END-GAME ～第2章～【NEXT STORY】

一期

第9話「学校」

花「はやくはやく！」

家の鍵を閉めてる途中、花はもうアパートの階段を降りようとしている

集「はいはい」

階段を下りて道路に出る、車が通る際の風が冷たい。

集「いつぶりだろうね」

花「約1年ぶりだよ」

魁斗「その通り」

突然うしろから魁斗が話しかけてきた
三井魁斗。同級生、あの世界では現世回帰団の団員だった

魁斗「久しぶりだな」

集「そう、だね」

花「久しぶり、魁斗あれ、よろしくね」

魁斗「おぉ任せとけ」

奏太「俺もいるからな！」

魁斗の隣から現れたのは西原奏太、魁斗と同様、同級生で団員だった

奏太「おはような」

集、花「おはよう」

奏太「どうだ、元気にしてたか？」

集「もちろん、元気してたよ」

花「愛理と鶫は？」

魁斗「愛理と鶫はもう先に学校に行ってるってよ、俺らも行こうぜ」

集「だね」

というわけで思い出を語りながら学校に直行。
下駄箱に靴をいれてクラスに向かう
あの世界に飲み込まれた日のように、ガラガラという音を立てながら入る

「団長！副団長！お疲れ様！！！」

パァンとクラッカーの音が鳴り響く

花「え？…え？」

クラスに入った時見えたのはクラスメイトが並んで祝福をあげている光景だった

魁斗「お疲れ様な、花、集」

集「みんな…」

愛理「学校が始まる前にこの企画を考えてたのよ」

花「愛理！」

鶫「久しぶり、花」

花「鶫！」

集「ありがとう、ありがとうみんな」

奏太「無事に帰還させてくれてありがとうな」

集「そんな…僕は…」

鶫「全部あんた達のおかげよ」

心から嬉しいと思った。こんな僕達を歓迎してもらって。

愛理「まぁまぁ、席つけよ団長、副団長さん」

花「そ、その名前で呼ばないでよ！」









魁斗「花からの要望でもあったんだぜ」

集「なにが？」

魁斗「花から電話があってな、こんな企画をしてほしいって」

集「花が…」

奏太「愛されてんな」