―――――はぁ。畑野さん。悪かった!」
え?薫が頭を下げてる?!なに?
「桃弥から全部聞いた」
「!!」
も、桃――――っ!!
「俺、あの時の女の子が畑野さんだなんて全然わからなかった。
あの場所、暗くて顔なんてよくわからなかったし ――てか!お前はいつわかったんだ?!
俺はあの時とは格好も違うし、名前だって言ってなかったハズだけど?!」
薫は謝っているのか怒っているのかわからない事を言ってる。
くすっ
「てめ。いい度胸だな。笑ってんじゃねーぞ」 少し頬を赤めた薫が威嚇する。
「あ、ごめ・・つい」
私は、なんか薫が可愛くみえてしまって
「ふ~~~~~ん」 薫は上から私を見下ろしてきた。
その瞬間、
「!!?!」 視界が閉ざされたっ!?
気が付くと
薫の胸に抱きしめられていた
カァ――――――――――――ッ 顔が熱くなるっ!
「ちょ、薫 ・・っ」 抵抗をするが薫にはきかない。
私は観念して
「はぁ・・名前は、あの時、私を拉致った奴らが薫の事、言ってたから。
あと、下の名前は薫の友達が言ってたのを聞いて。」
「・・ああそう。」
?
もっと驚くかと思ってたのに、どうでもいい様な返事。 へんなの。自分で聞いておいて
「じゃ、格好は? 今とじゃ全然、風貌変わってんのに良くわかったな?」
薫は私を抱きしめたまま聞いてくる。
「そ、その質問には答えられない」
私の顔は、たぶん真っ赤だ。
・・だってその答えを言いたくないから。
「へ――――――」 薫がフッと 笑った?
「!!!!!」
私の体が宙をまってるっ?!え?いや違う!薫に抱えられてる―――――――――― っ!!?
ボフッ
「うっ!痛っ!」 私は抱きかかえられた後、ベッドに落とされた。
「ち、ちょっとっ!何すんのよっ!」
そう言ってベッドから体を起こそうとした時、
「?!っつ!!」
キ、キス――――――――――― ッ?!!!
そのままベッドにキスをされたまま押し戻された。
「あ ・・んっ」 へ?い、今の私の声?!えっ?やだ!超、恥ずかし――――いっ!
キスを続けながら薫は、 「乃野の声いやらし」 て、私の唇を甘く噛む。
「んっ !」 ヤダ――――っ!! なんでこんな声が、
「あっ ・・い」 もういや――――っ!
目に涙が溜まる。
「やめてほしい?」
薫が耳元で囁く。 ビクッと体が反応する。
涙目になって私は、コクコク頷いた。 そ、それなのにっ
「やっ!・・あ」
「もぉ!なに考えてんのよ桃の奴ッ!!」
私は、桃んちの離れにある部屋でわめいていた。
あの話を桃にした後、なぜか桃は一旦、用が出来たとかでウチから出ていった。 で、
夜の8時くらいに又来て、私の事をココに連れてきたのだ。
行動が全くわからないやつ!
「まあまあ。姫、桃はいつだって姫の事を考えて行動してるから、今回ここに連れてこられたのだって何か意味があるんだよ。」 「そうそう。」 「うんうん」
そう言って慰めてくる奴らは、中学からの幼なじみ達だ。
ココに連れてこられた時、すでに皆集まっていた。
久しぶりの顔ぶれに会えて、私も正直、嬉しいから本気で怒っているワケではない。
しかし。 桃はぁ――――、ウチのママに超気に入られているからって、こんな遅くにお泊り許可までもらうか――? ママもママで、許可おろすか――――っ?!
ホント、イケメンには弱いんだからっ!信じられないっ!
~♪~~~♪~~~♪
「お、桃から連絡はいりました~♪」 そう言った幼なじみたちはゾロゾロと立ち上がって、部屋から出ていこうとした。
「えっ?ちょっ、ちょっと?みんなドコ行くのっ?!」
慌てて私がそう言うと、
「姫はお留守番!」 「そ、桃に頼まれ事あんだよね~♪」
「乃野、たまには連絡いれなよ~」 「がんばれ~」
い、意味不明なんすけど ・・・皆さま。
去り行く仲間を見送りつつ、1人寂しく部屋にいると
コンコン
部屋の戸を叩く音がする。
?あれ? 誰か忘れ物でもしたのかな?
「はいはい。誰~?」 カチャ
戸を開けた瞬間、
パタン
閉めた。
「・・えーっと」
バンッ!
「ってか!コラッ!閉めんな!」
そう言って思いっきり扉を開けられた。
その扉の前に居るのは
「え?ふ、藤木・・薫。 え?なんで?
あ、 え?な、なに?なんでいるのっ?」
マジで意味わかんない―――――――っ!!
後ずさりする私。
「―――――はぁ。畑野さん。悪かった!」
え?薫が頭を下げてる?!なに?
「桃弥から全部聞いた」
「!!」
も、桃――――っ!!
「俺、あの時の女の子が畑野さんだなんて全然わからなかった。
あの場所、暗くて顔なんてよくわからなかったし ――てか!お前はいつわかったんだ?!
俺はあの時とは格好も違うし、名前だって言ってなかったハズだけど?!」
薫は謝っているのか怒っているのかわからない事を言ってる。
くすっ
「てめ。いい度胸だな。笑ってんじゃねーぞ」 少し頬を赤めた薫が威嚇する。
「あ、ごめ・・つい」
私は、なんか薫が可愛くみえてしまって
「ふ~~~~~ん」 薫は上から私を見下ろしてきた。
その瞬間、
「!!?!」 視界が閉ざされたっ!?
気が付くと
薫の胸に抱きしめられていた
カァ――――――――――――ッ 顔が熱くなるっ!
「ちょ、薫 ・・っ」 抵抗をするが薫にはきかない。
私は観念して
「はぁ・・名前は、あの時、私を拉致った奴らが薫の事、言ってたから。
あと、下の名前は薫の友達が言ってたのを聞いて。」
「・・ああそう。」
?
もっと驚くかと思ってたのに、どうでもいい様な返事。 へんなの。自分で聞いておいて
「じゃ、格好は? 今とじゃ全然、風貌変わってんのに良くわかったな?」
薫は私を抱きしめたまま聞いてくる。
「そ、その質問には答えられない」
私の顔は、たぶん真っ赤だ。
・・だってその答えを言いたくないから。
「へ――――――」 薫がフッと 笑った?
「!!!!!」
私の体が宙をまってるっ?!え?いや違う!薫に抱えられてる―――――――――― っ!!?
ボフッ
「うっ!痛っ!」 私は抱きかかえられた後、ベッドに落とされた。
「ち、ちょっとっ!何すんのよっ!」
そう言ってベッドから体を起こそうとした時、
「?!っつ!!」
キ、キス――――――――――― ッ?!!!
そのままベッドにキスをされたまま押し戻された。
「あ ・・んっ」 へ?い、今の私の声?!えっ?やだ!超、恥ずかし――――いっ!
キスを続けながら薫は、 「乃野の声いやらし」 て、私の唇を甘く噛む。
「んっ !」 ヤダ――――っ!! なんでこんな声が、
「あっ ・・い」 もういや――――っ!
目に涙が溜まる。
「やめてほしい?」
薫が耳元で囁く。 ビクッと体が反応する。
涙目になって私は、コクコク頷いた。 そ、それなのにっ
「やっ!・・あ」
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